宮沢賢治の花巻、柳田国男の遠野

2023/06/08 - 2023/06/10

花巻市の宮沢賢治ゆかりの場所と
遠野市の柳田国男ゆかりの場所を２泊３日でたどってきました。

エリア 岩手

花巻空港からレンタカーで、宮沢賢治記念館へ。
まずは腹ごしらえ。記念館のすぐ近くのお蕎麦屋さん｢なめとこ山｣で昼食。

その日打ったソバを売り切ったら閉店のようで、ギリギリ最後のソバをいただきました。
超絶美味。

宮沢賢治イーハトーブ館

宮沢賢治記念館

｢銀河鉄道の夜｣展を開催中。
映画｢銀河鉄道の父｣を先月観賞したばかりなので、思いも特別。

記念館の玄関には華やかなピンクのバラがちょうど満開。宮沢賢治が主治医に贈ったバラに縁があるそう。

宮沢賢治童話村

宮沢賢治童話村

遠野市へ移動して宿泊。
夕飯は、遠野市の民家イタリアン、ノンナアンナで。

ピザはイタリア、サレルノ仕込みのふんわりカリっとした生地が絶品。

中央のいぶりがっこ入クリームチーズが意外にも美味。

翌日は、遠野市立博物館を観て柳田国男の世界満喫。その後、本の森をちら見｡

とおの物語の館。
語り部さんの生のお話しを聞かせてもらえる。
｢座敷わらし｣、｢おしらさま｣などをネイティブおばあちゃんが適宜標準語に言い換えながら語るので、分かりやすい。

柳田国男展示館は、柳田の東京成城の隠居所を移築したもの。

遠野まちなかドキ土器館。
遠野市で出土した土器を展示。

道の駅　遠野風の丘で遅めの昼食

フードコートで

郷土料理をいろいろと楽しみましょう。
ひっつみ汁、きりせんしょ

熱々のカキフライも。
昼食後、お土産を山盛り購入。
ジンギスカンのタレを買い占めた。お土産にするとみんな喜んでくれ、間違いない。

伝承園。国の重要文化財の曲り家「菊池家住宅」、「佐々木喜善記念館」、無数のオシラサマが展示される「御蚕神堂」を見学。

語り部さんから聞いた土淵山口集落へ。
田尻の石碑群。遠野では金比羅石碑を多く見かけた。東北では金比羅信仰が盛んだったそうだ。はるか四国まで旅したエネルギーに仰天。
石碑に刻まれた名前のなかに、座敷わらしの話に登場する人物がいるらしいが、分からなかった。

遠野物語の話者、佐々木喜善の生家。

ダンノハナには佐々木喜善の墓が

田んぼの中にポツンと立つ薬師堂鳥居

座敷わらしが去ってしまい没落してしまったという孫左衛門の屋敷跡

河童淵(姥子淵)

水車小屋

夕食は遠野市中心街の魚っこや(どっこや)にて。
遠野は内陸なのに、海の幸が美味しい。遠野は沿岸部の釜石、大槌、陸前高田、宮古から実は近いのだ。

3日目朝、お土産に遠野銘菓、明がらすを買いに本店へ。

２泊お世話になったホテルきくゆう。

3日目は宮守のめがね橋へ行き、道の駅で宮沢賢治コーナー。ついでに、宮守ホールへ足を伸ばし、宮沢賢治コーナーを見た。遠野には宮沢賢治の教え子がおり、その人物への書簡などが展示されていた。
他に、石器時代の遺跡のはぎ取り展示もあって面白い。

呼ばれ石

高台の呼ばれ石付近からは、眼下に牧場が。

呼ばれ石の近くのソフトクリームショップ。
牧場絞りたての牛乳で作ったから美味しい。

卯子酉さま。うねどりさまと読む。

この週末は、SL銀河のラストラン。岩手復興の象徴であり、希望の汽車であったSL銀河。
これが見納めと知ると、胸が詰まる。汽笛の音がもの悲しい。
精一杯手をふって見送った。

花巻から釜石に向かう汽車。遠野では特別にやぶさめの馬が並走。

最後に、遠野ふるさと村へ。
数々の映画やドラマのロケ地としても有名。

広い園内の一画で

遠野名物バケツジンギスカン。
文句なく美味しい。

園内には曲がり家がいくつも移築され、それぞれに必ず馬屋がある。

ふるさと村の白馬、その名も白雪。かなりおばあちゃんらしいが、まだまだ白く美しい。

このあと、花巻空港に戻り帰宅。
帰ったら宅配便で送った土産品が先に着いていた。段ボール箱を開けながら、楽しい記憶を思い出しまた楽しむ。
岩手は見所たくさんなので、テーマを絞って巡ると面白い。と思う。