ホテル日光鬼怒川インみやさきに泊まる

2023/06/17 - 2023/06/18

宿泊費が高いお宿は施設設備、お料理、サービスがいいのは当たり前。
一泊夫婦2人で7万円以上のお金を出して、それらのどれかが満足できなかったら、あんなにお金を出したのに…と、不満が必要以上に湧き上がってしまう。
（我が家の場合。お金のあるご家庭はお気になさらず）

2年前に夫が定年退職をしたのを機に、泊まるお宿も「高くていい宿」から「安くていい宿」にシフトを始めている。
ただ私はまだ現役で仕事をしているし、夫も退職後も再任用で仕事をしているので、一番コスパがいい平日の宿泊は叶わないのだが。

今回は我が家から2時間圏内で、宿泊費がお安い割に評判がとても良い鬼怒川のお宿に泊まってみた記録。

エリア 鬼怒川温泉(栃木)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

今回のお泊まりは鬼怒川なので、埼玉県川口市在住の我が家からは、概ね車で2時間。
のんびり起きて、のんびり支度していつも通り浦和インターから東北自動車道にのる。

そして何故かいつも佐野SAで休憩。

佐野サービスエリア下りは、元々利用者が多いサービスエリアだけれど、新しくなってからはますます混んでいる。
人が多いとなかなか写真も撮れない…。

佐野サービスエリア (下り) 道の駅

いつも見るけど、買わない佐野ラーメンケーキ。

レモン牛乳は美味しくて好きだけど、お菓子化されたものは食べたことないかも。

さて、佐野SAからまた東北自動車道を北上し、日光宇都宮道路に入って土沢ICを出て、日光市役所隣のレストランにやってきた。

レストラン寿楽。
一軒家のお家の一階部分がレストランになっている。
ネットで評判が良く、行ってみよう！となったのだ。

レストラン寿楽 グルメ・レストラン

ドアを開けるとこんな感じ。

こじんまりとした個人経営のレストラン。
行った時はほぼ満席で、出入り口すぐの2人用のテーブルしか空きはなく、そこでよければ、ということで受け入れてもらった。

人気のレストランらしく、予約をした方が良かったのかも。
写真は出る時に撮った写真。ランチタイム終了後の店内。

さて、メニューはというと。
ランチタイムにはAとBとCの３つの価格のランチメニューがあった。

柔らかいハンバーグが人気のお店、とのことだったが、初めてのお店なので、いろいろ食べてみたくて、Cのハンバーグ&ステーキ&骨付きソーセージを注文した。

少し待って、前菜がやってきた。
あ、前菜がつくんだ～！

ミニカップにオニオンスープ
カリフラワーとパプリカのマリネ
サラダ
ウインナーをパートフィロ？餃子の皮？で巻いて揚げたもの？

どれも凄く美味しくて、ちょっとびっくりしたくらい。

次にソースがやってきた。
にんじんと玉ねぎをすりおろした感じの和風のソースだった。

これがCランチの中で選んだ、
ハンバーグ&ステーキ&骨付きソーセージ。

運ばれてきてびっくり。
ハンバーグもステーキも一食分くらいずつあるよ⁈
美味しいものをちょっとずつ…って感じだと思って注文したので、驚いた。

中でもステーキがかなり美味しくて。
もちろん別メニューにサーロインとかテンダーロインとかのステーキもあるので、このハンバーグと一緒になっているステーキはそういう部位じゃないだろうし、筋もあったけど、その筋の部分もちゃんと筋切りして食べやすくなっていて、めちゃくちゃ美味しく焼き上がっていた。

思わず夫と某高級黒毛和牛のステーキより美味しい！と絶賛してしまった。
骨付きソーセージは食べ応えがあったし、ハンバーグはふわふわで、いろいろな食感が楽しめたが、私はハンバーグもしっかり歯ごたえがある方が好みかも、と思った。単純にこれは好みの問題なだけなのだが。

ライスは男性には多めに、女性には少なめに盛られてる。たくさん食べたい女性はあらかじめ伝えた方がいいかも。

食後の飲み物もセットに含まれている。
私はアイスコーヒーにした。

夫はホットコーヒーにしたのだが、そのホットコーヒーが、取手のないコーヒーカップに入れられてきて、飲むのに苦労していた。
取手のないコーヒーカップなんて、初めて見た。
とてもオシャレなカップなのだが…。

