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大阪万博に関わるようになって大阪に単身赴任を始めた。今更大阪を紹介するまでもないであろうが、週末に道頓堀から法善寺横丁、黒門市場界隈を散策した。ついでにここ数日の間に聴いたオーケストラの演奏会の印象を備忘録代わりにとどめておきたい。<br /><br />まずは道頓堀、外国人の多さにあらためて驚かされた。この界隈には有名なグリコにとどまらず、恵比寿さんやらビリケンさんやら金色のユニークなモニュメントがあふれていて飽きさせない。続いて夫婦善哉で知られる法善寺を参拝、黒門市場は眺めるだけにして、昼食はうどんの名店、小川で非常にバランスの良いメニューを楽しんだ。<br /><br />この前日の午後、西宮市の兵庫県芸術劇場のPACオーケストラ、佐渡裕の指揮の演奏会を聴いた。ショパンのピアノ協奏曲とブラームスの交響曲第4番という名曲プログラムだ。最近の佐渡裕はかなりの人気で、演奏会が3回行われるにもかかわらず、チケットを手に入れることが難しい。この日は電話で確保した上で出かけることにした。演奏会前のプレトークは、ウィーンで活躍する佐渡の成長をうかがわせる興味深い内容だった。PACオケは外国人奏者をトップに据え、ブラームスの隅々まで行き届いた、情熱的な演奏に感心した。<br /><br />同じ日の夕方、今度はフェスティバルホールで大植英次の指揮、大阪フィルの演奏で火の鳥、ローマの松を聴いた。大阪市の主催のフェスティバルの最終回ということで、大植のスピーチやら、アンコールも盛りだくさんで楽しませてくれた。しかし、佐渡のプレトークと深みのあるブラームスを聴いた後だけに、大植の演奏とスピーチにはあまり成長が感じられなかった、と感じたのは私だけだろうか?<br /><br />翌日、かねてから連絡をいただいていたウィーン放送交響楽団の奏者である親友から招待券をもらって、8年ぶりにこのオケを聴くことができた。若干小ぶりの編成で、モーツァルトのピアノ協奏曲第27番(ピアノ角野隼人)、ベートーヴェン交響曲第7番がメインだ。何といっても本場のオケ、弦の繊細なアンサンブルと、管楽器の前に飛び出してくるようなパワーは日本のオケにはなかなかないものだ。指揮者のオルソップは女流指揮者の先駆け、ベートーヴェンのフィナーレの盛り上げは素晴らしく、多くの聴衆がブラヴォーを叫んで立ち上がって感動を共有した。

大阪に滞在、市内を散策し関西のオーケストラを聴く

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2024/09/15 - 2024/09/16

2015位(同エリア3837件中)

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ハンク

ハンクさん

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大阪万博に関わるようになって大阪に単身赴任を始めた。今更大阪を紹介するまでもないであろうが、週末に道頓堀から法善寺横丁、黒門市場界隈を散策した。ついでにここ数日の間に聴いたオーケストラの演奏会の印象を備忘録代わりにとどめておきたい。

まずは道頓堀、外国人の多さにあらためて驚かされた。この界隈には有名なグリコにとどまらず、恵比寿さんやらビリケンさんやら金色のユニークなモニュメントがあふれていて飽きさせない。続いて夫婦善哉で知られる法善寺を参拝、黒門市場は眺めるだけにして、昼食はうどんの名店、小川で非常にバランスの良いメニューを楽しんだ。

この前日の午後、西宮市の兵庫県芸術劇場のPACオーケストラ、佐渡裕の指揮の演奏会を聴いた。ショパンのピアノ協奏曲とブラームスの交響曲第4番という名曲プログラムだ。最近の佐渡裕はかなりの人気で、演奏会が3回行われるにもかかわらず、チケットを手に入れることが難しい。この日は電話で確保した上で出かけることにした。演奏会前のプレトークは、ウィーンで活躍する佐渡の成長をうかがわせる興味深い内容だった。PACオケは外国人奏者をトップに据え、ブラームスの隅々まで行き届いた、情熱的な演奏に感心した。

同じ日の夕方、今度はフェスティバルホールで大植英次の指揮、大阪フィルの演奏で火の鳥、ローマの松を聴いた。大阪市の主催のフェスティバルの最終回ということで、大植のスピーチやら、アンコールも盛りだくさんで楽しませてくれた。しかし、佐渡のプレトークと深みのあるブラームスを聴いた後だけに、大植の演奏とスピーチにはあまり成長が感じられなかった、と感じたのは私だけだろうか?

翌日、かねてから連絡をいただいていたウィーン放送交響楽団の奏者である親友から招待券をもらって、8年ぶりにこのオケを聴くことができた。若干小ぶりの編成で、モーツァルトのピアノ協奏曲第27番(ピアノ角野隼人)、ベートーヴェン交響曲第7番がメインだ。何といっても本場のオケ、弦の繊細なアンサンブルと、管楽器の前に飛び出してくるようなパワーは日本のオケにはなかなかないものだ。指揮者のオルソップは女流指揮者の先駆け、ベートーヴェンのフィナーレの盛り上げは素晴らしく、多くの聴衆がブラヴォーを叫んで立ち上がって感動を共有した。

旅行の満足度
4.0
観光
3.5
ホテル
4.0
グルメ
4.0
交通
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 徒歩
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