大阪 摂津富田 富田ジャズストリート2024(Tonda Jaz Street,Takatsuki,Osaka,Japan)

2024/05/04 - 2024/05/04

2024年5月4日(土・みどりの日)、2年振りに富田ジャズストリートへ。
https://4travel.jp/travelogue/11753919

12時過ぎにJR京都線(東海道本線)の摂津富田駅に到着(下の写真1)。1924年(大正13年)に国鉄東海道本線の高槻・茨木間に新設開業した駅。当時の富田村から命名され、関西本線に読みは異なるが同じ漢字の富田(とみだ)駅があったため、旧国名の摂津を付けた。

京阪間では最もJRと阪急の駅が近接する駅の1つだが、共に各駅停車のみ停車でちょっと不便。なお、阪急の富田駅はJRより3年半遅れて開業し、開業当時は1925年に町制移行していたのいで富田町駅だった。1957年の高槻市編入により現駅名となる。

島式ホーム2面4線(乗降は2面2線のみ)の地上駅で、橋上駅舎となっている。駅舎は1970年完成。ホーム東端にも跨線橋が架かり、松下口という出場専用の改札があり、平日朝など一部の時間帯のみ使われる。1975年までは駅北東の松下電器産業高槻工場への専用線があり、貨物輸送を行っていた。

南口出て阪急方向に移動。阪急の踏切のすぐ手前にある屋台居酒屋 大阪満マル摂津富田店がランチ営業してたので、まずは昼食にする。大阪満マルは2010年創業の飲食店経営会社、イートファクトリーが展開するチェーン店。大阪を中心に関西、中国、四国、九州、関東にベトナム、フィリピンに59店舗を持つ。豚カツ定食850円を食す。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.25645530568423625&type=1&l=223fe1adec

20分ほどで昼食を終えて今回もメイン会場の富田コミュニティセンターグランドへ移動する。12時半頃到着(下の写真2)。SPYのステージの大詰めだった。SPYは関西を中心に活動するファンキーブラスロックバンド。15分ほどしか見てないが、なかなか楽しいステージだった。

続いて1時から白井貴子のステージ。10分近く開始が遅れたけど、「遅れちゃってごめんね～」とは云わなかったね、貴子さん。って云うのも40年前の1984年に、まだ結婚してなかった今の連れ合いと一緒に高槻市民会館のコンサート、行ったことあるんだよね。その時、何かの都合で遅れて始まって、その時の彼女の第一声が「遅れちゃってごめんね～」だった。ああ、懐かしい。

白井貴子は1959年早生れのシンガーソングライターで、1980年代初めに学園祭クイーンとして名を馳せた。シングルとしてはシチズンリビエールCMソングだった自身の作詞作曲の「CHANCE!(1984年リリース)」がオリコン週間チャート最高12位で、一番のヒット。なんで、私はコンサート行ったんだろう・・・、レコードを買ったこともないんだけど。

今回は1993年に結婚したギタリストの本田清巳との2人のステージ。彼は彼女が属していた「白井貴子&CRAZY BOYS」でギターを弾いていたそうだが、初期は太刀川紳一だったそうなので、高槻市民会館の時はいなかったのね。

セットリストは全部は覚えてないが、1982年に4枚目のシングルとしてリリースした佐野元春のカバーの「SOMEDAY」で始まり、「CHANCE!」や2016年にリリースした北山修作詞の「涙河(NAMIDAGAWA)」や昨年リリースした母を歌った歌「Mama」など。

そう云えば、彼女転勤族の父親の娘で、神奈川の藤沢生れだが、福岡や名古屋を経て、中学は京都の桂中学、高校は東山の京都女子高校で、かつ高校時代はピアノレッスンで高槻に通ってたとのこと。彼女のが高3の年、阪急の桂と西院の間、私と通学経路被ってたんや。もしかしたら同じ車両に乗り合わせたことあったかも。いやあ、全く知らんかった、関東の人と思ってたわ。

続いてのステージはET-KING。1999年結成、2006年メジャーデビューのJ-POPユニット。結成時は7人だったが、現在は4人で活動している。メンバーの1人だったTENNは2013年にSPEEDの上原多香子と結婚したが、2014年に活動を休止し、約5ヶ月後に自殺した。

大阪・大国町を拠点に活動し、ストレートな言葉と力強いメッセージを武器に、ヒップホップだけでなくバラエティに富んだ音楽を関西弁で聴かせる。ユニット名は、外国人がたまたまリーダーのイトキン(2018年に病没)の名前を聞いた際、「What? ET-KING?」と返してきたことから付けられた。

