軍港として栄えた呉を体感する

2024/04/11 - 2024/04/11

かつて軍港として栄えた呉　イメージは戦艦大和くらいでした。入船山記念館などで歴史を学びつつ、日本遺産に認定された呉市を歩いてみます。

エリア 呉・海田・安浦(広島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩

入船山公園駐車場に車をとめて美術館通りを歩きます。

旧下士官兵集会所。

美術館通り

美術館通り(旧海軍病院坂) 名所・史跡

デザインマンホールが並ぶ通りなのに
残念ながらこれしか撮ってなかったです。

旧東郷家住宅離れ。
東郷平八郎が呉鎮守府参謀長として呉に在任中に住んだ家の離れ座敷。

入船山記念館へ。
門の上の飾りが珍しい。

入船山記念館 美術館・博物館

旧呉海軍工廠塔時計(しょうとうどけい)。
大正時代　呉海軍工廠造機部庁舎屋上に設置されたものが戦後ここに運ばれ、整備復元された。

旧高烏砲台火薬庫。
明治時代に陸軍が音戸の瀬戸に近い休山に建設した高烏砲台の跡地から移築復元された。

旧呉鎮守府司令長官官舎。
小さな港町だった呉は明治22年呉鎮守府が開庁後、海軍工廠や海軍病院、海兵団など海軍関係機関がおかれる軍港都市として発展。この場所に軍政会議所兼水公社が建てられ、明治25年からは呉鎮守府司令長官官舎として利用された。
明治38年の芸予地震で崩壊後、建て替えられ、終戦まで歴代32名の司令長官とその家族が暮らしていた。
戦後は呉に進駐した連合国軍事司令官の官舎として利用され、壁が白く塗装されるなど大幅な改造が行われた。

現在は明治38年当時の姿に復元されているそうです。

正面からは洋館ですが和の空間もあります。

洋館の方には金唐紙が使用されています。

金唐紙とは、金属箔を施した和紙に、凹凸加工をつけ、上からワニス、彩色をして仕上げた壁紙のことです。

ステンドグラス。
これは明治38年の建築当時のものです。

ここの壁も金唐祇ですね。

和室部分の外観。

洋館の外観。
ハーフティンバーというイギリス中世の住宅に使用された木造建築様式。
柱や梁など木の骨組みを外観に見せ。間をレンガや漆喰などで埋めたもの。

いいなぁと思ったら好きなコッツウォルズの家々のスタイルだったのですね！

番兵塔。
長官宿舎などの警備に使われた。

大和ミュージアム方面へ移動して、お昼は呉ハイカラ食堂で海軍カレーをいただきました。なかなかスパイシー

呉 ハイカラ食堂 グルメ・レストラン

ポスト、インパクトありますね！

大和ミュージアム
もうすぐリニューアル工事で休館するらしいので寄ってみます。

呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム) 美術館・博物館

戦艦大和の模型があったりと圧倒されます。

ん～でもあんまり興味ないかな、すみません。

潜水調査船　しんかい。
深海600mまで調査できるとか。

次はてつのくじら館へ。
無料で潜水艦や海上自衛隊の歴史などを勉強できます。

海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館) 美術館・博物館

一番よかったのが
展示用潜水艦あきしお。中に入れます！

潜水艦あきしおは、全長76.2ｍ、重さ2,250t、1986年から2004年まで、実際に海上自衛隊で使用されていたものです。

士官が会議や食事をする場所。

ベッド。

艦長室。

操舵室。
たくさんの機器と狭い空間で大変な作業だったことが感じられました。
貴重な体験でした。

最後はアレイからすこじまへやって来ました。
ここは潜水艦を間近で見ることができる公園で、海上自衛隊の潜水艦と護衛艦がイカリを下ろしています。

アレイからすこじま 名所・史跡

ちょうど訓練されてるところでした。

道路向いにはレンガ造の倉庫群があります。
呉海軍工廠の前身である呉海軍造兵廠時代　明治30～36年に建てられたものです。空襲で被害を受け、建設当初よりも奥行きが短くなっています。戦後は民間会社の倉庫として利用されています。

旧魚雷積載用クレーン。
かつて呉港が軍港だった時代、魚雷などの揚げ下しに活躍した経歴を持つクレーン。

旧軍港　呉をたっぷり感じられる一日でした。