2025/10/05 - 2025/10/05
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おもてなしママさん
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今日は先日納車された新しい愛車のMINIにデカールなどを貼ってもらうために、早起きして西尾市までやってきました。
カービューティープロkazuさんへ入庫し、施工の説明を受け、夕方仕上がりとなります。
待っている間に観光してくると伝えると駅まで送ってくださいました。
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やってきたのは名鉄蒲郡線・東幡豆駅です。
読めます?幡豆。答えは「はず」です。
え、知ってた? こんなハズでは…。 -
さて、この東幡豆駅は無人駅で券売機もありません。乗車駅は申告制かと思ったら、乗車駅証明書発行機なるものがあって、ポチると切符みたいなのが出てきました。
運賃表もあり、西尾駅までは460円。 -
終点の吉良吉田駅で名鉄西尾線急行に乗り換えます。この駅で先程の乗車駅証明書を出して、西尾までのトータルの金額を支払って、新しい切符をもらいました。
長蛇の列です。乗換えの時間に余裕があるので最後に並びました。
この西尾線なんですが、ホームと車両の間に結構な隙間があって乗るときに怖かったです。
西尾といえば抹茶なので、散策しながら抹茶めぐりをするため、西尾駅方面へ向かいたいと思います。 -
まずは西尾駅を出て観光案内所へ。
バスターミナルの側にありました。
中で旧近衛邸へ行きたいと告げるとまちめぐりMAPやスタンプラリーのついた西尾旅手帖、市内5ヶ所でスタンプを押して完成する版画タイプの重ね捺しスタンプラリーの用紙などを渡してくれました。 -
白い台紙にスタンプを押して、白黒の絵になりました。
あと4回重ね押しをして、版画風の絵を仕上げたいと思います。 -
上の地図で示した通り、観光案内所から目的地の西尾城跡までは一本道です。ずんずん歩いた先になだらかな坂が見えてくると目的地付近です。
黄色のMの看板は後から寄ろうと思っているカフェです。 -
先程のカフェを通り越したところ左手に見えて来たのが「尚古荘」です。
ここは昭和初期に米穀商・大黒屋岩崎明三郎氏によって造られた京風庭園で、西尾城の遺構を活用しています。西尾城への思いから尚古荘(しょうこそう。尚古=昔の文物や制度を尊ぶこと)という名称だとのことです。江戸時代からあったのかと思いきや、結構新しいんですね。 -
もう少ししたら紅葉の季節ですが、今日は夏日となり暑いです。
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水琴窟があったので水を流してみました。
小さな音ですが、瓶の中から涼しげな水音が聞こえてきます。 -
水琴窟の奥にはお土産もの屋さんがあったので看板の名前のように寄り道してみると、手作り雑貨のお店のようでした。年代物の時計もかかってます。残念ながら止まってますが。
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1,000坪を超える敷地ですが、あまり人はいません。
東屋も貸し切りです。
庭と東屋の境界線は瓦で作られていました。 -
茶室・不言庵(ふげんあん)は貸館中だったため、中には入れず。お茶会をされてるのかもしれません。
奥には井戸が見えたので、そこから裏へ回ってみました。
裏庭の向こう側にも建物があるので、そちらへ行ってみます。 -
いただいたパンフレットには茶室や紅葉の様子が載っていました。
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不言庵の向こうに見えてきたこちらの建物には板敷き30畳の大広間(現在は畳敷き)のある書院があるそうなのですが、こちらも貸し切りのようです。
新撰組の格好した方々が何人かみえたので、コスプレ撮影会とかしてるのかもしれませんね。 -
枯山水の庭を散策していると旧近衞邸への案内看板が出てきたので、それに従って移動します。
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途中、立派な建物が見えてきて、英語で何か書かれているので迎賓館か何かかと思えば、「elementary school」と書いてあるじゃないですか。なんと立派な小学校!
近くにあった古地図の黄色の矢印のところなんですが、太鼓門があった辺りになります。
そこからさらに進んでいくと、右手に二之丸丑寅櫓が見えてきましたよ。テンションあがります。
突きあたりを左折すると本丸丑寅櫓や鍮石門が見えました。 -
800年の歴史を持っていることになり、鍮石門下にみえた観光ボランティアのおじいちゃんからは誇りが感じられました。
平成8年以降櫓等の復元や整備を重ねて、今に至っています。 -
門前には篝火台が置かれていました。
本物の火を燃やすことはあるのかな?
