2024/08/09 - 2024/08/09
681位(同エリア691件中)
GATさん
冬にドイツのBMW博物館とアウディフォーラムを訪問後、日本の車メーカーの博物館はどうなんだろう?と色々調べ、8月の帰省の際にトヨタ博物館を見学してきました。
世界のトヨタはやはり凄かった。BMWやアウディは自社の歴史と車両が展示紹介されているだけでしたが、ここトヨタ博物館は車の歴史から他社の車両も展示され充実した内容で所有台数は約210台。
当たり前ですが日本語の説明があるのが一番嬉しい。
開館と同時に入館し2時間半程ゆっくり見学でき娘も満足でした。
料金大人1200円、中高生600円とお手頃な料金です。
なお、博物館は豊田市ではなくお隣の長久手市に所在しています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- その他
-
開館時間は9時30分。
9時に着いたら一番乗りでした。トヨタ博物館 ミュージアムショップ 専門店
-
入口横に展示されている1963年製のトヨタ・ボンネットバス FB80型。
内部は自由に見学でき、運転席は座れませんが客席は座れます。
そして床は板張りで歴史を感じます。 -
9時30分開館と同時に入場。
入口付近には7月~9月までの臨時でイタリア製ランチア モンテカルロ(1980年)が展示されていました。寄贈されたらしく今後は常設展示されるのかな? -
1Fホールに展示されているのは、1936年製のトヨタ初の乗用車Model AAのレプリカ。
当時の図面から忠実に再現され展示されています。 -
エスカレーターで2Fに進むと最初に目にするのは1886年製ベンツ・パテント・モトールヴァーゲンのレプリカ。
所説あるらしいがガソリン自動車第1号で時速は15km
なお、ドイツ・ミュンヘンのメルセデス・ベンツ販売店の2Fにも展示されていました。 -
2Fには1886年~1950年までの世界中の車両が展示されています。
手前の車両は、アメリカの1918年製シボレー・シリーズ490
因みに1918年は大正7年...。さすが工業大国アメリカです。 -
この車両はアメリカの1909年製スタンレー社スチーマー モデルE2
スチーマーの名前のとおりガソリンではなく蒸気自動車。
静かに高速で走行でき、1927年まで生産されていたとのこと。 -
次の車両はイギリスの1910年製ロールスロイス・40/50HP シルバーコースト
高い信頼性と耐久性で第一大戦では装甲を取り付け装甲車として前線で活躍したとか。 -
この車両はフランスの1928年製イスバノースイザ・32CVH6b
黄色と黒色のツートンカラーが目を引きます。 -
大阪の工場で生産された1931年製シボレー・フェートン(日本製)
日本用に右ハンドルになっています。 -
壁に展示されてパネル。
大正時代でしょうか?この時代に着物の女性が運転しているのに違和感あり? -
日産自動車が米グラハム・ページ社から乗用車の設計と生産設備一式を導入し、日産・70型フェートンの名称で製造販売。
写真は1938年製の車両。 -
この車両は1934年製シボレー・マスターシリーズDA
クロムメッキを多用したシルバー色は、ひと際目を引きます。 -
このトラックは1945年製トヨタ・KC型トラック。
太平洋戦争中の戦時型トラックで、資材不足により荷台部分は木材を多用しています。 -
東欧の工業国チェコスロバキア製のタトラ・87
後部の流線形が印象的で1934年製のタトラ77の後継モデル。
この車両は1948製です。 -
第二次大戦前のフランス製高級車両プジョー・402
この展示車両は1938年製。 -
こちらもフランスのシトロエン・11B
この展示車両は1937年製。
なお、シトロエンと言えばこのCMがインパクト最強
1980年代、時の大統領ミッテランが海軍をバカ扱いしなければご自由にとフランス海軍全面協力のCM
https://www.youtube.com/watch?v=5Fcw2CzGGrU -
こちらは、ドイツ製メルセデスベンツ・500K
この展示車両は1935年製。
1934年~1936年までの間に約300台の少数が製造されたのみ。 -
こちらの優雅な車両はフランス製ドラ―ジュ・タイプD8-120
この展示車両は1939年製。
運転席が後ろ過ぎて前方視界は大丈夫なのか? -
イチオシ
アメリカ大統領専用車パッカード・トゥエルヴ
日本を戦争に追い込んだフランクリン・D・ルーズベルト大統領専用車。
防弾ガラスは当然で車体も防弾仕様と装甲車並みの防御力。 -
アメリカのタッカー社が1948年に生産を開始したタッカー・48
生産台数51台と少数の生産に終わったわけは、会社の倒産...。 -
1947年10月に販売が開始されたトヨペットSA型。
戦後の物資不足と技術の未発達に加え劣悪な道路事情で生産台数は215台。 -
1945年~1949年に約1万台が生産された英国MG・ミジェットタイプTC
英国のインフレの影響で殆どがアメリカに輸出されたらしい。 -
こちらは英国ジャガーのXK120
1948年~1954年に約12,000台が生産され、こちらもほとんどアメリカに輸出された。なお最高時速193km -
1954年~1963年に1,400台生産されたドイツ・メルセデスベンツの300SL クーペ
左右のガルウィングドアが特徴的。最高速度260km -
イチオシ
1959年製のアメリカ・ジェネラルモーターズ(GM)のキャデラック・エルドラド ビアリッツ
1950年代を代表する大型高級車。 -
後部から見たキャデラック・エルドラド ビアリッツ
ジェット機を思わせる形状で空を飛んでいきそう! -
日本の自動車産業の基礎を築いた偉人を紹介したコーナー。
豊田喜一郎、鮎川義介、鈴木道雄、松田恒次、本田宗一郎などの偉人が紹介されています。 -
1955年に発売されたトヨタ・ランドクルーザー FJ25L型
