2023/05/12 - 2023/05/15
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watersportscancunさん
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皆様、大変ご無沙汰いたしております。ウォータースポーツカンクンの店長吉田です。最近は、インスタ担当の藤野の方がネットでは有名になってしまいましたが、皆様、私の事、忘れていませんでしょうか(笑)
コロナ禍では、3度も罹患し、意識不明に二度陥り、更に、全身の関節が腫れて発熱が続くという原因不明の後遺症に苦しむ散々な忍耐の日々を乗りこえて、最近になってようやく復調の兆しが見えて来ました。カンクンに来訪されるお客様も確実に増えて来ており、地獄の円安を、これまでのお気軽海外旅行という位置づけから、中身の濃い大切なかけがえのない旅行にしようというこだわりの強いお客様(そうです、あなた様です!)に、力強く支えられる日々を、実感させて頂いております。
この場を持ちまして心よりの感謝を申し上げる次第です。
旅行代金の上昇に伴い、気軽に年に何度も海外旅行をされてきたお客様はもちろん、一生に一度のハネムーンという大切な旅行に対して、思い入れの強いお客様が増えています。せっかくの大切な旅行に、グループ団体でのおのぼりツアーで良いのか?!という疑問をもつお客様に、弊社は過去20年、本物のオプショナルツアーと弊社だけの、こだわりを徹底して来たわけですが、ここに来て、その要望が強まっている事を実感しています。
こうしたお客様のご要望にこれからもしっかりとお答えするべく、値段だけではない(最近のグループツアーも決して安くもありません。弊社プライベートツアーと比較しても、大した差がないのが実情ですが、その内容には雲泥の差があります)サービスも含めた、こだわりをしっかりと提供させて頂きたいと思いますので、是非、ウォータースポーツカンクンの店長吉田まで、いつでもお気軽にお問い合わせ頂ければと思います!
さて、毎度長い前置きで申し訳ございませんが、本題に入っていきたいと思います。
それでは、久しぶりの店長日記行ってみようか!!
気が付けば、子供ももう高校進学。思えば、コロナ禍が始まったころは未だ6年生だった娘の中学の3年間は、何だかよく分からないままに、風のように過ぎ去ってしまった。楽しみにしていた卒業旅行も、修学旅行もキャンセル、又は近場に変更されたりして、子供にとっても多感な中学時代を無為に過ごさせてしまった事に対して人間の力が無力である虚無感だけが心を支配する。
そんな娘が、中学最後の2か月を、日本の中学に聴講生として参加したいと言い出したのは、4か月前の誕生日。日本の学校に行ってみたいという希望はこれまでにも何度か耳にして来たが、今回の希望はかなりの決意を伴っていた(^^;
メキシコでは特に女子の15歳の誕生日は、特別なイベントとして家族旅行や、盛大なパーティ、親によっては車を買い与えるのがここメキシコの不思議な風習なのだけれど、何もいらないから、日本の学校に行かせてほしいと訴えて来たのだ。
親としての不甲斐なさへの無力感もあり、ならば今回、行かせてやることにした。とはいえ、予算もあるので(ご存じ航空運賃も含めて高騰をしており、特にメキシコ発着は未だ倍額だ)、私はお留守番となった(涙)ま、子供が楽しんで日本人というアイデンティティに対して何か得られるものがあるなら、親としてこれ以上嬉しい事はない。
その代わり今回、パスポートの更新にてシティへは父娘の小旅行にすることとした。(家内は、予算の関係でお留守番(笑))
娘との小旅行という事で、浮つく心を抑えながら、出かけてはみたのだけれど、いやぁ、いろいろありました。。。
