2025/05/11 - 2025/05/27
12位(同エリア63件中)
dashxさん
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ネパールでの最期のハイライトはチトワン国立公園です。ベンガルタイガーやインドサイなどの絶滅危惧種の宝庫と言われ、広大な国立公園でどれだけの動物に出会えるか分かりませんが、ヒマラヤやマハーバーラタ山脈を背景に広がるジャングルや草原を見るだけでも行く価値はあり、と判断しました。
そして自然に囲まれた快適なホテル、フレンドリーで親切なスタッフ、また天候にも恵まれ、大自然を満喫できました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 船 タクシー 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ポカラからチトワン国立公園に近いバラットプール空港(Bharatpur Airport)まで、ブッダエアが就航しています。フライト時間は20分程度だったと記憶しています。
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例によってディレイがあったものの、ネパールの国内線は気候変化でキャンセルも多いと聞いていたので、無事に出発して一安心です。
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機内はこんな感じ。
乗客はネパール人と欧米からの観光客が半々でした。 -
チトワンが近づいてきました。天気がイマイチなのでクリアには見えませんが一面緑のジャングルです。
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かわいいバラットプール空港のターミナルビルです。
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ターミナルビルを出たところでホテルの車が待っていました。運転手とガイドはパークレンジャーのエリーナ。彼女がチトワン国立公園滞在中サファリやクルーズなどの世話をしてくれます。
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1時間半ほどのドライブでホテル到着。バラヒ・ジャングル・ロッジ(Barahi Jungle Lodge)です。
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到着時にウエルカムドリンクをいただきながら、このロッジのブリーフィングがあります。ジャングルの中にある全室コテージタイプで、ラプティ川(Rapti River)沿いに建てられているため、部屋から動物を観察することができます。
部屋はゴージャス。ありがたいことにバルコニーでの喫煙可。 -
バスルームも広くてゴージャス。アメニティも揃っています。環境フレンドリーなホテルでプラスチック素材のものはありません。髭剃りも木製。建築は地元素材でかつ環境に負荷をかけないものを選んでいるそうです。
ホテル周辺はジャングルですので、飲食店やコンビニなど商業施設はありません。食事は全てホテルで摂ることになります。 -
荷物を置いて夕食に向かいます。
レストランは屋内と屋外があります。 -
夕食は最近日本でも流行りつつあるチキン・ビリヤニ。辛さ控えめで洗練されたお味。美味しかったです。こんな周囲に何もないところで、これだけ質の高い料理をいただけるのには感激です。
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それとスティック野菜のサラダ。ヨーグルト風味のディップソースが美味。
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このホテルでは毎晩少数民族の舞踊が披露されます。ネパールは少数民族が多く、それらの文化を継承するためと観光客に多くの民族がいることを理解してもらうための企画だそうです。無料ですが、飲み物は有料です。でも頼まない人も多い。
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石畳のプールはライトアップされて幻想的です。この季節は雲が多く星は見えない日が多いのですが、冬場、天の川も見えるという満天の空を眺めながらの夜スイムはやってみたいです。
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翌朝。
敷地内で何種類かの鳥やシロリスを観察できます。 -
宿泊客ごとに、滞在期間中のアクティビティを案内したボードがロビーにあります。私たちはフルデイのジープ・サファリとボート・サファリを予約しました。それ以外のお薦めアクティビティを提案してくれます。
エリーナと相談しながら検討中です。 -
今日はこのジープでジャングルのサファリに出かけます。出発は朝7時半、ホテル帰着が18時ごろで、12時から14時まではホテルで休憩と昼食です。
朝食はホテルではなく、ジャングルでいただくコースです。 -
出発です。
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いきなりジャングルの中へ。
舗装道路ではない凸凹道で、しかも車高が高いため物凄い揺れ。乗り物酔いする方にはお薦めできません。 -
チトワン国立公園はジャングルとサバンナ(草原地帯)があります。大型動物はサバンナの方が遭遇できる可能性が高いそうです。
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途中、公園を管理保護している陸軍基地があり、そこで入場許可をもらいます。基地は撮影不可でした。
そしてこの象さんは軍が飼っており、ジャングルの偵察時に乗っていくそうです。どうして軍が?と思ったのですが、密猟や違法伐採を取り締まるそうです。 -
ジャングルの中は、指定地区以外ジープから降りることはできません。こちらはその指定地区の朝食場所です。
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ドライバーとパークレンジャーのエリーナが朝食準備。
クロワッサンとコーヒー程度だろうと思ってました。 -
ところがこの豪華版!
