2023/09/02 - 2023/09/03
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kobapyさん
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50代半ばとなり、色々と体力の衰えを感じる今日この頃。
身体が動くうちに出来ることをと思い、今年の夏にやっておきたい事として富士山登山を考えていました。自身の都合だったり、台風などの悪天候だったりで7月、8月はミートせず。9月初週土曜日の天候は安定していそうということで準備を整え、出発です。
富士山の登山ルートは主に4ルートあり、過去2回登ったのは最短の富士宮ルートだったため、今回は距離最長の御殿場ルートでチャレンジしてみました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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私から言うのも何ですが、富士山登山は夏場でも死亡事故や救助要請事案が起きる山であり、十分な準備と事前の体調管理が必要です。また山小屋での宿泊を伴わない弾丸登山も推奨されていません。個人の体力や体調に左右されるレジャーですので自己管理、自己責任を意識して登山する方は臨んで下さい。
前置きが長くなりましたが、御殿場口新五合目駐車場に23時頃到着し、仮眠後、高山病対策として十分な水分補給と入念なストレッチを行いました。
0時過ぎヘッドライトをつけいざ出発です。 -
御殿場ルートの標準登山時間は約8時間半。出だしの須走の砂地で思うように進まず、かなり体力を消耗します。
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御殿場ルートは一番登山客が少ないルートです。
ゆっくりと自分のペースで歩いて行けます。 -
御殿場の夜景が綺麗です。丁度オリオン座が登ってきました。
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標高約2590m、ここまで登り始めて約4時間かかっています。
靴擦れなどもあり、かなりのスローペースです。 -
時刻は午前4時を過ぎ、だんだん東の空が明るくなってきます。
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綺麗な朝焼けで、相模湾沿いの海岸線、三浦半島、横浜辺りまで見えています。
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5時過ぎに日の出が拝めました。感動です!
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眼下の宝永山も朝日を浴びてきれいです。
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やっと6合目、2830m。新6合目から6合目まで標高差240mを1時間ちょっとかかっています。
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下山道とのクロスポイント通過です。一晩中煌々と登山道を照らしてくれた月が山際に消えていきそうです。
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ようやく3000m地点です。ここまで約6時間です。シンドい。水分の消費量もすごいですが、尿意は全く感じません。
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7合目到着です。3030m。6時間経過。
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牛歩の歩みで7合4勺3090mの山小屋わらじ館に到達。登り始めて6時間半。膝が悲鳴を上げています。
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下界を見ると山中湖周辺がきれいに晴れています。気持ちをリセットします。
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8合目3400mに到達。丁度8時間経過です。
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付近に見方によっては獣に見えるような岩もあります。勝手に獣岩(ケモノイワ)と命名!(笑)
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西側は何処までみえているかな?
三保松原の先、御前崎ぐらいまで見えてそうです。 -
こっから先、頂上まで写真残ってないんです。全く撮る余裕なかったんだと思います(汗)
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歩き始めること10時間。ようやく頂上エリアに到着です。
標準で8時間半くらいと言われているのでかなり時間かかりました。
正直こんなに大変だと思いませんでした。最後の1,2時間は地獄でした。
感覚的には富士宮ルートの倍ぐらい疲れた感じです。
しばらく動けず。 -
30分ほど休んだでしょうか。ちょっと体力が戻ったので火口を見つつ、、、
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浅間大社奥宮へ移動してきました。
無事登りきれたことに感謝と安全な下山を祈念しました。 -
頂上の山小屋でペットボトル一本500円のジュースを購入し再度休憩。身体中に染み渡ります。
写真中一番右の建物がバイオトイレ小屋です。
300円払い用を足します。頂上に蠅がいたのにはびっくりです。 -
持ってきたクッキーの袋はパンパンです。
背後は日本一高いところにあるマンホール?? -
雲が湧いたり晴れたりの繰り返しです。
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西側を見ると、昼になり雲も増えましたが駿河湾が良くみえています。
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力を振り絞り最高地点を目指します。これが最後の急坂"馬ノ背"。ずり落ちるくらいの斜度です。
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この先に日本最高地点の碑があり、皆さん撮影待ちです。
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昔は気象庁職員が山頂に常駐していました。今はレーダードームは取り外され無人化されています。
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最高地点横には三角点が有ります。
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自分の番が回ってきました。後ろの初老の方に撮っていただきました。
仕事ではなかなか得られない達成感(笑)
たまりません。 -
山小屋のチェックインの16時まで十分時間があるので初めて火口の周りを一周するお鉢巡りをします。
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一周約1時間半~2時間位です。
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天候はよく、風もほぼ無かったのですごく寒くは無いのですが、外国人の方の中には半袖短パン姿も。もし天候が荒れたら大丈夫なのか??
