九州100名城と古墳、朝うどんを巡る旅1

2023/04/08 - 2023/04/09

九州の100名城でまだまわっていない所と古代史跡、酒場などを巡りました
全8日の1,2日目
1日目
北九州→唐津(佐賀)→岩戸山古墳(福岡)→鞠智城(熊本)
2日目
八代城→田原坂→玉名ラーメン→トンカラリン→江田船山古墳→チブサン古墳→装飾古墳館(全て熊本)

エリア 熊本

旅1日目の移動ルート
小倉スタート→小倉肉うどん→唐津城(佐賀県)→岩戸山古墳(福岡県八女市)→鞠智城(熊本県)→熊本市泊

旅のスタートは北九州小倉
今年亡くなられた松本零士さんは生まれは久留米だが小倉で長く育たれたようです

小倉駅 (福岡県) 駅

小倉の朝飯は名物の肉うどん
朝5時から営業している久野うどんへ

久野うどん グルメ・レストラン

九州のうどんは麺柔らかめが多いがこちらのうどんは硬めでした
見た目とは違いけっこうあっさりで沖縄で食ったヤギ汁を何故か思い出した

久野うどん グルメ・レストラン

レンタカーを借りて唐津まで移動、菜畑遺跡へ
日本最古（縄文時代晩期）の水稲耕作遺跡である

末盧館 美術館・博物館

唐津城へ　天守閣は模擬天守
桜も終わり藤も全く咲いていないちょうど谷間の残念な時期でした

唐津城 名所・史跡

天守閣からの眺め
正面に見える国の特別名勝で日本三大松原の虹の松原へ移動します

唐津城 名所・史跡

昭和36年創業という虹の松原名物のからつバーガーを食べました
次から次へとお客さんが来てました

からつバーガー 虹ノ松原本店 グルメ・レストラン

大きく移動して福岡県八女市の岩戸山歴史文化交流館 いわいの郷へ
継体天皇の頃に大和朝廷に反乱を起こした「磐井の乱」のあの磐井の本拠地であったと考えられる

いわいの郷 美術館・博物館

正面の森が岩戸山古墳、被葬者は筑紫君磐井とほぼ特定されている模様
6世紀前半の前方後円墳で九州地方北部では最大規模の古墳
石人石馬と呼ばれる石造物が多くあるのが特徴（写真の石造はレプリカ）

岩戸山古墳 名所・史跡

さらに移動して熊本県の菊池市にある鞠智（きくち）城へ
白村江の敗戦の後唐新羅に対する防衛として築かれた一連の城の一つと考えられている
奥に見えるのが古代山城で唯一の八角形建物の存在が確認されておりそれを復元したもの

歴史公園鞠智城 公園・植物園

八角形建物だけを見ていたらコレは城なのか？と思ったが
周りをみたらこの山全体が山城である事がわかる

歴史公園鞠智城 公園・植物園

あまりに広大なので持参した折り畳み自転車で周りました
徒歩で全て回るにはかなりハードそうでした

歴史公園鞠智城 公園・植物園

熊本には二泊します
この日は土曜日なので馬刺しより魚介が食べられる店を求めてこちらへ

刺身盛り合わせとからすみ、鴨ロース、蒸あわびのおつまみ三点盛り
どれも美味しく良い店でした

2軒目は「揚げ豚足」という初めて聞いた料理のお店へ

こちらが揚げ豚足　まわりカリカリの中とろり食感で酢醤油？を付けていただく
値段も安くガリガリと骨の間の身を探して食べるので長持ちするから極めてコスパの良いつまみである

旅2日目の移動ルート
熊本市内スタート→資さんうどん→南下して八代城→北上して田原坂→玉名ラーメン→江田船山古墳→チブサン古墳→装飾古墳館→熊本市泊

旅2日目の朝　さすが大都会熊本24時間営業のうどん屋があり朝の5時台からお客でいっぱい
左門豊作のせいで熊本はど田舎なのかと誤った認識でいました
こちらの資さんうどんは以前食べてから大ファンになったお店

資さんうどん 下通店 グルメ・レストラン

かしわうどんを頂きました
ダシの香り、味、餅のような麺すべて最高です

資さんうどん 下通店 グルメ・レストラン

この日は日曜日、明日は魔の月曜日で100名城スタンプが貰えないため南下して八代城に朝一番で向かう
八代亜紀が八代市出身なのを学びました

八代城跡 名所・史跡

JR八代駅　後ろのモクモクの日本製紙の煙突は八代の名物のようです

八代駅 駅

駅の前にあるより藤で有名な鮎の駅弁を買おうと立ち寄ったのですが…なんと日曜日は定休日😨日曜はかきいれどきなのかと勝手に思ってて失敗
どうりで布団干しててヤル気を感じないと思った残念

