2024/12/29 - 2024/12/30
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gyachung kangさん
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あけましておめでとうございます。
さて、以前の旅行記で私はボンヤリ旅行の第一人者であると書かせていただいたことがある。が、同時に実はへなちょこトレッカーの第一人者でもあります。
今回はへなちょこトレッカーinニュージーランド篇。年末年始にチケットを確保し、ニュージーランド北島にあるマオリの聖地トンガリロで山歩きを楽しむ、これをやってみた。円安逆風が一向におさまらないのは承知の上、そんならそのぶん楽しさの成果を上げればいいじゃん!そもそも旅はプライスレスなんだから。
こんな私を大目に見てあげて下さい。
またかよ、とか言わないで。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ニュージーランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ブッキングドットコム
-
世界遺産トンガリロ国立公園を歩くトレッカー憧れの地に向かうためニュージーランドの北島にある最大都市オークランドに飛んだ。
オークランドには12月27日に入り翌々日の朝、予約を入れたバスで南下する。朝食抜き、宿をチェックアウトし勇躍トンガリロ国立公園ナショナルパークビレッジを目指して出発した。 -
バスはニュージーランド全土をカバーするインターシティ社のリムジンバスを利用する。
バス発着場所はスカイタワーの足元にある。私の宿からは徒歩5分、余裕タップリに着いて待つ。ここまでは良かった。
だがあ。ここから大事件が起きる。私が乗ろうとしたパーマストン行きのバスに私の乗車予約名が無いのである。バスのドライバーは険しい顔で今すぐオフィスに行け、と指示。乗り場脇にあるオフィスに駆け込み女性スタッフにプリントしていたバウチャーを見せて尋ねると、『Oh, You missed your bus. It's GONE!』
あああ?なんですとお?ゴーンって?んなバカな?
『どうしますか?明日の便に切り替えますか?』
淡々と対応する女性スタッフ、そりゃダメだ、折角苦心惨憺して組み立てた旅程が崩壊してまう。瞬間頭真っ白状態の私だが体勢を立て直して、支払いも終わっていることバウチャーは正当であることをアピール。すると女性は『OK,今のバスに空きがあればこのチケットを変更するからやってみましょう』と返事。
果たして出発の5分前、変更の手続きは完了し私は最後の乗客としてバスに飛び乗った。冷や汗一年分掻いたス。
この顛末。
私はこの便だけインターシティのオンラインではなく日本の大手H社からのオプショナルメニューから予約を入れていた。予約が入っていたのはパーマストン行きではなく30分早いギズボーン行き。途中のハミルトンで乗り換え必要の便であった。一方でトンガリロがあるナショナルパークへはパーマストン行きに乗るという事前情報を持っていた私、疑うことなくギズボーン行きを見送りパーマストン行きに乗ろうとしたんでありました。
後でバウチャーを見ると小さな文字でハミルトンでトランジットと表記があることに気がついた。
見落としはアルアルだが、会話の無いオンライン予約ならではの教訓でした。今更ながらネ。 -
バスは2時間走ってハミルトンの駅に到着。
ここでトイレ休憩となる。
どうやらほぼ満席のようで。
いやあ間一髪だったなあ。 -
朝何も食べていない私、ここの売店でサンドイッチを購入。
この後の旅で気がついたがニュージーランドはとにかく極力プラスチック素材を使わない。窓以外パッケージが紙だ。スーパーで買い物しても紙袋、飲料に張り付いているストローも紙製。日本とは比較にならない環境対策の先進。 -
陸路2回の休憩を挟んで午後3時半過ぎ、遂に到着したナショナルパークビレッジ。情報通り、一日に数本しか走らない誰もいない鉄道駅舎と駐車場があるだけ。お店はゼロ。いやあ、ビックリ。
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東京の戸建住宅の敷地面積5倍はあるような民家が並ぶ中を10分歩くと予約済みの本日の宿がアッサリ見つかった。
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受付はアジア系黒縁メガネ男性。チェックインを済ませて当宿のルールを確認。周囲の何も無さを考えると滞在中はこのロッジに全面的に頼ることになりそうだなあ。
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はい~本日のお部屋に
2段ベッドが主役。トイレシャワーは共用、クローゼットが一つ鏡が一つ、コンセント1ヶ所、ノーTVと来た。
そ、山小屋の個室ルーム、アレですな。
よかよか。私は山に登りにやって来たんだから。 -
共用部は広い。奥にはゲーム台が数機、中庭にはサウナ室とジェットバス式の浴槽がある。
