2024弥生　ウィークエンド群山・木浦　韓国乗り鉄G-train & 慶全線ローカル

2024/03/28 - 2024/03/31

昨2023年4月にソウル発で発券した特典航空券の最終区間である東京－ソウル。日付の変更は可能だけれども、区間や航空会社の変更はできません。一度、ANA便で羽田－金浦路線を予約してしまうと、ANAの仁川路線は運航していないし、アシアナがどんなに空席あっても、これ一択になってしまう。

そのANA羽田－金浦の特典枠がほとんど出てこないのです。
変更時は空席待ちはできないし、変更自由といっても、空いている便を探す方が困難で、なんとなくここならば行けそうかな、と適当に変更予約しておいた便で行くことにします。

だけど、正直なところ気が乗らない。
1人じゃ食べたいものも限られるし、買い物は特になし。
まだ寒いかもしれないなぁ、なんて思うと、ソウルに滞在はつまらなそう。

そして、帰りのチケットを探していたら、3泊4日でのアシアナの特典が空いていた（と言うことは、またソウルへ戻る特典航空券が残っています）。それじゃ、以前から気になっていた、木浦から釜山へのローカル列車でも乗りましょ、という計画になりました。

そうなると、俄然意欲がわいてくるのは不思議なんだよね（笑）
時刻表調べて、あまり思い通りにはならなかったけれども、乗り鉄ルートは出来上がりました。

※観光色や食の情報などは全くありませんです。


＜スケジュール＞
3/28木　羽田－金浦（泊）
3/29金　ソウル－群山－木浦（泊）
3/30土　木浦－釜山－ソウル－仁川（泊）
3/31日　仁川－成田


■フライト
3/28 NH865 HND1555 GMP1835
3/31 OZ102 ICN0900 NRT1120


■航空券
往復ともにANA特典航空券

3/28
ANA GMP/HND//RIS/CTS/HND/GMP
昨年4月から搭乗開始したチケットの最終区間を使用

3/31
ANA ICN/NRT/・・・
あらたに特典航空券を発券　15,000マイル＋諸税

■宿
3/28 ソウル　J5 Hostel　26,600KRW
3/29 木浦　Hundred Years Hanok　47,500KRW
3/30 仁川　GoodDay Jjimjilbang　42,750KRW
いずれもBooking.comで予約


★為替
自宅に残っていたCNY（中国元）をKRWに市内で両替
1,000CNY→184,000KRW
おおむね1CNY＝20JPYなので、10,000JPY→90,000KRW程度
私のCNYは1CNY＝16JPY程度でのものなので、5年近く寝かせて利息は付かない代わりに円安の恩恵を受けた形です。

エリア 木浦(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ANA アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

3/28（木）

久しぶりのANAラウンジ。
このところ、ANAダイヤ様の旅友に同行して別のラウンジへご招待していただいたので格差はありますね。

昼食時以降の、鶏から揚げは嬉しい。

搭乗します、ほぼ満席でした。

ANA機材＝B787で最高に良いと思うフットレスト。
賛否あるかとは思うけれども、秀作じゃないだろうか。

日韓線の機内食に関しては、ANA＞＞＞JALのような気がします。
羽田－那覇よりも短い、2時間ちょっとの路線だから機内食をサーブするの大変そうです。

フルーツミールをお願いしました。

金浦のイミグレは、日本路線が2本到着して、一時的に混み合って時間がかかりました。

地下鉄に乗って、鍾路にある宿へ。

個室＋バストイレ付＆市内の駅近
で選んだところ、この宿でした。

3,000円にも満たない金額で、狭いとは言え個室。
J5 Hostel　26,600KRW

バストイレも狭いけど、まぁなんとか過ごせます。

鍾路付近も久しぶりだったので、東大門など夜の街をブラブラと。

タッカンマリ食べたいけど、夜の時間帯で、韓国の人たちは大勢で鍋を囲んでいて、1人で飛び込んで行けるような度胸もない。

小腹も空いていたので、コンビニ弁当＝4,600KRW。

韓国へ行ってまでコンビニ弁当？
だよねぇ。

3/29（金）

地下鉄で龍山駅へ。
これから乗る列車はソウルから出発させてもらえず、少し離れた龍山から発車します。
例えるならば、静岡行きの列車が東京ではなく、品川から出発するようなものです。

