調布の２大観光地を外しての街歩き

2023/05/30 - 2023/05/30

調布といえば、深大寺と神代植物公園という２大観光地を抱えた街です。
どちらも数回訪れたことがありますが、平日でも観光客が多く、また見どころも満載のスポットです。
この２か所はそれだけで旅行記が書ける充実のエリアなので、それは後日に譲るとして、調布駅から深大寺の手前までのエリアを見どころを探しての街歩きです。

エリア 調布・狛江(東京)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩

京王線調布駅から線路沿いを西に向かって最初に訪れたのは鬼太郎広場。
漫画家水木しげるは５０年以上調布に住んでいたので、調布は「水木マンガの生まれた街 」で売っています。
鬼太郎ひろばは、「ゲゲゲの鬼太郎」など水木しげるの作品に登場する妖怪やキャラクターのオブジェや遊具を設置しています。
「ゲゲゲの鬼太郎」を見ていた世代には、わくわくする広場です。

鬼太郎ひろば 公園・植物園

ご存じ、鬼太郎です。
東映アニメーションが寄贈したものだそうです。

鬼太郎ひろば 公園・植物園

こちらはねずみ男。

鬼太郎ひろば 公園・植物園

ぬらりひょん。
妖怪の総大将とも呼ばれる悪行妖怪たちを束ねるボスです。

鬼太郎ひろば 公園・植物園

これ、キャラクターの名前がわかりませんが、見たことはあります。

鬼太郎ひろば 公園・植物園

ぬりかべ。
ボルタリングのように登れます。

鬼太郎ひろば 公園・植物園

鬼太郎ハウス。
すべり台になっていて、ハウスの中には目玉おやじがいます。

鬼太郎ひろば 公園・植物園

妖怪ポストまでありました。

鬼太郎ひろば 公園・植物園

一反もめん。
滑り降りたり座ったり、様々な遊び方が出来ます。

写真は無いですが、他にもオブジェか遊具があったように記憶しています。
思った以上に興奮するスポットです。

鬼太郎ひろば 公園・植物園

ちょっと北に向かうとある電気通信大学。
観光地ではありませんが、調布でめだつスポットです。
情報通信分野に重点がある工学系の単科の国立大学です。
キャンパスは近隣の住民が普通に行き来していました（笑）。

電気通信大学 名所・史跡

電通大の正門近くの壁に掲げられていたプレート。
「２１世紀ＣＯＥプログラム：世界的研究教育拠点　コヒーレント光科学の展開」ですと。
文科系の私には何のことやら。

電気通信大学 名所・史跡

電通大を抜けて北にあるサレジオ神学院。
１９５０年に、ドン・ボスコによって設立されました。

サレジオ神学院 寺・神社・教会

敷地内には石像が点在。

サレジオ神学院 寺・神社・教会

神学院校舎。

サレジオ神学院 寺・神社・教会

敷地内にあるチマッティ資料館。
チマッティ は、イタリア、ファエンツァ出身の司祭、宣教師、教育者、作曲家、著作家です。
１９２６年来日し、サレジオ会の事業設立と発展に尽力しました。
資料館ではチマッティ神父にかかわる貴重な資料が保管・展示されています。

サレジオ神学院 寺・神社・教会

教会から東へ向かった住宅街に突如現れる「ハリウッドの大寒桜」。
説明板によると、この桜は昭和３７年（１９６２）株式会社ハリウッド化粧品が当地に工場を開いたときに植えられました。
幹回り約２．５ｍ、枝は横広がりで先は波打って水平に伸び、樹皮は紫色を帯びるのが特徴です。
訪問時は葉桜でしたが、それでも枝ぶりの見事さは伝わってきました。

大寒桜のすぐ北にあるのが深大にぎわいの里、調布卸売センター。
地場産の野菜、鮮魚、食肉、乾物、海産物、漬物、お菓子、包材など様々な商品を取り扱う３０を超える商店が並びます。

深大にぎわいの里 調布卸売センター お土産屋・直売所・特産品

内部は狭い通路を挟んで市場のような小さな店舗が軒を連ね、昭和の雰囲気を感じます。

深大にぎわいの里 調布卸売センター お土産屋・直売所・特産品

通りに面した場所には小洒落た飲食などが並びます。

深大にぎわいの里 調布卸売センター お土産屋・直売所・特産品

卸売センター前の佐須街道を東に行くと虎狛神社。
説明板によると、崇峻天皇２年（５８８）の創建です。

虎狛神社 寺・神社・教会

虎狛神社本殿。
天和３年（１６８３）の建立です。

虎狛神社 寺・神社・教会

虎狛神社之碑。
文政１１年（１８２８）建立です。

虎狛神社 寺・神社・教会

虎狛神社の境内に隣接する名もなき庚申塔。
古そうではあります。

虎狛神社の北方、中央自動車道をくぐった先にある深大寺天然温泉湯守の里。

深大寺天然温泉 湯守の里 温泉

小さな温泉施設なのですが、この「化石温泉」の幟が気になりました。
説明板によると、当施設の温泉は地下１５００ｍから湧出した１００％天然の温泉（化石海水）を使用しているとのことです。
化石海水という言葉は聞いたことがありませんでした。

深大寺天然温泉 湯守の里 温泉

湯守の里のすぐ東にある水生植物園。
神代植物園の分園です。
神代植物園は有料ですが、こちらは無料です。

水生植物園 深大寺城跡 公園・植物園

訪問は５月末でしたが、一番良い時期だったらしく、園内には色とりどりの花しょうぶが咲いていました。

水生植物園 深大寺城跡 公園・植物園

田んぼもありました。

水生植物園 深大寺城跡 公園・植物園

あじさいもちらほら。
なお、水生植物園の西側の丘は深大寺城の跡です。

水生植物園 深大寺城跡 公園・植物園

水生植物園の東、中央自動車道をくぐった先に野草園があります。
野草園は深大寺自然広場という、広い林と広場のあるエリアの一角にあります。

深大寺自然広場 野草園 公園・植物園

園内にある流れに沿った遊歩道から約３００種１万本以上の野草を見ることができます。

深大寺自然広場 野草園 公園・植物園

緑で覆われたゲートもいくつかあります。

深大寺自然広場 野草園 公園・植物園

野草園から南下して国道２０号沿いにある国領神社。
説明板によると、鎌倉時代に多摩川の畔に鎮座していていましたが、度々の洪水のため、当地に遷座しました。

国領神社 寺・神社・教会

国領神社社殿。

国領神社 寺・神社・教会

境内に立派な藤棚を有していますが、これは昔から千年の藤と云われ、よく延び繁るので、不二（無事）に通じ災厄を防ぎ、延命、子産、商売繁盛の神木として名高いそうです。
訪問は５月末だったので、藤の花は終わっていましたが、その枝ぶりは花の時期に再訪したいと思わせるものでした。

国領神社 寺・神社・教会

国領神社の南にある常性寺。
詳細は不明ながら鎌倉時代の創建といわれるそうです。
「調布不動尊」として近隣に親しまれています。

常性寺 寺・神社・教会

本堂等はそれなりに年期を感じるものですが、隣接する会堂はガラス張りでとても近代的でした。



今回の街歩きはこちらで終了、ここまで来ると京王線布田駅はすぐ近くです。
調布のメジャー観光地を外しての街歩きでしたが、バラエティに富んだ見どころがあり、予想以上に楽しめました。

常性寺 寺・神社・教会