2024/05/16 - 2024/05/16
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ペコちゃんさん
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5月の〇〇会行事は「与野公園のバラ鑑賞と浦和宿の散策」。
若い頃、パスポート申請で県庁に行った位で、同じ埼玉県に住んでいても、浦和や与野を訪れる機会は滅多にないので、与野公園のバラ鑑賞と浦和宿の散策を計画しました。
さいたま市は、2001年に浦和市(約48万人)と大宮市(約45万人)与野市(約8万人)が合併して誕生し、2005年に岩槻市(約10万人)を編入した政令指定都市で、現在の人口は約135万人(日本の市で9番目)で10区の行政区からなります。
江戸時代までは農地が広がっていましたが、中山道の3番目が浦和宿、4番目が大宮宿と賑わいを見せた街道筋にありました。
戦後の都市開発で当時を偲ぶ建造物は殆ど残っていませんが、一度は歩いてみたかった浦和宿です。
写真は与野公園に咲き乱れるバラの花々。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
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今回の参加者は5名。
埼京線で与野本町駅へ・・・初めて降りる駅です。 -
与野本町駅西口を出ると、目の前に広がる「与野本町駅前公園」・・・与野本町駅から徒歩7分の場所に造られた「彩の国さいたま芸術劇場」の開館にあわせて平成6年度に完成した公園で、線路沿いにバラの花が植えられ野外彫刻が展示されています。
これは『発展』(作:建畠覚造)。 -
中央区(旧与野市)区制施行10周年を記念して作成されたバラのモニュメント・・・公園には約20種・2,000株が高架線沿いに色とりどりに植栽されてます。
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この彫刻は『展生』(作:市村緑郎)。
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駅から約15分で与野公園に到着。
与野公園は天祖神社・御嶽社・大国社などの境内を整備し、明治10年(1877)に開園した埼玉県で3番目に古い公園で、現在は桜とバラの名所として知られています。 -
バラ園の右側にある石碑には「井原勇記念園」・・・5期18年に亘り、合併まで与野市長を務めた井原勇(1926~2007)が用地を市に無償提供して、開園100年目の1977年にバラ園を開設し、没後に遺族の寄附金で再整備がなされたそうです。
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バラ園の中央にはブロンズ像の『翔』(作:高橋剛)。
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約200種・3,000株のバラが咲き乱れる与野公園・・・埼玉県では伊奈町のバラ園(400種類・5,000株)に次ぐ規模です。
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ブロンズ像の周りはバラサミット(ばら制定都市会議)の作品群。
(上の写真)山形県村上市「バイオレット・ローズ」
(下の写真)茨城県下館市「マダム・ヴィオレ」 -
(上の写真)大阪府豊中市「ピース」
(下の写真)静岡県富士市「銀嶺」 -
見頃の時期なので、大勢の人が訪れています。
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(上の写真)「乾杯」
(下の写真)「ラ ルペラ」 -
(上の写真)「羽衣」
(下の写真)「グラハム トーマス」 -
(上の写真)「プリンセス チチブ」
(下の写真)「サハラ」 -
(上の写真)「ジュビレ デュ プリンセス ドゥ モナコ」
(下の写真)「クイーン マザー」 -
(上の写真)「モナ リザ」
(下の写真)「夢香」 -
(上の写真)「マリー アントワネット」
(下の写真)「ザ マッカートニー ローズ」 -
(上の写真)「センティッド エアー」
(下の写真)「プリンセス アイコ」 -
赤紫の「ショッキング ブルー」。
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バラのアーチ。
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黄と赤の、つるバラ。
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色とりどりの美しいバラと、その香りに癒されました。
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駅に向かう途中にある円乗院へ。
真言宗智山派の円乗院は、建久年間(1190~1199)に畠山重忠によって道場村(現:桜区道場)に創建され、慶長年間(1596~1615)に現在地に移建したと伝わります。 -
1992年に建てられた「仁王門」。
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仁王門の表側には木造の仁王像・・・
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境内側には四天王が祀られています。
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現在の本堂は1926年に再建されたもの。
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弘法大使1,150年御遠忌記念事業として、1981年に建立された「多宝塔」・・・高さ30mで、高野山金剛峯寺、根来寺に次ぐ大塔です。
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多宝塔の前には「六牙白象(ろくげのびゃくぞう)」・・・六つの牙を持つ白い象は、釈迦の母・摩耶夫人がこの象を夢に見て釈迦を懐妊したことから、釈迦の入胎を象徴します。
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鐘楼。
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与野七福神の一つ、大黒天も祀られています。
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与野本町駅から大宮経由で浦和に向かう予定でしたが、誰かが ” 京浜東北線の与野駅まで歩いて行けるよ ” ・・・確かに歩いて行けましたが、20分以上かかって、やっと与野駅へ。