デザートはキャラメルソースのかかったアイスクリームと、フルーツ。

前菜とドリンクとデザートがついて、お料理も凄く美味しくて、ここはリピート確定！
良いレストランを見つけたと思った。

日光市役所から今回のお宿までは車で30分程度。
ランチが遅かった私たちはちょうどチェックインの時間にお宿に着いた。

「ゆば御膳みやざき」
ここは昔から名前の知っていたお宿。
私は日光湯波が大好きなので、ここにも湯波を食べに行きたいな～と思っていたのだが、昔は評判がさまざまで、なかなか踏み出せなかったのだ。

ホテル日光 鬼怒川インみやさき（ゆば御膳みやざき） 宿・ホテル

だがここ数年口コミがとても良くなり、いろいろ情報も入るようになったので、今回予約してみることに。そういえば、お宿の名前が「ホテル日光鬼怒川インみやさき」に変わったのはいつ頃だったんだろう。
旅行予約サイトでは、まだ「ゆば御膳みやざき」の名前のまま取り扱っているところもあるし。

入り口は、ホテルのエントランスというより、飲食店の入り口風。
もちろん飲食店でもあるから、当たり前かも。
この入り口の自販機、かなり安い！と夫がビールを買っていた。

中に入ると、すぐフロント。

フロント前に獅子が。

獅子の奥にロビー。

フロントから見えていたお食事処というか、レストラン。夕食と朝食はここでいただく。

チェックインして、部屋に案内して頂く。
先ずはレストランの奥のガラスの引き戸を開けると、こんな感じの宿泊棟にでる。

この階段を上がって…。

客室が３つ並んだ廊下。

今回は1番奥の203号室。

ドアを開けると、内側に館内図が。

部屋の玄関の中はスリッパの棚が。
反対側を見ると…。

玄関の脇に洗面所。
何となく奥日光高原ホテルで泊まった部屋みたいなレイアウト。

洗面所にはコップが２つと、シェービングフォームがあった。

そして、メイク落とし兼洗顔フォームに、
オールインワンジェル。
大浴場の洗面所だけでなく、部屋にもこれらがあるって凄い！
これ何気にポイント高いと思う。

籠に、カミソリ、シャワーキャップ、折りたたみブラシ、歯ブラシ、綿棒が入っていた。

トイレはウォシュレット。

さて、部屋はというと。
光がたくさん入る明るい和室。
新しいエアコンも付いているのに、扇風機もある。

部屋から見る景色。
ここは鬼怒川沿いにあるお宿なんだけど、樹木が生い茂っていて、鬼怒川は見えなかった。苦笑
川向かいに巨大温泉ホテルが立ち並んでいた。

タオル干しあり。

何と冷蔵庫がこんなところに！
面白い！

冷蔵庫の中は空。

扇風機、空気清浄機。

テレビ台に時計とお宿の案内。

リモコンはテレビ用とエアコンと照明のもの。
他に懐中電灯と、延長ケーブル。

アクセサリー入れが２つ。

お茶の用意。
お茶菓子は鬼怒川銘菓の「きぬの清流」。
ポットは保温ポット。
湯沸かしポットではないので、お湯がなくなったらお湯をもらう必要があるかも。

クローゼットの中。

下に金庫と湯かご。

上段に浴衣と羽織。

バスタオルとフェイスタオルと、足袋っくすと、アメニティの袋、その中に歯ブラシ。
洗面台にも歯ブラシかあったから、使い捨て歯ブラシが1人2本あることになる。

さて、チェックインした時に貸し切り風呂を予約していたので、浴衣に着替えて温泉に向かう。
部屋を出て、階段を降りて。

ロビー階からもう１階分階段を降りる。

温泉の貸し切り風呂。

貸し切りの時間以外は、基本的に男性用になる方の温泉浴室。

脱衣所はこんな感じ。
洗面台一つと、給水機。

脱衣かご。

温泉は岩風呂。

カランは4つ。

貸し切りの時間以外は、女湯になる方の温泉浴室。

温泉の成分表。

脱衣所はこんな感じ。

洗面台と給水。

女性用にオールインワンジェルと、男性用基礎化粧品。

ドライヤー。

カランは4つ。
こちらは洗い場か畳。
足場が冷たくなくて、凄く良かった。

こちらは檜風呂になっている。

ちょっと残念だったのか、リンスインシャンプーだったこと。

最近泊まるお宿は、それなりのブランドのシャンプーとコンディショナー完備のところが多かったので、今回も何の気なしにシャンプーとコンディショナーは持参しておらず、仕方なくこれを使ってみた。
洗っている時はキシキシして、あ～失敗したな～どうしようかな～？と思ったのだが、お風呂上がりに髪を乾かしたらサラっサラのつやつやの髪になって、びっくりした。

