2024/05/30 - 2024/05/30
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chiaki-kさん
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北海道は道南の一部沿岸地域を除き夏と冬の温度差が大きく、冬は道内全域が豪雪地帯、一部地域は特別豪雪地帯になっている。道北、道東は寒さが特に厳しく、沿岸部を除いて-30度以下まで下がることが多い。かといって夏場は30℃にもなる気候が日本の自動車メーカーにとって絶好の試験場とされ、用地の取得がし易いこともあり、タイヤなどのパーツメーカーも含めて、26ものメーカーが北海道内に試験場&テストコースを有している。
最大のものは27日に通った十勝・音更町にある三菱自動車の十勝研究所で1020ha。次いで士別市にあるトヨタ士別試験場は930ha、他には日産(陸別町・705ha)、ホンダ(鷹柄町・532ha)、マツダ(剣淵町・470ha)、スズキ(下川町)、スバル(美深町)と目白押しである。テストコースでは、圧雪路面、凍結路面など、寒冷地特有の試験を行い、冬場の耐久性をUPすることで、世界でもっとも故障の少ない日本車が誕生するのだ。
表紙の写真は士別市にあるトヨタ自動車士別試験場。「北の大地が技術を鍛えて『感謝』の40年」の横断幕が見えるが、なにせ私有地(駐車場までならOK)に入っているので、クルマを駐めての撮影は遠慮しておいた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
5/30
7:30 稚内のホテルを出発、海岸沿いのD76を北上して向かったのは能取岬(のとろみさき)。 -
網走国定公園 能取岬に到着。
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能取岬灯台は1917年に点灯した八角形の洋風黒白灯台。電源はソーラー発電みたいだね。
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周辺一帯は「網走市営美岬牧場」となり、5月-10月頃には牛馬が放牧されている。
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向こうに見えるのは「オホーツクの塔」という「水産日本の発展を希求」する祈念碑だそうだが、また雨が降りだしたので、ここでUターンする。
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こんな東屋もあった。
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左奥に4本の柱のようなものが立っているが、ここをロケ地とした日本や中国の映画やドラマの記念碑らしい。
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左は「南極料理人」という堺雅人さんが主演した映画、右は「非誠勿?」という中国映画。
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駐車場から見た灯台。なお、トイレは施錠されており使えなかった。
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能取岬を後に、常呂町のホームセンターで買い物とトイレ休憩後、やって来たのはサロマ湖。サロマ湖は北見市、佐呂間町、湧別町にまたがる日本最大の汽水湖で、ホタテやカキの養殖が盛んな湖。
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サロマ湖第2湖口が見える。汽水湖なので、オホーツク海と繋がっている。
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常呂町の先に北勝水産という会社がある。
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サロマ湖で採れたホタテなどを生、あるいは加工して販売したり、ホタテ料理を出す売店を運営している。
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名物の「3粒入りビッグホタテバーガー」880円をテイクアウトで購入。
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大粒のホタテのフライが3つ入っていてボリュームもあり、味の方は当然ま・い・う。注文を受けてから調理するので10分位時間がかかる。その待ち時間の間に隣のブースでホタテ干貝柱など3000円近くお買いもの。
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4kmほど走ると今度は「道の駅サロマ湖」あり。
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またまたショッピング。よく買うね~。ちなみに2箱乗せた青い収穫コンテナですが、行きは空でも、家に帰ると満杯状態になります。
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湧別の町を通過してR239を紋別方面へ。途中こんな広い道路もあり。
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「道の駅サロマ湖」から約1時間で紋別空港到着。ローカル空港にしては珍しく羽田からANAのジェット便が毎日1便運行している。ところが12:20に紋別に着いた約半数の乗客は、そのまま13:10発の羽田行きの便に乗って帰ってしまう。これが世に言う「紋別タッチ」。
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ANAのプレミアムポイントを獲得するためにひたすらマイルを稼ぐ”修行”をするマイラーさん達が、コロナ禍で海外に行けなくなり、代わって修業先となったのが国内の遠隔地である紋別だったようだ。
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紋別市の海沿いにある公園にこんなカニ爪のオブジェがある。1882年「紋別流氷アートフェスティバル」というイベントが開催され、しばらくは海上に設置されていたがフェスティバル終了後は紋別のシンボルとして公園に移設された。
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多分、タラバガニの爪かと思われるが高さ12m、直径6m、重さは7tだそうだ。
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近くにはこんな作品もある。題して「四角い波」。
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これは「氷海展望塔オホーツクタワー」。この後、紋別の海を見ながら北勝水産のホタテバーガーをパクつくのだった。
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紋別からD713→R273を通って内陸部にある滝上(たきうえ)町へ。滝上町と言えば芝ざくら滝上公園。
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イベント中は大人500円の入場料金が必要だが、イベントオフ時は無料なので寄ってみた。
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雨の為、会場は閑散としていた。
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東藻琴と比較すると規模は小さいが、緯度や標高が高いせいかまだ芝桜の花がしっかり咲いている。
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滝上町が見える公園だね。
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もっと上に登ってみよう。
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チューリップもあるよ。
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幸運の芝ざくらを探して見ませんか?
