香港をフェリーで周遊する（おまけ）

2024/04/10 - 2024/04/10

　先に紹介した「香港をフェリーで周遊する」（１）～（３）では主にビクトリアハーバー西部のフェリー路線を紹介しました。東部にも小規模ながらフェリーが運行していて、以前から気になっていました。すでに乗った区間はあるので、今回は未乗船区間を紹介します。地元でも乗る人は少ない路線かもしれません。

エリア 香港(香港)

乗り場は香港島東部の西湾河(サイワンホー）の埠頭です。MTR西湾河駅からは少し離れていますが、歩いて行ける距離です。

向こうに見えるのは九龍地区の中心部です。

対岸に旧啓徳空港跡地を利用した大型客船ターミナルが見えます。

西湾河の埠頭を出航しました。

これが埠頭の建物です。左手には見えませんが水上警察の地区本部がありました。出動しやすい場所にあるのですね。

左に見える船は海賊船を模した観光船です。ビクトリアハーバーではよく見かける船ですね。

西湾河の街が離れていきます。

船は二階建てで、他の乗客は見当たりませんでした。

対岸に着きました。名称は三家村ですが、海鮮料理で有名なレイユームンのすぐ近くに到着します。

これが乗り場の建物です。

対岸とは頻繁に便があるようです。もし陸路で行くならば、相当の距離をバス、MTRで迂回して行かねばなりません。利用価値はあるのでしょうね。

建物内には売店があって、釣りの餌を売っていました。場所柄らしいですね。

建物の裏側はすぐ海に面していて、釣り人もいました。

埠頭に隣接して漁船などが風や波から避難するシェルターがあり、多数の船が停泊しています。

こんな漁村にも都市化の波は押し寄せていて、豪華なマンションが建っていました。歩いていると、部屋を売る業者の人から勧誘を受けました。「日本人です」というと驚いていました。普段は日本人は少ない場所なのでしょうか？

シェルターの向こう岸にレイユームンの海鮮料理店街があります。行ってみましょう。

レイユームンを象徴するような門が建っていました。

ランチタイムも営業している店はメニューを出しています。以前はレイユームンは「ぼったくりの店が多い」と評判が悪く、新界地区の西貢に行く住民や観光客が多くなっていました。その反省もあるのでしょうか、比較的リーズナブルな料金でランチを提供しています。

真っ直ぐ行くと両側に魚を水槽に入れた店が並んでいます。

三家村から少し離れたクントンにバスで移動します。

少し離れたバス停で降りて、約15分歩いてクントンのフェリー乗り場に来ました。

実は右側の北角行きのフェリーに乗りたかったのですが、次のフェリーまで少し時間が空いていて時間が惜しかったので、先に出発する西湾河に戻ることにしました。少し残念でした。

これがタイムテーブルです。

このフェリーに乗船します。

出航すると右手に何か見えてきました。

西湾河から出航したときに見えた旧啓徳空港跡地を利用した大型客船ターミナルです。北角行きのフェリーはクントンを出港すると、まずこのターミナルに寄ります。滑走路を利用した跡地なので、長くプロムナード続いています。反対側の突端には新しいエリアが開発中です。

西湾河を目指して快走しています。

高いビルのある辺りが北角です。

ホテルに帰るために乗ったバスの最前列に座ると、前方に見慣れたビルが。

すっかり有名になったモンスターマンションです。内部だけでなく道路沿いの外観もモンスター級ですね。