スリランカ半周　ドライバーチャーター旅行

2024/01/28 - 2024/02/10

私たちシニア夫婦は、２０２４年１月２５日から３月１９日まで東南アジアを旅行しています。　
２０２４年３月１１日現在、ラオス旅行中です。１月２８日からスリランカを旅行しましたが、このうち１０日間は、車をチャーターしてホテルの移動と観光を行いました。
　１０日間利用して、とても好感の持てるドライバーでした。

エリア シギリヤ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: スリランカ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

　スリランカは、交通事情があまりよくありません。長距離バスや鉄道がありますが、バスの利用は、外務省の海外危険情報では、危険なので控えるように記載されています。
　実際、見かけるバスは、大変に荒い運転をします。窓も扉も全開で人が乗ると同時に動き始めます。しかもどのバスも、ものすごいスピードを出します。
前車に追いつくと、必ずあおり運転を始めます。公共のバスが、パッシングにクラクションです。対向車がいても平気で追い越しをかけます。若い人ならともかく、シニアは乗るだけでなく近づくのも危険です。

また、列車は、指定席でエアコンのある１等車以外は、バスと同じように窓も扉も全開で、常に超満員です。
始発列車でない限り、座ることもできません。列車が到着すると同時に、我先に乗り込みます。降りる人がいようが、平気で突っ込んできます。　
私たちの海外での現地移動は、ほとんどが徒歩か公共交通機関です。ただ、スリランカでは、公共交通機関での移動は、とてもお勧めできないと感じました。

　このよう交通状況のため、私たちは、空港に迎えに来てもらう時から、観光ドライバーをチャーターしました。
　空港には多くの観光ドライバーが迎えに来ていました。ほとんどのドライバーが、手書きで（読みにくい）名前を記載した紙を持って、待っていました。
　写真は「掲載許可承諾済」です。

私たちが利用したドライバーは、きちんとした紙に、日の丸と名前を印刷した紙を持っていました。さらに、小さな花束までくれて、歓迎してくれました。

　名前は、チャンダナさんといいます。数年前にお医者さまだった奥さまを亡くされ、３人のお子さんを育てている４５歳の人です。以前は、軍人さんで海外勤務もしていたエリートでした。
　残念ながら、日本語はしゃべれなくて、英語のガイドです。私たちは英語はあまり話せませんが、全く問題ありませんでした。
　ドライバー兼ガイドをしてくれますが、簡単な英語で対応してくれます。私たちが理解できないときは、スマホの翻訳機能で対応してくれます。
　トイレの対応からチケットの購入、観光場所での案内など、痒い所に手が届く様な手伝いをしてくれます。細かいところまで気を使ってくれ、まさに労を惜しまないサービスです。
　私たちは、スリランカに滞在する１９日間のうち、１０日間をチャーターしました。

車をチャーターした１０日間の主なスケジュール

チャーター１日目　クアラルンプールからスリランカ航空でバンダラナイケ国際空港に到着しました。予約していたチャーターの車で、空港から世界遺産のダンブッラ寺院観光にいきました。
チャーターを依頼した会社は、運転のみでガイドはしないとの契約でした。　　　　
しかし、切符売り場から山の頂上にある寺院まで、ガイドのチャンダナさんが案内してくれました。裸足になって靴を預けます。私たちは、初めての体験にびっくりしましたが、チャンダナさんが案内してくれて、観光もスムーズでした。

チャーター２日目は世界遺産のアヌラーダプラ観光です。
シギリアロック近くの宿泊場所から、車で２時間半ほどかかりました。
見どころが多い遺跡ですが、効率よく回ってくれました。ガイド本に乗っていない、珍しい場所にも案内してくれて、楽しい観光ができました。
途中チャンダナさんの友人宅へ行き、昼食をごちそうになりました。
スリランカ料理は美味しかったです。
スリランカの家庭料理を食べることなど、こんな機会がないと出来ない体験です。
また、お友達の家の庭にある珍しいゴールデンココナッツを取ってくれて、ジュースも飲ませてくれました。

チャーターした車なしで、2日間過ごしました。
ホテルでゆっくりしたり、ホテルのオーナーさんに送ってもらい、シギリアロックに登りました。
チャーター3日目はメディリーギリヤと世界遺産のポロンナルワ遺跡に行きました。
チャンダナさんでなく、別の車とドライバーさんになりました。
契約と違ったのですが、了解してしまいました。
これが大きな間違いでした。
軽自動車の乱暴な運転で1日過ごした私の腰は、ぎっくり腰になりました。
私の腰痛が元の状態になるのに、2週間以上かかってしまいました。

