2024年4月 LAD対SD3連戦とラスベガス (中編)

2024/04/11 - 2024/04/19

特典航空券を得ての半年ぶりのラスベガス詣でですが、途中のＬＡでドジャース（ＬＡＤ）対サンディエゴ（ＳＤ）の３連戦で大谷さん・山本さん・ダルビッシュさん・松井さんの活躍を間近で目撃することができました。

前編で書いた第１戦は山本さん先発試合で、大谷さんのホームランも観られました。そこで第２戦だけでなく、予定になかった第３戦も観たのですが、両日ともに、ＬＡとは思えない大雨で大変でした。
３戦通じてわかったことは、大谷さんの打球が速すぎて、１階席だとほとんど何も見えないということ。大谷さんを観るなら外野や３階席などすこし離れた席をとる方がいいかもしれません。

英語力に乏しい初老の一人旅。中編は第１戦終了後の宿泊からラスベガス到着までです。

交通
　航空機　　　羽田LAX　ANA 特典航空券（Ｃクラス、諸費用 91,000円）
レンタカー　HERTZ　ＢＭＷ330i　89,000円　（1日$25で当日UG)
　　　　　　
宿泊
　１　　　ハラーズ南カリフォルニア　　　　　COMP（無料）
　２～３　フェアーフィールドウエストコビナ　５万ポイント（無料）
　３～６　ザ クロムウェル　　　　　　　　 　COMP（無料）

MLBチケット
　第１戦　１階１ブロック２列目　＄306.99
　第２戦　１階７ブロック４列目　＄128.38
　第３戦　１階１ブロック最後列（テーブル付）　$155.03
　公式サイトと比較した上で、Stubhub（転売サイト、合法）の日本語画面で購入しました。手数料・税込です。

文中の価格は特に断らない限り税別で表記しました。なお、ＬＡの消費税は、州7.25％と郡2.25％の合計9.5％です。

エリア ロサンゼルス(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 2.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

レギュラー１ガロン＄5.49は、円安もあるとは言え、１リッター226円。
エコランしなきゃいけません。

第2戦は試合開始が18：10なので14時頃ホテルを出て、近くのデパートとスーパーの中間Targetで少しの飲食品を買い入れ、15時過ぎには球場に向かいました。
渋滞がなければ25分。渋滞があっても約60分で着く距離です。出がけにはすこし雨が降っていましたが、ここはＬＡ、じきに晴れるだろうと思っていたのですが、AUTOにしたワイパーがフル回転になるほどの雨でした。
球場までは少しの渋滞だけで来たのですが、101号を降りてから駐車場ゲートまでの間が大渋滞。1分に5ｍほどしか進みません。

昨日、駐車料金$35にびっくりしましたが、スタジアムウェイ沿いのゲート前に、＄5の駐車場がありました。満車でしたが、千台くらいは駐められそうで、ゲート内の駐車場より500ｍ遠いだけだし、帰る際にも渋滞区間が短いのでお勧めです。

ゲート前渋滞が続く中、＄５の駐車場を過ぎた所で前の２台が右折したのでついていくと、たくさんの車が路駐してユニフォーム姿のファンが球場に向かっています。駐車禁止ながらも大丈夫そうではあるのですが、やはり異邦人がルールを破ってはいけないと思い、駐車場への列に復帰しました。
※　後で地図を見たらライラックテラスという道路でした。

やっと駐車場に着きました。空は厚い雲に覆われ、雨が止む気配がありません。
2019年まで10年間も雨天中止がなかった球場ですが、さすがにこの雨では心配です。
傘は持ち込み禁止のドジャースタジアム。ファンの２割程がチーム名の入ったポンチョ（英語でもそのまま）を着ているので、多少高いにしても球場中で売っているのだろうとチームショップで探しました。ほかの人が係員に尋ねていたので聞いていると「球場にはないのよ。」とすまなそうに応えていました。なので雨具は断念。せめて寒さは回避したいと、パーカーとウインドブレーカーを買いました。痛い出費です。
後で気づいたのですが、ドジャースから「今日は雨だよ。ポンチョやタオルを持ち込んでいいよ」というメールが届いていました。気づいていたら外で買ったのに、残念。

試合開始時間が迫ってきましたが、雨は止まる気配もなく、内野はシートがかけられたままです。雨を避けたい観客３～４万人が屋根のあるところ集中するわけですから、場内は大混雑。電車が止まった時の山手線の駅のようです。
一度外に出ると戻ることが許されないので、車で待機することもできません。屋根のない席に座ったらずぶ濡れになるし、と八方塞がりの中、できることといったら、球場内をうろちょろするだけなので、メニューを撮影してみました。少し量の多いすし折が5,000円など、びっくり価格が並びます。

