2025/10/30 - 2025/11/09
245位(同エリア575件中)
たねもんさん
母と娘でクルーズ船コスタデリチョーザに乗ってきました。
アルベロベッロ最寄のバーリと、コトルに寄港します。
-
トリエステ出航後、メインレストランで食事をするツアー参加者は、アトリウムに集合せよとのことだったので、我々も参加しにいった。
このレストランでは、結婚式と同じ給仕方式で、ほぼ一斉に料理を出すので、レストランに入れる時間が短い。特にツアーはまとまって来てくれとのことで、夕食をレストランで食べる場合はいつも集合するとのこと。
ちなみに、このメインレストラン以外に、昼食を食べたバイキング形式のレストランや、有料の高級レストランで夕食を食べてもいいらしく、メインレストランでの食事は任意参加であった
食事も観光も説明会も、いつも集合するのはこのアトリウム。イタリアのセンス全開である。 -
みんなでゾロゾロレストランに向かう。
レストランのテーブルは乗船カードで決まっており(夕食のみ)、ツアーメンバーは一緒のテーブルだった。
我々は直前に申し込んだのだが、船の手続きが他の方と別だったようで、離れた場所が指定されていた。
初日のみ添乗員さんの調整でツアーメンバーで食べることになった。
ツアーメンバーでも、そうでなくても基本ここのレストランの食事は相席で、全然知らない人と乗船期間中毎日食事をするらしい。そういうのが好きな人がここに食べにきているという感じだった。
その他のパターンとして、8人くらいのファミリーで乗り、でかいテーブルを囲んで食べている家族もよく見かけた。
今回我々はたまたま二人席が指定されていたが、超レアケースであろう。
この船は、バイキングのレストランで飲める水(朝のみコーヒーとジュースも無料)以外は、基本的に全て有料だったので、ここで食事する時はいつも約4ユーロの水を頼んでいた。料金体系がLCCみたいな感じである。
いつも同じメーカーのボトルで給仕されるのであるが、残った水を次の日持ってきてる人がいた。
アリなんだろうか?と思ったが、試して断られた時の気まずさを思うと、試す勇気はないのであった。
食事は、前菜1、前菜2、メイン、デザートの4部構成。
それぞれ3メニューくらいから選べる。
前菜2はご当地食材メニューも用意されていた(と言ってもナスとかが多かったが)
料理は、比較的リーズナブルな野菜をメインに、
あれやこれやで工夫しましたという感じ。すごい美味いというのはあまりないが、毎日4品(二人で8品)も楽しめるのはそれはそれで楽しいものである。
ただかなり塩味が強いものが多く、乗船期間の途中で、母の血圧が上がりだした。
メニューを見ても塩分量はわからないので、二人で違うメニューを食べて、塩辛くない方を母に回していた。 -
次の日。今日はバーリに寄港し、アルベロベッロに行く予定である。
14時到着予定なので、お昼まで船で過ごす。
朝7時、オープン時間に朝食バイキングにやってきた。
昨日の夜満腹食べて、その後寝ただけだが、お腹は空くもので人体の不思議である。
写真のようなビュッフェブースが船の左右2つずつくらいあり、一揃い食事が置いてあるのをとって食べる。
昨日の夕食はどのブースも同じメニューだったのだが、今朝は手前が混んでいたので奥のブースに行ったところ、
手前は卵とかベーコンとかおかず系なのに対し、奥はドーナツとかペストリーとか甘いパンしか置いてなかった。
だから空いてたのか。
引っかかってしまった。
トンボ返りして、手前のブースに並ぶ。
その他フルーツのブースや、ハンバーガーとホットドッグ専門のブースもあった。 -
朝食メニューはほぼ固定で、フルーツの種類や、魚の缶詰がサバ?だったりツナだったりの差があった。
午前中に団体ツアーの説明会が開催された。そこで、船のバイキングの料理が美味しくないという声があった。
普通の船はもっと美味しいのかもしれない。
食べられる味なだけで安心してしまった、期待薄な我々である。 -
お昼にメインレストランに食べにきた。昼間レストランが開いてる時間が短いので、観光してる日はなかなか来れず、昼食を食べたのはこの日のみだった。
この日はエビのサラダとか鱈のムニエルとか割と豪華なメニューが出ていて、特にエビは美味しかった。鱈は味があまりないのだが、上にちょこんと乗った玉ねぎの飴色炒めがアクセントになって、なんとか成立しているという感じだった。
昼は席が固定ではなく、来たもの順だったので、外人の夫婦と相席になった。だが典型的な英語ができない日本人の我々、ご夫婦のさりげないチラ見に応えられず、申し訳ないがささっと食べて帰った。
周りを見渡すと、半分強くらいの人は、隣の人と話し始めていた。船に乗る外国人のコミュニケーション能力ってすごい。 -
船が港っぽいところに入ってきた
-
アルベロベッロは、寄港地(バーリ)からバスで行かないといけないとのことで、団体旅行のパッケージに観光ツアーがついていた。
アトリウムで集合し、みんなで下船して、1時間弱バスに乗ってアルベロベッロに向かう。
ガイドさんがついて、バスの中から解説してくれていた。
到着の20分前から、あの円錐形のトンガリ屋根がポツポツ見え、テンションが上がってくる。
アルベロベッロに到着後、駐車場そばのトイレにみんなで行き、戻ってきてから歩いてアルベロベッロへ。ツアー旅行中、常に添乗員さんが、次のトイレまでの時間と、トイレスポットと使用料(小銭の要否も)を解説していたので、自由時間も常にネクストトイレスポットを気にする癖がついてしまった。
バス駐車場は観光スポットから遠く、結構距離があった。 -
