20230322 Mariko Sugiura Solo Exhibition

2023/04/20 - 2023/04/20

香川県の琴平にある
オシャレな喫茶店
sando sand.stand で
開催中の
Mariko Sugiura Solo Exhibition
RECORDS and FOODS
に寄ってみた

個展は
2023.4.15-4.21
で終了しています

作者
Mariko SugiuraのInstagramは
https://instagram.com/atelier_brooklyn?igshid=YmMyMTA2M2Y=

エリア 琴平・金刀比羅宮周辺(香川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

香川県高松駅から
JR土讃線琴平駅下車
金刀毘羅宮への参道をこえて進むと左側に
「HAKOBUNE」という面白いビルがある

50年以上昔の
荒廃したバブル期のビルを
若い人たち50人が集まって
アートやモノづくりの拠点に再生しようとする活動を始めている

HAKOBUNEビルの1階に開店した
sando sand.stand

参道のサンドスタンドの意味だと教えてくれた

HAKOBUNEビル
6階建てのビル

50年前はお土産屋や、うどん屋が入る「琴平レストプラザ」
6階建ビルに当時のにぎやかな繁栄が偲ばれる

所有する琴平バスと
若者たちのオープンな交流のなかで
ビルのリニューアルプロジェクト
という大胆な構想が育っていったという

Mariko Sugiura個展
タイトルは
RECORDS and FOODS

レコード盤を主題にした作品たち
食材を主題にした作品たち

レコードは音の記憶の再生
食材は生命の再生
ディテールにこだわった表現は
「いかにも本物」の再生なのかもしれない

初めてですか？とマスターの声

ここで始める前は
金刀比羅宮参道階段の100段目を脇に入った古民家を使った
「栞屋」
という店だったという自己紹介を聞いた

Sugiuraによると
作者自身
なぜレコードにこだわっているのか？
という思いもあるという

音の再生という機能がレコード

エジソンが蓄音機を発明したは1877年

エジソンの初期の蓄音機は「蝋官式蓄音機」と呼ばれた
丁度、地震計のように円筒に音の波形を記録し
それをトレースすることによって微細な音を再現した

微細な音を聴くため蝋官式蓄音機にイヤホン(聴診器)をつけた発明王エジソンの写真を教科書でみた記憶がある

蝋のコーティングには耐久性がなく複数回の再生は出来なかった

エジソンは電話の発明に興味が移り
エジソン式蓄音機の開発、発展は頓挫した

作者による展示会ポスター

大きな黒い円盤色レコード
貼られたレーベルは
Calibou Records
Dennis Wilson
Pacific Ocean Blue
ビーチボーイズの旧メンバーの1人
1983年事故により水死

Youtube
Pacific Ocean Blue
https://youtu.be/er1LsKPXLj8

ビーチボーイズの「サーフィンUSA」は1960年代のヒット曲として日本でも知られている
https://youtu.be/Hbf9TTj61pU

奥の部屋へのガラス戸
ここにも
作者の
テーマの
レコードが透明画材でガラス板の上に造形されている

奥の小部屋には小品の展示

食材の小品たち

壁面展示作品たち

壁面展示

奥の小部屋から
入り口側のカウンター席を見る

エジソンが他の発明に興味を移したため頓挫した蓄音機の改良開発は
エミールベルリナーにより継続される

ベルリナーは
回転する亜鉛円盤に横揺れする溝を形成し音を記録する方式の蓄音機を1885年に完成させ
グラフォフォンと呼ばれる

その後
78回転のSP盤
33回転のLP盤

オープンリール
レーザーディスク
CD

今ではスマホに音声データ
デジタルだから音声の劣化は全くない

カウンターの中
丁寧な調理を感じた

自慢メニューは
自家製ベーグルサンドイッチ
コーヒー


苺のアイスクリームパフェと
オーガニックティー
を頂きました

お値段は都内の半分以内でした

カウンターで頂いたリフレットを並べて
記念撮影

動画です
https://youtu.be/VDKQUXMYojI

若い人たちが主役になって
アートによる地域の活性化が進んでいる
HAKOBUNEは夢を運ぶHAKOBUNEなのかも知れない