2024/10/12 - 2024/10/16
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gachinさん
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1年前の夏、北海道のゲストハウスで知り合ったマイケル(仮名)が三重県にやって来た。
彼は日本が大好きな香港出身アメリカ在住の40代男性で、毎年のように日本に来ている。
日本のあちこちを旅していて、私達よりもよっぽど日本の観光地について詳しい。
そんなマイケルも三重県には来たことが無いと言うので、我が家に泊まって観光に行くことになったのだ。
最近はゴルフ以外で普段からあまり外出もしない私達だけど、にわか三重県観光大使になりプランをたてることに。
これがまさに灯台下暗しで、意外に興味深い体験となった。
- 旅行の満足度
- 4.5
-
マイケルは中部国際空港着発で2週間日本に滞在すると言う。
彼はマツダの大ファンで富士スピードウェイでやるマツダファンフェスタにも行くらしい。
マイケル「三重は一週間くらい」
私「ゆっくりするんだね」
夫「セントレアなら迎えに行くよ」
私「まぁ車で1時間だしね」
私「帰りはどうするのかな」
夫「セントレアなら送って行くけど」
私「でも富士に行くらしいけど?」
結論から言うと、一週間うちに滞在したのち富士に向かいまた三重に戻ってから帰ることになった。
狭い家にそんなに一緒に居て私達は大丈夫なのか…
一抹の不安をよそにマイケルはやって来た。
最初のエスコートは地元四日市のポートタワー -
私達も行ったことが無くて四日市港の歴史を学んだ。
ここでも無知な私は「へぇ~」と驚くことしきり。
最近、年齢のせいで忘れてしまったのか、若い頃は興味が無くて覚えてもいないのか、その土地の成り立ちというのは興味深く学ぶ事が面白いな~と思う。 -
タワーからは四日市の工場夜景が一望できる。
駐車場は県外ナンバーが多くて驚いた。
地味な施設だけど皆、よく知ってるな~ -
翌日は祭日でどこも人が多いだろうし、お庭BBQをしよーと家族や友人にも声をかけた。
と言ってもホットプレートで焼くお手軽BBQ。
そのくせ日除けだけはバッチリと設営する。 -
次に訪れたのは関宿。
ここは東海道47番目の宿場町で国の重要伝統的建造物群保存地区(ながっ)になっているらしい。関宿 名所・史跡
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北海道で会った時もマイケルは首から大きな一眼レフカメラを下げていた。
今回も精力的に写真を撮りまくる。 -
趣きのある足袋屋の看板。
今も足袋を売っているのだろうか。 -
懐かしい昭和の面影
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郵便局も情緒があるなぁ
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この緑のタイルが素敵ーと見ていたら、たまたまおうちの人が出てきた。
「こんにちは、この緑のタイル素敵ですね」
重要なんとかに指定されている町なみで普通の暮らしが続いている。 -
職人さんが作業するのを見ていたら入ってこいと手招きされた。
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木くずも木の種類で香りが違うのだと匂いを嗅がせてくれる。
小さな作業場で日がな座って作業するのは大変なことだ。
彼は一人で正式な木桶を作る職人で伝統が廃れるのを嘆いていた。
日本人が本物を使わなくなったからと。
本物。。。私は何か本物を持っているのだろうか… -
その後向かったのは伊賀流忍者博物館。
からくり忍者屋敷ではくノ一扮する女性忍者が、ササッと扉に隠れたり出てきたりサササッと刀を床から取り出したりするのを見せてくれる。
その度に外国人観光客がOh~とどよめき、ビデオの為にもう一度とリクエスト。
それなのにボケた写真しか撮れない、情けない。伊賀流忍者博物館 美術館・博物館
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手裏剣にも種類がたくさんあったのか。
むむむ、よく見ると投げ方もたくさんあったようだ。
寝打ちでどこへ飛ばす? -
メインイベントの忍術実演ショーは録画禁止。
微妙なテンポの中、それでも時にはハッとする演技が光る実演ショーだった。 -
松尾芭蕉の生誕三百年記念で建てられた俳聖殿。
芭蕉の旅姿を表していて上の屋根が笠でその下が顔、下の屋根が衣だと。
なかなかに苦しいこじつけみたいだけど屋根が檜の皮葺きというかなり珍しい和風建築なのだ。 -
芭蕉の建築も面白いけどこの門が何とも素敵。
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そのまま園内を歩くと立派なお城が見えてきた。
伊賀上野城は昭和10年に復興されたもので、なんと伊賀の代議士が私財で建てたらしい。まったく何という太っ腹。伊賀上野城 名所・史跡
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この優雅な姿から別名、白鳳城とも呼ばれている。
あまりにお腹がすき過ぎて内部を見る余裕が無かったのが残念だった。
このあとびっくりドンキーに駆け込む。 -
別の日、三重に来たからには伊勢神宮は外せないと言うことでまずは下宮へ。
この時期、神嘗祭(かんなめさい)と言う神宮の祭りの中で一番重要とされる神事が行われていた。伊勢神宮外宮(豊受大神宮) 寺・神社・教会
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いつでも行けるし~という気のせいで由緒正しい神宮の神事についても無関心かつ無知のまま生きてきてしまったが、年間1500回もお祭りがあるとのこと。。。!!
