2001/07/23 - 2001/07/23
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SamShinobuさん
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シカゴ郊外にあるハイソな町、Wilmetteに休暇で9日間滞在したことがある。そんなある一日の記録。
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Wilmette駅の売店で、ドーナッツとコーヒーを買って食べ、メトラに乗って、ダウンタウンまで行く。
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ユニオン駅
シカゴで一番行きたかったところだ。 -
ここには映画「アンタッチャブル」(1987年)のロケで使われた有名な階段がある。僕はどうしても自分の目でここを見てみたかった。ユニオン駅は広大なので、その階段を探し出すのに苦労した。駅員に何度か尋ねてようやく辿り着くことができた。夢にまで見た大階段はまさに映画の中のままだった。感激していると、あれ?同じ階段が左右にふたつあるぞ。売店のお姉さんをつかまえて、「アンタッチャブルの撮影で使った階段はどっちですか?」と聞くと、その黒人のお姉さんはニヤニヤしながら、向かって左の階段を指差した。公開から10年以上経っても、きっと僕みたいなのがたまに来るんだろうな。
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目を閉じると、あの映画史に残る名シーンが蘇ってくる。アンディ・ガルシアが階段を落ちてきた乳母車を滑り込んで足で止め、左手で支えながら右手で標的に銃口を向ける。ケビン・コスナーが「You got him?(狙いは?)」と訊ねると、「Yeah, I got him.(完璧です)」と答える最高に痺れるシーンだ。
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テンションが上がりまくって、階段を登ったり降りたり、手すりを撫でたりしながら1時間半ほど過ごした。(←映画馬鹿)
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次に向かったのは、やはり映画でよく見る高架鉄道の駅。シカゴが舞台の映画ならまず出てくる風景だ。ちなみにサンドラ・ブロック主演の「あなたが寝てる間に」(1995年)では、彼女はこの高架鉄道の駅員だった。
Quincy駅からオレンジラインに乗り、2つ先のClark駅で降りる。今にも崩れ落ちそうな老朽化した高架をものすごい音で走る鉄道は、いつも映画で見ていたままだ。 -
市庁舎(シティホール)
Clark駅で降り、ここからは徒歩で街を見物しよう。街を歩けば、目に飛び込んでくる風景はあらゆる映画の舞台。子供の頃から映画の中で見ていた街並みは、まるでデジャブのような不思議な既視感をもたらす。市庁舎(シティホール)は1911年竣工のシカゴを代表する歴史的建造物だ。 -
デイリーシビックセンター
裁判所や役所が入っているシビックセンターは1965年に竣工し、当時はシカゴで一番高いビルだった。様々な映画のロケで使われているが、有名どころでは、「ブルース・ブラザース」(1980年)ではラストにジョン・ベルーシとダン・エイクロイドが税金を納めに来たビル。
また「逃亡者」(1993年)でも重要なシーンで使われている。
シビックセンターの前にあるピカソの彫像「無題」(1967年)も、映画の中で繰り返し見た景色なので、初めての気がしない。 -
マーシャル・フィールド
1914年に開業したシカゴの超有名デパート。
この時計の下はシカゴ市民の待ち合わせの場所になっているそうだ。 -
ちなみにマーシャル・フィールドは2005年にMacy'sに買収されたが、この見事な建造物はそのまま使われている。
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世界一高い教会のシカゴテンプル
1924年に建てられたシカゴテンプルは、173mの高さを誇る。シカゴの摩天楼に囲まれても、その威厳と美しさから独特の存在感を放っている。 -
シカゴシアター
映画「ダークナイト」(2008年)、「シカゴ」(2002年)にも登場する1921年に作られた老舗劇場。この旅の直前に「セイブ・ザ・ラストダンス」(2001年8月日本公開)の初号試写を観たが、そこにも登場していた。 -
Cermak-Chinatown駅からチャイナタウンを眺める。
今度は地下鉄のLake駅からレッドラインで南下し、チャイナタウンを目指す。レッドラインは途中で地上に出て高架鉄道になる。ダウンタウンの南は治安が悪いと聞いていたが、車内の雰囲気もだんだん変わってきて乗客は全員黒人になってしまった。 -
Cermak-Chinatown駅で降りると、チャイナタウンの中華門が見えた。チャイナタウンをそぞろ歩きするのはとても面白く、本屋・ビデオ屋・土産物屋などを見ながらぶらぶらした。
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翠苑(ジェイドガーデン)というレストランでお昼を食べる。
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ランチセットを注文。エビのフリッターの甘酢あんかけは大きなエビがたっぷり入って、5ドル95セントだった。安くてとてもおいしく、おまけにフォーチュンクッキーもついていた。
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店員さんに撮ってもらった。
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中華街の中は比較的安全だが、一歩エリア外に出ると危険な地域だそうだ。
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チャイナタウンを満喫した後は、レッドラインでマグニフィセントマイルに行く。
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マリーナシティ
65階建て(168m)のタワーマンション。近代建築の傑作は19階まで駐車場になっている。スティーブ・マックイーン主演の「ハンター」(1980年)では、この駐車場から車が飛び出て来た。 -
ウォータータワー
かつてはシカゴの街の給水塔としてミシガン湖の水を汲み上げており、1871年のシカゴ大火災で唯一焼け残った公共の建造物だ。 -
トリビューンタワー
シカゴトリビューン紙の本社ビル。1925年竣工の名建築。 -
仕事絡みで映画「ファイナルファンタジー」を見た後、外に出るとすごい落雷と雨だった。ディズニーストアで雨宿りし、有名なおもちゃ屋F.A.Oシュワルツなど見て回る。
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ギャロップのポップコーンを買い、少し疲れたのでスターバックスコーヒーで休憩。アイスコーヒのショートを頼むと、店員に?という顔をされる。そうだ、海外のスタバで一番小さいサイズはトールだった。
夕飯は「バチーノ」でシカゴ名物の分厚いスタッフドピザを食べた。 -
アンディーズ
そして、この日一番のお楽しみはジャズライブ。
ジャズバーの入り口で、怖そうなお兄さんに10ドル程度のカバーチャージを払う。アメリカならではだなあ。
入店時は演奏はまだ始まっておらず、客もまばらだった。ステージ正面に年配の5人組が煙草を燻らせながら、楽しそうに飲んでいる。しばらくしてファーストセットの時間になると、そのおじいちゃんたちがおもむろに舞台に上がり演奏を始めた。 -
煙草をくわえグラスを持ったままステージ上がるミュージシャンもいる。クラリネット、ヴィブラフォン、ベース、ギター、ドラム編成。自由な雰囲気の中、皆とても楽しそうに演奏していた。
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ブルーシカゴ
お次はブルースの有名店、ブルーシカゴ。やはりシカゴといえばブルースでしょう。こちらも店の入口で、ガタイのいい黒人にチャージを払い入店。
ドリンクはキャッシュオンだ。 -
黒人の女性のソウルフルな歌に痺れた~!
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この旅では、ミシガン湖で泳いだり釣りをしたり、当時好きだったブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの野外ライブに行ったり、長期休暇を満喫した。
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