ストックホルム・スタイル～サラダバーでテイクアウトする！

2023/05/03 - 2023/05/03

ストックホルムでは、サラダバーが人気だ。

このサラダバーはスーパーマーケットで手にすることができるのだが、並べられたいくつもの野菜やコールドミールから好きな種類、分量をよそって、食材にかかわらず全体の重量で購入するデリのような感じ。
何種類もの生野菜やグリル野菜、ミートボール、ツナ、豆類、パスタ類といったほかに、ファラフェルといった中東のメニューやアジア風のヌードルなどが置いてあるところもあり、バラエティーに富んでいて楽しい。

一般的な値段は、だいたい１００ｇあたり１４．９スウェーデンクローネ（１９７円ほど）。３００－４００ｇもあれば女性なら十分かなと思うので１０００円以内で買えることになる。

スウェーデンでは、日本のようにコンビニには便利なお惣菜が売っていないので、手軽にすばやくランチやテイクアウトをするならサラダバーという感じである。それに外食代が高いスウェーデンでは、サラダバーなら食べたい分だけ購入できて値段も抑えることができるし、サラダ＝ヘルシーというイメージはスウェーデン人にもあるのだ。
実際、３０歳以下のスウェーデン人の３人一人はベジタリアンというし、プラントミートやオーツミルクなどといったビーガン用の食材だっていろいろ揃っている。

さて、先日、地下鉄のHörtorgetという駅にBagel Street Cafeというサラダバーができているのを発見した。このカフェは、アメリカにも同じ名前のチェーンがあるようだが、ロゴが違うのでスウェーデンのお店なのかはわからない。

多くの人でにぎわっているので、何があるのだろうとちょっと覗いてみたくなった。店内にはものすごい種類の料理が社員食堂のように並んでいて、どれを選ぼうか困るほどだ。

ただ野菜を切っただけのもあるが、ちゃんとソースやオリーブオイルなどであえてあり、単品でも美味しく食べられるようになっている。
また、サラダだけでなく、温かい食材（カレーとか揚げ物各種、ライスなど）があるのは、スーパーマーケットとは違う点だ。ただ好きなものを盛ることもできるが、自分好みのセットメニューも作れる。
例えば、ライスに揚げ物をのせてカレーをかけ、グリーンサラダをトッピング。
あるいは、ファラフェルに豆類のサラダ、ゆで卵にアボカドを選べば、プロテインサラダというように。

店内飲食も可能であるが（店内はちょっと狭い）、通勤前の朝食、ランチ、夕食用としていろんな場面でテイクアウトができるので、多くの人が入れ代わり立ち代わり入ってくる。店内メニューはほかにもベーグルのサンドイッチやコーヒーなどの飲み物も提供している。

ストックホルム市内の通りではサラダバーの紙製の容器をそのままテイクアウトしていく人（テイクアウト用のバッグはもちろんない）をよく見かけるし、ランチ時のカフェは同じような紙製の容器でサラダを食べている女性たちも多い。

これだけあると、リピート確実です！

エリア ストックホルム(スウェーデン)

ストックホルム地下鉄の「Hörtorget」の改札のそばにあるBagel Street Cafe。
サラダバーを利用する人は、紙製の容器に好きなものを好きなだけ盛り、お会計で重量を図って清算する。１００gあたり、１８．９クローネ（約２５０円）。

こちらは生野菜コーナー。レタス、ルコッラ、ブロッコリー、サンドライトマトなど１２種類ほどある。

こちらは、豆類とコーン、コールスローのほか、左端にサルマ？があったり、ちょっとスパイシーなひよこ豆の和え物もあるので、中東料理もあるようです。

こちらはパスタ類、キヌア、クスクスなど。アスパラガスもあり、旬の味も楽しめます。

こちらはプロテインコーナー。卵、アボカド、小エビ、カニカマ、ツナ、チキン、チーズなどが並んでおり、なかなか充実しています。

こちらはピクルスに生野菜コーナー。オリーブ、コーン、エンドウ豆、プチトマト、ビートなど。

温かい料理のコーナー。
ファラフェルや白身魚フライなど、もう覚えてないほどたくさんありました。
同じ容器にサラダといっしょに入れるのが嫌な方は、前菜とメインコースと分けて二度に分けて取りに行くこともできます。