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 世田谷生涯大学OB会で表題の”成城の近代建築を訪ねて”を計画、幹事を仰せつかりました。<br />下見を何度も重ね、回る順番、ルート、昼食場所等を決定します。  <br /><br /> それでは先ず成城の住宅地としての成立ちから。<br /> 成城が住宅地として開設されたのは、関東大震災後、成城学園がここに移転して来てからです。<br />それ迄は高台で水利が悪く、雑木林として放置されていました。<br /> 成城学園は学園建設と共に、この地に理想の学園都市を造ろうと土地部を設け、住宅地の開発に取り組みます。<br /> 道路を碁盤の目に設け、水道公社を起ち上げ、上下水道を施設、交番、郵便局を誘致します。<br /> 大正14年第1回売出しを学園関係者、父兄を対象に行いましたが完売したそうです。<br />尚この時の1区画は平均3百坪、坪14円、178区画でした。<br /> 昭和2年小田急が開通。<br /> 次のきっかけは、朝日住宅展です。<br />昭和4年朝日新聞が新時代の幕開けを記念した新様式の住宅図案を懸賞募集、この内応募600点中入選16点を成城のこの地で建築展示販売します。<br />これを契機に当時の田園地域指向がスタートし、その代表が成城となります。<br />又住民主体で成城憲章を設定、優良な住宅地の維持管理を行います。<br /> 以上住宅地としての成城地区発展の概略です。<br /><br /> 尚現在成城には戦前からの建物は殆どありません、古くても昭和30年代以降の建物です。<br />その内から公開される3軒の家を訪ねます、前編では先ず猪俣邸から。<br /><br />

世田谷成城の近代建築を訪ねて (前編) 猪俣邸

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2024/11/28 - 2024/11/28

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愛吉

愛吉さん

 世田谷生涯大学OB会で表題の”成城の近代建築を訪ねて”を計画、幹事を仰せつかりました。
下見を何度も重ね、回る順番、ルート、昼食場所等を決定します。  

 それでは先ず成城の住宅地としての成立ちから。
 成城が住宅地として開設されたのは、関東大震災後、成城学園がここに移転して来てからです。
それ迄は高台で水利が悪く、雑木林として放置されていました。
 成城学園は学園建設と共に、この地に理想の学園都市を造ろうと土地部を設け、住宅地の開発に取り組みます。
 道路を碁盤の目に設け、水道公社を起ち上げ、上下水道を施設、交番、郵便局を誘致します。
 大正14年第1回売出しを学園関係者、父兄を対象に行いましたが完売したそうです。
尚この時の1区画は平均3百坪、坪14円、178区画でした。
 昭和2年小田急が開通。
 次のきっかけは、朝日住宅展です。
昭和4年朝日新聞が新時代の幕開けを記念した新様式の住宅図案を懸賞募集、この内応募600点中入選16点を成城のこの地で建築展示販売します。
これを契機に当時の田園地域指向がスタートし、その代表が成城となります。
又住民主体で成城憲章を設定、優良な住宅地の維持管理を行います。
 以上住宅地としての成城地区発展の概略です。

 尚現在成城には戦前からの建物は殆どありません、古くても昭和30年代以降の建物です。
その内から公開される3軒の家を訪ねます、前編では先ず猪俣邸から。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
友人
交通手段
私鉄
  •  スタートは成城町発祥の原点、成城学園正門前から。

     スタートは成城町発祥の原点、成城学園正門前から。

  •  正門前の銀杏並木、黄色く染まりました。

     正門前の銀杏並木、黄色く染まりました。

  •  黄色い落葉が散敷く歩道を、最初の訪問先猪俣邸に向います。

     黄色い落葉が散敷く歩道を、最初の訪問先猪俣邸に向います。

  •  銀杏並木は成城みつ池緑地に突き当ります、そこを右に曲がると猪俣邸。

     銀杏並木は成城みつ池緑地に突き当ります、そこを右に曲がると猪俣邸。

  •  猪俣邸門構え。<br />猪俣邸は(財)労務行政研究所初代理事長を務めた猪俣猛氏の邸宅として昭和42年に建てられました。<br /> 敷地1861.7㎡  延床面積371㎡  木造平屋造り<br /> 設計 吉田五十八研究所<br /> 特徴 武家屋敷風数寄屋造り

     猪俣邸門構え。
    猪俣邸は(財)労務行政研究所初代理事長を務めた猪俣猛氏の邸宅として昭和42年に建てられました。
     敷地1861.7㎡  延床面積371㎡  木造平屋造り
     設計 吉田五十八研究所
     特徴 武家屋敷風数寄屋造り

  •  門を潜った佇まい。<br /> 玄関前庭を茶室への渡廊下で程好く区切って主庭から切り離し、玄関への流れるようなアプローチとなります。<br /> 門の脇には茶会用の待合が設けてあります。<br />

     門を潜った佇まい。
     玄関前庭を茶室への渡廊下で程好く区切って主庭から切り離し、玄関への流れるようなアプローチとなります。
     門の脇には茶会用の待合が設けてあります。