ガイドさんについてアルベロベッロを周る。階段を登ると、これこれ!な街並みが広がっていた。この地域一面こんな感じなのである。家としてはかなり小さいが、積み上げてる石の量は思ったより多かった。ワンチャン自分で作れないかなと思ってきたのだが、実物を見ると難しそうである。
それにしても本当に可愛らしくて、よくこんなの考えたなぁと思った。
税金の徴収が来るたび、屋根をばらして税金を安くしたとのことだが、ばらして組み上げるのはかなり大変な気がする。 -
-
屋根を組むのが新しいと白いらしい。白いマダラもなかなか良い。
-
階段を振り返ると一面トゥルッリである。1600個くらいあるらしい。
-
すごいいっぱいある。別荘に買う人が多く、6000万くらいが相場とのこと。維持費もかかるんだろうなぁ
-
真ん中の広場。左右にトゥルッリが広がっている
-
アルベロベッロ銀座とガイドさんが解説していた目抜通り。お土産物屋さんが多い
-
トゥルッリの置物やキーホルダーがお土産に売っていた
-
アルベロベッロな教会もある
-
-
-
観光目的でなく、日々の暮らしや行政の制度からこんな景色ができるなんて。壮観である。
-
これ税務官が来るたびにバラしてもう一度組むの、大変だと思うんだけどなぁ
-
また集合時間より早めに集合場所に到着し、みんなでバスに乗り込む。
集合場所で座るところがなくて、やや遠くに座っていたのだが、母が、こんなところではダメだ、添乗員さんにアピールしてくる、と言って集合場所の真ん中に向かった。
その後時間きっかりになり、みんなで集まった時に、添乗員さんが、まだ確認できていない人呼びますねーと言って我々の名前を呼んでいた。
母はどんなアピールしてたのだろう。
バスはスムーズに動き、無事時間内に船に帰ってこれた。1時間くらいしか余裕がないとヒヤヒヤする。
船はこの乗船締切に間に合うかが命取りで、置いてけぼりは非常に怖い。
ちなみに今回は旅行会社のツアーで観光したが、
船が主催する観光ツアーもある(エクスカージョンというらしい)。
前日までにデスクやアプリで予約可能で、バスが船までかなり近づいてくれるのと(寄港地によるが、バスの駐車場が船から離れている場合も多く、そんなときも、船会社のバスのみ近くまでくる)、帰りに乗船時間に遅れても、船が待ってくれるようである。
この日は船に戻るのが遅く、メインレストランの時間に間に合わなかったので、
バイキングのレストランで夕食を食べた。
夕食だと朝食メニューに2品くらい、炒め物が追加されている。
まぁまぁ美味しい。
会場のあらゆる場所に同じツアー参加者がいるのが少し気まずい。 -
朝起きると、船はすでに陸地に近づいていた。今日はモンテネグロのコトルという町に寄港である。船がつく埠頭のすぐそばに旧市街が広がっているので、歩いて観光できるとのこと。船旅に便利な町なのである。
-
約2000人が乗る船が立ち寄るだけあって、風光明媚である。
-
船から降りて、埠頭から地下を潜れば、もう旧市街の入り口のすぐそばである。ちなみにこの地下通路のエスカレーターは全て壊れており、ヤバい地域アラートが自分の中で鳴り響いたのであった。
-
旧市街入ってすぐのところにある時計塔がメインの観光スポットで、恥の柱というらしい。
犯罪人関係の名所なのだが、中世ヨーロッパあるあるという感じである。
この日は寄港時間が7時と早く、そして船がついてすぐ出てきたので、店もやっておらず、人もまばらであった。 -
いい意味ですごくボロい。中世にタイムスリップ感があって非常に好みである。
まぁまぁ狭い都市なのだが、スマホなどなく、この限られた街の中だけが全てという世界で暮らすのは、さぞかし濃い生活だったであろう。 -
-
-
コトルは岩山の麓にできていて、岩山の上の方にコトル城の城壁、中腹に救世聖母教会があるとのこと。
たまたま入り口をみつけたので、暇だしとりあえず登ってみるかと、
10ユーロ払って入場。チケット無くさないでねーと言われたので持っていたのだが、帰りに半券を回収された。
入り口が複数あるからか、厳重である。 -
登ってきた景色。左手に我々の船が停まっている。
-
かなり登り、救世聖母教会も見たのだが、城壁までは倍以上あり、
疲れてきたので途中で引き返してきた。
麓から遠目で見学である。 -
雨で路面が濡れている中、岩の坂道があったりして、かなり怖かった。実際何回か滑った。
石がゴツゴツしている路面も多く、転ぶとお尻が負傷すると思う。
足が悪いと暮らせない街である。
山登りから戻ってくると、お店は開き、街は人でいっぱいであった。あちこちでツアーの説明が聞こえる。 -
船の出航に間に合わないと怖いし、疲れたし、ご飯も船で食べたいよねということで、3時間くらいで戻ってきた。
乗船締切まで3時間くらいあるが、もう満足である。 -
夕方に出航。出航の時はいつもちょっと夜景になっている。
-
途中でノルウェージャンビバという船のすれ違った。すれ違いの時、それぞれが汽笛を鳴らしたり、人がヒューヒュー声を上げたり、スマホのライトをつけて振ったりして、結構なお祭り感だった。
ノルウェージャンの方が倍近く大きな船で、昼間は沖の方に停泊し、客はテンダーボートで行き来していたみたいだった。 -
この日はメインレストランで夕食。牛肉のタルタルが出てきた。
この点々のソースがなんとなくフレンチ感を出しているが、実際はただのマヨネーズである。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
アルベロベッロ(イタリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
36