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与野駅から京浜東北線で浦和駅へ。
明治16年(1883)に開業した浦和駅・・・2013年に高架化工事が終り、2018年に7階建ての駅ビルが完成しました。 -
浦和駅西口を出ると、1981年に開店した伊勢丹浦和店があります。
デパートの不振が続く中、2021年度の売上高は350億2千万円(埼玉県No1)・・・7階のレストラン街で昼食をとります。 -
「仙台牛たん みやぎ」で牛はらみ焼きランチをオーダー・・・肉も柔らかく、麦とろ飯も美味しいメニューでした。
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今回の浦和宿の散策は、事前に「浦和ガイドの会」に案内をお願いしておきました。
資料代(300円)を支払って、このマップと説明資料を受け取り、13時30分に浦和駅西口をスタート。 -
<1>浦和レッズ
『サッカーのまち』浦和・・・埼玉のサッカーの歴史は古く、明治41年に埼玉県師範学校(現:埼玉大学・教育学部)の教師・細木志朗が蹴球部を創設したことに始まります。
駅前には「浦和レッズ」の看板やフラッグが・・・浦和レッズの前身は1950年創部の三菱自動車工業サッカー部で、正式には「浦和レッドダイヤモンズ」。 -
こんなところにもサッカーボール。
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浦和レッズは国内三大タイトル(J1リーグ、Jリーグカップ、天皇杯)を全て獲得しており、伊勢丹前の通りには平成6年から設置が始まった浦和レッズレリーフ(路面盤)が72基設置されています。
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天皇杯の優勝レリーフに、懐かしい小野伸二の足型。
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<2>浦和うなこちゃん
2008年に設置された、やなせたかし作の浦和区のマスコットキャラクター「浦和うなこちゃん」・・・浦和はかつて別所沼・上谷沼などウナギのとれる沼地が多く、江戸時代には中山道・浦和宿で旅人や釣り客に蒲焼を提供していたことから、うなぎの蒲焼発祥の地と言われます。 -
<3>さくら草通り
伊勢丹隣の浦和コルソを通り抜けて、さくら草通りへ・・・出口のアーチ状の壁に描かれているのは、浦和ゆかりの画家・高田誠(1913~1992)の原画によるサクラソウのモザイク壁画。 -
「さくら草通り」は、県内初の歩行者専用ショッピングモールとして1982年に完成・・・終日、歩行者天国で多くの人が行き交っています。
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「サクラソウ」は埼玉県の県花で、さいたま市の花にもなっています。
4月になると、さいたま市の外れにある桜草公園(田島ヶ原サクラソウ自生地)にはサクラソウが咲き揃い、国の天然記念物にも指定されています。 -
さくら草道りに設置された彫刻『春の譜』・・・作者の細野稔人(としひと)は浦和在住の彫刻家。
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<4>浦和宿本陣跡
京浜東北線の西側を南北に走る旧中山道の浦和宿・・・京の都に近い北から上町~中町~下町と続き、往時の賑わいに思いを寄せます。
1843年の町並は、南北1167m、家は273軒、人口は1230人で、本陣1軒、脇本陣3軒、旅籠15軒の規模でした。 -
浦和宿の散策は、本陣跡からスタート。
本陣は大名などの宿泊や休憩に充てられる家で、浦和宿では星野権兵衛家が代々務めました。
当本陣は加賀百万石・前田家をはじめ30以上の大名が利用し、幕末の公武合体で14代将軍・家茂に嫁いだ皇女和宮も1861年に立ち寄って昼食をとり板橋宿で宿泊したそうです。 -
浦和宿本陣には、約1,200坪の敷地に222坪の母屋をはじめ、重要な施設である問屋場・高札場などがあり、宿場の中心地でした。
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しかし、明治時代になってすべて取り払われ、当時の姿を偲ぶものは、市内緑区の大熊家に移築されたこの表門のみ・・・総ケヤキ造りの薬医門で、建立は江戸時代末期です。
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現在の浦和宿本陣跡は「仲町公園」になっていて、中央に「明治天皇行在所跡」の碑があります。
明治天皇が大宮・氷川神社行幸(明治元年・3年)の際に宿泊したことを記念して、皇紀2600年(昭和15年)に建てられました。 -
<5>二・七市場跡
旧中山道から市場通りへ・・・入口には、野菜を売る女性の像。 -
この慈恵稲荷の辺りで、室町時代から昭和初期まで300年以上、毎月二と七の日に市が開かれ、農産物や生活用品が取引されたことから「二・七市場」と呼ばれました。
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<6>常盤公園(浦和御殿跡)
江戸時代、この辺りは徳川家の鷹狩りの場所の一つでもあり、徳川家康や秀忠が浦和に鷹狩りに訪れた際は、常盤公園の場所にあった「浦和御殿」が休憩所となっていました。 -
その後、1611年に御殿は取り壊されますが、廃止後も「御殿跡」「御林」と呼ばれ、江戸幕府に保護・管理されました。
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明治26年に浦和御殿の跡地に建てられた「浦和地方裁判所」・・・1973年に県庁南の新庁舎(浦和刑務所跡地)に移転した後、1976年に常盤公園が開園しました。
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いかにも歴史がありそうな赤レンガの外壁が、当時の名残を伝えます。
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公園の彫刻。
これは、中野四郎作のブロンズ像『渕』。 -
細野稔人作の『長沼依山 童話碑』・・・長沼依山(1893~1982)は浦和幼稚園を創設した童話作家で、また童話を声に出して読む「口演童話作家」として全国で活躍しました。
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<7>浦和センチュリーシティ
1976年に移転した浦和市役所庁舎跡地の再開発で1999年に竣工した地上20階の建物で、旧中山道に面しています。
