フィリピン　コロンの離島リゾート「クラブパラダイス」での休日

2023/07/06 - 2023/07/08

フィリピン人に「どこの海が1番きれい？」と聞くと大体「パラワン」と返ってくる。
最近のアンケート調査ではフィリピン人が一番好きな旅行先もパワランとのこと。
それなら一度は行ってみなければパラワンへ。
でもパラワンといえども広し、有名なエルニドはホテル金額のあまりの高さに速攻却下。コロン島の離島リゾートが良かったと言う友人の言葉に惹かれ「クラブパラダイス」へ行ってみることにしました。

エリア パラワン島(フィリピン)

• 旅行の満足度: 5.0

コロン島の離島リゾートを予約したはずなのに空港の場所はブスアンガ島。
あれ？と思いましたが、旅行サイトではブスアンガ島含めコロン島周辺を総じてコロン島と呼んでいるそうです。ちなみにブスアンガ島の中心はコロンタウン。ホテルのある島はディマグヤ島。頭がこんがらがってきそう。

ブスアンガ島はパラワン州北部に属し、美しい海で知られるカラミアン諸島最大の島とのこと。

セブパシフィックのプロペラ機は満席。
きっとまた遅延だろうとのんびり構えていたら予想外に定刻出発（汗）。
１時間20分のフライトでブスアンガ島に到着。

空港でホテルの送迎車に乗り、船着き場へ向かいます。
ガッタガタの未舗装道路の先に送迎ボートが待っていてくれました。

乗客は私たち夫婦の他アメリカ人のファミリーグループ。お父さんがとてもフレンドリーでしかも日本語を独学で勉強されているとのこと。

ボートはマングローブ林を抜けきれいな海をのんびり航行。45分ほどでディマグヤ島のクラブパラダイスが見えてきました。

海岸近くの輝くようなエメラルドブルーの海の色。こんな色見たことありません。

日に焼けた笑顔が素敵なホテルスタッフが手を取り下船を助けてくれます。
ちょっとドキドキ。

スタッフが「Welcome Home」と言いながらウェルカムドリンクを手渡してくれます。

ホテルフロントは風通しの良い民族調の建物でした。
チェックインは15時からとのことで、とりあえず水着に着替えてビーチで過ごすことにしました。

木陰にはこのようなハンモックやビーチベッドが並んでいます。

プールはこじんまりとしていて、子供用の深さと、スキューバ用の深さに分かれていました。

パラワンの海の色は、鮮やかで濃くて本当に美しい。

海の中に入ってみました。透明度の高い海水が灼熱の光に反射してキラキラ。
こんなにきれいなのに誰も泳いでいません。

白砂のビーチはゴミ一つなく、フィリピンあるあるの野良犬たちも一匹もいません。

これは人生ベスト１の海の色だなあ。

うわっウミガメだ、と思ったらオブジェでした。
本物のウミガメもビーチ近くで見られるとのこと。

レストランはこの「FireFish」と小さなバーのみ。

キッズ用の冒険小屋もありました。

平日のせいか宿泊客よりもスタッフの数のほうが多そうです。

夕飯はメインレストランにて。フィリピン料理からウェスタン、アジア各国料理とメニューは豊富。お値段はまあリゾート価格ですね。

この地方の名前が付いたハマグリのスープ。大きなハマグリが20個以上入っていて濃厚な味。夫は大絶賛していました。

ラプラプのマンゴーソースあんかけ。淡白でおいしいのですがちょっと小さかった。

見たことのない鳥が寄ってきました。可愛いなと思ったとたん、首がニューっと20センチほど伸びてちょっと冷や汗。

私たちのヴィラはサンライズビーチに面していたので、きれいな日の出を拝むことができました。

朝食時にはリザードと呼ばれるオオトカゲが登場。

午前中はシュノーケリングをしました。
ビーチエントリーで魚、ウミガメ、エイ、シャコガイが見えるよと言われましたが、何回潜ってもウミガメとエイには出会えませんでした。

シュノーケリングに関してはシキホール島とバリカザグ島のほうがサンゴ礁の美しさや魚の豊富さから言ってもよかったです。
ここのビーチのサンゴは全体的に茶色っぽく、カラフルな竜宮城のような世界を期待していた私にはちょっとがっかりでした。

ただ、この海の色のグラデーションの美しさにはそれをしのぐ魅力がありました。

泳ぐのに疲れたら、ビーチベッドで休憩。

フィリピンと聞くと、首都マニラの治安の悪いイメージが強い方もいるかと思います。私も来るまでは不安のほうが大きかったです。
でも色々な場所に行くにつれ、フィリピンはとても広く各地方独特の文化があること、美しい自然に恵まれた国であることを実感するようになりました。

ランチの時間になりました。
ヤシの実ジュースを注文したら、見たことのないような大きさのものが登場。
漬け物石サイズかな。
とても持ち上げられず、顔を近づけて飲みます。

