2023/06/22 - 2023/06/23
18位(同エリア24件中)
からみもちさん
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端午節休暇に楠渓江と温州を旅行。
雨続きの時季に行ってしまい、天候は最悪だった。
南宋時代に最も栄えていた地域で、古鎮が多く自然も豊かで、旅行者も多く交通の便も発達した良い観光地だった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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上海から高速鉄道で温州まで4時間前後で着く。
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楠渓江へは、瓯江の北岸にある瓯北バスターミナルからバスに乗る。
高速鉄道の温州南駅からは結構離れていて、タクシーで行った。 -
岩頭鎮に到着。路線バスで8元だった。
岩頭鎮は楠渓江観光の起点となる街。
しかし宿のある場所は分散してて、自動車で観光に来る旅行者が多いようだった。 -
岩頭古鎮の入り口。
ここには以前も来たことがある。 -
麗水街北通り沿いにある宿を予約した。
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泊まった部屋。1泊300元弱。
天井裏みたいで天井が少し低く、部屋も狭めで、値段の割にいまいちだった。 -
麗水街。
岩頭古鎮の観光スポットはほぼこの通りだ。 -
雨なので、回廊の下にとどまりたい。
この時期の浙江省南部には大雨土砂崩れ警報が出てて、端午節にもかかわらず旅行者が少なかった。
だから閑散としていて空も暗い。 -
こんな悪天候で釣りをしている人が結構いた。
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裏手の方は再開発中で、観光できる場所はだいぶ限られている。
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レコード屋だかCD屋だかを建ち並ばせる予定のようだ。
楠渓江沿いのキャンプ地をレイブの盛り場みたいにするのか。
家族連れにはそぐわない。観光客の多くは川遊びする子供連れのように見えたが。 -
岩頭鎮は地元民も沢山住んでて、食事処には困らなかった。
夕食はここで食べてみた。 -
牛骨スープ。18元。
十分煮込んであって柔らかくとても美味しかった。 -
翌朝宿を出ていこうとしたら女将さんに呼び止められ、ロビーの机で遅めの朝食を出された。
かぼちゃの蒸しパンとトウモロコシが自然な甘みで美味しかった。 -
ロビーに飾ってあった絵、というか字。
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芙蓉古鎮へ行った。
芙蓉古鎮は、岩頭鎮の南1キロほどのところにある。
バスターミナルから近い。 -
芙蓉古鎮の門。
ここは前にも行ったことがある。 -
石畳がきれいなよく整備された古鎮だ。
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芙蓉古鎮と言えばこの涼亭。
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陳氏宗廟。
古鎮南門付近にあるとても立派な建物。
明朝初期の創建らしい。 -
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清朝光緒帝年代の農地賃貸契約書。
この一帯は広い平地で水も豊かで、古くから農村として栄えていたらしい。 -
民家と作物
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この先に「将軍屋」という建物があるらしい。
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将軍屋の入り口。
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清朝時代の陳将軍が住んでた建物らしい。
本当にひっそりとした展示物がある。
ここに住んでるおばさんに中の部屋を案内された。 -
部屋の中には陳将軍の寝具等があり、旅行者は感嘆のため息を漏らし、結婚記念の写真を撮って美しい思い出にする人も多い、などと書いてある。
さらにドラマ撮影にも使われたとか。 -
あれだけの宣伝文句だったのでどんな部屋かと思ったら、こんな感じだった。
物置部屋と言っても過言ではない。さすがにフリが効きすぎていた。
よく見ると、寝具の飾りの顔がはぎとられている。
おばさんによると、文革でやられたらしい。
その後、おばさんに観覧料を要求された。気持ちで良いからと懇願され、入り口で「2元」と書いてあったこともあり、5元支払った。 -
文革時代の被害は中国各地で非常に深刻なものがあると感じることがあるが、共産党政権が続く限り、それが公に統計されることはないだろう。
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芙蓉書院。
明朝時代の創建で、後に再建されたらしい。 -
誤字を探し出せたら1000元らしい。
しかし4年間見つけられなかったので活動は停止されたらしい。 -
村の裏手は広い農地になっている。
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ひょうたん
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芙蓉古鎮は、楠渓江界隈では一番古鎮として体裁が整ってると思う。
大きな建物もそこそこあって、古民家も良く保存されてる。 -
芙蓉古鎮の隣にはバスターミナルがある。
温州へ行く以外にも、石桅岩へ行くバスや西側、北側へ行くバスもある。 -
1時のバスで石桅岩へ行った。30分くらいで着いた。6元。
帰りのバスは、2時、3時、4時と出て、4時が最終だという。
バスの中で運転手に、雨で行く価値ない、入れないところもあるかもなどと観光地ディスを聞かせられる。 -
石桅岩風景区は、写真中央の石桅岩の周りの風景を楽しむ観光地だ。
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風景区の案内図。
