お魚とそばの函館旅行

2023/05/01 - 2023/05/02

　５月１日から１泊で函館に行った。往路はＮＨ７４５．伊丹発が１１１５なので、普段通り８時過ぎに事務所に行き、９時過ぎに事務所出。阪急六甲まで歩くのが億劫でＪＲで三ノ宮に行き、空港バスに乗ることを計画。９時２０分過ぎにバス乗り場着。いやに列が短い。９時４０分近くになってもさほど列が伸びないので列の前に行って係員に次の便の時刻を確認すると１００５という。前便が０９１５発なので５０分空いている。
　これはいかんということで阪急三宮に向かい０９５０の特急で十三、宝塚線乗換えで蛍池、モノレール利用で１０４０過ぎに空港着。あのままバスを待っていても到着時間は余り変わらないが、運賃は半額に近い。早朝を除いて、伊丹へ行くのに空港バスを考えてはいけないことを思い知った。
　今回は一人なので、早めに搭乗するのが自他ともに好都合。セキュリティを通過して真っ直ぐ１１番搭乗口に向かう。機材はＡ３２１で座席は７Ｋ。個人モニターのない機材だが、ＵＳＢコンセントはあった。機上から写真を撮るのにシャッター音が出ない Microsoft Pix を使っているが、スマホのフォトより電気消費が多い。その点、ＵＳＢコンセントがあるのはとてもありがたい。
　この便もアルプスの上を飛行するが、かなり南を飛んだようで位置関係が良く分からないまま、鳥海山。

エリア 函館(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

　
　７４５便は函館空港に少し早着で３０番着陸、４蕃接岸。函館は１回しか訪れたことがなく、また、出発前３、４日は結構忙しかったこともあり、あまり予習ができていない。空港出口から出てそれらしいバス乗り場２番で確認していると、他にも数名並ばれたのでそのままバスを待つ。運賃はいくらだろうかと気がかりだが、ＩＣＯＣＡで大丈夫だろう。交通系ＩＣカードで本当に便利になった。
　函館駅前で降車して、宿泊するルートイン函館駅前で荷物を預け、まるみなみさんへ。
　他のお客さんは，家族連れと男性一人客。もりを貰う。また食い気に負けて箸をつけたあとだが・・・。

　そば湯も賞味して、駅前のバスターミナルからバスで五稜郭へ。五稜郭公園入口で下りるべきところ、一つ手前の五稜郭で下りてしまい、五稜郭病院の横を通ったりしながら五稜郭の中に入る。五稜郭タワーが見えていなかったら焦ったかも。
　花が終わった桜並木を通って函館奉行所へ。外国人観光客も多い。いろんな国の人がいらっしゃる。
　江戸時代末期から明治初めはややこしいのであまり勉強をしないまま、五稜郭というと私には榎本武揚による占拠のイメージが強かったが、もともとは幕府が函館奉行所の移転先に，その防御のために建設した防塁だったのですね（はじめて知りました〔恥〕）。

　
　
　奉行所内部。

　
　
　土蔵としだれ桜。

　
　
　五稜郭タワーから。

　
　
　バスで駅前に戻り、ホテルにチェックインし、予約しておいた海光房さんへにお邪魔する。喉が渇いていたようで、お酒は小ビールと男山。
　つきだしの身欠きニシンなどを賞味したあと、ツブ貝刺。

　
　
　堪能していると、携帯に電話がかかってくる。普段はサイレントモードにしており、ぐずぐずしていると切れる。医学部からと表示されだが、お酒が入っているのでこちらからかけることは控える。
　ホッキ。