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コーヒーとお茶は24時間フリー
うん、ここのハイシーズンは冬、スキー&ボード客がメインのスキーロッジと見受けた。
ちなみにこの日のゲストは恐らく5,6組。その中に日本人の母娘達3人組。やはり娘姉妹は明日トンガリロアルパインクロッシングに挑戦するとのこと。私は往復の送迎車のみを予約していたが彼女達はランチもついた別の会社をアレンジしたんだって。 -
時刻は夕方6時。ダイニングルームに行き夕食を注文。
まずはスープオブザデイを頼んで -
Thai red と書かれていたタイ風甘辛肉うどんをオーダー
うどんはフツーに美味しいレベルであったがスープはメチャ美味クラス。いつも思うが外国のスープは日本の飲食店で提供されるスープよりも断然イケてる。料理人は恰幅のいい大学相撲部的なマオリ系男性で、味はいかがですか?と聞いてきた。私がスープの味をベタ褒めすると愛嬌のあるドヤ顔に変身。 -
お次は明日のアルパインクロッシングのための食料の買い出し。宿の男性からスーパーマーケットの情報を聞き出してこのエリア唯一のガソリンスタンド併設型のスーパーに参上。
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こちらが買い出しの品
トンガリロアルパインクロッシングは全行程20.2キロの長丁場。日本のように道中での補給場は一切無し。水場も無い。調理をする時間的余裕も無いので即食べれるチーズや缶詰、サラミやハムに果物となる。プリングルスはお部屋用。これで56NZD。円換算で約4900円。これは2倍に近いお値段であります。 -
この季節のニュージーランドの日没は午後9時前。
まだ明るいので周囲を散歩。バスが到着した駐車場に行ってみるとキャンパー向けの調理場があった。水道と電気コンロが備わって利用者が自炊中。 -
ナショナルパークの最高峰ルアペフ山と
-
明日トレッキングする山、ナウルホエ山が見渡せる。
ネットで天気予報を確認すると午前中に雨ありの予報。
お願いです。神様晴れにして下さい!明日晴れにしてくれたら私は全てのものを投げ打ってもいい!
全身全霊でお祈りタイム。 -
ナショナルパークの日が暮れる。
さあ私の祈りは通じるのでしょーか? -
朝7時
私のスマホに電話が入った。送迎を依頼していた現地のシャトルサービス会社のドライバーからだ。
『モーニング!ミスター◯◯◯!全員集まったから今から貴方の宿に迎えに行くよ~ん』
5分後、ミニバスが到着。ドライバーと先客達に朝の挨拶をして乗車。いよいよトンガリロアルパインクロッシングのスタート地点に向けて出発となった。
ありゃ?? 車内を見わたすと見た記憶のあるインド系外国人3人組。間違いなく彼らは私と同じ宿に宿泊していたグループである。そう、彼らは指定された駐車場の集合場所から指示に従って乗車していたのだが、私は予約メールで宿泊ホテルでピックアップしてくんない?と依頼していたのであった。
ごめん、ちょっとズルしたかもしんない! -
ナショナルパークビレッジから距離にして12キロ
トンガリロアルパインクロッシング
そのトレイルの入り口に着いた。
このエリア一帯はユネスコの世界遺産に自然遺産ではなく複合遺産として1990年登録を冠している。 -
私たちを送り届けてくれたベテランドライバー
帰りはゴール地点となるケテタヒ小屋駐車場で3時に待ち合わせとなる。
満面の笑みでお見送りが嬉しい!
そして。お天気はこの晴天。
トンガリロには神がいたなあ~ -
準備はいいかい?
オッケーでーす。 -
んじゃあ 行ってみましょおお
-
この日のトンガリロアルパインクロッシング
振り返れば背後に控えるルアペフ山が飛び込んでくる。
この堂々とした山容が登頂意欲を掻き立てるわあ。
いやいや、二兎を追ったらバチがあたりそうだ。 -
序盤戦
荒涼とした道を進んで行く -
木道に入る
このあたりの景色、既に私にとってはかなり新鮮 -
ここで初めて小さな小川が現れた。
下山するまでのルート上で川はここともう一ヶ所だけ。
かなりの乾燥地帯である。 -
スタート地点からの距離表示がある。
徐々に大きくなるナウルホエ山。 -
なんだか意味ありげなこの橋
これを渡って行くといよいよ核心エリアに入っていくのか -
ん、予感は当たっていた。
この等身大掲示板が立ちはだかっていた。
ここまではやさしかった。でもこの先がしんどくなります!とのお達し。 -
食料と水の不足
天候の悪化
もし、そうなら戻りなさい!
日本のようなやんわりさは微塵も無い。ほぼ命令である。こんなところで文化の違いをひしと感じるわけ。 -
ここからがアルパインクロッシングの核心部
-
ゴツゴツした岩場ゾーンに入っていく
火山活動の痕跡くっきり -
さらに上へ
-
こんなカラカラの岩場で見つけた野菊のような花
-
再び平坦道に飛び出た
トイレボックスが3つ -
いつの間にか雲に厚みが増してきた。
山の天候が刻々と変化するのは北半球も南半球も変わらない。 -
グンと近づいているナウルホエ山!