4時のバスが最終ということで時間もないし、天気も悪くいい景色も拝めないので、石桅岩の周囲だけ見て引き上げることにした。 -
石桅岩は、楠渓江の中では人気のある観光地のようで、入場料も50元と高め。
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この風景区の周りは出店がたくさん出ていてにぎやかだ。
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渓流下りのためのゴムボートが積み上げられている。
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はるか下流からこんな風に釣られて戻ってくるようだ。
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ボート乗り場は結構人気だ。
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雨なのによく乗る。
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風景区の中はこんな風な遊歩道を歩く。
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雨の中一人でボートに乗ってる人もいた。
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天気が良ければ楽しそうだが。
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川面は結構危なそうな箇所もあって、カメラを持ち込むのはそれなりの覚悟が要りそう。
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結構高いところにも上る。
天気が良ければ絶景なんだろうけど。 -
展望台もしっかり整備されてる。
いい観光地には違いない。 -
1時間くらいで観光を終えた。
ほぼ最短で回ったが、ボートに乗ったり大回りのコースを巡ったりすればもっと時間がつぶせると思う。 -
石桅岩の周りには宿屋や食堂や売店もあった。
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PCR検査スタンド。コロナ期間の残滓。
期間中は、こういう所で口を開けて毎日検査を受けたものだった。 -
永嘉麦餅。この辺の名物らしい。
他の地方では焼餅とか大餅とか呼ばれている。
15元だったが、大きくて肉厚で具だくさんで、とても美味しかった。 -
それから早めの3時の便で帰った。
何とバスではなく、大きめの乗用車だった。
それなりに観光客はいたが、みんな自家用車で来ているということなのか。 -
それから、蒼坡古鎮へ行った。
蒼坡古鎮は、岩頭鎮から2キロちょっとのところにある。
バスで行くと、このあたりで降ろされる。 -
蒼坡古鎮への道中。
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蒼坡古鎮は田んぼに囲まれた古鎮だ。
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蒼坡古鎮入り口。
よく整備されている。 -
古鎮の案内図。
入場料50元の割には、そんなに大きくない。 -
蒼坡古鎮は五代十国時代に作られた村で、李姓の人々が住んでいるという。
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入り口を入ると、左手に広い池がある。
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右手には池というか堀がある。
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中に水場がある立派な建物
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昆曲の博物館になってた。
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こういうスペースがある家っていいよな。
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この池は中国の数ある古鎮の中でもかなり大きい。
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洗い場。
流石に水道水の方がきれいなのではと思うのだが、様々な地方で今でも使われていることが多い。 -
釣りもやってる。
たぶん水はそんなにきれいではないように思う。 -
中西折衷のような建物。
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古建築はほぼこの道沿いにしか残ってない。
宿の看板も何軒かあったが、営業しているかどうかは不明。 -
見どころは入り口付近に集約されている感じで、奥は普通に人が住む場所になってる。
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さらに奥に行くと、最近の立派な建物が並ぶ。
周囲には広い農地があって、豊かな村なんじゃないかと思う。 -
蒼坡古鎮は入り口付近は立派なんだが、入り口付近の数軒と池周辺以外に見どころがない。
観光客も少なく、観光に頼らなくても裕福なのかもしれないが、もう少し努力してもらってもいい。 -
岩頭鎮に戻ってきた。
この辺の古鎮は、それなりの規模と個性を持っていて、歴史的に蓄積された土地の豊かさを感じた。 -
そもそも南宋時代には、首都の杭州と大都市の温州を結ぶ街道沿いに位置し、とても栄えていたという。
特に南宋時代には儒学の永嘉学派が隆盛し、学問的にも注目されていたらしい。 -
楠渓江一帯は、単なる川沿いの風景を楽しむ観光地ではなく、歴史的な由来の深い土地だった。
温州の奥座敷と言ってしまうには、それにとどまらず、広く豊かで文化的にも栄えていた場所のようだった。
残念ながら天候的にも日程的にも十分楽しむことはできなかった。
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