今のランドクルーザーと比較して時代を感じさせる外観。 -
1955年に富士自動車が発売したフジ・キャビン5A型
写真では見えにくいが3輪の自動車でFRP製。しかし当時のFRPの生産性は低く生産台数はたった85台。 -
1957年にダイハツが販売を開始したミゼットDKA型
写真で見てのとおり3輪自動車で最高時速60km -
第二次世界大戦敗戦後の西ドイツで航空機の開発生産が禁止された時期に航空機メーカーのメッサーシュミットが生産、販売したKR200
1955年~1964年の間に約41,200台が販売された3輪自動車。 -
ドイツBMW博物館にも展示されていたBMW・イセッタ
元はイタリアのイソ社が開発したものをBMWがライセンス生産した車両。
写真でも解ると思いますが、前面がドアになっておりここから乗車する。 -
1960年~1969年にアメリカのジェネラルモータースが開発生産された シボレー・コルベア
大型乗用車に見えますがアメリカ的にはコンパクトカーらしいです。 -
一番手前の車両は1958年に生産されたフランスのシトロエン・DS19台
発売日だけで12,000台も注文が殺到したフランス人が好きそうな先進的なスタイル。 -
1965年販売の日本製DATSUN・BLUEBIRD
キャッチフレーズは「走るベストセラーに優秀なデザイン」だったそうです。 -
1962年~1970年まで生産されたマツダ・CAROL
約26万台が軽自動車。 -
1962年~1964年まで生産されたBMW・1500
トヨタ博物館のBMWの車両は、この1500とイセッタ300の2両のみです。 -
1965年に生産されたトヨタ・パブリカ コンバーチブル UP10S型
オープンモデルの派生モデル。 -
1966年に生産が開始されたイタリアのアルファ・ロメオ/GT1300 Junior
トヨタ博物館の唯一のアルファ・ロメオの車両。 -
1990年~1997年まで生産されたホンダ・NSX NA1型
2シーターのスポーツカーで、NSXのNはニュー、Sはスポーツカー、Xは未知の世界から。 -
2010年~2012年の2年間に限定500台が生産販売されたスポーツカー、トヨタ・レクサス LFA
展示されているっ車両は2009年に生産されたプロトタイプ。 -
1997年~2003年まで生産されたトヨタ・プリウス NHW10型
ガソリンエンジンと電気モーターを装備した世界初の量産ハイブリット車。 -
2008年~2012年まで生産されたアメリカのテスラ・ロードスタースポーツ
リチウムイオンバッテリーで駆動するスポーツカータイプの電気自動車でフル充電時には約390kmの走行能力がある。 -
3Fから見る2Fの展示車両。
見学者は少なく見えますが、団体客が多く場所によっては混雑していました。
まあ5分もすれば団体さん御一行は先に進んでいきますので全く問題なし。 -
クルマ文化資料室へ向かう通路に展示されているレゴで作成されたトヨタ博物館。
文句なしの出来前です。 -
タイのトゥクトゥクも展示されており乗車しての記念撮影可能です。
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クルマ文化資料室に到着。
自動車が誕生された18世紀中期~現代までの自動車模型がケース内に展示されています。 -
模型のサイズは1/43で統一されています。
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よく探すとデロリアンとドクことエメット・ブラン博士も展示されています。
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様々な国のカーバッジが展示されていて約400点が展示されているらしい。
既に倒産した会社のモノもあり、ゆっくり見る価値あり。 -
ボンネット飾られているカーマスコットは約130点が展示。
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切手も展示されています。
セナ、シューマッハにハッキネンのF1ドライバーの切手もあります。 -
スズキ・ジムニーが表紙の当時の自動車雑誌。
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2~3カ月ごとに入れ替えて展示されている約20点のポスター。
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世界地図の場所には各国のナンバープレートが展示されています。
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見慣れないアフリカ各国のナンバープレート。
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プラモデルのパッケージ。
あの頃のママ、パパよりこいつに夢中だったんだって。 -
ルパン三世カリオストロの城に登場するフィアット・NUOVA500のプラモデルパッケージ。
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こんな空想的なプラモデルも展示されています。
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ここにはクルマ関連のアニメの単行本が展示されています。
よろしくメカドックや頭文字D等、もちろん閲覧も可能です。 -
目立たない?売店横に展示されているデロリアン。
この展示場所は気付かずに帰る見学者多いハズ。 -
見学も終わりトイレに行くと壁一面に車の部品が飾られていました。さすがトヨタです。
なお女性トイレは普通のトイレだったそうです。
満足のトヨタ博物館でしたお終い。
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