より藤 グルメ・レストラン

今度は北上して西南戦争の激戦地田原坂へ

史跡田原坂 名所・史跡

なるほど周囲が見渡せる場所でした

史跡田原坂 名所・史跡

熊本ラーメンのルーツとも言われる？玉名ラーメンを食べに大輪（だいりん）へ

大輪ラーメン グルメ・レストラン

茶色い焦がしニンニクは着丼と同時にお店の方が「ニンニク入れますか？」と確認されて店員に入れてもらうのが玉名ラーメンの特徴だとか
うまかったです

大輪ラーメン グルメ・レストラン

食後はトンカラリンへ
卑弥呼というマンガがありその中でトンカラリンが出てくるのだが実際にあるとは知らなかった

トンカラリン 名所・史跡

トンカラリンの入口、熊本地震以降立ち入り禁止になっているようです
全長464mもあるトンネル遺構でいつなんのために作られたのか全く謎のようです
松本清張が「卑弥呼のシャーマニズムに関係した鬼道ではないか」と語ったことにより一躍有名になった

トンカラリン 名所・史跡

所々地上に出たりする

トンカラリン 名所・史跡

最終的にこちらの菅原神社に辿り着く
卑弥呼関連の祭神なのかと思いきや菅原道真で少しずっこけた思いでした

トンカラリン 名所・史跡

トンカラリン近くにある江田船山古墳へ
5世紀末から6世紀初頭の築造とされ国宝クラスの副葬品が多数出土されている
しかし周囲は完全に公園と化しててファミリーの憩いの場でしたね

江田船山古墳 名所・史跡

江田船山古墳の石室に入ることができます

江田船山古墳 名所・史跡

そして非常にわかりにくい奥まったところに和水町歴史民俗資料館があります
入場は無料、というか誰もいなかった

和水町歴史民俗資料館 美術館・博物館

レプリカではありますが江田船山古墳からの出土品などが展示されていました
中でも文字が記された刀は雄略天皇とされるヤマト王権からの影響がこの地に及んでいたことを窺わせる非常に貴重なもの

和水町歴史民俗資料館 美術館・博物館

移動して山鹿市立博物館へ
チブサン古墳の見学会に参加します

山鹿市立博物館 美術館・博物館

博物館の目の前に九州に多い石造のめがね橋がありました
どこかから移築したようでした
他に西南戦争関係の記念碑などもありました

山鹿市立博物館 美術館・博物館

こちらがチブサン古墳
6世紀初め頃の前方後円墳

こちらが石室への入口　ここから先は撮影禁止
石棺との間はガラスで閉ざされており湿気で曇っていたためなかなか鮮明には見られませんでした

古墳のそばに石棺のレプリカが展示されております

チブサン古墳はなんといってもこの石棺が最大の特徴　かの岡本太郎氏も衝撃を受けたようです
丸に点のある部分が乳房に似ているとのことで古くからチブサンと呼ばれていた

奥には人物像のようなものも描かれている
今から1500年前の日本人の死生観とはどのようなものだったのだろうかとしばし妄想しました

チブサン古墳近くにある鍋田横穴群
横穴墓という洞窟に埋葬した墓であり装飾古墳に位置付けられるそうです

鍋田横穴群 名所・史跡

周辺は横穴墓がいろんなところにありましたが
横穴墓は全国にあり特に関東に多いことを初めて知りました

熊本県立装飾古墳館へ
安藤忠雄によるデザインで古墳をイメージしたもののようです

熊本県立装飾古墳館 美術館・博物館

岩原古墳群の中にありますので周りはポコポコと古墳だらけ

熊本県立装飾古墳館 美術館・博物館

石人などの展示

熊本県立装飾古墳館 美術館・博物館

装飾古墳のレプリカ展示が多数ありました

熊本県立装飾古墳館 美術館・博物館

熊本市内に戻り夜飯へ　本日は馬刺しがお目当て

熊本の郷土料理一文字ぐるぐる
ネギをぐるぐるに巻いて酢味噌で和えたもの

からし蓮根

馬刺し　実に美味かった

馬レバ刺し
桜納豆という馬肉と納豆を合わせた郷土料理

シメにこちらのお店へ

紅蘭亭 下通本店 グルメ・レストラン

ラーメンではなく太平燕（タイピーエン）
春雨なのでヘルシーで締めにはいいかもしれません

紅蘭亭 下通本店 グルメ・レストラン