2024/09/05 - 2024/09/05
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piglet2017さん
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2024年度は、かつてのヴェネツィア共和国の領土を中心に、北イタリアの世界遺産を巡ってきました。
フェッラーラでは女性政治家イザベラ・デステの名を冠したホテルに宿泊しましたが、本日はイザベラ・デステが嫁いだマントヴァに移動し、イザベラの息子フェデリーコ2世が建てたテ離宮、サン・ジョルジョ城にある有名な結婚の間を見学します。
マンテーニャによるフレスコ画「結婚の間」
- 旅行の満足度
- 5.0
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チェックイン時に「朝食は提供できなくなりました」と一方的に言われたため、部屋で日本から持ってきた完全メシコーンクリームポタージュ、昨夜スーパーで買ったミニトマトやイチゴなどで朝食を済ませました。チェックアウト前に、16世紀の館を見て回りました。この立派な階段の先の部屋は鍵がかかっていて入れませんでしたが、先月まで朝食会場として使われていた部屋なのかもしれません。朝食もないばかりかメインの部屋を見ることもできず、本当に残念です。
Duchessa Isabella Hotel & SPA ホテル
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上を見上げると、ルネサンス期の豪華な格天井になっていました。
この旅行から5か月たった2025年2月、イタリアの田舎町カステルマッサからスピード違反を知らせる不幸の手紙が届きました。フェッラーラからポー川沿いの道をマントヴァ方面に向かう際に通り過ぎた町で、標識を見て減速している途中のわずか2.47kmのスピード超過で、罰金54.40ユーロでした。しかも5日以内に支払わないと67ユーロに値上がりますとの記載までありました。
至急の海外送金なので、これを機にWiseを申し込むことにして、知人から紹介コードを受け取り手続きしました。1ユーロ= 155.920の為替レートで、8482円を送金、紹介コードのおかげで手数料は無料でした。家の中から24時間、簡単に海外送金できて、本当に便利な世の中になったことを実感しました。
2025年の海外旅行では、現地での支払いはWiseデビットカードのタッチ決済を使いました。為替レートは市場仲値が適用され、クレジットカードのように上乗せされるスプレッドもありません。明朗会計で、使用履歴もすぐにアプリで確認できます。万一カードが盗まれても、スマホアプリから自分でカードを凍結できるので安心です。日本円が弱小通貨となった今(罰金支払いから2025年12月現在まで27円も円安が進み、ハイパーインフレへの不安が高まります)、フィンテック企業のサービスが日本からでも申し込みできるようになっていて、本当に助かりました。Duchessa Isabella Hotel & SPA ホテル
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マントヴァ郊外にあるテ離宮に到着しました。フェデリーコ2世が母親イザベラ・デステの目の届かないところで、愛妾ボスチェッティと過ごすために、ラファエロの愛弟子ジュリオ・ロマーノを招いて建てさせた豪華な隠れ家です。今日は雨だったので、昨日までの蒸し暑さから解放されました。
テ離宮 城・宮殿
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レセプション・ホールとして使われた「馬の間」です。
マントヴァは良馬の産地で、フェデリーコ2世も馬を飼育し、大切な客への贈り物としていました。部屋に入った客が見上げる位置に、名前も付けられた自慢の馬が等身大サイズで描かれていました。テ離宮 城・宮殿
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宴会場だった「アモルとプシュケの間」です。アモルとプシュケがゴールインするまでのエピソードが部屋一面に描かれています。オリンポスの神々が集まって、アモルとプシュケの結婚を祝っています。
フェデリーコ2世自身の結婚を祝って描かれたフレスコ画です。フェデリーコ2世の結婚後のテ離宮は、賓客をもてなす迎賓館としても利用されるようになりました。テ離宮 城・宮殿
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ヴィーナスのそばにいる時は小さな天使姿のことが多いのに、プシュケに恋をしたアモルは、プシュケにお似合いの青年として描かれていました。
テ離宮 城・宮殿
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アモルとプシュケの結婚披露宴が二つの壁に、残りの壁にはギリシア神話の愛の物語が描かれていました。海のニンフ、ガラテアが恋人のアーキスと二人で過ごしているところを、ガラテアに片思いしている巨人ポリュペーモスが、額の一つ目を見開いて覗いています。まもなくアーキスは、嫉妬に駆られた巨人に殺されて、エトナ山から流れる川の神になります。
テ離宮 城・宮殿
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建物中央にあるダビデの柱廊に出てきました。柱の向こうは庭園になっていますが、今は大雨が降っています。マントヴァ公爵の称号を授けてくれた神聖ローマ皇帝カール5世を出迎えるためのスペースとしてつくられました。ダビデの物語を描いたフレスコ画で装飾されています。
テ離宮 城・宮殿
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ライオンと素手で戦うダビデ。
テ離宮 城・宮殿
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ジュリオ・ロマーノの代表作となった「巨人の間」にやってきました。オリンポスの神々と、ゼウスたちの先祖にあたる巨人タイタン神族との戦いを再現した16世紀のヴァーチャル・リアリティ空間です。巨人族の没落の現場に立ち会うことができるよう演出されています。部屋全体を使って、雲の上にオリンポスの神々、地上に敗北する巨人タイタン神族が描かれていました。
テ離宮 城・宮殿
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天井に描かれているゼウスの玉座です。玉座の上のパラソルが風にはためいています。神殿の柱廊から神々が眼下で行われている戦いの様子を見守っています。
テ離宮 城・宮殿
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タイタン神族との支配権をめぐる戦いなので、ゼウスも前線に出て、強力な武器である稲妻を持って地上に投げつけようとしています。
「ゼウスのようにイスラム教徒と勇敢に戦うカール5世」という意味合いもあったようで、招かれたカール5世もご満悦だったことでしょう。テ離宮 城・宮殿
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ゼウスの稲妻ミサイル攻撃を受けて逃げ惑う地上の巨人たち。
