自治体の社会見学で、比叡山延暦寺へ

2025/07/02 - 2025/07/02

毎年恒例の地区の社会見学がありました。今年の行先は、比叡山延暦寺。

朝8時に出発し休憩をはさんで、11時に到着。ランチまでに1時間半しかないので、総本堂である根本中堂のみの見学。…だというのに、まさかの大改修中で、足場用の建物にすっぽりと覆われて、全くその姿が見えません…(-_-;)。

しかし、今しか見られない足場からの目線で、本堂の銅板屋根や回廊のとち葺屋根の葺き直しが見られたので、よしとしましょう。

エリア 大津(滋賀)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: 団体旅行

比叡山の駐車場から東塔地域へ向かって歩くと、まずこの平和の塔が立っていました。

「元亀」と書いてあるので、これは信長の時代ですよね？ボランティアガイドさんにお聞きしたら、やはり信長の比叡山焼き討ちの際の犠牲者の塚でした。

境内には、ここ延暦寺で修学され、独自の宗派を興した僧侶たちの紹介看板がたくさん立っていました。

これは空也上人が、念仏踊りで布教している場面のようです。

その他にも、法然・栄西・親鸞・道元・日蓮といった錚々たる宗派の開祖たちが比叡山で学んだそうです。

延暦寺と言えば、最澄の天台宗というイメージでしたが、それだけではないのですね。

このことが解っただけでも、行く価値があったというものです。

大講堂。

ご本尊は大日如来で、その左右には比叡山で修行した開祖たちの木像が祀られていました。日本で最初に仏教を広めた聖徳太子の肖像画も…。

大講堂の脇には鐘楼。荘厳な響きでした。

1回100円で誰でも撞くことができます。

鐘楼を通り過ぎて下ると、総本堂である根本中堂へ…。

えっ、これが…？

足場用の建物にすっぽりと覆われて、全くその姿が見えません(T_T)

何と大改修中だったのです。

本堂の銅板葺き、廻廊のとち葺きを葺き直し、全体の塗装彩色の修理が主な内容のようです。

気を取り直して、延暦寺の歴史を頭に入れてから、中へ入りました。

お参りもできるし、修学ステージからの見学が可能だからです。

根本中堂中庭の修学ステージ。

根本中堂の屋根の高さまで登ることができて、ここだけは撮影OKでした。

本堂の銅板葺きの屋根の様子が、上から目線で見られました。

まだ新品の銅なので、美しい赤褐色をしていますが、年月を経るとやがて緑青に変わるのですね。

そして、こちらは廻廊のとち葺き屋根の様子です。

継ぎ目が美しいとち葺きの屋根。さわらの木が使用されているそうです。

根本中堂から出て、記念写真。

この山の上に山門があって、歩いて上った人たちはここから、根本中堂へお参りに来たそうです。

1時間半の見学を終えて、延暦寺会館でランチ。

ランチは、延暦寺会館で精進料理。肉が苦手な私には、大好物ばかり♪

今日は、昨日までの猛暑が嘘のように過ごしやすく、お出かけ日和でしたが、終日曇っていたので、山頂からの琵琶湖の雄姿が見られなかったことは残念でした。

でも、会費3000円で1日楽しく過ごせ、予定時間ぴったりの5時に到着でき、有意義な1日でした。