2023/04/10 - 2023/04/11
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porculsさん
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ふるさと納税で、愛知県蒲郡市にある蒲郡クラシックホテルの、昭和天皇がお泊りになったロイヤルスイートルームの宿泊券(朝食・夕食付)をもらい、家族と二人でいそいそと泊まってきました。富士屋ホテル、奈良ホテル、ホテルニューグランドなどと共に日本で9つしかない「日本クラシックホテルの会」加盟の歴史あるホテルです。1泊2日で蒲郡に行き、ほぼホテルライフを楽しんだだけの優雅な休日と、少しだけホテル近郊を散策して、神社だけがある神様の島・竹島と、映画やドラマのロケ地になることが多く、文学の舞台になることも多い蒲郡の魅力を集めた文学館を散策してきた記録を、たくさんの写真とともにご報告します。ご笑覧ください。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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人生初の愛知県・蒲郡市。名古屋からJR東海道線の新快速で50分弱(46~7分)で行けました。天気は良く、ヨットのモニュメントが立っていました。
蒲郡駅 駅
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駅の海側に出て歩き出すと、道路も歩道も異様に広々として、特に歩道の立派さが目を引いて、後で「もしかしてボートレースで市が潤っているために、公共施設がこんなに立派なのか」説で家人と盛り上がりました。さらに「みかんの街」というのぼりが上がっていました。
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暑いくらいの天気の下、10分ほど歩いて、ランチはここで食べたいねと調べていた「やをよし」といううどん屋さんにたどり着いたところ…
やをよし グルメ・レストラン
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お休みでした…下調べが甘すぎでした…「あと少しでランチ!」と声を掛け合って歩いてきたので、しかも周りには他に店が全くなかったので、ダメージが大きかったです…
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そのままホテルに行ってお昼を食べようと、とぼとぼ歩いていき、ようやくホテルの敷地の端にたどり着きました。
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正面玄関ではなさそうな、裏口っぽい雰囲気でしたが、歩き疲れて(駅から15分ほどでしたが)、正面玄関を探して海の方へ回る元気がなく、見つけた入り口の坂道をとぼとぼ上がっていきました。
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急な坂をふうふうと上がっていくと、丘のてっぺんにホテルが見えてきました。手前には法隆寺の夢殿みたいな建物が。
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夢殿は八角堂ですが、こちらは六角堂でした。…で、ホテルの鉄板ダイニングでした!(ホテルの鉄板焼きが大好きなので、胸が高鳴りました)ランチメニューをチェックすると、ホテルの鉄板焼きにしてはリーズナブルなので、ここにするか、でも他のレストランも見てから決めようか…と、ホテルの建物へと、さらにとぼとぼ上がっていきます。
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これが蒲郡クラシックホテルです。日本に9つしかない、日本クラシックホテルの会加盟の由緒ある、昭和天皇や、昭和9年の日米野球のために来日したメジャーリーグ選抜軍が泊まったりした歴史のあるホテルです。
日本クラシックホテルの会は、富士屋ホテル、日光金谷ホテル、万平ホテル、東京ステーションホテル、横浜のホテルニューグランド、川奈ホテル、奈良ホテル、雲仙観光ホテルと、ここ蒲郡ホテルの9つだけが加盟する、単に高いとか古いとかではない、文化財指定とか産業遺産指定を受けている由緒あるホテルの会で、ニューグランドだけ泊まったことがありますが、蒲郡クラシックホテルは外側は和風な建築で、驚きました。(勝手に神戸の居留地みたいなハイカラ洋風建築を想像していた)蒲郡クラシックホテル 宿・ホテル
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入口のところにトゥクトゥクみたいなのが停まっていました。道路の方から見ると結構な坂道を上がった上にあるので、お年寄りなどはこれで迎えてくれるのか…それとも結婚式のためなのか。
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入口のところに「近代化産業遺産」のプレートが。私たちが宿泊した5日後に、入り口に右側に新たに「登録有形文化財」のプレートが加わっだそうです(ホテルのインスタで見た)。
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ロビーです。柱や天井、照明、クラシカルな家具…うっとり。
まだチェックインには早すぎるけど、フロントで荷物を預けて、ランチ食べたいんだけど‥と相談して、18時半にはホテルのメインダイニングでフレンチのフルコースを食べることになっているので(そして私たちは胃腸の弱るお年頃なので)、気持ちは鉄板焼きランチ食べたかったけど、2階のカフェで軽く済ますことにしました。 -
エレベーターは、動いている階が針で示される、昔の大丸かそごう(@大阪)にあったようなクラシックな仕様。
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2階からロビーを見下ろした図。
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晩ごはんと朝食の会場は、こちらのメインダイニング。