見た感じ3割くらいが外国人のようでした。 -
誰が捨てたかしりませんが、お願いだからペットボトル等のゴミを捨てて行かないで欲しい。いい大人何だから!
浅間大社の敷地で神聖な場所なのが分からんのかな。 -
火口は見る位置によっていろんな形状が楽しめます。
自分が生きているうちに再噴火することは有るんだろうか、、、 -
今夜お世話になる山小屋、頂上富士館に戻ってきました。
チェックインまで近くの男性とおしゃべりして待ちます。 -
小さめのお布団に雑魚寝です。自分のあてがわれた部屋はもう少し窮屈でした。
週末料金1泊2食付き1万円です。もちろん風呂はありません。 -
17時に夕食です。山頂で暖かい食事を取れるのは有り難いことです。
やはり水が大変貴重なため、食後食器類は洗わずに済ます工夫がされていました。
思っていたより美味しいカレーでした。カツカレーだったら最高でしたが(笑)。
19時から午前4時まで外出禁止です。
19時就寝でそれまで周りの方と登山談義をしてすごしました。 -
朝4時前に起床。身支度をして朝食を頂きます。
酸欠からか少し頭が痛いのと気分が少し悪いです。
後々を考えて食事はエネルギー補給として頑張って完食しました。
食後そのままチェックアウトとなります。 -
外に出ると外界の駿河湾はよく見えています。
それほど風も吹いておらず寒くないです。長袖シャツとネルシャツ、薄手のフリースに軍手で普通に過ごせました。 -
薄雲越しにオリオン座も。
山頂でご来光を見る人達で混み合います。また下からは続々と登山者が上がってきます。
4時半頃、私は一足先に下山開始します。
帰りはささやかながら、道中のゴミを拾いつつの清掃下山です。 -
上りの苦労が嘘のように、順調なペースで下っています。朝日も登ったようですが、タイミングが悪く日の出の瞬間を逃しました。
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今日も綺麗な朝日です。
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雲海も実に綺麗。この頃には軽い頭痛も解消します。
すれ違う登山者に"おはようございます"と"頑張ってください"のエールを送りました。 -
わらじ館さんの手書きのホワイトボードにほっこりです。
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振り返ってみると、どんどん高度が下がっているのがわかります。日も上がり暑くなってきました。
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下の方からエンジン音が。よく見るとキャタピラー車が登ってきます。
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大砂走りに入り、一気に下るスピードが上がります。
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かかとに重心をかけつつ駆け下ります。
砂地なので足にほぼ負担なしです。
二子山がドンドン近づいて来ます。 -
砂まみれですが、実に気持ち良い体験です。
これが御殿場ルートの醍醐味です! -
脇にはフジアザミがドライフラワーの様に咲いてました。
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ちょうど登ってくる運搬車とすれ違います。これで頂上まで上がれれば楽チンなんですけどね~。
何時間かかるんだろう? -
山頂を出発して大石茶屋まで3時間半で降りてきました。
帰りは実に早かったです。
ほぼ休み無しでだったので休憩します。 -
かき氷をいただきます。生き返る~。価値ある500円也。
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茶屋から5分ほど下ると第1駐車場に到着。
清掃下山として道中で拾ったゴミです。全部は拾い切れませんでしたが個人で出来ることはしました。もちろん持ち帰り分別処理しました。
こんなごみ捨てが続くとそのうちに入山規制になるに違いないです。 -
駐車場横で富士山保全協力金1000円を任意で払います。
木製のタグがもらえ、いい記念品になりました。
総評としては
近年の富士山はやはりキャパオーバーな感じは否めません。
登山客のマナーの悪さや、軽装備な登山者なども見受けられました。
富士山の環境維持や安全面を考えると何らかの規制も仕方ないかなと感じました。
天候にも恵まれ夏の終わりに素敵な週末を過ごすことが出来ました。
3-4日筋肉痛が残ったのは言うまでもありません。やっぱり若さが欲しいと痛感(笑)。
これにておしまい。
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