この神嘗祭はその中でも最も重要なお祭りで、その年に収穫された新穀を天照大神にささげお恵みに感謝するという大切な儀式であった。
ははー(ひれ伏す) -
大勢のカメラマンや見物人が延々見守る中、私たちはもういいか…と昼ご飯を食べに外へ。
そして伊勢に来たからには外せない伊勢うどんを食す。
讃岐うどんや稲庭うどんを想像すると、うどんとは言い難い食感だけどハマる人はこれが案外クセになる。私はクセになった人。外苑 グルメ・レストラン
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もちもち伊勢うどんでお腹いっぱいのあとは内宮へ。
この日は初穂曳きと言って神嘗祭を祝う行事があり、それを見たいとマイケルのリクエストで五十鈴川べりへ降りた。
400人とも言われる地域の人達が総勢で初穂を乗せた船を木遣りを唄いながら内宮まで曳いていく。
10月とは言え半身水につかりながらゆっくりゆっくり進むので、道中焚火にあたって暖を取っていた。 -
10時から15時頃までかかるので(ほぼ川の中!)参加する人たちは大変だ。
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境内に曳き上げられた初穂船。
見物人にも負けないくらい大勢の法被姿の人達が毎年集まるのはこれまた大変なこと。役を務める世話人の苦労がしのばれる。伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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でも、日本中のそういう人たちのお陰で地域の伝統行事は続いているのだよなぁ。
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撮影に忙しく陸に上がった初穂舟の前から動かないマイケルを待ちながら、あたりの大木に癒される。生命力。。。
こんなにゆっくり伊勢神宮に滞在するのは初めて。 -
ようやく気が済んだマイケルと一緒に生宮にお参り。
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このあと皇室のどなたかのご参拝があり、黒塗りの高級車がものものしい警備の中境内を通過していた。
見慣れた伊勢神宮の風景もこんなふうに行事となると一気に神聖で特別なものに感じられた日だった。
思う存分撮影できてご満悦のマイケル。 -
それから私達は伊勢志摩スカイラインを通って今宵の宿へ向かう。
朝熊山頂展望台からは晴れていれば伊勢湾に浮かぶ島々の絶景が見られるのだけど残念ながらの曇り空。伊勢志摩スカイライン 自然・景勝地
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伊勢志摩スカイラインは開通から60周年を迎えていた。
そんなに古くからあったのか、昔はドライブコースで人気もあったけど今はツアーバスも減り寂れた感は否めない。
私が初めて伊勢うどんを食べたのはこのドライブインだった。
インバウンドでごったがえす観光地は嫌だけど、地方に残るちょっとした見どころが寂れていくのは淋しいなぁと思ったのだった。
つづく
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この旅行記へのコメント (2)
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- mom Kさん 2025/07/27 08:55:14
- 私も
- gachinさん、おはようございます!外国からの来客と一緒に地元をみると、ちょっと新鮮ですね。そんな気分が溢れていて、わが身と重なりました。
先週まで10日間、台東人大学生(旅日記台東編に登場した弟クン)が我が家に滞在。ちょうど祇園祭りの巡行がみられ、琵琶湖から奈良まで楽しんで帰りました。夕食時の会話が楽しい思い出になりました。
神嘗祭の装束は、これだけのお揃い。圧巻ですね。”厳か”という雰囲気がマイケルさんにも伝わり、gachinさん家のおもてなしと共にますます日本びいきになってくれたことでしょう。
- gachinさん からの返信 2025/07/28 23:08:09
- Re: 私も
- mom.Kさん、こんにちは。
大学生が10日間、それは大変でしたね。食事の用意も普段より時間がかかるけれど、客人との食事は目線が変わって面白いものですよね。
確かに地元のことって知っているようで知らないことが沢山あって、足元に目をむけることの大切さを知りました。
伊勢神宮の行事は本当に色々あり、20年に一度の式年遷宮が8年後にあるのですがそれに向けての祭事も今年から始まり年間行事と合わせてますます華やかになります。
マイケルはお庭BBQが楽しかったらしく、実はGWに再来したんです。旅の一番の楽しみはやっぱり人でしょうかね~?
gachin。
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