2008年4月の西京極競技場での京都サンガとヴィッセル神戸のJ1第6節の試合のハーフタイムショーでショートライブを1回だけ見たことがある。この時は7人だったのね。ちなみにこの試合はサンガが田原の2ゴールで勝った。

一番のヒット曲である「愛しい人へ」や大阪万博誘致応援ソングの「この街の空」など。昔から彼らの曲は割と好き。今回もライブも良かった！

続いてはリクオ(Rikuo)。1964年生れ、京都府出身のシンガーソングライター、キーボーディスト。鴨沂高校から関大に進まれたそうだ。初めて知った。名前は本名の名前(陸男)から。セッション・プレイヤーとして多くのメジャーなアーティストと共演されてるそうで、すごいのね。

曲目はよく覚えてないが、最後にやった忌野清志郎訳詞の「イマジン(Imagine)」は特に良かった。

次はSOLO-DUOギラ・ジルカ＆矢幅歩 featuring 竹中俊二 楠井五月。SOLO-DUOはソロ活動をしていたギラ･ジルカと矢幅歩が2006年にライブハウスで偶然出会い、その後結成したデュオユニット。

ギラ･ジルカ(Geila Zilkha)は1969年神戸生れで、イスラエル人の父と日本人の母を持つジャズヴォーカリスト。1987年に神戸市のインターナショナルスクールを卒業。その後はバークリー音楽大学へ進学し、1991年に同大学を卒業。2010年に「第11回神戸ジャズ･ヴォーカル･クイーンコンテスト」でグランプリを受賞。同年に初となるソロアルバムをリリースした。

2018年からは大阪芸術大学の教授を務める。また、MISIAに曲を提供した事が縁でMISIAツアーやアルバム制作にも参加し、2018年年末の日本レコード大賞とNHK紅白歌合戦にも参加している。

矢幅歩は1979年生れ。大分県を故郷とし横浜に育つ。ヴォーカリストの母親とフルート奏者の父親の影響を受け、幼児期よりジャズやブラックルーツミュージックの影響を受ける。

1999年 に上智大学外国語学部イスパニア語学科に入学後、男性5声のアカペラコーラスグループ「AS ONE」にて活動。また、ジャズを原点としたソロ活動を在学時より始める。2009年のNHKの朝ドラ、多部未華子主演の「つばさ」には作詞と挿入歌で参加している。

竹中俊二は1964年高知県生れ、滋賀県、千葉県育ちのギタリスト。楠井五月は1985年旭川市生れ、法政大学ジャズスタディクラブ出身のベーシスト。お二人とも多くのミュージシャンと共演されている。

途中、楠井さんのサイレントベースが壊れるというハプニングもあったが、素晴らしいコーラスを堪能した。

そして最後は堀ちえみ。1967年早生れ、堺市出身で帝塚山学院中学校時代にホリプロタレントスカウトキャラバンに優勝し、1982年にアイドル歌手としてデビュー。「花の82年組」の一人だが、私には彼女の曲は何もイメージがない。83年にTBS系で放送された「スチュワーデス物語」のヒロインは有名。ちゃんと見たことないけど。

1987年引退、2年後に結婚し、3男をもうけるが1999年に離婚。その翌年に再婚し、1男1女をもうけ、5児の母となる。2005年から歌手活動を本格的に再開。2010年に2度目の離婚。そして翌年3度目の結婚。彼にも連れ子が2人いて7児の母となった。現在は一番下の子(彼女の実子)も成人している。

2019年に舌癌ステージ4と診断されたことを公表。しかし、無事手術は成功し、舌の再建手術も成功した。2020年には芸能活動に復帰。舌を一部切除し再建したため、しゃべりは完ぺきとはいかないが、歌は全然問題なかった。すごい。まあ、知らない歌ばかりだったが。親衛隊も年取りながら頑張っていた。

サポートバンドでギターとマニュピレーターを務めた音楽総合プロデューサーの白山貴史さんの息子さんの力丸君もギターで参加していたが、20歳とのことで、ちえみさんは赤ちゃんの頃から知ってるとのこと。分かるけど、凄いね。まあ、彼女の一番下の子より若いしね。

ただ、バンドメンバーが多いのでしょうがないとは思うし、それを考えて最後に持ってきたのだと思うが、セットアップで20分押して、そのまま20分遅れて終わるのはなんだかなあ・・・ 時間は守ってほしいものだ。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.25645513031758712&type=1&l=223fe1adec


以上

エリア 高槻・島本(大阪)

写真1 摂津富田駅

写真2 富田コミュニティセンターグランド入口