　
　
　根ホッケとご飯。

　
　
　中ライスを注文するとどんぶり飯が出てきて往生し、かなり残すことに。
　食べ過ぎたなと思いつつ６時すぎに退店。たくさんの待ち客がおられました。
　宿に戻りメールをチェックすると、病院の委員会が臨時で明日開催されるという。明日は１３３０の飛行機で帰る予定だが、会議は１２時からとある。時間的には参加可能だが、空港で一人になれる場所が必要。また、パソコンのスピーカーを使うと音が漏れるので、イヤホンもいる。昔は機内、車中で音楽や英会話を聞いていたのでイヤホンは常時携帯していたが、最近は怠っている。仕方がないので、お昼のそば屋さんの近くのファミマに買いに行く。
　宿を出ると本降りの雨が降っていて、ホテルに戻りビニール傘を借りる。ファミマには色んな種類のイヤホンがあったが、１６８０円のミニジャック接続のものを貰う。帰りに、同じビルにあった根室花まるさんを見に地下に下りると、やはり待ちの列が長い。
　部屋に戻りＹａｈｏｏニュースなどでイヤホンの調子を確かめると、なかなか良い感じ。これで、ラウンジのビジネス用スペースが混んでいなければ何とかなりそう。ということで、大学に、セキュアな環境が得られれば旅先から参加するというメールを送るが、お腹の具合がだんだん不穏に。実は、前日から少し調子が悪く、お昼のそばも多少怖々だった。そばは問題なかったようだが、３時間前のビールとさかな、ご飯の食べ過ぎで壊れた模様。トイレですっきりしたが、明日、朝市でおさかなを食べる予定はキャンセルして、宿の朝食にしよう。たくさん歩いて疲れたのか、朝まで安眠できた。

　５月２日は５時半過ぎに目が覚め、６時前に起床。ホテルの朝食が６時半からなので、その少し前にフロントに行き食券を買って、朝食会場へ。朝食はビュッフェ方式（手袋着用）。納豆、ヨーグルト、半熟の目玉焼きなどがあり、概ね満足して部屋に戻る。
　８時前にチェックアウトして、荷物をホテルに預け、１０３５発のホテルの送迎バスを予約。空港から参加予定の１２時からのオンライン会議にちょうど良い時間。
　それまで、２時間あまり、函館山方面に行ってみる。市電の走る街。

　
　
　前回訪れたときはロープウェイで山頂まで行ったような記憶があるが、早い時間なので動いているか心許ない。市電通りを山の方に向かって歩く。お天気が良く気持ちが良いが、ロープウェイ山麓駅の玄関は閉まっている。運行は１０時からという。
　仕方がないので、周辺を回ることにする。ロープウェイ山麓駅の北側に教会がたくさんあるらしいので歩いてみる。他にも観光客がちらほら。函館港を見下ろすと、大きな客船が停泊している。

　
　
　後で拡大してみると、船首にDIAMOND PRINCESSと書かれている。前日、五稜郭で見かけた外国人観光客の多くは、この乗客のように思えた。そういえば、とても華やかな服装の人もいらっしゃった。振り返ると、ロープウェイが試運転をしている。

　
　
　聖ヨハネ教会。

　
　
　ハリストス正教会。

　
　
　カトリック元町教会。

　
　
　と切りがないので、これぐらいにして、亀井勝一郎生誕の地の横を通って、坂を下りる。
　戻るのに市電を利用したので１０時前にＪＲ駅に到着。時間があるので、少し朝市を見て回る。毛ガニなどの生ものとホッケやキンキの干物などを並べるお店が多数。少し立ち止まると声をかけてくれるが，前日，魚を食べ過ぎ，まだ体に塩分が充満しているようで，食指は伸びない。氷下魚の一夜干しがあったので昔なら買っていたと思うが，もはや干物をかじりながらお酒を飲むほどの酒量は持ち合わせていない。
　ホテルに戻り，１０３５発の送迎バスで空港に送って貰う。結局，乗客は私だけだった。
　復路のＮＨ７４６のチェックインを済ませた後，「A Spring」というラウンジに行き，受付のお嬢さんに「制限区域にラウンジはないか」と訪ねる。ラウンジはここだけと教えて貰った後，小腹が空いたので，おんじき庭本さんで盛りそば。のどごしが良く，美味しかった。

　
　
　１１時半過ぎに「A Spring」ラウンジに入り，ビジネス・エリアに陣取り，１１５０頃にＺＯＯＭ接続して，１２時から委員会に参加。会議は３０分ほどで終わり，小休止の後，制限区域に入る。
　７４６便も３０番滑走路から離陸。雲が切れると陸地が見えるが，渡島（「おしま」と読むことをいま知る）半島と津軽半島の地形が判然とせず，そのあと雲も多くなってきたので，機窓は楽しめず。しばらくして立山連峰がきれいに見えたが，細密な写真にするのは私には難しい。富山湾上空から立山連峰。

　
　
　７４６便は少し遅着でＩＴＭの８番搭乗口に接岸。モノレールと阪急で一旦自宅に戻り荷物を置いた後，事務所で少し雑務処理して再度帰宅。面白かったですが，疲れました。