  •  主庭(茶室)へ導く入口、別の庭が広がります。

     主庭(茶室)へ導く入口、別の庭が広がります。

  •  玄関。<br />屋敷の入口、アプローチの終点は玄関となります。

     玄関。
    屋敷の入口、アプローチの終点は玄関となります。

  •  玄関前に立って門を振返ります。<br />右が茶室への渡廊下、曲がりを付け落着いた間仕切りの役目を兼ねます。

     玄関前に立って門を振返ります。
    右が茶室への渡廊下、曲がりを付け落着いた間仕切りの役目を兼ねます。

  •  玄関前に家屋の案内図。<br />間取り等概略見ておいて下さい。

     玄関前に家屋の案内図。
    間取り等概略見ておいて下さい。

  • 玄関ホール。<br /> 上り框は支柱を無くし張出し方式、スッキリと見えますね。

    玄関ホール。
     上り框は支柱を無くし張出し方式、スッキリと見えますね。

  •  応接兼リビング、間口を大きく取り、開放的空間を演出しています。

     応接兼リビング、間口を大きく取り、開放的空間を演出しています。

  •  庭に面して障子、網戸、ガラス戸、雨戸の4種が建付けられています。

     庭に面して障子、網戸、ガラス戸、雨戸の4種が建付けられています。

  •  しかもそれらが全て戸袋に収納されるシステムです。

     しかもそれらが全て戸袋に収納されるシステムです。

  •  壁面には大きな床の間。

     壁面には大きな床の間。

  •  隣接して食堂と中庭。

     隣接して食堂と中庭。

  •  部屋の照明は折り上げて、そこから冷暖房の送風を行うシステムです。

     部屋の照明は折り上げて、そこから冷暖房の送風を行うシステムです。

  •  坪庭、明り取りと屋内換気を兼ねます。<br />添景として大きな水石を配置。

     坪庭、明り取りと屋内換気を兼ねます。
    添景として大きな水石を配置。

  •  奥に入ると次は夫人室。<br />当時はベッドが入っていました。

     奥に入ると次は夫人室。
    当時はベッドが入っていました。

  •  夫人室、庭の反対側には廊下を挟んで第二の中庭。<br />趣を変えて、植木と灯篭の添景。

     夫人室、庭の反対側には廊下を挟んで第二の中庭。
    趣を変えて、植木と灯篭の添景。

  •  夫人室に隣接してウォーキングクローゼット。<br />庭に面して大きく窓が切ってあります。

     夫人室に隣接してウォーキングクローゼット。
    庭に面して大きく窓が切ってあります。

  •  その奥に次の間を持った座敷。

     その奥に次の間を持った座敷。

  •  座敷の奥に明り取り、奥は電灯、手前は窓、右端はエアコン。

     座敷の奥に明り取り、奥は電灯、手前は窓、右端はエアコン。

  •  一番奥は書斎。<br />二方向に窓が在ります。

     一番奥は書斎。
    二方向に窓が在ります。

  •  書斎は少し庭に出っ張っています。<br />屋根が二重ですね。

     書斎は少し庭に出っ張っています。
    屋根が二重ですね。

  •  書斎の奥窓。

     書斎の奥窓。

  •  書斎から建物。

     書斎から建物。

  •  書斎に隣接して茶室が在ります。<br />1人で静かにお茶を嗜む場所です。

     書斎に隣接して茶室が在ります。
    1人で静かにお茶を嗜む場所です。

  •  水屋を持つ本格的な茶室です。<br />気の向いた時に何時でも一人で静かに、お茶を喫する事が出来ます。

     水屋を持つ本格的な茶室です。
    気の向いた時に何時でも一人で静かに、お茶を喫する事が出来ます。

  •  厨房や女中部屋に続く廊下の途中に納戸が在ります。<br />現在は建築家吉田五十八氏の作品展示室になっています。<br /> お宝は奥の金庫にしまいます。<br /><br />

     厨房や女中部屋に続く廊下の途中に納戸が在ります。
    現在は建築家吉田五十八氏の作品展示室になっています。
     お宝は奥の金庫にしまいます。

  •  最後は別棟の茶室です。<br />茶室に向う渡廊下。<br /> 主人として客を迎える心準備をする場所でもあります。<br />廊下を曲げているのはその為。

     最後は別棟の茶室です。
    茶室に向う渡廊下。
     主人として客を迎える心準備をする場所でもあります。
    廊下を曲げているのはその為。

  •  茶室を庭から眺めて見ましょう。 <br />庭の入口。

     茶室を庭から眺めて見ましょう。 
    庭の入口。

  •  正面には灯篭。

     正面には灯篭。

  •  侘びた茶室門が在ります。。

     侘びた茶室門が在ります。。

  •  光悦垣で茶庭を独立、林間の風情を感じさせます。 

     光悦垣で茶庭を独立、林間の風情を感じさせます。 

  •  庵名が掲げられています。

     庵名が掲げられています。

  •  蹲口は大きめ。

     蹲口は大きめ。

  •  次は主庭。

     次は主庭。

  •  銀閣寺の杉苔を移植しました。

     銀閣寺の杉苔を移植しました。

  •  猪俣家を辞去し次に回ります。<br /> 後編に続きます。<br />             終

     猪俣家を辞去し次に回ります。
     後編に続きます。
                 終

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