さて、今日の一番の目的は旧近衞邸に行くことでした。
鍮石門から真っ直ぐ進んだところにあります。 -
途中、椿の木が両側に植えられていて、大きな身をつけていました。椿山荘に泊まったときも見たなーと思いながら写真を撮りましたが、奥にフォーカスされてました。
↓「椿山荘と東京満喫ほぼ一人旅3【アフタヌーンティーと散策編】」はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11914849
通路の右手には「椿聴庵」と書かれた石碑がありました。庭園の名前のようです。
左手には本丸丑寅櫓が見えます。 -
旧近衞邸は京都の公家・近衛家が所有していた邸宅の一部を移築したもので、数寄屋造の書院と茶室があります。左大臣近衛忠房の妻の光子の実家、薩摩藩島津家によって江戸時代後期に建てられました。
昭和60年に解体された部材を使って、平成7年に再建されました。 -
こちらは玄関を入ってすぐの前室になります。
ここで抹茶の呈茶を希望する人は代金500円を支払います。
温かいものと冷たいものを選べるのですが、今日は暑いので冷茶一択です(^^)
冷茶は朝日園の「朝日の栄」、温茶は葵製茶の「綾山の白」という銘柄です。
主菓子は両口屋の「名月」です。そういえば明日は中秋の名月にあたります。晴れるといいですねー。
ここにもスタンプラリーが置いてあったので、2回目を押しました。黄色い色が足されました。 -
縁側に出て、お抹茶をいただきます。
枯山水を眺めながら一息つきました。
人が映らないように撮影しましたが、実はすごい人だかりでした。書院の二間は何かの展示会をしていたのでゆっくり見学できそうになく入らずじまい(今回、そういの多いな)。 -
縁側と書院の間にある廊下を奥に進むと左側に茶室があります。
床の間の床框が高いのがお分かりでしょうか?
また「亭主床」という点前座の勝手付(客座とは反対側)に床を設けた珍しい作りの茶室になっています。
掛け軸には『行雲流水』という禅語が書かれています。
流れる雲や水のように物事に深く執着しないで、自然の成り行きに任せて行動する例え。また、一定の形をもたず、自然に移り変わって澱みがないことの例え。
鴨長明さんの無常感とよく似たことでしょうか。
「ゆく川の流れは…」って、学校で暗記した覚えが。 -
天井は網代天井でした。
薄い木材を一枚一枚編み込んであり、他の部屋と比べて茶室だけがこの手間のかかる天井でした。
もしかして格天井もある?と思って見回しましたが、それはありませんでした。 -
次は本丸丑寅櫓の方へ向かいたいと思います。
立派ですねー。これを復元したとかすごいですね、西尾市。
野面積みの石垣は当時のままなのかな? -
途中にあった西尾神社です。
せっかくなのでお参りしました。
こちらは第二次世界大戦後に創建された戦没者慰霊のための神社でもあるそうです。 -
右上の神社は神明社です。
特に案内板がなかったのですが、天照大神をお奉りされてるのかな。
下は御剱八幡宮です。
この宮の名前の由来があの髭切を奉納されたからというから驚きです。北野天満宮にも髭切(別名鬼切丸)がありますよね。源氏の宝刀ですが、起源が酒呑童子とか出てくる昔話にまで遡るので、どこにあるのが本物なのか分からないんでしょうね。
ちなみに、こちらに奉納された刀は盗難されて行方不明になっているんだそうです。
左上は本丸丑寅櫓へ登る階段を横から撮影したものです。
左下は近くにあった西尾城絵図です。 -
西尾城絵図についていたQRコードを読み込むと、写真下のような説明が出てきました。
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さあ、頑張って石階段をあがりますよ!