温泉を楽しんだ後、こちらのテラスでビールでも飲もうかと話していたのだが、この日はものすごく暑い日で、早々にエアコンの効いた部屋に退散。
夕食までの時間を部屋でゴロゴロして過ごした。

さて、夕食の時間。
レストランでの夕食。

お品書きがあった。

お夕食は湯波御膳！
湯波大好き人間の私には、何よりの夕食。
先ずは席に着いてから、このお膳が運ばれてきて、後の料理は順番に運ばれてきた。

日本酒も注文。
私は今回、これを少し飲んだ後、レモンサワーを注文。

食前酒は梅酒だった。

で。
普通なら御膳として運ばれてきても、会席風に、お品書きの通りに食べていくのだが、今回はこれを真っ先に頂いた。

湯波シュウマイとエビ入り湯波の揚げ物！
何せアツアツの状態で出されたので、冷めてしまう前に食べたかったのだ。
飲み物も、これが来たので日本酒からサワーに変えたのだ。
レモンサワーを飲みながらの揚げ物は最高！

両方とも本当に凄く美味しかった。

アボカドと湯波のサラダ。
湯波がいっぱいはいっていて、ぜいたくなサラダだった。胡麻ドレッシングがよくあった。

湯波刺し。
大好物の湯波刺し。
割とたっぷり目に提供されて幸せ。
こちらでは出汁で食べる食べ方を教えてもらったけど、わさび醤油が好きなので、半々で食べた。

ワカメと湯波の酢の物。
酢の物が好きなので、もっと食べたかった。

湯波と野菜入りのがんもどき
高野豆腐のゆば巻き

がんもどきも高野豆腐も、湯波も、形は違えど、みんな大豆だ～と何となく思った。

湯波とこんにゃくの田楽。
まき湯波が大好きで。
まき湯波の田楽は更に好きで。
田楽味噌がちょっと甘すぎたけど、美味しかった。

湯波入り茶碗蒸し。
茶碗蒸し大好き～。
最近のお宿では茶碗蒸しもなかなか出ないことが増えたので、食べられて嬉しかった。

ごはんと味噌汁と香の物は、お客それぞれのタイミングで声をかければ、もってきて貰える。
お酒と一緒にごはんが食べられる夫は、早めに持ってきてもらったが、私はレモンサワーを飲み終わったところでもってきてもらった。

ごはんがゆば飯になっていて、優しいお味で美味しかった。

デザートはアイスクリーム。
会席料理と違って、量的には少なめな夕食なんだろうけれど、毎日の我が家の夕食からしたら十分量もあり、美味しく頂けた。
ご馳走さまでした。

夜は早めに眠りについた。
お布団も気持ちよく、ぐっすり眠れた。

翌朝。
夕食と同じ、レストランでの朝食。

飲み物はカウンターからセルフで。
牛乳とオレンジジュースとコーヒーの用意があった。

サラダ。
しっかり量のあるレタスとポテサラ。

朝食はトーストとスクランブルエッグとウインナー、コーンスープとヨーグルト。
こちらは無料朝食なのだそう。
それでもサラダもスープも飲み物もつくし、十分な朝食だった。

全体的にこのお宿は、個人客向けの低価格帯の温泉宿としてはピカイチのお宿と感じた。
必要最低限の対応ながらも、きちんと親切丁寧で、水回りは新しく、お部屋も清潔だし、温泉も貸し切りになって、食事も美味しい。
一人客の受け入れもしているし、私が1人で泊まりに来ても、また今回のように夫婦できても、のんびりできる。
いい宿みつけたな～とほっこりできた一泊だった。

ホテル日光 鬼怒川インみやさき（ゆば御膳みやざき） 宿・ホテル