建物の殆どはロイヤルパインズホテル浦和ですが、3階に「うらわ美術館」があります。
ここでトイレ休憩。 -
小休止の後、旧中山道を南に進むと、通りには昔からの老舗の名店が今も店を構えています。
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これは、鰻の老舗「山崎屋」・・・浦和宿を行き交う人々に蒲焼を提供して大評判になった店で、浦和で江戸時代から続く唯一の鰻屋です。
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明治元年創業の奈良漬専門店「酒井甚四郎商店」・・・明治初期に酒の小売りと初代の故郷・三重県の物産の販売を始め。仕入れ先の酒店から勧められて奈良漬の製造に着手すると、白瓜などの奈良漬が評判になり、明治35年には宮内省に献納するほどまでになりました。
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明治9年創業の「須原屋」・・・8つの支店を持つ埼玉県内最大級の書店です。
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<8>玉蔵院
旧中参道に面して「門前通り」の石柱があり、ここを曲がって行くと玉蔵院(ぎょくぞういん)山門があります。 -
「宝珠山 玉蔵院 延命寺」は平安時代に弘法大師によって創建されたと伝わる真言宗豊山派の寺院で、一般的に玉蔵院と呼ばれます。
この山門は、江戸後期(1803~1809)の建立と言われる四脚門。 -
山門の左側には弘法大師像、境内には鐘楼が見えますが境内には入れません。
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現在の玉蔵院は、山門が中山道沿いに面していますが、山門と本堂の間に道路が造られた関係で、境内が分断されています。
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玉蔵院は1699年に伽藍を焼失し、現在の本堂は1701年に再建されました。
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本堂につながる太鼓橋、左側には樹齢100年以上の枝垂れ桜、右側は枯山水の美しい庭園。
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本堂の左側には1780年に建立された「地蔵堂」。
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欄間の彫刻や天井に花鳥を描くなど、多くの装飾があります。
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地蔵堂に祀られた弘法大師の作と言われる木造地蔵菩薩立像・・・地蔵菩薩像としては県内最古の作品と言われています。
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再び旧中山道を進みます。
ここは、明治21年創業の「うなぎ 満寿家(ますや)」・・・美味しい鰻が安く食べられるガイドさんお勧めの店です。 -
<9>古い街並み
これは「原田表具店(文壽堂)」・・・創業は慶応3年(1867)。 -
150年以上の歴史を刻む店内で目を引くのは、勝海舟直筆の書『文壽堂』・・・5代目・原田豊吉の妻が勝海舟の姪だった関係で書かれたこの書から、屋号となったそうです。
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明治初期創業の「青山茶舗」・・・明治21年の「浦和大火」を免れた「せがい造り」の店舗は、移り変わる街並みの中で当時の歴史を今に伝える貴重な建物。
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<10>調(つき)神社
社記『調宮縁起』によると、今から約2000年前の第9代・開化天皇の時に奉幣の社として創建されたとあり、また第10代・崇神天皇の時に伊勢神宮に献上する調物(貢ぎ物・御調物)を納める倉を建て、関東一円の初穂米・調の集積所と定めたとあります。
境内入り口には、調物の搬出入の妨げになるとして鳥居が設けられなかったため『鳥居のない神社』とも言われます。 -
また調(つき)の名が月と同じ読みであることから、中世の月待信仰とも結びつき、神の使いとされる兎が彫刻や石像として境内に配され、入り口には狛犬の代わりに兎の石像が置かれています。
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手水舎にも兎。
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社殿は本殿と拝殿が一体となった権現造で、1859年の造営。
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神楽殿。
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お百度参りをしながら盤の中の板を使って回数を数えることができる「百度盤」。
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境内の神池にも兎。
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旧本殿は、境内社の稲荷神社の社殿として現在も使用されています。
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ここにも兎。
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<11>高砂小学校
調神社から浦和駅に向かう途中にある高砂小学校は、明治4年に玉蔵院の境内に開校した、浦和最古の学校「浦和郷学校」が前身。
現在は各学年5学級で、児童数1,000名を超える大規模校ですが、子供を入学させるために引っ越してくる親もいるほどの人気校。 -
1985年3月に「浦和市制50周年」を記念して、尋常小学校当時の門柱を復元した正門(通称「高砂門」)と、浦和市章をあしらった瓦屋根に白壁の「真砂塀」が建てられました。
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最後に浦和駅東口に戻り、約2時間の浦和宿散策も終了・・・浦和ガイドの会の皆さん、お世話になりました。
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