シティ旅行に行かれる方への注意も含まれますので、心して読んでいただければと思います。
それでは、初日の出来事から行ってみようか。。。
■店長吉田、、、いきなりダフ屋にぽったくられて騙される編
久しぶりのシティ、しかも、到着が金曜日。金曜日と言えば、アレナメヒコ。前回観戦はコロナ前だから、もう3年以上前の遠い昔だ。
娘も私同様にルチャリブレが好きなので、二人で出発前から一緒に観戦するのを心待ちにしていた。
当然、予算もあるので、ダフ屋の元締めに連絡はせずに、ぶっつけ本番で会場チケット売り場へと向かった。多少、席が悪くても問題ない。。。8列目までなら十分だと思って出かけたのだった。
そうして、ロベルト(弊社の専属ドライバー)の車を降りると、早速ダフ屋の兄ちゃんたちに囲まれた。
「おい、チノの兄ちゃん、良い席あるよ!」五人くらいのダフ屋が座席表をひらひらさせながら寄ってくる。
それを無視してチケット売り場へと直行するが、行く手を阻む奴が二人。それを無視してチケット売り場に突撃すると、更に1人が一緒にブースまで入って来た。
「もう、そっちには良い席はないぜ。俺の方が安くて良い席があるから、こっち来いよ」
ダフ屋の癖に、こっちの方が安いなどとよく言える(笑)
僕は相手にせず、そのままチケット売り場のお姉さんに、空いている一番いい席はどこかを確認した。
「11列目だね!」
予想に反しアレナメヒコのチケット売り場には、本当に良い席がなかった。8列目までを考えていた僕は完全に当てが外れてしまった。
その時点でしつこく付きまとうダフ屋の兄ちゃんを軽くあしらっていた僕は、11列目という言葉を聞いて横で邪魔していた兄ちゃんを制する右手を下げ顔を上げた
「どの席、持ってるんだ?」
ほら来たとばかり相槌と満面の笑顔
「リングサイドがあるぜ」と、自信満々に答えて来た。
いくらだと聞く僕に、400ペソ、500ペソ、800ペソ席によっていろいろだと、手を回して外に出るように促しながら、先だって歩き出す。
そうして、ブースから出て改めて、どの席があるのか確認すると、容量を得ない答えが返って来た
「3番目、4番目、どれでも」
「いや、一番いい席でどの席をもっているんだ?」と、要領を得ない回答に少しイラつきながら確認をすると、手に持っていた座席表を出して来て、ここだと、リングサイド四列目の3番と4番を指し示す。で、そこでいくらだと聞く私。
「400、450、500だ。。。」
同じ席なのに何故値段が違うのか意味が分からない。
「はぁ? だから、いくらなんだ?」
「500だ」 半分勝負するような勢いで値段を口にした。
しかし、出されたチケットを見ると、3番と4番と書かれているが、列が35列目になっているではないか(苦笑)
「馬鹿にするのも大概にしろよ。。。35列目と書いてあるじゃねーか、ふざけんな」と、その場を立ち去ろうとしたところ、その他のダフ屋仲間に取り囲まれた。
「どうした?どうした?」皆、笑顔で陽気なのだが、逃しはしないという空気だ。
「35列をリングサイドだと500ペソで売りつけようなんざ、舐めるのもいい加減にしろよ、お前ら」
僕は、少し凄んで売りつけようとした男の胸に指を突き立てた。
「まぁ、待てよ、ちゃんと見てくれよ。これはニセモノでもない本物のリングサイドの席だ。分かるだろう?見てみろよ、この表には35列目というのは載ってない。つまり、存在しない席なんだ。今はシステムが変わって俺たちの内部に通じる係の裁量で、この辺りのいい場所に当日案内するって筋書なんだよ」
もっともらしい事を言うが、当然そんな事は嘘である。
「嘘も大概にしろよ。35列目は、この表に出ていないずっと後ろの席じゃねーか。そんな事も知らないとでも思っているのかよ。ふざけるな」
僕は立ち去ろうとしたが、周りを囲んだ連中は僕を逃がさない。