龍山駅もそれなりに大きなターミナル駅で、駅構内もお店で朝食をいただきます。

カルビタン＝12,000KRW

今のレートで考えると、朝から高級チックな。
日本の日常では、朝食に1,000円以上はたぶん出さない。

これからG-trainに乗車します。

西海金光観光列車と言って、オンドル部屋のついて車両を連結している観光列車、もちろん一般の座席車も連結されています。

ソウル方面から回送で入線してきました。

西海金光観光列車をハングルで書くとこんな感じかな、ソヘグンビッ。

私の乗車した座席車。
観光列車と言っても、短区間の乗客などもたくさん乗っていました。

西海金光観光列車
龍山8:31－群山11:39－益山11:58

群山まで3時間も乗っているのに、11,900KRW
営業キロ224.7kmで、JRの普通運賃は4,070円。
韓国は交通機関の運賃は安いと思う、反面飲食物は高い。

群山駅前。

発車しかけたバスに飛び乗って（T-moneyカードで乗車できました）

グーグルマップとNaverマップを見ながら、ロッテモールの近くで下車。

10分くらい歩いて京岩洞鉄道村へ。

街中に線路は走り、昔の駅舎が残っていたり
とちょっとばかり、鉄道博物館っぽい、と期待してはいたものの

駅舎の中は昔のままのようです。

線路の幅に対して、機関車の小ささのアンバランスに笑ってしまう。

しかし、あとは線路の両側にお店が並ぶだけ。

そんなに面白いようなお店でもなく、それでも1往復はしました。

鉄道村の道路反対側にイーマートがあったのでフードコートへ。

とんかつ＝10,000KRW。

薄いとんかつが多いイメージだったけれども、このお店のかつはちょっと厚めでした。

近くにバス停あったけれども、駅へ行くかどうか検索できなかったので、確実性を取ってロッテモールまで戻り、群山駅へ。

群山からはムグンファ号で20分ほど益山へ。
群山13:56－益山14:17

益山と書いてイクサンと読みます。
乗り継ぎ30分の間に駅前を一回りしてみました。

駅ホームの自販機

小さな缶コーヒーが1,000KRW
対して、キャップ付きの缶コーヒーは2,500～2,700KRW
この価格差も不思議な感じ。

益山－木浦間はKTXに乗車します。

益山14:46－木浦16:01

湖南線終着駅の木浦駅、なんとなく最果てに来たような感を。

以前はソウルから夜行列車も走っていましたが、今ではKTXで2時間半程度で結んでいます。

15分くらい木浦の市街地を歩いて宿へ。

昔の韓屋を宿に改装している、ということで楽しみにしていました。

Hundred Years Hanok　47,500KRW

シングル、バストイレ付
でも、狭いなぁ。

そして極め付きは、シャワー・トイレが別室でした。。
私専用ということなんだけど、ぐるりと回って歩いて裏側まで行かなくてはならない。歳を重ねるとともに、トイレが近くなってきている。そして旅先だと夕食時にどうしても飲料を飲むので、必ず夜中に1回はトイレに行きたくなる。だから、近くにトイレが欲しいんだよねぇ。

お彼岸も過ぎだいぶ陽も長くなってきたので、天気良ければ海上ケーブルへ乗ろうと思い、散歩がてら乗り場へ行ってみたものの、曇っていて視界も悪いので今回は乗るのはやめました。