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芝桜のUP1
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UP2
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UP3。ありましたか?
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滝上町を後にD61「士別滝の上線」を進む。
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49km、D61をそのまま進む! ナビ不要かも。
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峠手前にSF映画に出てきそうなスノーシェードあり。
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上紋峠は士別市と滝上町の境にある峠。士別まであと48km。
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途中で岩尾内湖に架かる岩尾内大橋を渡る。橋の両側がダム湖なのね。
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士別市内を横断してR239を西へ進む。トヨタ士別試験場はここを右。
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やがて左側にこんな高いフェンスや、
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名も無いゲートが現れる。
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シラカバハウス士別はトヨタ試験場にある関係者専用の宿舎。
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試験場入り口まで300m
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ここを左へ。とくにゲートのようなものは無い。
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「士別試験場 北の大地が技術を鍛えて『感謝』の40年」の垂れ幕がお出迎え?
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表紙写真の再掲だが、ここから先の写真撮影は自粛したが、大きな駐車場にはトヨタ車がおよそ200台位駐車していた。
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それでは奥の手、Googlemap航空写真の登場。
トヨタ士別試験場は1984年に全長5kmの寒冷地周回路が完成、1987年には全長10kmの第一周回路が、1992年には総面積930万㎡、200個の東京ドームがすっぽりと収まる広大な敷地の整備がほぼ完了した。1989年にデビューした初代セルシオが世界的に高く評価されたのも、この第一周回路で高速性能を磨き上げたことが要因と言われている。
そのほかに、昼夜を通して耐久試験を行う第2周回路。操縦安定性評価を行い、運転訓練の場としても使用する1周6kmの第4周回路。ヨーロッパの田舎道のアップダウンやうねり、日本では見られない舗装を再現し、乗り心地・振動・騒音などの評価を行う第5周回路などが設置されているようだ。 -
試験場の外からは全く見えないが、45度バンクもあるそうだ。
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ここで他の主なメーカーのテストコース紹介。最初は鷹柄町(たかすちょう)にある本田技研鷹柄プルーピンググラウンド。面積は532ha。
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陸別町(りくべつちょう)にある日産自動車陸別試験場。面積は705ha。
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下川町にあるスズキ下川テストコース。面積は不明。
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剣淵町(けんぶちちょう)にあるマツダ剣淵試験場。面積470ha。
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美深町にあるスバル美深試験場。面積は不明。
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再掲だが音更町にある三菱自動車十勝研究所。面積は1020haと北海道最大。
他にはいすゞ、ダイハツ、日野、ヤマハ。自動車メーカー以外ではブリジストン、ヨコハマ、住友ゴム、東洋ゴム、アイシン精機、デンソーなど26社がそれぞれの試験場を有している。
現在はどの自動車メーカーもスパコンなどを使用して、ある程度の耐久データーなどは得られるだろうが、やはり実際の環境でテストしないと解らないことは沢山あると思う。
ホンダはF1のことを「走る実験室」と呼んでいるが、レースやラリーなどのモータースポーツ競技に参加するのもクルマの安全性、耐久性などを向上させる為、大事なことだと私は考えている。 -
士別試験場を離れ、グーグルナビの言うとおりにD293に入るとこんな風景に出逢った。まるで美瑛か富良野のようだね。
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道路もそんな感じだ。
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R40塩狩峠を越えると比布町。町へ入って5kmほどの交差点を左折、ぴっぷスキー場方面へ向かう。
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今宵の宿「遊湯(ゆうゆ~)ぴっぷ」に到着、隣は町営ぴっぷスキー場で日帰り温泉もあるので、なんとなく健康ランドっぽい。
ホテルの口コミです
https://4travel.jp/dm_hotel_tips/15167301 -
17:20 宿の場所を確認してから比布のセコマまで今夜のあての買い出し。写真はR40だがセコマまでかなりの距離があった。これが北海道だね。なお、セコマの隣のホクレンでガスを補給するが、何と23.8km/Lという燃費をたたき出してしまった。価格も159円/Lと安い。北海道に住みたい!
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18:00 リクエストしておいた「良佳の膳」夕食の時間。レストラン紙風船で頂く本日の献立はこんな感じで期待が高まる。
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18時スタートはどうも私だけみたい。窓の外の公園のような緑が綺麗。ただ、今頃になって天気が回復してきたのにちょっとイラッとする。
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スタートはこんな感じ
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途中で失礼。
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18:30になってやっと次ぎの組の方が見えた。どうも日帰り温泉客は多かったが、宿泊客は少なかったみたい。
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部屋に戻ってからは、セコマ比布店で買った本麒麟、北のポテサラ、ザンギで宴会。ザンギのボリュームがなかなかで翌朝まで持ち越してしまった。
これで「2024年 北海道旅行記5:試される大地」は終了です。最後までご覧いただきありがとうございます。
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