2025/09/16 - 2025/09/19
322位(同エリア3971件中)
ロムルスさん
〈2025年4月13日から184日間開催された万博です〉残暑の厳しい9月、大阪関西万博へ行きました。連日、気温は30℃超え、入場者数は20万人以上。その上、事前予約は2ヶ月前から3日前まで全く取れず。当日予約が最後の頼み。そんな状況で2日間、始発電車に乗って万博会場へ通いました。
(宿泊)
ハッピーホテル(新今宮)、
アーベイ天王寺(天王寺)、
(ルート)
1日目、名古屋から「ひのとり」で大阪へ
道頓堀を散策
2日目、大阪関西万博1日目
アメリカ、住友など、(13)
3日目、大阪関西万博2日目
カタール、NTTなど、(18)
4日目、京都へ
千本釈迦堂、大徳寺、など
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ブッキングドットコム
-
9月18日、夢洲・東ゲート(5:40)
万博2日目、今日も始発で来ました。昨日同様に徒歩組は既に並んでいましたが、8:50に入場。まずNTT館を予約し、null2を目指します。 -
①null2(8:55)
メディアアーチスト・落合陽一氏のシグネチャーパビリオンです。完全予約制ですが、今日は先着90名のみインスタレーションモードの入場ができるとのこと。 -
①null2
テーマは「いのちを磨く」。自然と人工物、身体と情報空間が融合した「デジタルネイチャー(計算機自然)」を創造しているそうです。 -
①null2
外装は特殊な鏡面素材を使い、変形する動的な建築を目指したそうです。内部も鏡やLEDやロボットアームを使い生物の様な動きを演出しています。 -
①null2
ダイアログモードと違い、AIとの対話はできませんが、鏡のLEDが創り出す「計算機自然」の空間を体験できました。 -
②クウェート館(9:15)
続いて、クウェート館を目指します。評判が高く最近並ぶことも困難になりつつあるようですが、なんとか入場整理券をもらえました。 -
②クウェート館
30分ほど並んで入場します。まず真珠を模した球体スクリーンのある部屋で、スタッフから歓迎の言葉に続き、国のガイダンス映像を見ます。 -
②クウェート館
そして奥の展示室へ進みます。ここでは、この国の歴史や産物や未来について見ることができます。 -
②クウェート館
砂漠の国をイメージする砂のテーブルでは、砂漠に生きる動植物の画像が投影され手を差し伸べると様々に反応します。 -
②クウェート館
こちらは、特産物のサンプルです。コーヒーにナツメヤシ、珍しい乳香もありました。 -
②クウェート館
その先には、子供向けのゲームや滑り台、そして、お洒落な休憩室があり、最後にメインのシアターへと続きます。 -
②クウェート館
砂丘を模した台に寝っ転がって、空をを上げるようなシアターです。 -
②クウェート館
映像もプラネタリウムのようにとても美しかった。今回の万博で中東諸国のパビリオンは、どこもお金かかってる感があります。 -
③ブラジル館(10:30)
3番目は、スイス館が既に大行列だったので、隣の列の短いブラジル館へ。10分ほどで入場です。 -
③ブラジル館
入場するといきなり現代アートのような空間が広がっています。ブラジルのアーチスト、ビア・レッサ氏が生と死の循環を表現したそうです。 -
③ブラジル館
続いて、サンバカーニバルをイメージしたという金ピカの部屋。ここではブラジルの文化や産物を説明、たまにポンチョの配布もあるそうです。 -
③ブラジル館
最後はブラジルと日本の繋がりを物語るモノクロ映像。移民の話などが語られていました。 -
③ブラジル館
コーヒー豆の原産国は、競って自国のコーヒーを販売していました。ここではNo.2というブラジル最高品質の豆を使っているそうです。 -
④コロンビア館(10:50)
続いて、さらに隣のコロンビア館へ。ここも10分ぐらいで入場できました。 -
④コロンビア館
まずスタッフからこの国についての紹介がありました。こんな行ったことのない国の情報に触れられるのも万博の魅力ですね。 -