モニュメントもあり、乗客がポツリポツリ、車でやってきては乗り場に吸い込まれていきます。

でも、金曜の夕方なのに閑散としているのは天気悪いからなのかな。

市街地へ戻って夕食を食べます。

サムゲタンと書かれたお店（この程度のハングルは読めます）があったので、お店は入ったところ、追い払うように出されてしまいました、たぶん無かったのかな。

飲み屋ではない、定食屋みたいなお店へ。

スンドゥブチゲ＝7,000KRW

木浦のお店だと庶民的なお値段ですね。

3/30（土）

宿のコモンルーム兼朝食を食べる場所。

パン、バナナ、コーヒーなど。
適当に食べます。

同席していたのは、韓国内から旅行中のおばさん3人連れ。
楽しそうに、女性3人だとおしゃべり尽きないのは同じなんだなぁ。

チェックアウトして、木浦駅への途中に評判のパン屋さんがあるということで、立ち寄ってみました。

このパンが有名だそう、1つお買い上げ。
それにしても6,000KRWだし、円換算するといいお値段だよね。

パンは、フランスパンにチーズクリームをたっぷりとサンドしてありました。

木浦駅を外から眺めてみます。

昨日は気づかなかったモニュメント。

ムグンファ＝普通列車なのに、座席は指定されています。
それでも、早めにホームに行ってこれから乗る列車を眺めてみたい。

な、なんと2両編成でした。

釜田（釜山の近く）－木浦のサボ。

ムグンファ1952　木浦9:23－釜田16:04
5時間半乗って、運賃は24,500KRW

2人掛けのシートがずらりと並びます。
普通列車なのに、なんとまぁ高級な、と思います。

日本の14系座席車よりもゆったりしている感じです。

車内販売はないし、各駅での停車時間も短く、乗車前に持ち込んだ飲み物や、パン屋で購入したパンを食べながら5時間以上の乗車を楽しみました。

釜田近づくと、行楽帰りなのか、たった2両におおぜいの乗客が殺到して満員に。
韓国は、いわゆる無座（座席指定のないチケット）の人も空席に座っていて、そこに本来の指定を持っている人がやってくると、あたりまえのようにサッと譲る文化が確立されているのはいいことだと思う。

釜山の終点、釜田駅。
地下鉄に乗り換えて、釜山駅へ向かいます。

チキンが無性に食べたくなり、ソウル行きのKTX乗る前に駅前のお店でお持ち帰りします。

駅前広場の大きな階段のイメージがあった釜山駅。

ソウルまではKTX乗ります。

さすがに速いKTX

KTX052　釜山17:20－ソウル20:03
特室（グリーン車相当）に乗ったので83,700KRW

20周年のお菓子（クッキー）いただきました。
そのほか、ミネラルも無料です。

そんな特室の中で、ニンニクのにおいがぷんぷんのチキンを。
写真撮った後、蓋を閉めてにおいをなるべく出さないように食べました。

ソウルからは空港鉄道A'REXの一般列車に乗って仁川空港へ、そして空港内の無料シャトルバスに乗ってハイアットホテルへ。

ハイアットには泊まりません。
もっと安いところ。

GoodDay Jjimjilbang　42,750KRW

ここは失敗だったなぁ。

オンドル部屋に安っぽいマットレス、は許せるとして、トイレが店舗外のビルの共同なんだよ。それにシャワールームの数も少ないし・・。
まぁ、寝てしまえばすやすや夢の中。

3/31（日）

6時過ぎに起きて、シャトルバスで仁川空港へ。
スカイハブラウンジで朝食、プライオリティパスで入場できます。
なぜか、ボーディングパスにスタンプ押印。ラウンジのはしごがしづらいのか？

OZ102はアシアナのA380で、お初の搭乗。
事前座席指定した時は、空席多数だったけれども、乗ってみたら私の周囲はほぼ満席。旺盛な需要が復活したのかしら、日韓路線。

優先搭乗してほんのひと時の空間を味わってみる。

3-4-3で2階建て、B747ジャンボを彷彿させるような大きさだよね。ANAのA380も乗ったばかりで、やはり航空会社の色というか、雰囲気は微妙に違うのがわかる。

機内食、味は別としてもホットミールを出すのは、LCCとは違うんだよ、と自ら主張しているように思える。ありがたくいただきました。

旅立ち前の億劫感というか、出不精感みたいなものが、一度海外に出ると不思議と消え去ってしまう。そして、帰国するとすぐにでも行きたくなってしまう。この繰り返しが永遠に続けられるといいな、気力体力続くうちに（あと財力も）。