マッシュルームのブレッドスープ。冷えた体が温まります。

パンシットカントン。フィリピン風焼きそばです。
両脇の白いものはプトというちょっと甘めの蒸しパン。

午後はカヤックとSUPにチャレンジ。
このリゾートはシュノーケルグッズやカヤックなどのビーチアクティビティはすべて無料でした。

あれ、何かが動いてる。スタッフに聞くと「リザード」とのこと。オオトカゲですね。

オオトカゲは見た目はごっついですが大人いい性格のようで、スタッフに追い払われると慌てて逃げていきました。

これが今回の私たちの部屋。10時半に「部屋のお掃除お願いね」とスタッフに伝えたのに、16時に遊び疲れて帰ってきたらまだ掃除されていなくてボーゼン。
閑散期でゲストはあまりいないはずなのに。

フィリピン生活も一年を過ぎると、こういう状況でもしょうがないと思えるようになってきました。

サンライズヴィラプレミアムという広めのコテージ。
本当はオーシャンビュースイートというマンションタイプの新しい部屋を予約していたのですが、ホテル側の手違いでなぜか良い部屋へ（喜）。

バスタブはありませんがシャワー水圧、熱さとも満足。

夕方、敷地を散歩しているとガリガリ変な音が。
横を見ると必死に木登りするオオトカゲ。時々ずりっと落ちそうになりながらも真剣な顔つきです。

鋭い爪を木の幹に食い込ませどんどん登っていきます。
まさかこんなに大きなトカゲが木登りするなんて。
降りるときはお尻からなのかな？頭からかな？

夕飯はハッピーアワーに合わせてバーにて。

ボートで一緒だったアメリカ人お父さんがやってきました。ちょっと日本語でおしゃべり。
どうやら帰りのマニラ行きフライトも一緒のようです。
彼の家族はその後ネグロス島へ遊びに行くとのこと。

海に沈むサンセット、ちょうどいいタイミングで見ることができました。

三日目の朝散歩ではギャオギャオとものすごい鳴き声が気になりました。
木を見上げると、なんと大量のコウモリがぶら下がっているでは！しかも結構大きいコウモリです。ちょっと怖くて鳥肌が、、、。

これだけ自然が豊かなのに意外にも蚊、ゴキ太郎は全く見かけませんでした。ハエもほぼ気にならず。

12時のチェックアウトに向けて帰り支度。今日も海がきれいです。

クラブパラダイスの魅力はこの自然豊かなロケーションはもちろんですが、若いスタッフさんの笑顔と明るさも大きな魅力だと思いました。
皆さんすれ違うたび必ず胸に手を当てて挨拶をしてくれたのが印象的でした。

名残惜しくも島を去ります。
2泊3日でも十分楽しめましたが、同乗したオーストラリア人ファミリーはこれからさらにエルニドで休暇を過ごすそうです。なんて贅沢！

空港で搭乗を待っているとあのアメリカ人のお父さんがやってきました。ちょっと恥ずかしそうな笑顔で夫にメモを手渡すとササーっと去っていきました。

なんだなんだ？とメモを見てみると、一生懸命書いたであろう漢字交じり（フリガナ付き）日本語の手紙でした。
自己紹介とこれからも連絡を取り合いたいこと、そして自分の日本語でおかしい点は教えてほしいと書かれてありました。

そして最後の一行に夫もろともぶっと噴き出してしまいました。
そこには
「昨日は話し間違えしました。どうかひらにご容赦ください」

いったいどこでこの言い回しを学んだんだろう、、、。

もしフィリピンのきれいな海を見たいなと思っている方がいたら、クラブパラダイス、とってもおすすめです。

お読みいただきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• トゥーバーズさん 2023/11/22 08:47:34

  憧れのクラブパラダイス！

  こんにちは！
  rairaiさん。この間コンテナ仲間？になりましたトゥーバーズです。ご訪問ありがとうございました。
  ブスワンガのクラブパラダイスは綺麗みたいで、何度も計画だけしてなかなかいけなかったりしていて。旅行記でお写真拝見して行きたいなあ～…としみじみ。トカゲも大きいのがいるんですね。以前海で泳いでいるトカゲを見てワニかと思ってドキドキしたのですが、木にも登るとは…他にも鳥さんやジュゴンとか色々見れると伺っています。旅行記で来てくれた鳥さんはハシブトゴイかな？と思います。
  最近うちはホテルのビーチはハズレ気味で、離島でノンビリスノーケリングがしにくいのです。それでお正月は久しぶりにビーチエントリーで綺麗そうなところを選んだのですが、どうなることやら。
  他にも行かれておられる旅先がみんな興味津々の所が多くて、来年はフィリピンに再訪する機会を持ちたいなあと思いました。

  rairaiさん からの返信 2023/11/22 19:44:50

  Re: 憧れのクラブパラダイス！

  トゥーバーズさん
  
  コメントどうもありがとうございました。コンテナ仲間、光栄です！
  
  クラブパラダイス、海の色がきれいでとてもいい島でしたよ。あの鳥はハシブトゴイというのですね！
  ご機会があればフィリピンにもぜひ再訪くださいね。
  ビーチエントリーのシュノーケリングは、シキホール島がまさに竜宮城で感動しました。
  お正月の旅行、きれいな海を楽しめますように。