④コロンビア館
続いてこの国のノーベル賞作家、ガルシア・マルケスの名著、百年の孤独の紹介。館のテーマだそうです。名前しか知らなかったので勉強になります。 -
④コロンビア館
そしてこの国の特産品。カカオ豆やサトウキビやアマゾンのフルーツなど、実際に触ってみることができます。 -
ノルディック・サークル館
更に先にある北欧式の木造建築は、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧5カ国による共同館だそうです。 -
⑤トルクメニスタン館(11:10)
5館目は隣の更に馴染みのない国、トルクメニスタンへ。この国はその政治体制から、中央アジアの北朝鮮と言われているそうです。 -
⑤トルクメニスタン館
入場するとまず大統領の肖像が「トルクメニスタンへようこそ」と、お出迎え。 -
⑤トルクメニスタン館
1階では、カーペットに座って国の紹介を見ます。これがなかなかのハイレベル、大理石の建物が並ぶ首都アシガバートの様子など興味深い映像でした。 -
⑤トルクメニスタン館
2階に上がると、歴史や文化と経済発展に関する展示があります。個人旅行が困難な国らしく、この豪華な館は国威発揚を目的としているようです。 -
⑤トルクメニスタン館
こんな、日常生活の様子が垣間見れる展示もありまます。親日国家らしく、中には日本語の教科書もありました。 -
⑤トルクメニスタン館
3階はこの国の料理のレストラン・スプラです。雰囲気も良く1階まで行列ができるほどの人気のため、残念ながらここでの昼食は断念しました。 -
バーレーン・ナショナルデー
外へ出ると、大屋根リングの下では、バーレーンのナショナルデーのバント演奏が行われていました。 -
バーレーン・ナショナルデー
ナショナルデーは日ごと各国に割り振られていて、今日ナショナルデーホールでは、バーレーンの国賓を迎えた式典も催されるそうです。 -
東ゲート・マーケットプレイス(ローソン)
お土産を選んでいたら、予約時間が迫ってしまったので、昼食はコンビニへ。会場内の店は大勢の客に効率よく運営されていました。さすがコンビニは日本の文化ですね。 -
⑥NTT館(13:10)
午後は、朝一番に当日予約できたNTT館へ。この建物は、太さ9mmの炭素繊維ワイヤ1500本の張力で吊橋のように支える新技術を使っているそうです。 -
⑥NTT館
ワイヤには布地が貼られ、建物全体がフワッとした柔らかな雰囲気を作り出しています。 -
⑥NTT館
テーマは「時空を旅するパビリオン」なかなか見応えがあるらしいので期待です。雑踏から離れ落ち着いた受付、さすが完全予約制です。 -
⑥NTT館
内部は3つのゾーンに分かれています。まずゾーン1では通信の歴史を映像で紹介。なかなか素晴らしい映像でした。 -
⑥NTT館
次のゾーン2では、最新の次世代ネットワークIOWNを使った3D映像。CGで再現された1970年の万博会場から、2025年へ時が進みます。 -
⑥NTT館
そしてPerfumeのパフォーマンス、最高技術の3D画像でした。ゾーン3は観覧者の写真を動画にする技術ですが、ここは個人情報の関係で撮影しませんでした。 -
⑦コモンズA(13:50)
この日の入場者数は、昨日を越える21万9900人。午後はどのパビリオンもかなりの行列ですが、6棟あるコモンズのひとつA館に入ってみます。 -
⑦コモンズA
複数の国や地域が共同で出展するパビリオンのコモンズ。中もかなりの混雑で、しばしば入場規制も行われていました。 -
パプアニューギニア
展示は、各国ごと限られたスペースで工夫を凝らせています。これは目力のあったパプアニューギニアの木像です。 -
バヌアツ
これは「タムタム」というバヌアツのトーテムポール型の楽器で、村の集会などの時に打ち鳴らすそうです。 -
セントクリストファー・ネイビス
南米やカリブ諸国では、こんなカーニバルの衣装が多く展示されていました。 -
イエメン
砂漠の摩天楼都市と言われるシバームの映像が流されていました。行ってみたいけど治安が心配~聞こうと思ったらスタッフは・・・ -
イエメン