「大丈夫だって、俺たちを信頼してくれ。絶対に良い席だから」
皆さんに、声を大にして言っておきたい。絶対に、ダフ屋からは買ってダメ。声をかけられても無視すること。かなり、しつこいですが、とにかく無視することです。
一度でも関わるとこうして逃がしてくれなくなります。少しばかり、物騒になって来た事もあり、これはネタにすることと、ダフ屋に関しては、少なからずコネもあるので、この男の名前を聞いて写真を撮りながら
「よし、じゃぁ、今回買ってやるが、もしこの券がおかしな席だったら、お前らのボスに報告するからな」
チケットを受け取り、金を渡しながら発した言葉に、場が一寸静まった。
奴らはポカンとした顔で僕に目線を当てると、続けて互いの目を見つめ合う。
「おい、ボスだって?! 誰だよ、それ!!」
横に控えた男が吹き出すのをきっかけに、大笑いの渦が巻き起こった。
まぁ、グループも多数ある中での話でもあり、元締めも別だったりするから、この辺りはハッタリもあったのだが、よっぽど、その場で、連絡してやろうとも考えたが今回の出張については連絡を入れていないし、このコロナ禍で長く不義理もしているので、その場で連絡して、手を煩わせるのも憚られた事もあり、大人しく引き下がる事にした。
「俺のボスは〇?(オカマの意味のスラング)だぜ」
しかし、去り際、背中に投げられた言葉に振り向いた。
「その言葉、お前のボスに伝えていいのか?」
僕は笑わずに相手を睨んだが、笑いの渦は収まる事はなく、
「ああ、こいつは、ボスの○?▲だからお好きにどうぞ!!」
そうして再び大笑いの渦が巻き起こったのだった。観光客の与太話とでも思っているのだろう。。。僕は頭を左右に振りながら、静かにその場を立ち去った。
ホテルに戻ると、娘がプログラムを見ながら、今日はソベラノJrとミスティコが出るのかぁなどと楽しみで仕方がない様子で小躍りしている。
そんな、娘の無邪気な様子を見ていたら、これでダメだったら、洒落にならねーぞと、ちょっと額に汗が滲んで来た。。。卒業旅行にも行けず、何年振りかのルチャの試合を楽しみにしている娘の顔を見れば見るほど、大人しく騙された自分やダフ屋の兄ちゃん達に腹も立って来た。
最後までどうしようか逡巡したが、結局、電話を取る。
久ぶりのボスの声は僕の電話を喜んでくれた。世間話をしばしした後、実は、、、と話を始める。
「そのチケットの写真、ちょっと送ってくれるか」連絡もせずに勝手に騙されておいて尻ぬぐいをさせようという僕に対して、悪までも紳士な対応に頭が下がる。
言われたまま、その場でチケットの写真を送った。
「これ誰がお前に売ったんだ?」続く声のトーンが明らかに下がった。名前は偽名かもしれないが、写真はうそを言わない。撮った写真を送ってやる。
「〇〇〇じゃねーか」貰った名前と同じだったのは意外だった(まぁ、それだけ舐められていたという事だ)
「で、いくら払ったんだ?」
「1000だよ」
「〇?▲?※!!!」 汚い言葉を吐いた後、最悪の席だと続いた。
「いや、それは分かっていたが、奴ら、内通者がいて、リングサイドの空いている良い席に案内すると言われたんだ」
電話の向こうでは鼻で笑う息遣いが聞こえた。
「いいか、そのチケットはこっちによこせ。で、お前は今晩の試合を見たいんだな。せっかくの娘さんとの記念の日なんだ、良い席を用意してやるよ。まあ、その代わり差額分はもらうがな」
そう言って大笑いをした。
「恩にきるよ。。。」電話口で頭を下げた
「水臭い事を言うな。それより、ちゃんと来るときは連絡くらいよこせ」再び大笑いのだみ声が響いて来た。
その声に勢いを得て、聞きにくい事だが、思い切って訊ねてみた。
「ちょっと、一つ聞いていいか」
「ん?」
「あんたのグループは、こういう汚い詐欺みたいな事を許しているのか?」
