STEPトラベル🌸 “春満開の甲斐路紀行” 無料日帰りバスツアー🚌参加記録 2023/3/17

2023/03/17 - 2023/03/17

こちらから応募した訳でもないのに時折一方的に（株）STEPトラベルから無料日帰りバスツアーの招待券が送られてくる事があります。
今回は Pontaカードの顧客情報からの招待でした。

表向きは身延山久遠寺の枝垂れ桜が目玉の日程ですが、本当は山梨の「ファッション工房」という宝石工場に90分間缶詰にするのが狙いなんです。
私は食事のアップグレードもせず、土産店の誘惑にも屈っしないで１人参加で１日楽しませて貰いましたが・・

【2023/3/17（金）】晴れ→曇り→雨
07：25　自宅最寄駅前からバス発
08：15～08：35　談合坂SAで休憩
09：00～10：00　ハーブ庭園旅日記
10：30～12：00　ファッション工房
12：05～12：30　モンデ酒造でワイン試飲
12：35～13：00　甲州わさび漬センター
13：10～14：25　山梨FUJIフルーツパーク
　・昼食
　・希望者は有料でいちご狩り
15：30～16：35　身延山久遠寺
18：05～18：40　談合坂SAで休憩　
19：55　帰着

エリア 身延(山梨)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• グルメ: 2.0
• ショッピング: 2.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

パンフレット

07：25　皆さん集合が早くて定刻より5分早く最寄駅前を出発です。
今回も45名を乗せたバスが2台出ます。

私が乗った後発バスには一人参加は女性4人だけでした。
旅行には一人では行かない（行けない、行きたくない、行っても面白くないと思う）方って案外多いんですよね。

無料御招待は招待券１枚につき１名だけ。
で、同伴者を誘えば一人6,000円です。
８割方は土産店巡りのツアーに、折半しても＠3,000円で参加することになります。

当日、この旅行参加証と替え玉ではない証拠に身分証を提示します。

また、まだ3月中なのに全国旅行支援の対象ツアーではなく、地域限定クーポンも貰えません。

同伴者が居る場合は乗車前に料金を現金で添乗員さんに支払います。

STEPトラベルのバスの座席には未だにこの目障りな衝立が設置されています。
もうそろそろ撤去でもいいのではないかな～と思いますがねえ・・
大型バスは3分で車内の空気が全て入れ替わるんだとドライバーさんの挨拶でも話されていました。

ひとり参加は大抵相席なのですが、今回は初めて一人で２席使わせて貰えました ♪
しかも前から４番目。

お決まりの車内販売もありましたね。

50分走って、
08：15～08：35　談合坂SAで休憩

EXPASA談合坂 下り 駅

予め決めていた、Bー1グランプリを獲得した名物「田舎の豚まん」を購入。
駐車場の直ぐ目の前の屋外店舗なので場所は凄く分かりやすい。

これは美味しそうなきつね色に焼けていましたが、

袋に入って渡されたのは黒焦げ気味でどう見ても失敗作　(ｰ ｰ;
平たい大きなずっしりしたお焼きで１個500円。
中にはハンバーグが入っているような感じでした。
まあ取り敢えず美味しかったけれど普通のホカフワ肉まんの方が私は好みかな？

