八月納涼歌舞伎 越後獅子・野田版 研辰の討たれ☆銀の塔☆2025/08/22

2025/08/22 - 2025/08/22

大正14（1925）年に初演された木村錦花原作の一風変わった仇討ちの物語を、野田秀樹による新たな視点で“野田版”として上演しました。
十八世中村勘三郎（当時 勘九郎）と野田秀樹が初めてタッグを組んだ歌舞伎は、平成13（2001）年8月に初演し大評判を呼び、平成17（2005）年5月・7月には勘三郎襲名披露狂言として再演しました。
20年の時を経て、父・勘三郎が演じた守山辰次を勘九郎が初役で演じるのをはじめ、仇討ちに奔走する平井九市郎と才次郎を演じる染五郎と勘太郎もそれぞれ父と同じ役での出演です。
長年、野田秀樹の舞台を観てきた者として、これは見逃せません。期待の「野田版 研辰の討たれ」は、評判の舞台となりました。

☆昨年の納涼歌舞伎
八月納涼歌舞伎 歌舞伎座☆SARAY 銀座店☆2024/08/23
https://4travel.jp/travelogue/11926118

エリア 銀座・有楽町・日比谷(東京)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 私鉄

東銀座駅から地上に出ると、喫茶室ルノアール 歌舞伎座前店。
まずは、ここで一服です。

ゆったりと落ち着いた雰囲気でくつろぎの空間です。

カカオ・オーレをいただきました。
メニューには、「芳醇なカカオに酔いしれる」とあります。
普段はなかなか飲まないので、とても美味しく感じました。

銀座シチュー専門店 銀之塔に来ました。
歌舞伎の前の早い夕食です。

銀之塔は昭和30年開店のシチュー専門店です。
現在に至るまでメニューはシチューとグラタンのみ。
創業当時から変わらぬ味です。

奥の蔵の部屋に案内されました。
かつての金庫の鉄扉がそのまま残されたレトロな雰囲気です。

小鉢２品と漬物

ビーフシチューとご飯
グツグツ煮立った土鍋です。今、食べたら、間違いなく火傷しそうです。

手間をかけて丁寧にアクを取り、何時間も煮込んだシチューは、肉が箸で切れる程やわらかいです。
とてもあっさりしたシチューです。くどくないです。

サービスのシャーベット。
昔懐かしい味わいのシャーベットです。

歌舞伎座に来ました。

映画「国宝」の大ヒットもあり、歌舞伎人気です。
満席です。

夏恒例の「納涼歌舞伎」。
古典の名作や新作など、三部制で“夏の歌舞伎まつり”を楽しめます。

注目なのが、第二部で上演される『火の鳥』と、第三部の『野田版 研辰の討たれ』

越後獅子は、中村橋之助ら若者の舞踊による美しいひと幕です。

2階のロビーには、出演者30名の直筆うちわの展示がありました。

出演者が公演へ向けての思いをしたためたうちわです。

左から、中車、巳之介、勘九郎、玉三郎

左から、幸四郎、七之助、扇雀

勘太郎と長三郎

今日の座席は、花道のすぐ脇です。

「八月納涼歌舞伎」クリアファイルを購入。

「野田版 研辰の討たれ」の撮りおろしスチールを用いたクリアファイル。

歌舞伎隈取づくし べっこう梅飴

紀州南高梅の梅の実が浮かんでいるべっこう飴で?、素朴で優しい甘じょっぱさが上品な味わいです。

ほくろ屋菓舗の「レモンケーキ」
主人公・守山辰次ゆかりの香川県・綾歌町の銘菓です。
レモン風味が抜群のレモンケーキです。

昨年は、八月納涼歌舞伎で、「梅雨小袖昔八丈 髪結新三」、「艶紅曙接拙 紅翫」を観ました。

昨年は、空席もありましたが、今回は満席です。

一、越後獅子
角兵衛獅子
橋之助
男寅
中村福之助
虎之介
玉太郎
歌之助
青虎

二、野田版 研辰の討たれ
作：木村錦花
脚色：平田兼三郎
脚本・演出：野田秀樹

守山辰次　中村勘九郎
平井九市郎　市川染五郎
平井才次郎　中村勘太郎
粟津の奥方萩の江／姉娘およし　中村七之助
八見伝内／番頭友七　市川中車
役人町田定助　坂東巳之助
妹娘おみね　坂東新悟
湯崎幸一郎　中村橋之助
蔦屋長三郎　中村長三郎
小平権十郎　中村吉之丞
女中お駒　中村歌女之丞
お酌の太郎　澤村宗之助
高橋三左衛門　大谷廣太郎
宮田新左衛門　市川猿弥
からくり人形／番人番五郎　片岡亀蔵
家老平井市郎右衛門　松本幸四郎
僧良観　中村扇雀