テ離宮 城・宮殿
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崩れる岩ごと川に落ちて流されそうな巨人たち。岩が崩落しないように必死の表情で支える巨人もいます。
テ離宮 城・宮殿
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背中で岩を支える巨人のそばには、岩に挟まってしまった巨人の姿も見えます。
テ離宮 城・宮殿
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ゼウスの稲妻ミサイル攻撃で、巨人タイタン神族の神殿が破壊されます。
テ離宮 城・宮殿
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巨人の間の床は、渦を巻くエネルギーを表現しているようです。この床に立って部屋を見回すと、攻撃を受ける巨人の目線で、この戦いに没入体験できるようになっています。写真や動画では伝えられない、ここに来ないと味わえない非常にユニークで楽しい部屋で、おすすめの世界遺産です。
マントヴァとサッビオネータ 旧市街・古い町並み
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離宮内の部屋では、ピカソ展が開催されていました。ジュリオ・ロマーノのテ離宮は、オウィディウスの『変身物語』から着想を得たフレスコ画で装飾されています。ピカソも『変身物語』のエッチングを手掛けているそうで、「ミノタウロスの戦い」が展示されていました。
テ離宮 城・宮殿
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ピカソが描いた「ドワーフ」です。この後に訪れるサン・ジョルジョ城にも、マンテーニャが描いたドワーフがいました。
テ離宮 城・宮殿
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ピカソ「読書する女性」
テ離宮 城・宮殿
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上階は、パラッツォ・テ市立博物館になっていました。イタリアの印象派画家フェデリコ・ザンドメーネギの作品です。
テ離宮 城・宮殿
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アルマンド・スパディーニという画家の作品も13点ありました。「猫」は1923年の作品です。子猫の毛柄がいろいろです。
テ離宮 城・宮殿
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雨が小降りになってきたので、庭園の向こうにあるSecret Gardenにも行ってみることにしました。
テ離宮 城・宮殿
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ダビデの柱廊を出た両側には、池があります。
テ離宮 城・宮殿
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秘密の庭園を見下ろす柱廊も、フレスコ画で装飾されていました。出産の場面では、トルコのエフェソスで見たアルテミス像にそっくりの女神が、生まれたばかりの赤ちゃんを祝福しています。
テ離宮 城・宮殿
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秘密の庭園です。正面は洞窟になっていました。
テ離宮 城・宮殿
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建物の壁龕には、イソップ物語のレリーフが並んでいました。こちらは、蠅にもてあそばれている禿げ頭の男性です。頭にとまった蠅を叩こうとして、何度も自分の頭を叩く羽目になり痛い思いをしています。
テ離宮 城・宮殿
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フェデリーコ2世が飼っていた子犬の墓もありました。
テ離宮 城・宮殿
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マントヴァ中心部、Piazza Virgilianaにある駐車場に移動しました。Easyparkアプリで支払えます。フラテッリ・カイローリ通りを歩いて5分で、ソルデッロ広場に出ました。
ソルデッロ広場 広場・公園
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左手にはマントヴァのドゥオーモであるサン・ピエトロ大聖堂がありました。
ドゥオーモ (マントヴァ) 寺院・教会
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正面には、ドゥカーレ宮殿があります。
ドゥカーレ宮殿 (マントヴァ) 城・宮殿
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ドゥカーレ宮殿の見学は、1406年に建てられた軍事要塞サン・ジョルジョ城からスタートします。4つの塔の一つが、ルドヴィーコ3世の寝室だった「結婚の間」になっていました。
サン ジョルジョ城 城・宮殿
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結婚の間の天井は、マンテーニャが手がけた有名なだまし絵になっていて、空の上からゴンザーガ家の人々を見守っていました。
サン ジョルジョ城 城・宮殿
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女官3人組の左の女性は、櫛で髪を整えています。孔雀の下で手だけ出している天使、おしりを向けている天使、手すりの丸い輪に頭を入れている天使もいます。
サン ジョルジョ城 城・宮殿
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こちらの天使は、リンゴを下に投げるつもりでしょうか。
サン ジョルジョ城 城・宮殿
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こちらの壁には、ルドヴィーコ3世の宮廷の様子が描かれています。
サン ジョルジョ城 城・宮殿
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ルドヴィーコ3世のもとに、次男のフランチェスコが枢機卿に選ばれたという喜ばしい知らせが届いた瞬間です。宮廷に仕えていたドワーフのまっすぐな視線が印象的です。
サン ジョルジョ城 城・宮殿
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左側、足元にかわいい犬を連れ横顔で描かれているルドヴィーコ3世が、枢機卿となったフランチェスコと会っている場面です。左側のグロテスク模様の柱の上の方に、マンテーニャはちゃっかり自画像を紛れこませています。
サン ジョルジョ城 城・宮殿
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