チャーター4日目は、シギリヤから世界遺産の町キャンディへ移動しました。
湖のそばにある仏歯寺に行きました。
当日（2月4日）は、独立記念日でした。
地元の人々が正装して、お供え物の花を持って、大勢お参りに来ていました。
私たちも大勢の地元の人と一緒に並んで、お参りをしました。

チャーター5日目は、トゥクトゥクの無料送迎に乗って、スパ体験です。
キャンディで1日ゆっくりしたいと考えて、日本で探しました。
口コミが良くて値段も手ごろなスパです。
ホームページを探して、スパの担当者と事前に打ち合わせをしました。
そのため、いろいろなパッケージを組み合わせて予約することができました。
一人2時間半のマッサージで、約7千円ほどです。
チャンダナさんには、スパで待機してもらいました。
帰りにキャンディの人気ローカルレストランに寄ってもらい食事をしました。

チャーター6日目は、キャンディ駅からナヌオヤ駅までの乗車体験でした。
しかし、1等車の予約を依頼していたのに、2等車しかとれず、立ち席での出発になりました。私はまだ腰痛が治っておらず、満員列車の車内で大変な目にあいました。
主人は、騙されたことに腹を立てていました。
私は気持ちを切り替えて、スマホの翻訳機能を使い近くにいた地元の人たちと会話しました。仲良くなったおかげで、若い男性が私に席を譲ってくれました。
2時間近く立ちっぱなしの主人も、娘さんと乗っていて奥さんが私たち二人が並んで座れるように、早めに席を立って交代してくれました。優しい地元の人たちのおかげで、少しは楽しく過ごせました。
チャンダナさんには、ナヌオヤ駅へ車を走らせて待機してもらってました。
しかし、到着予定時間より大幅に遅れたため、列車を降りた私たちは、キャンディの町に直ぐ引き返しました。
ナヌオヤでは、紅茶工場見学の予定でした。ものすごくがっかりしました。

チャーター7日目はキャンディから世界遺産の町ゴールへの移動でした。
前日、紅茶工場見学が出来ずがっくりしていた私のために、チャンダナさんが別の紅茶工場を探して案内してくれました。
この辺りでは有名な工場で、多くの人が見学していました。
私たち2人のために、女性が一人ついてくれて、紅茶製造の過程を簡単な英語を使って解りやすく説明してくれました。
ここでは、試飲もできました。通常は普通の紅茶とお菓子が出ます。しかし、せっかくなので、一番高いランクのお茶2種類を、試飲させてもらいました。
小さいグラスに茶葉が２～3枚入っていました。通常の紅茶とは、色も香りも格段に違いました。気に入ったので、1缶購入しました。数十ｇで5千円でした。

チャーター8日目はゴールの町を観光しました。
私の腰痛がまだ治らないので、長時間歩けません。
ゴールの旧市街は小さな町です。通常は簡単に歩ける所ですが、チャンダナさんの車に乗って移動しました。新市街も車で走ってもらいました。
ここは以前津波が来て大勢の人が流されたとスマホで実際の映像を出して、話してくれました。チャンダナさんと観光すると、いろいろな話が聞けてためになります。

チャーター9日目はゴールからコロンボへ移動です。
コロンボの主要な場所を車で走ってもらいました。
ここゴールフェイスグリーンは、海岸沿いにある高層ビルが立ち並ぶ場所です。
いままでのスリランカと全く違う国にいるような感覚です。
観光客だけでなく、地元の人も大勢来ていました。お正月の凧揚げをしている人もいました。

チャーター10日目は、コロンボの観光です。
ガンガラーマ寺院では、正月のミサンガをお坊さんから受けることが出来ました。
お正月ということでお供え物と花を持って、大勢の地元の人が詰めかけていました。
ロータス・タワーにも登りました。一人２０ドルもしてびっくりしました。
このロータス・タワーは、私たちが宿泊していた、Airbnbから真正面に見えます。
夜になるとライトアップされ、すごくきれいです。
高いお金を出すより、ライトアップの方がお勧めです。

チャンダナさんの車です。
トヨタのプリウスです。
運転も上手ですし、乗り降りも気を使ってくれます。
スマホの翻訳機能を使って、日本語で説明してくれたりもします。
チャンダナさんから、日本のお客さんを紹介してほしいと頼まれました。
スリランカに興味があり、個人で旅行を考えている方は、是非チャンダナさんを使ってあげてください。連絡先など詳しい内容は『noto』に投稿しています。
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