土産にもなるミニヘルメットに入ったガーリックフライドポテトの＄12.99＋Tax なら買えそうです。

それがこちら。
ミニヘルメットはいいのですが、肝心のポテトフライが、油の温度が低いのかベタベタして、なかなか厳しいお味でした。

こちらはメキシカントルティーヤにいろいろなトッピングがかかったナチョヘルメットですが・・・トッピングが混じりあっていてかなり微妙な味でした。（購入は第3戦）

ポテチが１袋1000円超と、スナックの価格もすごいです。
少しの持ち込みは許されているので、持参することを強くお勧めします。

車の運転をするので私は飲めませんが、キリン一番搾り（740㏄）が＄17.50。TIPなしでも約3000円です。ちなみに水は$7.5でした。
ところで、現金ダメとはどこにも書いていませんが、現金で払っている人はひとりもいませんでした。それどころか、タッチ決済でないクレカはやや面倒がられる感じです。これはスーパーやガソリンスタンドのコンビニでも同様で、何だか、日本とはずいぶん違った風景になっていました。

そうこうしているうちに、19時37分、内野にかけられたシートが外されます。これから両チームの練習時間を経て20時25分に試合が始まりました。

今日の席は昨日よりわずかに後方ですが、昨日より6割安く、込々＄128で購入できました。売れ残りを避けたい人が安い料金を提示するようで、よほどの人気カードでなければ、当日購入が狙い目のようです。
さて、1回の表パドレスが三者凡退となったその裏、ドジャースは１番ベッツがバッターボックス。ベッツは三振するのですが、われらが大谷さんは四球で出塁後、盗塁に成功しました。彼の俊敏さと足の速さには本当に驚きます。ドジャースはこの後2者が凡退。1死1.2塁のチャンスは活かせませんでした。
大谷さんの次の第3打席は、5回1点先制後の2死2､3塁で3塁ファールフライでした。

デッドボールギリギリの内角攻めを受けたパドレスの打者が、ドジャースの捕手に抗議したことをきっかけに両軍選手総出のもめ事になりました。
観客は大騒ぎと言うより大喜び。何だか、やれやれぇ～とはやし立てている感じです。

７回裏、１死２，３塁で大谷さんに回ってきました。
エンジェルスなら間違いなく敬遠される場面ですが、MVP経験者のフリーマン、絶好調のスミスと続くドジャースなのでパドレスは勝負を選択します。
１－１からの３球目、球場中が「行ったぁ―」と感じた大きな当たりはフェンスの４ｍ手前で捕られてしまいますが、犠牲フライとなってダメ押しの５点目が入りました。この日ノーヒットの大谷サンでしたが、勝利に大きく貢献です。

こちらは韓国の至宝、金河成選手。なかなか好選手のようです。

試合は５対２でドジャースが勝ちました。
この後、30分ほどの出口渋滞を含め、1時間ほどでホテルに戻りました。

２泊目も同様、東横インのような無料の朝食です。超円安なので助かります。
さて、実は、ＬＡに着いた時点では２試合観戦した後、この日の朝からラスベガスに向かう予定だったのですが、第３戦はダルビッシュさん登板です。ここまで来て大谷vsダルビッシュの対決を観ないわけにはいかないだろうということで、急きょもう１試合観ることにし、朝食後にwebでチケットを購入しました。
公式サイトで１階の１ブロック後方席が＄191++。Stubhub（転売サイト、米国では合法）は同じブロックの最後方席が込々で＄155だったので、Stubhubから購入しました。

今日も第２戦に続き雨予報。雨具は必須と、ホテルから数kmのWalmartでポンチョを購入しました。釣り具売り場にありました。この日は日曜日なので高速の渋滞はほぼなかったのですが、入場渋滞は前2日と同様で、試合開始の１時間前に到着。この頃には雨が弱まる予報でしたが、雨は強いまま。車の中でしばらく雨宿りしてから入場しました。

あまり雨が降らないＬＡだけに、大雨に対する備えはしていないのでしょう。今日も通路は水たまりだらけで、靴もびしょびしょになりました。でもポンチョがあるので気が楽です。

通路沿いに何か所もあるショップが、買い忘れはありませんかと尋ねてきますが、
第1戦・第2戦でたくさん買ったし、超円安だし、がまんがまん。

第２戦同様、通路は雨宿りをする人でごった返しています。

混雑の中を大型犬が歩いていました。なんだかほのぼの。

今日は１階席の最後方席。2階席が張り出している部分が屋根の役割をしてくれるので、濡れずに座っていられます。立っている時間が第2戦より1時間以上短くて、本当に助かりました。