イエメンのスタッフは、隣のショップの方で全力商売中でした~愛知万博でもそうだったなあ。 -
イエメン
これ、定価販売じゃなくて、現地そのものの交渉販売やってました。 -
⑧静けさの森
次はコモンズBへ、静けさの森を抜け向います。森の中にはアート作品が散在いています。これは、トマス・サラセーノのConviviality(お祭り騒ぎ)です。 -
⑨⑩コモンズB・C(14:30)
コモンズBとCは、静けさの森を抜けた所に向かい合って建っています。この両館をいっきに廻ります。 -
ウクライナ
空の青と、実る小麦の黄色の「独立ウクライナの旗」の色に統一されたブースに、NOT FOR SALE の文字が印象的でした。 -
ツバル
南太平洋に浮かぶこの国は最高で標高5m、温暖化で水没の危機に瀕していて、子供が持つPLEASE SAVE TUVALU のボードが目を引きます。 -
ドミニカ
カリブ海の島国ドミニカのブースでは、超派手なカーニバルの衣装を展示しています。 -
ジャマイカ
下町ボブスレーやクールランニングで話題になったジャマイカは、ボブスレーを展示。乗ることもできます。 -
ミクロネシア連邦
以前ダイビングで訪れた太平洋の国。WW2の時の沈船が多く、今その沈船の状況を3Dプリンターで模型化しているそうです。 -
ミクロネシア連邦
謎の海上都市、ナマンドール遺跡に関する展示もありました。 -
⑪カンボジア館(15:30)
午後の当日予約は全く取れないので、入場規制をしていないパビリオンに入っていくことにしました。まず近くのカンボジア館、ここは10分ほどで入場。 -
⑪カンボジア館
テーマは命を守る。水田を囲んでアンコールワットの廻廊やコーケー遺跡のピラミッドが建っています。この国の伝統文化と未来を示す展示でした。 -
⑫バングラデシュ館(16:00)
続いて向かい側に建つバングラデシュ館へ、こちらも10分ほどで入場できました。 -
⑫バングラデシュ館
伝統とイノベーションが調和する国をテーマに、ジュートなどの伝統工芸や発展の様子が説明されていました。 -
大屋根リング
ここで、会場全体が見渡せる大屋根リングへ登ってみました。1周2km、高さ12mのスカイウォークまでエスカレーターでいっきに登れます。 -
大屋根リング
ベルギー館の先には、木と布が特徴的なハンガリー館、左の奥には、向こう側の大屋根リングが見えます。 -
大屋根リング
木造のリングの上には、芝生や草花が植えられ、さらに上にも(高さ20mあるらしい)もう一つのスカイウォークがあります。 -
⑬オマーン館(16:30)
リングを降り、残り時間もパビリオンを廻ります。中東系の館の展示が充実してそうなので、シンドバッドの国と言われる、赤い外観のオマーン館へ。 -
⑬オマーン館
テーマは、大地と水と人々のストーリー。20分ほど並んで入場すると、天井に水が流れる廻廊が迎えてくれました。 -
⑬オマーン館
最初にガラスで囲まれま部屋へ案内されました。海底を思わせる青白い光が漂う中、幻想的なプロジェクションマッピングが投影されます。 -
⑬オマーン館
次の部屋では、この国が様々に水と関わってきた映像が流れます。外の売店ではローズヨーグルトスムージーが人気ですが、行列が長くこちらはパス。 -
⑭コモンズD(17:20)
そして、隣のコモンズDへ。個人的にはコモンズの中では、このDが1番面白かったと思います。 -
モンゴル
題して、果てしなき草原に息づく遊牧の魂。伝統的な衣装や武具、石像などが展示され、さながら博物館のようでした。 -
ブータン
国民総幸福度の向上を目指すこの国は、物質文化からの開放を提唱しています。10年近く前に行った、タクツァン僧院の模型をありました。 -
パキスタン
奇抜だったのがこれ。「癒しの庭園」と書かれた迷路のようなピンク岩塩の森。ハロセラピーという岩塩療法が体験できるそうで、行列ができていました。 -
マダガスカル
聖なる木と共に歩むマダガスカルの未来、とバオバブの木を前面に打ち出し、この国の生態系の貴重さをアピールしています。 -
カメルーン