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三角と四角の「狭間(さま)」が並んでいます。
鉄砲をここから出して、攻めてきた敵を狙い撃ちます。
近づいてみると、そこそこ見えますね。
「鉄砲狭間」には3種類の形があって三角形は「鎬狭間(しのぎさま)」、四角形は「箱狭間」といいます。他に円形の「丸狭間」もありますが、この壁には円形の狭間はありませんでした。 -
櫓の中に入るとここにも狭間があります。
こちらは縦に長いので弓矢用の「矢狭間」だと思います。旧近衞邸方面がよく見えます。
柱は鍵を使わない木組み工法でしょうか。すごい技術ですよね。 -
物見櫓なので特に何もないのですが、階段はやはり急で、譲り合って通る必要がある狭さです。
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最上階からは二之丸丑寅櫓や鍮石門が見えました。
別窓からは次に行く西尾市資料館が見えます。
では、来た道を戻ります。 -
旧近衞邸のあった二之丸跡から神社のあった本丸跡を通って、姫丸跡にある資料館へやってきました。
入口前にある銅像は杉浦喜之助さんという西尾市の市長で、この方の遺志により多額の寄付で資料館が建設されたのだそうです。
ここにもスタンプラリーがあったので押しました。
赤い色が足されました。 -
資料館ではちょうど「武士の魂-西尾藩ゆかりの武具-」という企画展が始まったばかりでした。
こちらは黒石目地塗鞘打刀拵です。 -
左上:鉄黒塗切札付紺糸毛引威二枚胴具足
右上:鉄黒漆塗切付小札紅糸毛引威二枚胴童具足
左下:鉄錆地和製南蛮胴具足
右下:黒漆塗胸腰取桶川二枚胴具足
この4枚の兜を見て、知ってるのと違うなーと思った方々もあると思います。大河ドラマでよく見る甲冑って、もっと兜は横に大きく広がっていましたね。でも、写真の兜は下に垂れ下がった感じです。
これはその時代における武器によります。鎌倉時代なんかは弓矢がメインなので、斜め上から飛んでくる矢を防ぐためにつば広の帽子のような形でしたが、鉄砲が伝来して以降は水平に飛んでくる弾を防ぐために顔の横を守るような形なわけです。 -
城下町のジオラマもありました。
廃城以前の写真がなく、絵図もいろいろあるので復元案もさまざまなのだそうですが、これは当時の雰囲気を分かってもらうためのもので江戸末期の頃を再現しているのだとか。 -
鍔(鐔)もたくさんあったのですが、中でも気に入ったデザイン3つをご紹介します。
右から向蝶図鐔、葵紋様図鐔、また向蝶図鐔です。 -
上は這龍図三所物の細工を拡大してます。
三所物とは刀の外装の3点の総称です。
下は西尾藩士杉戸助右衛門家に伝わる黒蠟色塗鞘大小拵の柄の拡大です。杉戸家の表家紋と裏家紋が貼ってあって、白鮫の皮の上に黒い正絹の紐が巻かれているのがよく分かります。
鮫皮はザラザラしているので滑り止め用に柄に使われます。正絹の紐も血塗れたとき水分を吸い込んで滑らないようにする目的で使われています。 -
資料館を出て、行き道に通り過ぎたカフェに行こうと思います。
さっきは城下町歴史小径散策路を通って来ましたが、今度は観光案内所から歩いた県道383号線沿いに西尾駅方面へ歩きます。
程なく目立つ黄色いの看板(布)のお店に来ました。
西尾市の抹茶のみを使用した抹茶スイーツ専門店、抹茶ラボ西尾伝想茶屋店さんです。 -
まずカウンターで注文して先払いするシステムです。
クレジットカードが使えず現金払いをしました。PayPayなら使えるようです。ここ、要注意です。
お水もセルフサービスで、番号札をもらったら好きな席に座ります。
椅子席に家族連れが1組みえたので、座席の方に来ました。床の間の前の机を選択。裏庭も見えます。
後から来られたワンちゃん連れは、この裏庭に行ってアイスを召し上がってました。 -
選んだのは季節限定のハロウィンフラッペ1,050円(税込)です。
抹茶モンブランやバウムクーヘン、夏にはかき氷などたまにテレビでも紹介されているので食べたいものはいろいろあったのですが、歩き疲れて食欲がなく、「限定」に惹かれました。おばけのクッキーはココア味とカボチャ味から選べました。カボチャは惹かれましたが見た目でココアを選択。
地図のカボチャちゃんの下あたりにお店があります。 -
抹茶ラボさんのお店のところの交差点を、西尾城跡とは反対方向へ渡ります。次の目的地は岩瀬文庫です。
本当はその前にもう一つ目的地があって、すでに交差点のところから見えているのですが…。
それがこのグリーンの二階建てロンドンバスです。
「BON PETIT CAFE(ボンプティカフェ)」というフレンチトースト専門のカフェで、この中で昼食をとりたかったのですが暑さと疲れで食欲がなく、泣く泣く前を向いて素通りしました。 -
経路は地図の通り。