車窓左手に富士山が見えました。
やっぱ何回見てもテンションあがります。

25分走って、
09：00～10：00　「ハーブ庭園旅日記」です。
開園と同時に入園しました。
ここは昨年秋に続き２度目の来訪。

ハーブ庭園旅日記 公園・植物園

ハーブの大温室も無料で見られます

カトレアでかたどられた富士山

砂糖の200倍の甘さのある「ステビア」の葉っぱも試食？させて貰えます

ローズゼラニウムの葉っぱを手に摺り込んでしっとり感を体感。
説明スタッフのお兄さんが笑いを交えながら30分ほど園内を案内してくれました。

フラワータワー。
前回来た時はクリスマスバージョンでポインセチアでしたが・・

屋外のチューリップはただ今、育成中

パンフレットには広大な菜の花畑のカーペットが映っていましたが実際はこんな感じでした

満開の桜の木？がありました。
花毎に一輪で落花する種類です。

さあ、いよいよ本命の売店棟に誘導されます。
入口では温かい布おしぼりが配られて手を清めました。

エントランスに飾られていたお雛様

言葉巧みな説明に皆さんお財布の紐も緩みます。
でも、奥さんに仕方なく？着いて来たお父さんは私と同じく手持無沙汰かも・・

ハーブティーとブルーベリーの100％ジュースの試飲

カフェも併設されています

テラス席

私は外に出て庭園をも少し自由散策です

誰も来ませんね・・

フラワーショップの温室の案内はありませんでしたが、ハーブを買うこともできます

ここも前回見過ごしたワインショップです

誰も来ないのですが、覗いていたら100％グレープジュースの試飲もさせて貰えました

30分走って、
10：30～12：00　いよいよこのツアーの最大スポンサー「ファッション工房 アンブローズ」。
ここで90分の缶詰です。

この宝石工房には過去２回連れて来られたのですが、終活で今まで手にしたジュエリーさえ処分せねばと思っているくらいなので私は全く壁の花を決め込んでいました。

突き当りが加工工場。
作業風景の撮影は今はＮＧです。

プラチナの原石1トンです。
地下1,500ｍから採掘された1トンの原石から僅か３ｇしか獲れないのでプラチナが貴重なのも納得。

２階に説明会場があります

「チコちゃんに叱られる」で社長さんが出演した時のビデオの一部が上映されました。
宝石の単位「キャラット」は重さが均一の豆のことだという回の放送です。

たった一粒のダイアモンドにレーザー光線を当ててその光の反射がいかに凄いのかのデモです。

ティアラ・ネックレス・イヤリングは花嫁さんに（多分指輪を買えば）無料で貸し出してくれるそうです。

その先の販売スペース：アンブローズ「さいら」は撮影禁止。

アンブローズ さいら甲府工房 専門店

スタンプラリーのカードが渡され、ジュエリーを５点試着すると「トルマリンの原石」が貰えます。
男性は１点でOKとのこと。
私も初回は頂きましたが一度で十分です。

入口受付脇のビーナスの貴石画は１トンの貴石を使って製作されています。
また「匠コレクション」室はバスツアーの客は800円のところが無料で見学できるというのですが、

目ぼしい展示といえば孔雀の貴石画くらいなものです

室内はこんな感じで、無料でも入室する人はまず居ません。
800円はどういう基準で設定された料金なのか首を傾げてしまいます。
でも、ふかふかのソファーで時間潰しをするには穴場のエリアです。

外でバスのドアが開くまで待っているお客さんはこのとおり。
このツアーのメインスポンサーとはいえ、宝石に興味のない私や、奥さんに引率されて来たお父さんたちにとっては我慢の１時間だったと思います。

このエリアは工業団地のようで、周りには印伝のギャラリーなども有ります。
私はちょっと散策していたら、工房のお偉いサンと思しき男性に、
「お客様、バスの発車も近いので敷地内にお戻り下さい！」と注意されてしまいました　(u_u)
未だ30分も時間が有るのにです・・
でも無料のツアーだしね、仕方ありません。

12：05～12：30　次はすぐ近くの「モンデ酒造」でワインの試飲です

1952年創業のワイナリー。
もう50年近く前、社会人になって初めての職場旅行で一度来たことがあります。

モンデ酒造 専門店

最初に、試飲の仕方などの説明があります。
試飲は勿論、飲み放題！

試飲会場までの通路が資料展示スペースになっています

甘口３樽・辛口３樽　それぞれ赤・白・ロゼ別になっています。
コロナ前はノンアルもありましたが、今は製造していないそうです。

昔は樽の上に口が開いた瓶が乗っていて、自分で注いで飲んだものですが・・

赤いボタンをギュッと押して手放すと適量（15cc）が紙コップに注がれます。
最初は１回しか押さなかったのですが、
「一度に３～４回押さないと駄目だよ」というどこかのオジサマの声に誘発されて、続けて３回押すと、紙コップが丁度いい量になります。

また、赤いボタンは２個あるので待っていなくても2人ずつ注ぐことができます。

私は甘口の白が美味しかった　^_^

試飲の次はお土産コーナーへ

日本中の何処のセブンでも売っているショットボトルのスパークリングワインは私もよく購入します。
海外に行く時などいつも沢山持って行き、部屋でのアペリティフに重宝している事を店員さんに伝えました。

