海遊館のすぐ近く　日本で2番目に低い山ってどんなところ？

2023/06/13 - 2023/06/14

大阪湾の人工島、大阪港の一角にあり、対岸はUSJ、そんな場所に日本で2番目に低いといわれている山があります。標高はわずか4.53m。
日本で4館しかないジンベエザメを展示している巨大水族館、海遊館がある島なので近くまで来たことがある人も多いのでは。

日本一低い山は仙台の日和山で、こちらは過去に登ったことがあったので、それと比べてどれほど険しい頂なのか確認してきました。

エリア 大阪ベイエリア(大阪)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

大阪メトロ中央線の大阪港にやってきました。
工事中でホームも外も養生だらけ。

大阪港駅 駅

万博に合わせてリニューアル中みたいです。イメージ図からは海っぽさはイマイチ伝わりませんが、楽しみですね。

駅を降りて団地の横を抜け、歩くこと10分弱。草木生い茂る公園にやってきました。
ちなみに右端に写る建物は大阪市消防局水上消防署。港町ならではですね。

天保山公園 公園・植物園

公園入り口にある解説。此の地名は天保2年の浚渫工事で出来た山を天保山としたことに由来。
水野忠邦の天保の改革の時代ですね。

中に入るとおじさんが座っていました。明治期に大阪築港に携わった西村捨三翁という人。

というわけで、その向かいに大阪港築港基石があります。
国内有数の貿易港であり、フェリーやクルーズ船が発着する玄関でもある大阪港の始まりの地です。

階段を少し登りました。
阪神高速湾岸線がすぐそばを通ります。木で隠れていますが、海(安治川河口)も見えます。
写真右中央に背の高い石碑があるので近づいてみます。

昭和4年に建てられた石碑です。明治元年に明治天皇が天保山を訪れて軍艦の操練を見学したみたいなことが書かれていました。
その石碑の足元、写真右下あたりに立つ看板に近づくと…

天保山山頂です。三角点もあります。
2つ前の写真まで戻れば、まぁ山っぽくもなくもないですが、山の標高(4.53m)より高そうな石碑が隣に立ってますし、すごいオーシャンビューだし、隣にもっと高い丘があるし、なんかあれ。
「日本一低い」とありますが、東日本大震災の津波にのまれてさらに低くなった仙台の日和山に抜かれてしまっています。日和山は独立峰でもっと山って感じがします。

山頂からの景色です。低いなぁ。

絵画教室かな、写生大会かな。絵を描いている人たちがいました。

防潮堤をぐるりとまわって岸壁沿いを歩くと渡船乗り場に到着。
対岸のUSJ方面に渡れます。

建物入口に掲げられていた看板。かつては砲台があったようです。
目標山(めじるしやま)と幕府が名付けていたみたいですが、浸透しなかったよう。

中は小さな待合室。日中は1時間に2本出ているみたいです。

天保山渡船場 乗り物

さらに海沿いを歩くと海上保安庁の巡視船艇が泊まっていました。

その奥には消防船。放水銃がたくさん搭載されていてかっこいい！
以上で天保山公園散策は終了。

せっかくここまで来たんなら、行くしかないでしょ海遊館。
巨大な四角い建物で、一見すると水族館ぽくは無い。

海遊館 動物園・水族館

一筆書きの順路になっていて、太平洋を一周できる展示内容。順路を示す足元のマーカには残り○○mって出口までの距離が書かれていました。一度入ってしまうとなかなかコースアウトできなさそうなので要注意。
環太平洋の様々な気候とそこに暮らす生き物を観察できました。

魚食べる鳥と一緒に魚を展示したり、カワウソと一緒に魚を展示したりと水中だけでなく地上、空中も同時に展示してしまう常識的ではない水槽があり面白かった。

建物中央の巨大水槽にはジンベエザメが悠々と泳いでいました。この水槽の周りを何周かする順路になっていますのでいろんな角度から楽しめます。
個人的に気に入ったのは、別の水槽ですがマンボウがいて泳ぐ姿を間近で見られたことですね。