ご当地麺と蹴球アウェイツーリズム（第24節の巻）高崎と前橋で猛暑日38℃を耐える

2022/07/02 - 2022/07/02

推しのチームを見守る旅をしてみたい、といわゆるアウェイツーリズムに憧れていました。2022年の年始に「1シーズン限定ですべてのアウェイゲームを現地で見てくる」と宣言したところ、妻は意外にあっさりと「いいんじゃない」と快諾してくれました。なお、転校の多かった夫にとってゆかりのある町はたくさんあるけど、推しのチームは雪国をホームタウンとするフットボールクラブです。
遅ればせながらちょいと古い旅の記録なので、旅の参考にならない情報もあるかもしれず、すみません。自分たちの思い出を忘れないためメモのような構成ですが、この場をお借りします。
先週は横浜、今週も推しチームが首都圏にやって来ます。今節は群馬です。日帰りでスタジアムを訪れますが、これを旅とするかどうか、いや、遠征も近場もシーズン閉幕までが一つの旅とします。

エリア 群馬

お昼すぎに高崎に到着しました。SLみなかみ号が発着する駅ですから、駅名標がSLっぽいこんなデザインですね。

お、新幹線のりかえ口のピクトグラムがレトロ。むかしの新幹線がモデルでかわいい。

改札内では七夕イベントを実施中！と短冊がご用意されていました。

お好きな色に願い事をどうぞ、というお言葉に甘えて、推しチームカラーに書かせて頂きます。

改札を出て「スパゲティー専科はらっぱ高崎東口店」へ。

この旅のご当地麺→高崎はパスタの街だから「赤唐辛子とにんにくのトマトソース」スパゲッティです。乾麺と生麺をチョイスできますが後者で。もう熱々です。ハフハフです。赤い池に浮かぶ粉チーズのスモールアイランドもビジュアルに一役買っています。

バゲットを追加オーダーしてソースにねぶる。ごちそうさまでした。

こっちの東口から反対側へ向かいます。現在、38℃くらいあるらしい。

コンコースを突っ切って西口へ。お、高崎を象徴する紅白のにくいやつ。

だるまさん。外光が暑さを物語っている1枚・・・

西口からしばらく歩きますが、暑いよう。そんな散策中に見かけた、この旅のジワる看板はこいつ。紳士なアイロン（笑）ごきげんよう。

ご当地デパートが一角に建つ十字路まで歩いて来ました。※在りし日の姿です。今はお隣に移転したとか。

その十字路から城の遺構が見える。アウェイツーリズムでは城趾に訪れることが多く、今回の群馬旅でも高崎城へ。

乾櫓と東門というやつが並んで建っていました。維新後に農家に払い下げられたのを、もういちど城址へと移築したという。

我々の旅では、なるべく郵便局も訪問します。ここは城址の一画にある高崎郵便局です。局舎には後光さしているし。ああ、暑い。38℃だってよ。

いつものように「ご当地フォルムカード」を買いました。焼きまんじゅう。

そして風景印も押してもらいました。上越新幹線下り方面の左手車窓で目にする観音さまと、さっき見上げた高崎城の櫓です。なお、右は高崎駅で頂いたスタンプです。

堀に架けられた柳橋には可愛らしい装飾がありますが、ゆっくり見学するのはきつくなってきた。「暑いのはわりと平気」なんて言っていた妻も、根を上げてきた。

高崎駅周辺の涼しいスポットは、下校中の学生たちに先越されていたりして、高崎は諦めた。JR両毛線にて移動します。

15分ほどの乗車で前橋駅にて下車しました。本日のスタジアムの最寄り駅です。

そして群馬県庁の最寄り駅でもありますが、評判どおり県庁所在地駅にしてはこじんまり。

駅前ロータリーにはチューリップ歌碑がありました。「♪咲いた咲いた～」のやつか！地元ご出身の作曲家・井上武士先生のご紹介とともに。

前橋に移動して正解だったのは、駅前に「まえばし駅前天然温泉ゆ～ゆ」という日帰り湯があること。

施設の真下から豊富に湧き出る自家天然温泉で、泉質はナトリウム塩化物泉。熱海や伊香保や南紀白浜と同じなんです、とブランドに例えた謳い文句を目にしましたが、そんなの不要なほど、良いお湯です。ドライサウナもひな壇の高低差2mという大きめ。