旧近衞邸で職員の方に歩いてどのくらいかかるか聞いたら「えっ、歩いて行かれるんですか?」といわれましたが、30分ほどらしいので頑張ります。
途中、緑色のポストや野点風のデザインの公園などを見かけました。 -
西尾市立図書館の敷地の一角にあるので図書館を目指しました。
階段のタイルが可愛いなーと思いながら、それっぽい建物を探すと工事中。あれ、誰も工事してるって言ってなかったけど…と思っていると、さらに奥に目的地の岩瀬文庫がありました。勝手に古めかしい建物だと思っていましたが、普通に近代的です。
こちらでも見学後にお抹茶を一服いただきたいと思います。 -
さて、ここではスタンプラリーのスタンプが2個用意されてました。ここで2個押したら完成です。
ちょうど特別展「江戸の出版文化と蔦屋重三郎~楽しすぎるよ!江戸の本~」が開催されていて、館内はべらぼう一色だったので、タペストリーと一緒に記念撮影です。 -
1月19日(日)放送のNHK大河ドラマ「べらぼう」紀行に岩瀬文庫が登場し、その中で岩瀬文庫所蔵の北尾重政に関する書物が取り上げられたということで、ポスター等も展示されています。
岩瀬文庫では2階閲覧室で所蔵している全ての古典籍を実際に手にとって見ることができます。
もちろん、「手を洗う」とか「荷物は持ち込まない」とかルールを守った上で…ですので、小さなお子さん連れでは難しいです。 -
横浜流星さんですね。
インバウンドならぬアンバウンドに「クスリ」と笑わせてもらいました。
若いときによく行っていたTSUTAYAがこの蔦重からきていると、この大河ドラマをキッカケに知りました。 -
こちらは今上天皇が皇太子の頃にご覧になった後奈良天皇宸翰般若心経(複製)です。
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ここは巻物などの古書も実際に手に取って、このように見ることができます。
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検索システムで上の写真の巻物などを種類から探すことができます。
また昔懐かしのカード目録もありました。
久しぶりにこういうの見ました。 -
特別展
上:青楼美人合姿鏡(北尾重政、勝川春章画)
中:木曽街道六十九駅続画(一立斎広重=歌川広重、渓斎英泉画)
常設展
下:江戸名所四十八景 -
休憩室にきました。
ここでもお抹茶をいただきます。
干菓子付きで300円です。
干菓子はは両口屋是清さんの二人静です。
和三盆の優しい甘さが疲れた身体を癒してくれます。
こちらは東急百貨店でも販売してます。
(高速のSAでも見かけました) -
特別展グッズがあったので、クリアファイル2種類をお土産に買い求めました。
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帰り道に脇道に入ってみそぱーくへ行ったのですが、日曜日が定休日のため入れませんでした。残念。
駅前のバス停あたりまで戻ってきた所に西尾市観光協会のキャラクター、まーちゃがいました。アンパンマンに出てきそうな風貌ですね。
最後にもう一度、観光案内所に寄って自宅へのお土産を買いました。職員の方が私のことを覚えていてくださって、冷たいグリーンティーをご馳走していただきました。暑くてヘトヘトだったのも手伝って、とても美味しかったです。このグリーンティーのもともしっかり購入しましたよ。
夕方近くになり、名鉄線を乗り継いで帰ってくると、ちょうど東幡豆駅へ到着する数分前に完成したと電話がありました。 -
じゃーん!
こちらが新しい愛車のMINIです。
顔がシュッと引き締まったように思いませんか?
(早くも親バカ)
今回、初めての電気自動車ということでいろいろ分からないことも多く、まだまだ戸惑っております。
周りからはスポーツカーからの乗り換えが電気自動車ということで驚かれていますが、異動に伴い通勤距離が長くなったので、ハイオクで走るよりは今の時代に合ってるのかなとも思ってます。
ただ、まだまだ充電ステーションが少ないです!
カタログ値では470km走るとなっていますが、100%EVのためエアコンもオーディオもライトも全て使ってたら航続可能距離は焦るくらい減ります(T ^ T)急速充電器がガソスタに常設になればいいんですが…。
前の愛車が2015年登録のクルマだったので、10年間の自動車の進化に驚愕する毎日ですが、最近はエコ運転をして、航続可能距離の目減りが実距離よりも少なくするなるようにゲーム感覚で楽しんでいます(^^)
西尾へ行った後、雨が続いて、なかなか変身後の写真を撮りに行けませんでしたが、ようやく同じ場所で撮影できました。
以上、新しい愛車のドレスアップと西尾抹茶めぐり旅
でした。
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