しばらく待っていると、雨が弱くなり、35分遅れで試合開始と発表されました。

球場への持参はかなり制限されていますが、バッグが透明であることが必須条件。一方、小さめの水やソフトドリンクとスナックは持込可。周囲を見ると500㏄ほどのペットボトルはOKのようでした。私は、昨年アナハイムで買った小型の透明トートバッグに、
　　ポンチョ、300㏄ほどのパック２本、マカデミヤナッツの袋、
　　標準レンズを付けた一眼レフカメラ（10cm）と望遠レンズ（14cm）
を持っていき、問題なく入場できました。
※長さ6インチ（15cm強）以上の物は持込不可です。

さて、雨があがり、試合が始まりました。１回の裏には日も射してきました。
まずはダルさんとベッツの対決。ネクストには大谷さんが控えています。

われらが誇りのダルビッシュさんを観るのは2014年以来です。腕のしなりが迫力満点。かっこいいです。
　　当時の旅行記　https://4travel.jp/travelogue/11418354

ダルさんと大谷さんの対決です。

第１打席は空振り三振。今日の３度の対決はダルビッシュさんの完勝でした。
　第２打席　三塁フライ
　第３打席　ファールチップ三振

3番フリーマン。このボールはファールになりました。
この日のダルさんは、５回を投げ、マンシーにホームランを打たれるなど3失点でした。

松井さんが出てきました。WBCではMLBの使用球がフィットせず苦労していたのに、いま大活躍でパドレスのリリーフ陣を牽引しています。
この日も6回裏、2死1塁で2番手をリリーフすると、アウトマンを3塁フライ、続く7回も3者凡退に仕留め、勝利投手になりました。続く7回裏は、1人出塁すれば大谷さんとの対決だったのですが、そううまくはいきませんでした。

３点を追う8回裏、先頭の大谷さんがセンター前に超速のヒットを打ちますが、後続が3者凡退に終わりました。

私のMLB観戦はこれで終了。
試合はこのまままパドレスが6対3で勝利。勝ち投手は松井さん（2勝目）でした。

これから440kmを運転します。駐車場の向こうには、ダウンタウンのビル街。なかなかきれいです。

＜今回購入したグッズたち１＞
背番号が前面にもあるユニフォームが＄232、背面だけのユニフォームが＄190、Tシャツが＄55で、税金と合わせて$790です。クレカの決済レートが156円強だったので、これだけで合計12万円超にもなりました。
ちなみに、MLB公式サイトの価格は、それぞれ＄175、＄135、＄40（各税別）です。送料がかかるものの、球場より安く買えるようです。球場だと、つい勢いで買ってしまう私のような者が多いから強気の価格設定なのでしょうか。

＜今回購入したグッズたち２＞
レンタカーだと運搬が楽なので、ユニフォーム以外にもついつい買いこんでしまいます。ポン太用のマット＄40やら、ドリングホルダー＄14などなど。

上のスタジャンは＄374。高いけどちゃんとした品物でした。下の2つは防寒具として買いました。痛い出費ですが寒さ対策を怠ってしまった報いです。

さて、30分ほどの出口渋滞のあと101号・110号・10号を経てONTARIOから15号に入り、1時間40分走りました。
ここから先はBarstow以外ガソリン代がめちゃ高くなるので、Victorville空港（引退した航空機の安息の地）がある街のサークルKで給油休憩しました。

球場を出てから3時間50分、ネバダ州プリムの街が見えてきました。残り40分です。近くに見えますが、ここから街までまだ10km以上あります。

球場から４時間半、15号をフラミンゴイーストで降りて、元祖フォーコーナーに到着しました。これから泊まるThe Cromwell は、かなり昔、巨大なマクドナルドと駐車場があった建物を改装しました。
毎回同じホテルにばかり泊まる私が、久しぶりに初のホテルに挑戦です。

The Cromwellの予約画面です。
4泊で＄1326＋＄199.80＋＄201.15＝$1729.95（約27万円）の部屋ですが、昨年頑張ってカジノにたくさん貯金したので、そのご褒美で宿泊無料となります。
　プラチナは、多くの平日が無料ですが、リゾートフィーが必要です。
　ダイヤモンドは、多客期の週末以外は概ね無料で、リゾートフィーも不要です。
※オンラインカジノは絶対に絶対にやらないので、ステータス獲得条件やメリットはわかりません。

なんとなくWinnやEncoreに似ていていい雰囲気のホテルです。
ところが、車をValetで預けて、Bellを頼んだら「今はいない」と言われました。Valetの係員がチェックインカウンターまで荷物運びを手伝ってくれたのですが、部屋までは自分で荷物を運びました。高級感があるんだか、ないんだか。
さあ、いよいよ４泊のラスベガス滞在の始まりです。