サンドイッチ、ドーナッツ、マフィン、ベニエ、ベーコン、カレーパフ、ソーセージ、卵、カレー、果物、ジュースにデザートまで。
そしてジャングルでいただくコーヒーは格別でした。 -
美味しい朝食に満足してサファリを続けます。
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しかし、あんまり動物が見えない。
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そして川を越えて別のジャングルに進みます。
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どうしてこのジープの車高が高いのか、その理由が分かりました。
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ジャングルの中をどんどん進みます。
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あっ! サイチョウ(hornbill)だ。
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めちゃくちゃデッカイ。
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別のグループと出会って、パークレンジャーは動物に出会えそうな場所について情報交換。昨日はベンガルタイガーが見れたそうです。
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鹿の群れがいました。
エゾシカみたいに見えます。 -
遠くに水浴びしているサイが見えました。でも双眼鏡でしかはっきりとは分かりません。
この辺りで午前の部は終了。いったんホテルに戻って休憩とランチです。 -
4時間ほどの凸凹道サファリでした。結構疲れましたので、この休憩はありがたいです。レストランに行くのも面倒くさいのでルームサービスを頼みました。朝食みたいなメニューになってしまった。
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午後の部に出発です。
サルがいました。キツネザルのようです。 -
また鹿の群れがいました。
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鹿が多いと、それを餌としているベンガルタイガーに出会えそうな期待が膨らみます。
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インドサイがいました。
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こちらに近づいてきます。表情がかわいい。絶滅危惧種を野生のすがたで見れることに感激です。
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双眼鏡なしで、こんなに近距離で見れるとは驚きです。
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サルの親子がいました。
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そして目の前をインドサイの親子が横切っていきます。
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かわいい風景です。
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見えなくなるまで見守っていました。
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そして次もいきなり巨大な象が真正面から近づいてきました。
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ドライバーとパークレンジャーに緊張が走ります。ドライバーはすぐにでも逃げれるようにバックしながらエンジンをふかします。
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すると途中でジャングルに入っていきました。
パークレンジャーによると、この象はチトワン国立公園の帝王と呼ばれ、過去に何度か住民が犠牲になったそうです。ただ最近は姿を見せることが稀で、ラッキーだとのこと。確かに貫禄十分で存在感のある象でした。 -
そろそろサファリも終了の時間です。
ジャングルに沈む夕日を見ながらホテルへもどります。 -
ホテルに着いて夕食にレストランへ行くとスタッフの態度が変です。席がないとか、屋外のテーブルしかないとか、否定的な態度。どうしたのだろう?と不信に思っていたら、パークレンジャーがディナーの前に歩いて数分のナイトサファリをしましょう、と。疲れていたけど、とりあえず後について行くと・・・・
なんと屋外の特別席でシェフやスタッフが集まってのサプライズ!
「Happy Retirement!」の合唱で音楽が始まりました。
驚きと感激で声もでません。信じられないようなホスピタリティーです。 -
そして「特別食を用意したから楽しんでください、これはホテルからのプレゼントです。」
今日のジープサファリでかなり疲れていたのですが、疲れも吹っ飛ぶ素晴らしいディナーでした。ホテルのマネジメントとスタッフの皆さまに心からお礼申し上げます。 -
翌朝。
レストランでの朝食です。
充実したブッフェです。 -
パンの種類も豊富です。
卵料理などは注文するとテーブルまで持ってきてくれます。 -
昨日の疲れが溜まっていたので、スパでマッサージを受けることにしました。皆考えることは同じみたいで、予約でほぼ一杯。たまたま空き時間があって運よく取れました。
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清潔な広いマッサージルームで心地よいアロマと音楽で癒されました。
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そして夕方からはボートサファリです。
このボートでゆっくりとラプティ川を下ります。そして夕日を楽しめる場所でアフタヌーンティーを用意しているとのことでした。 -
河岸に動物が水を飲みに来るので、運がよければサイや象、ベンガルタイガーが見れます。
綺麗なカワセミ(Kingfisher)がとまっています。このほかサギやサイチョウなど鳥類は多く観察できました。 -
吹き抜ける川風が心地よく、また揺れもありません。両岸にジャングルを眺めながらのクルーズはのんびり、ゆっくりと進みます。
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残念ながら大型動物には出会えませんでしたが、このクルーズだけでも経験したことのない贅沢な時間でした。
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夕日のスポットでは簡単なスナックやケーキ類が用意されていました。
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フルーツに、ネパール名物のナッツのお菓子をいただきました。でも例によって凄い量です。
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夕日が空を染め始めました。
ラプティ川とジャングルに沈む夕日は感激的な美しさです。 -
ちょっと雲がでてきましたが、それによってグラデーションがまたきれいです。
夕日が沈んだら、車でホテルまで帰ります。 -
明日はチェックアウトですので、空港までの車の時間を確認してチトワン国立公園で最後のディナーに向かいます。
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あまり食欲がなかったので、私はスープとシーザーサラダのシェア。
くせのないトマトスープで美味しかった。 -
夕食後、レストランのテラス席でコーヒーと一服。
テーブルの上に置いてある小さな草束は虫よけです。レモングラスのような強い香りがあって虫が避けるそうです。 -
翌朝、チェックアウトを済ませてホテルの車で空港に向かいます。
その時、首にこのようなスカーフをまいてもらいました。ハワイのレイのようなものでしょうか、タルチョと同様の意味を持つらしいのですが詳しくは分かりません。 -
またブッダエアでネパールでは最後のステイ先になるカトマンズに向かいます。
素晴らしい時間を過ごせたポカラとチトワンに感謝して搭乗しました。
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