暑かったから（繰り返しますが38℃）、この湯で生き返った！

駅からスタジアムへのシャトルバスも運行されているけど・・・

せっかくの湯上がりなのに、夕暮れ時とはいえまだまだ暑いのに、チャリをレンタルして、サイクリングでスタジアムへ！
利根川にかかる群馬大橋のあたりから北上します。立派な橋だこと。全国の橋を見るのも旅のテーマとしてありかも。

しばらく利根川を左手にチャリを走らせます。せせらぎが暑さを緩和してくれる。

すると、競技場みたいなやつが見えてきた。チャリを止めて妻に説明せねば。何で通り過ぎるの？と聞かれる前に。
夫「これ、今夜のスタジアムじゃないから、もうちょっと頑張って。」
妻「違うの？」
夫「前橋グリーンドームというそもそもは競輪場だよ。」

スタジアムのある県立敷島公園に到着しました。駅から4.5kmの距離でした。レンタチャリは規定のステーションへの乗り捨てOKです。

先週のアウェイツーリズムと同じく、夫のスマホはバッテリーが、スカスカ。スタバでコーヒーを飲みながら充電します。スマホ温存しつつのアウェイツーリズ厶、もっと撮影したい風景あったのだけど。

さあ、スタジアムに入りました。今日はauの通信障害が発生しているとかで、QRチケットの表示について入場口はアナウンスがひっきりなし。

さてさて、このスタジアムの通路にいきなり凹が現れて、妻は凹にはまって転倒しました。階段が通路にせり出したものですが、縦移動はともかく、横移動の導線には落とし穴的な存在です。前方と足下の不注意といえばそれだけど・・・アウェイの洗礼喰らったのです。
でも、大丈夫？とホームチームサポーターのマダムに優しく声を掛けてもらって、妻は照れ笑いしてた。グンマやさしい。

さてさて、今日はメインスタンドのアウェイ寄りに陣取ります。やっぱり暑い。試合をするプレーヤーは大変だ。

さあ、キックオフ。本日は明治安田生命デーらしく、青と黄のイメージキャラクターも来場していますが、どうか倒れるなよ。水分をしっかりね。

開始3分　25番がペナルティエリア左から中央へと浮き球を入れて、そのこぼれたところを、10番のゴール！早っ！
15分　25番からのパスを、ペナルティエリアへと侵入する13番が受けて、コースを狙った美しいゴール。
今日は何点入るのだろうと思わせる試合序盤です。わくわく

派手なスタートでしたが、その後のスコアは動かず2−0で試合終了です。先週の負けゲームを引きずることなく良かった良かった。

でも、勝ったとは言え、前半10分の接触プレーで肩を痛めて、交代した14番ちゃんが気がかり。
そして、この試合が、推しチームホームタウンの至宝10番の勇姿をナマで見たラストになろうとは。※次の試合後にベルギーへと移籍すると報道されました・・・頑張ってこい！

試合終了後の前橋駅行きのバスが2本しか運行されない、という情報を見て、満員による「積み残し」の犠牲になりたくない、と早足でスタジアムの席を立ちました。おかげで乗れた。補助席をフル稼働させた車内で駅へ向かいます。

そして前橋駅始発の上野駅行きに乗り込む。間に合った。この当時は、両毛線から高崎線への直通便が夜間でも運行されていました。今は朝だけの設定のようです。
ご褒美にグリーン車にて帰路につきます。遅い時間帯の下りだからかコロナ禍だからか、他には誰もいません。貸し切り。

なお、ランチ前に高崎駅のニューデイズにて、碓氷峠の力餅を入手しておいたのです。あんころ餅系好き。ビールとともに。

アウェイツーリズムではご当地の温泉入浴剤をなるべく連れて帰りたい。草津温泉の素も買っておいたよ。

今まで群馬を訪れるとしても、水上、草津といった温泉旅がほとんどだったので、昨今の暑さは危険だと思いつつも群馬の街を歩く、チャリを漕ぐ日を実践しました。気候が穏やかな時期に、次は碓氷峠ハイキングしたいところ。もしくは今回とは真逆で、さむ～い空っ風が吹きすさぶ中のサイクリングにチャレンジするのはどうだろう。