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中はどんなんだろう…と、のぞいてみたら、こんな華やかでクラシカルで素敵な空間。晩ごはんが楽しみすぎます。
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エレベーターから見て、吹き抜けと照明の向こうの海側にあるのがカフェです。
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廊下に五月人形が飾ってありました。歴史歴史。
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吹き抜けのところ。天井まで美しい。
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カフェではテラス席か室内かを選べましたが、テラスは1人先客がいて、プライバシーを楽しんでおられるかもしれないので、室内に陣取りました(後で、バスツアー?か何かで大勢の中高年女性の団体が次々にカフェのテラスに見学&写真撮影にやってきて、飲食もせず写真撮影だけに来るのですが、それはそれはかしましくて、1人で優雅にテラスでお茶を飲んでいた男性がお気の毒で、我々は室内で正解だと判明しました)。窓の外に見えている緑の島は、ホテルの前のビーチから橋で歩いて渡れる竹島です。
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カフェといっても夜はダイニングバーになるのか、食べ物も色々あり、魅惑的なカクテルもありましたが、晩ごはんに向けて胃腸を休めておかねばならないので昼呑みはぐっと我慢。クロックムッシュとコーヒー(連れは紅茶)にしました。
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優雅なティータイム!
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クロックムッシュ。お上品な量ですが、晩ごはんがフレンチのフルコースなので、お昼はこれくらいでちょうど良かったです。
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マダムの休日。
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お皿の柄を見てみました。ホテルオリジナル~。
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こちらも。
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食べてる間に、前述のテラスに団体客万来状態があり、全員が掃けてから、我々も一瞬、テラスにお邪魔して竹島と海の写真をパシャリ。
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食べ終わって、チェックインの15時まで1時間半ほどあったので、ホテル敷地内と竹島の方を散策に出かけました。これはホテルのお庭の葉桜。
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写真が下手だから廃屋の山小屋みたいな写りですが、チャペルです。白いチャペルに、全面ガラス張りの格子柄を通った光が入って、きっととても素敵な雰囲気なのではと想像しました。こんなホテルで結婚式を挙げるなんて、いいなあ。
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ホテルの敷地内の葉桜なめの三河湾。(たぶん)
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竹島の方へ降りて行き方がわからず、フロントに戻って聞くと、駐車場の端の、わかりにくい場所にとてもさりげなく小さく「竹島近道」と書いてある場所を教えてくれました。
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落ち葉だらけの狭い階段を下っていくと、途中に小さな神社があり…
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神社の階段をさらに下っていくと駐車場に出て…
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道路を渡ったところにさらに神社があり(!)…
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神社を抜けると、竹島に渡る橋が見えてきました。
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木下恵介監督の映画「父よ母よ」のロケ地の記念碑。(この辺りは本当にたくさんの映画やドラマのロケ地みたいです)
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竹島に渡る橋。こうやって見ると「LA LA LAND」でライアン・ゴズリングが「シティ・オブ・スターズ」を歌う橋みたい。
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干潮の時間帯なのか、橋の下の海も、ほぼ地続きで渡れるみたいでした。…で、地元の高校生カップルがひっそりと橋の下の引き潮の海のところを歩いていて、何だか青春映画のひとコマみたいなのでした。
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ホテルの方を振り返って見る…いい感じです。
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もう少し島の方へ橋を進んで、また振り返ってみる。いい感じです。
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神様の島・竹島が近づいてきます。