-
トレイルルートの周囲はこんな景色になっている。
砂と土と岩だけの空間は日本の山岳にもあるけれど
このスケールに見惚れてしまう。 -
再びの急登が始まる
-
来た道を振り返ってみた
どうですかー?お客さん! ©️アントニオ猪木 -
リッジに出ると反対側も切れ落ちていた
-
説明するまでもなく全編ザレ場
ザレ場が登山者泣かせなのは変わらないか~ -
本日の最高地点であるレッドクレーターはもうすぐ
と、ここで頭上にヘリコプターが急行してきた -
そしてグルグルと旋回し入念に場所を選びながら着陸
-
そして防護服に身を包んだ女性がレッドクレーターに向かって歩き出した。
レッドクレーターには何人かが集まっている。
明らかにレスキュー隊員である。 -
最高地点レッドクレーターに着くとそこには左腕を押さえてガタガタ震えうずくまる白人女性が。
周囲の人に尋ねるとスリップして転倒負傷、レスキューを呼んだらしい。山でこういうシーンに遭遇したことはもちろん初めて。思わぬハプニング。 -
この場所からは巨大な火口跡が見えていた
-
で、進行方向、眼下に見えました!
-
その名も
エメラルドレイク -
ズームしてどうぞっ!
-
急斜面を慎重に下降して真横から見る。
見る角度によって湖面の色合いが変わるようだ。
エメラルド色が濃厚に。 -
時刻は10時半
レイクの最前席に陣取ってランチタイムに。
ってわけで
『2024年最も優雅なランチタイムオブジイヤー』
に決定と相成りました。 -
トレイルは続く。
トンガリロアルパインクロッシング、なんせ20キロ超の長丁場。まだその半分手前である。 -
またまた振り返ってみると尖った最高地点のレッドクレーターと大きく抉られた火口跡。
荒々しい景色って人間の心を解き放ちますな。
歩くことが、ただただ清々しい。 -
緩やかなザレた坂道を登り切ると次に現れたのがこちら
ブルーレイク!
ブルーレイク、大きさではエメラルドレイクの3倍はあるかもしれない。 -
ブルーレイクの湖畔を道なりに進むと緩やかな長い長い下降に入った。
-
山腹を巻きながら降りていく、私、大好き。
樹林帯ならば目の前に開けた眺望は望めない。しかしトンガリロは遮るものがないワイルドな山肌を延々と下っていく。まるで火星か月面にでも降りたったような景色が連続する前半戦、そして穏やかな足場を楽しみながら降りていく後半戦、トンガリロアルパインクロッシングの魅力はこれであった。 -
この行手の道をご覧あれ
いいなあ!私にとってはご馳走と言って良い。 -
途中の休憩スポットにこんな注意書きが。
2012年8月、火山弾が飛んできて隣りのケテタヒ小屋を破壊したとのこと。この一帯は現役の活火山帯である、これは忘れないでね、という警告。 -
上を見上げればいつの間にかずいぶん下ってきている。
-
日本では見かけたことがない花
-
これは?
植物相が変わって下界が近づいて来た。 -
もうゴールはすぐそこだ
-
この道を進め
あとは仕上げの3キロ -
そして、、、
遂に出口の匂い -
ぽん、と飛びでたのがこの場所
ケテタヒカーパーク
この場所に迎えの車が待ち構えているトンガリロアルパインクロッシング全行程のゴール地点であった。 -
トレイルを終えたトレッカー達が荷を下ろして車を待っていた。
私が到着したのは2時17分。その少しあとに朝同乗してきたアメリカのミネソタからやってきた米国人夫婦がゴール。お互いに健闘を讃え合った。
そして私たちの送迎車が到着、ドライバーは笑顔で私たちを迎えてピックアップ、一路ナショナルパークビレッジへ無事に帰還となった。そう、朝私たちに向かって絶対に3時にはゴールしろよ、と言い放ったドライバー。迎えに来た時間は3時10分。遅刻したのはあんたやないか!というオチがついてこれまた楽し笑笑 -
☆トンガリロアルパインクロッシングまとめ☆
装備:日本国内の初夏シーズン山歩きと同じ対応。薄手ダウンジャケットを使用。靴は登山靴ではないトレッキングシューズ。ニュージーランドは検疫が厳しく登山靴を別途持ち込むと泥までチェックされる可能性があるので街歩き両用のトレッキングシューズで対応した。
持ち物:昼食。スーパーで調達。水は2リットル。ルート上に一切の水場と補給場は無い。
この日、出会った日本人は1組。ニュージーランド屈指の人気コースだけに世界中から挑戦者が集まっているようだった。コロンビアから来ていた若い男女ペアの楽し気な表情が印象深い。道中に難場は無く、ここでしか味わえない景観と達成感は格別。皆さまに自信を持ってお薦めしたい。ホントよ、やってみてくださ~い👍
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