12：35～13：00　次もすぐ近くの「甲州わさび漬センター」。
ここも３回目です。

甲州 わさび漬センター 専門店

時間的にお腹も空いているし、４cm×５cmくらいの小さなトレーに目一杯試食品を盛ります。

最初にマスクをしたまま取るだけ取って、空気清浄機の利いた壁際で頂きます

青のりを練り込んだ「海苔わさび」がお店も押す一番人気で美味しかった

干しブドウやお饅頭の試食もさせて貰い、遅いお昼前にお腹の虫が少しおさまりました

13：10～14：25　「山梨FUJIフルーツパーク」
元は物流倉庫だった建物らしいです。
ここも３度目。

山梨FUJIフルーツパーク グルメ・レストラン

１階入口正面。
大きな苺ハウスがある割には販売されている苺は少しですね。

エスカレーターで２階の食事会場まで上がります

お決まりのビニールシートは無い方が却って清潔感増すと思いませんか？
時間的に私たちだけなのにとても狭い空間に一列に座るよう指定されました。

基本の追加料金なしのお料理 A です。
山菜きのこ釜飯・ほうとう鍋・明太イワシ・こんにゃく鉄砲・香の物だけ。
500～600円というところでしょうか。
ネットでいくら検索しても値段が出てきません。
きっと旅行業者専用献立なんですね。

でも、なんたってぇ “タダ ” なんだから有り難く頂きます　(_ _)

それでも釜飯は結構量もあります。
炭水化物ばかりなので釜飯の2／3は持参のラップでおにぎりにして持ち帰りました。
「こんにゃく鉄砲」は蒟蒻の中に牛蒡の旨煮が入っています。

アップグレードのお料理は、
B 1,900円アップ or
C 2,800円アップの２コース
でも～、普通のお店でランチでそれだけのお金出したらちょっとしたコース料理も食べられる値段ですよね・・
狭い席で三段蒸籠など広げて置く場所が無いとの声も聞こえました。

完食した方は殆どいなかったみたいです。

１階のお土産は広いスペースに閑散として置いてある感じでした。
２階の食事会場はぎゅうぎゅう詰めだったのになんかアンバランス。

窓際のテーブルに伏せて、オプションのいちご狩りが終わるまで待っていたら少しウトウト・・
いちご狩りは別料金で1,800円。
10人が参加しました。

14：25　75分の滞在で「山梨FUJIフルーツパーク」をあとにします

次は最後の観光地「身延山久遠寺」に向かいます。
フルーツパークからは約１時間。

「三門」を右手に見て一瞬で通り過ぎました。
本来ならここから、

287段の「菩提梯」を上ってお参りすべきところですが、私達は安直に文明の利器にすがります。
この階段は一段の高さが高く、並の階段ではありません。

15：30～16：35　「身延山久遠寺」参拝。
無料のスロープカー「斜行エレベーター」で上ります。
「せいしん駐車場駅」⇔「身延山久遠寺境内駅」を2分ほどで結びます。
2009年に完成しました。

独立2ライン
乗車定員：30名
全長：65m
速度：毎分50m
傾斜：32度

境内案内図

まず目を惹くのが「五重塔」
しだれ桜が咲いたらまさしく花を添える景色になるでしょうね。

1876年の大火により焼失しましたが
2009年5月、134年ぶりに蘇った宝塔です。
全て国産木材を使用し、設計から工法まで400年前の元和の塔に倣い復元・再建したそうです。

「大鐘」と「水屋」
水屋の後に287段の「菩提梯」があります。
背後の桜はまだまだですネ。

正面から見た「本堂」。
1985年に日蓮聖人700遠忌の主要記念事業として再建されました。
未だ新しいんですね。

建物って少し斜めから見た方が立体感出ます。
間口32ｍ、奥行51ｍ。
一度に1,500人の法要ができるそうです。
地階には「宝物館」があったそうですが時間が無く残念。