竹島 自然・景勝地
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橋の下の海を見下ろしてみると、水が意外にもとってもきれい。
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島の入り口の少し手前に「八百富神社」の鳥居が。島にはたくさんの神社があるみたいです。頑張って全部お参りできるかな。
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上陸すると、いきなり階段の洗礼です。うう。
竹島 自然・景勝地
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階段の両側には白い登りがびっしりと…(神社でお金を払うと奉納できるのでした)
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ふうふう言いながら階段を登りきって、最初にあったのが「宇賀神社」。お参りしました。
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次に、立派な八百富神社。お参りして、後でお守りも買いました。
八百富神社(竹島弁天) 寺・神社・教会
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八百富神社の奥の方にもまだ道が続いているので、進んでみます。
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ここの道の両側にびっしりと立っていた「100円」の玉垣、気になります。100円で玉垣を建ててくれたのだから、ずいぶん昔のかな。
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その道の先には神社はなくて、海の眺めがきれいな、名物の「龍神の松」なめで美しい海が見られるポイントになっていました。
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これも神様の樹みたいです。
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これも小さな神社(八大龍神社?)、お参りしました。
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飛鳥の猿石みたいな石像。こっちはだいぶ新しそうだけど。
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社務所のあたりに、ここの神社のミニミュージアムみたいな展示室がありました。これは柳原白蓮。
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藤原定家!
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手水舎(来たときに写真撮ってなかったので、帰り際に撮影)。コロナ禍では神社の手水舎も水が止まっていて、こうやって当たり前みたいに水が出ているありがたさを感じます。
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最初に見た宇賀神社を再び通って(その前に社務所でお守り色々買って)、帰ります。
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登ってくるときは大変だった急な階段も、降りるのはまだマシ。
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降りてきました。島の入り口の灯篭のところからもホテルがよく見えるー。写真左の方に島沿いにぐるりと道があって一周できるみたいでしたが、いかにも歩きにくそうな細い道で、とかげとか虫とかも出そうだし、都会のもやしっ子二人は行くのやめときました。
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橋の上から見た蒲郡クラシックホテル。きれい。
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完全に引き潮になって、島まで下からでも歩けるようになっていました。
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竹島と橋が描かれたマンホール。
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うまく写真に撮れなかったのですが、ホテルのところにも、この海辺にも、やたらとたくさんのトビが、それも結構低く飛んでいて、かなり怖かったです。海辺の公園で飲食するときは注意が必要かも。
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海辺の公園に平安貴族みたいな像が見えていて、ちょっと面倒だけど歩いて見てきたら、藤原俊成の像で、この辺りを開発した(!)立役者なんだそうです。すごい慧眼だなあ。
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海辺の公園とホテルに上がっていく階段の間に、蒲郡にまつわる「文学館」があり、入場無料だし、チェックインまでまだ少し時間があるので、入ってみました。建物が神戸の異人館みたいで素敵。
海辺の文学記念館 美術館・博物館
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入ってみると、名前は「文学館」ですが、映画やドラマのロケ地の紹介部分も結構あって、知ってる作品もたくさん蒲郡で撮影されていました。特に蒲郡クラシックホテルがロケ地になった作品は多いようです。
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この「ゾッキ」という映画は聞いたことがないけど、斎藤工さんが監督した部分のロケ地は、この日我々が泊まるロイヤルスイートルームでした!