唐突な質問に一寸の間があった。まずい質問だったか、、、と胸がざわつき始めた時だった
「ケンゴ、、、」静かな声だった。
「お前は信じないかもしれないが俺は許してはいない。これはビジネスなんだ。良い席をプレミアムをつけて販売する。これは欲しい人と売りたい俺たちとウィンウィンの関係だ。しかし、騙して高額を巻き上げる詐欺は犯罪だ。俺たちの仕事は客があってのもので、一回でもこういう事でトラブルが起こると、商売に影響が出る。だからな、絶対に許してはいない。いないんだが、中には、今回の〇?のように勝手に悪さをする奴らがいるのは哀しい事だ」
どうしようもない話なんだが、、、再び、間があった。外出中なのか賑やかな街の喧騒に電波が乱れた。。。
とぎれとぎれにの言葉は外野のノイズに消されたが、一寸「制裁。。。」という言葉が聞こえた。
「制裁?」
僕はいぶかしげに聞こえた言葉を繰り返した。
「そうだ。まぁ、お前は、気にしなくていい。とにかく、もう奴の顔をみる事はないから安心しろ」
不適な声が電話口から流れて来た。そんなこと言われて安心出来るわけがない。。。僕は慌てて言葉をついだ。
「騙された俺も悪いんだ。あまり手荒な事はやめてくれよな」僕は、金を渡したときに、彼が札にキスをして天を仰いで祈る言葉を聞いていた。恐らく、奴には奴なりに金が必要な事情があったに違いない。必至に食い下がって来た行動も何か切羽詰まるものがあった。根はきっと悪い奴じゃぁないんだろう。
「お前は人が好過ぎる。だから騙されるんだ」
痛い言葉だった。が、そいつはお前の配下だろうとは言えなかった。
「とにかく、まぁ、心配するな。殺ったりはしないから」物騒な言葉が電話の向こうで再び笑い声に変わる。
当たり前だが、奴らが最後に、あんたのことをオカマ呼ばわりしていたぜ、、、と伝えるのはやめておいた。
それにしても、分かって騙されたつもりだったが、やはり詐欺だった。幸い、元締めと知り合いだったことが幸いして、ちゃんとした席を手に入れる事が出来たが、あのまま楽しみにしていた娘を連れて案内された席が最後方の二階席だったらと思うと、身が震えた。。。
もちろん、二階席の後方が悪い席だとは言わない。実際、ルチャ好きは後方の席に集まって盛り上がる。リングからの距離は、近い所ほど観光客と素人見物客の比率が多く、離れれば離れるほどマニアの比率が高まる傾向がある。
だから、後方に行けば行くほど、実は、本物のルチャリブレの熱狂を感じ取る事が出来る。僕はだから個人で行く時は後方席に取ったりする。だが、その席に10倍を支払うかと言えば話は別だ。
その晩、会場前で詐欺チケットと交換で手渡された席は、僕が今まで行った中でこれほどまでに素晴らしい席はないという最高の席だった(最前列では当然なかったけど、二列目真正面のVIP席で、椅子もソファになっている特別エリア)、最前列の観客は、実に品よく試合を観戦していた。そんな中で、大声張り上げて熱気を振りまく僕の席だけが浮いていた。
お陰で、メフィストに目で挨拶をされたり、テンプラリオに手を振ってもらえたが(笑) そうそう、今回の試合ではテンプラリオがドラゴンロッホからベルトを奪還した最高の試合も観戦できた。娘は、ソベラノジュニアとミスティコの試合にご満悦だった(僕は、対するヒールサイドのウルティモゲレロを応援したが、まぁ、華麗なるテクニコの勝利の演出に徹していた(だが、ゲレロスペシャルは披露してくれた!)
帰り際、会場周辺の屋台でケモニートのぬいぐるみを所望した娘の為に、店のおっちゃんと価格交渉をしていた時だった。
携帯の着信音がなった。
薄暗い闇の中でボスからのメッセージが画面に浮かび上がった。
「制裁完了。。。」
二日目へと続く
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