コモンズに結構あったのが、こんな博物館から持ってきたようなお宝が雑然と置いてあるパターン。これも、部族の王様の椅子だそうです。 -
スーダン・ギニア
アフリカの国々の中には、こんな感じで全力で商売している所も何カ国かありました。 -
⑮いのちの遊び場・くらげ館(18:00)
次に入ったのは「いのちを高める」をテーマにした、シャズピアニストで数学者の中島さち子氏のシグネチャーパビリオンです。 -
⑮いのちの遊び場・くらげ館
人々の願いの言葉が天井からぶら下がっています。午後6時を過ぎると会場は夜モードに変わり、この館の中央の樹にも光が灯りました。 -
ポルトガル館
こちらのテラスでは、毎夕18:00からギターとピアノのデュオ演奏を行っているそうです。 -
インドネシア館
大屋根リングから見下ろすと、インドネシア館の前のステージでは、大勢の人が輪になって楽しそうに踊っていました。 -
⑯サウジアラビア館(18:40)
リゾートホテルを思わせる美しい外観のパビリオンです。今回の万博で日本館に次ぐ大きさだそうです。 -
⑯サウジアラビア館
20分ほど並び入館しました。建物の外壁には、サウジから運ばれた大理石のような石が張られ、サウジの街並みを彷彿させます。 -
⑯サウジアラビア館
夜の中庭では、背の高いパビリオンの外壁を使って、プロジェクションマッピングが行われていました。 -
⑯サウジアラビア館
展示室では、サウジアラビアの伝統的な街並みや文化などが、映像で紹介されていました。 -
⑯サウジアラビア館
中でも力を入れられていたのが、海洋保護に関する展示です。人工珊瑚を活用した新たな技術で、珊瑚の再生に取り組んでいるそうです。 -
⑯サウジアラビア館
最後の部屋で大画面に映し出されていたのが、次回に予定されている、5年後リヤド万博の映像です。 -
⑯サウジアラビア館
大阪関西万博の4倍の規模で開催されるらしく、今から期待が膨らみます。ぜひ、行ってみたいです。 -
⑯サウジアラビア館
展示室を出た所にカフェがあり、サウジアラビアの伝統的なコーヒーを販売していました(デーツ付き700円)。 -
⑯サウジアラビア館
浅煎りの豆をカルダモン等のスパイスと煮出し、色が薄く独特な風味のコーヒーでした。デーツを食べながら飲むのがサウジ流のようです。 -
⑰夜の地球(19:40)
次に待たずに入館。2024年1月1日の能登半島地震の時、輪島漆芸美術館で奇跡的に無傷だった、黒漆と金の地球儀が展示されています。 -
⑱中国館(20:00)
万博の最後は、いまなら30分で入館できるとの情報で中国館へ行くことにしました。 -
⑱中国館
入口には竹簡を模し、四書五経などの古典の一節や、有名な漢詩が様々な書体で書かれています。まさに圧巻です。全部で119あるそうです。 -
⑱中国館
文字誕生から宇宙探検へ、文明の進化を辿り分かり易い展示です。教科書で見た甲骨文字、展示ケースがタッチパネルで、拡大図や説明も投影されます。 -
⑱中国館
三星堆遺跡の巨大な青銅器が目を引きます。3点あり、これは青銅器神樹。(実物は大陸外への持出し禁止で、万博特注の精巧なレプリカだそうですが) -
⑱中国館
テーマは自然と共に生きる。これは伝統的な暦、24節気を美しい画像で解説しています。古来からの農作業の指針で、ユネスコの無形文化財でもあるそうです。 -
⑱中国館
最後は、人類初の月裏側への探査の様子が報告されています。月の裏側へは電波も届かないため、その調査は困難を極めたそうです。 -
⑱中国館
月の裏側から持ち帰られた土壌が展示されていました。アメリカ館の月の石、日本館の火星の石に並んで今回の万博での貴重な展示だと思います。 -
夢洲駅(21:30)
駅まで行列でしたが、流れはスムーズでした。30℃を越す残暑と、20万人を越す人混みの中でしたが、2日間万博を満喫でき、とても楽しい思い出になりました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
大阪ベイエリア(大阪) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
94