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綾野剛さんのドラマ「ハゲタカ」も、我々が泊まるロイヤルスイートルームを含む蒲郡クラシックホテルでがっつりロケをしたみたいです。あと、写真はなかったけど木村拓哉さんの「華麗なる一族」も蒲郡クラシックホテルでロケをしたと書いてありました。
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蒲郡でロケをした作品の出演者のサインも色々飾ってありました。
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「ハゲタカ」の台本と綾野剛さんのサイン。
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「最高のオバハン」の台本と大地真央さんたちのサイン。
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また、文学作品にも蒲郡と蒲郡クラシックホテルはたくさん出てくるみたいで、これは池波正太郎で、他に川端康成、谷崎潤一郎、志賀直哉など多くの作品に蒲郡が出てくる部分の抜粋が展示されていました。
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文学館の縁側?みたいなところからは同じ目線の高さに竹島が見えて、ホテルからの俯瞰とは違った素敵な景色でした。
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入場無料だし、小さな建物だし、ちょっと侮っていたら、なかなか充実した展示で楽しかったです、海辺の文学館。中に小さなカフェもありました。
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さて、今度は近道のこの階段を登っていかねば…
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すっかり文学館で時間がかかったので、チェックインアイムの15時を大きく過ぎていて、お部屋に入れました。昭和天皇がお泊りになった、ロイヤルスイートルームです。
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これはリビングルーム。写真奥の小さなテーブルのところから竹島が見える、ホテルの外側正面から見た場合、左端の最上階の部屋です。
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カーテンを開けると、竹島がきれいに見えます。ここで食事したりお酒飲むのも素敵そう。
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これは寝室。広ーい。
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バスルームには窓があり、トイレと、奥のトイレはビデだけのトイレ(外国のホテルみたい)。
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バスタブの上の窓からは、上3分の2だけ外が見えるようになっていて、山が見えました。
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洗面所も優雅。
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シャンプー、リンス、ソープはゲランです!まあ優雅。
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バルコニーがまた広くて、ここで夜空を見ながらお酒飲んでも素敵だねえと話しました。こちらからも竹島がよく見えます。
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バルコニーから見える蒲郡の街と遠くの山。
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バルコニーから見る竹島と三河湾。
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夕陽が沈んでいきます…
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メインダイニングでのディナーです♪
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この日のメニュー。寄る年波で小食気味の私たち、全部食べられるか少し心配。
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メニューの表紙にも、お皿にも、蒲郡クラシックホテルのイラストが。由緒由緒。
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目の前に竹島と海が見える素敵な席ですよー。
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食前酒。私はシェリーを頼みました(美味しかった)。
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アミューズのホタルイカ。めっちゃ美味しい。
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前菜の、平貝のマリネ いくら添え。美味しい。
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タケノコのポタージュ。めっちゃ美味しい。
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パンも美味しい~。パンが美味しいお店は絶対美味しいですよね。
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ワインは、悩んだ末に、料理に合わせて3種類のワインをグラスで供してくれる「ペアリング」というのを頼みました。これは1杯目の、36か月間ボトルで熟成したというドゥ・ヴェノージュ?というシャンパン。泡が繊細で、きりりとドライで美味しかったです。
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魚料理は、白身魚とイセエビのクレピーヌ ヴァンブランソース
いつの間にかワインは2杯目になってます。ブルゴーニュのシャルドネで、ティーブリュー?という白。 -
お口直しのシャーベット。
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ワインのペアリングの3杯目は、ボアマロ?というフルボディの赤で、これも美味しくて、3杯ともなみなみと注いでくれて、これで3200円と、お値打ちなペアリングでした。
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メインのお肉料理は、黒毛和牛フィレ肉のソテー、ラムラックペルシャード、赤ワインソース。牛フィレも美味しいけど、ラムも美味しかった~!…けど、私はそろそろ腹十二分目…
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デザート。腹十二分目だけど上品な甘さなので全部食べられました!
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食後、バーでカクテル飲もう!…と、昼間に連れと言っていたものの、フルコースを食べ終わったら、とても何も口に入れる気にならず、せっかくの広~いスイートルームなのに、単にバタンと寝てしまいました…
(2日目の日記はまた別途!)
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