身延山久遠寺 寺・神社・教会

掲げられていた「久遠寺」の扁額

隣りの「祖師堂」
祖師：日蓮上人をお祀りするお堂です。

扁額は「棲神閣（せいしんかく）」
祖師の御霊が棲んでいるという意味合いです。

本堂と祖師堂

祖師堂の前のしだれ桜はまだまだ一分咲き

境内のしだれ桜

ここが一番の桜の見どころですが満開にはまだまだです。

「御真骨堂」前の「拝殿」
「御真骨堂」には日蓮上人の御真骨が奉安されています。

その隣の「仏殿」

仏殿前の樹齢約400年の古木。
午前中は青空だったのに肝心な久遠寺に来たら怪しい雲行きになってしまいました　(ｰ ｰ
曇天しかも逆光だと色が出ませんね。

東端の「客殿」

総受付「報恩閣」から自由に諸堂の中に入ることができます

「報恩閣」

玄関で靴を脱ぎます。
御朱印も正面の寺務所で頂けるようです。

お休み所

諸堂を繋いで自由に行き来できるようになっています。
ただし、お堂の内部の撮影は禁止。

この奥に綺麗なトイレも有ります

本堂の前の廊下。
すれ違うお坊様方が皆さん爽やかに挨拶して下さいました。

にしても、ツアー仲間には誰とも会わなかった・・
中に上がった人は居なかったのかも。
御朱印は早めに「報恩閣」で貰って帰ってしまった後なのかな？

16：25 あと10分でバスに戻らなければなりません。

あれ？　境内に出るともう誰も居ません　(ｰ ｰ;

斜行エレベーターは自分で操作するんだよね。
エッ、どうやるんだっけ？

16：30　貸切車両に乗って降りると、添乗員さんが待ち構えていました。
私「集合は16：35でしたよね」
添乗員さん「そうです。未だ大丈夫です。でも、最後のお客さんなので迎えに来ました」

身延山から雨の中90分走って、
18：05～18：40 談合坂SAで休憩。
バスに乗り込んでからの降雨だったので良かったです　(^^;

35分も停まっていましたが10分遅れて来た人が居たんですよね。
談合坂の上りSAは迷いやすいこともありますけれど・・　

談合坂SA(上り) 道の駅

閉店間際の露店で半額になっていた「たこザンギ」を２個250円で買いました。
途中渋滞に嵌り、下道を通ったりしましたが、
19：55 ほぼ予定通りに帰着しました。

久遠寺は60分では絶対に時間が足りません。
７年前の枝垂れ桜満開の頃、クラツリの有料ツアーでほぼ身延山だけメインで来たことがありました。
近くの宿坊「北之坊」で頂いた精進料理のランチ時間も含めて４時間以上の滞在でした。

その時はお堂の裏の庭園を見学したり、
ケーブルカーで奥の院も参拝できました。
丁度、無料のお抹茶とお菓子も振る舞われていて緋毛氈の椅子席で頂く事も出来ました。

STEPトラベルのツアーは観光に特化したものではなく土産店行脚です。
でも、それなりにいいところもあり、何しろ招待者本人だけなら “無料” で連れて行って貰えるんですから恩の字です。

しかし、”お土産買い” が旅の大きな目的の方なら別ですが、同行者の料金を払ってまで連れ立って参加するのは考えものかな？
ちゃんと有料の普通の旅行業者のツアーの方が結果的には充実した納得の内容になるのではないでしょうか。

一番いいのはやはり個人で計画する旅行ですけれどね・・

この旅行記へのコメント （2）

• さすらいの旅人マーさん 2023/12/19 23:28:36

  私にも届きました

  こんにちは。宇治観光と北野観梅で
  ご案内があり、旅行記拝見して参加
  申込しようかと思いました。
  追加料金なし1名参加、参考になり
  ました。

  実結樹さん からの返信 2023/12/20 10:33:25

  Re: 私にも届きました

  さすらいの旅人マー　さま　
  
  こんにちは ♪
  この度は旅行記をお読みいただき、投票等もありがとうございました。
  
  はがき、届いたんですね。
  「宇治観光と北野観梅」ということは、お住まいは関西なのでしょうか？
  STEPトラベルはどうやら日本中に蔓延しているようです。
  
  旅行記の月間アクセス数を見てもこの旅行記だけはダントツで、毎月2,000を超えています。
  その割には「いいね」はあまり頂けないんですが、皆さん「無料」という文字には関心があるんでしょうね。
  
  来るハガキの殆どは「有料」で6,000円くらいのツアーの「ご優待」です。
  そういう時は「缶詰」になることは少ないんですがやはり土産店巡りにはかなり連れて行かれます。
  私は有料の時は一度も参加したことはありません。
  
  ‟追加料金なし1名参加” で行かれるならハガキを使う価値はあるかも知れません。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　実結樹