2023 春の日差しに誘われて大倉山公園梅林へ

2023/02/23 - 2023/02/23

春の日差しに誘われて大倉山公園梅林の梅を楽しんできました。

東急東横線大倉山駅から徒歩６～７分（ちょっと坂道がきついですが）と、
アクセスも至便です。
コロナ感染症拡大のため２年間開催が中止となった大倉山観梅会（梅まつり）も今年は開催されるようです。（第35回、2月25日～26日）

観梅会は混雑が予想されるので、少し早めてこの日に出掛けたのですが、同じような考えの人が多いのか、予想以上の人出でした。

横浜市港北区のHPによれば、
大倉山公園梅林には46種類、約220本の梅の木があり、毎年1月下旬から3月にかけて、早咲き→中咲き→遅咲きと順番に開花するので長い期間梅を楽しむことが出来ます。

エリア 港北・長津田・青葉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: 私鉄

大倉山駅と梅林の道案内

大倉山駅の改札口を出てすぐ右にある記念館坂を上ります。

梅林の手前にある大倉山記念館（市有形文化財）

少し急な記念館坂を上り、５～6分で大倉山記念館に到着。
記念館は、実業家で後に東洋大学学長を務めた大倉邦彦氏（1882-1971）により昭和７年（1932）「大倉精神文化研究所」の本館として創建されました。
設計は、北海道銀行本店、横浜正金銀行東京支店などを手がけた古典主義建築の第一人者、長野宇平治氏（1867-1937）。
昭和56年（1981）横浜市が寄贈を受け、大改修、昭和59年（1984）横浜市大倉山記念館として生まれ変わりました。

横浜市大倉山記念館(旧大倉精神文化研究所本館) 美術館・博物館

大倉山公園梅林　14:20頃

記念館から２～3分歩くと梅林の入り口です。
紅梅、白梅ともに見頃となっているようです。

週末（2月25日、26日）に開催される大倉山観梅会の準備が進み、
東屋の横にステージが設置されています。

梅林の由来によれば、
東横線開通直後、東急電鉄が乗客誘致のために土地を購入し、昭和6年に梅林として整備。
最盛期の昭和12年ごろには、14種類１千本を超える梅の木があったそうですが、
戦争中には燃料として梅の木が切られ、芋畑として転用されたそうです。
昭和25年から40年ころまでは、梅まつりも行われ大いに盛り上がったそうですが、その後、施設の老朽化、梅の木の衰退が目立つようになり、昭和62年に梅林の大部分を横浜市が買収し、再整備して現在に至っています。

大倉山公園 公園・植物園

大倉山公園梅林　案内図

案内図では高低差が分かりませんが、
右上の現在地（スタート地点）が一番高い場所で、
左下にある池が一番低いところになります。
池から左上までは上り坂、左上からV字型に歩きスタート地点へ戻ります。

大倉山公園梅林　野梅（やばい）

青空をバックに白梅（野梅）と紅梅（唐梅）が映えます。

大倉山公園梅林　野梅

大倉山公園梅林　唐梅

大倉山公園梅林　東屋と特設ステージ

梅の香りが漂う中、ゆっくりと休憩される人も。
3年ぶりに開催される観梅会の日は、凄い人になることでしょうね。
お天気が良いことを願います。

大倉山公園梅林　白加賀

梅林の梅の木には名札があるので助かります。

大倉山公園梅林　白玉梅

名札がないと、なかなか区別がつきませんが。

大倉山公園梅林

この辺りは、ほぼ満開でしょうか。

大倉山公園梅林　見驚

蕾も多く残っているので、まだ暫く楽しめそうですね。

大倉山公園梅林　見驚

大倉山公園梅林　小梅

名前の通り、花は少し小さめかな。

大倉山公園梅林

ここの梅林は古木が多く、樹形も年数を感じさせる気が多いです。

大倉山公園梅林

少し高くなっている斜面に咲いている紅梅と白梅

大倉山公園梅林　冬至梅

大倉山公園梅林

観梅の特等席。
この日は天気予報よりも暖かくなり、ビールを飲みながら梅を楽しむ人も。

大倉山公園梅林　花香実

「はなかみ」と呼ぶのでしょうか。

大倉山公園梅林　玉簾

梅林の中の小径は一団が多く、足元に注意が必要です。

大倉山公園梅林　春日野

この梅は一本の木に白とピンクの花をつけています。
同じように紅白の花が混じる梅「思いのまま」はよく見かけますが。

大倉山公園梅林　無類絞（むるいしぼり）

大倉山公園梅林　楠玉

こちらも蕾がたくさん残っているので満開はもう少し先でしょうか。

大倉山公園梅林　白加賀

年季の入った古木ですが、よく花を咲かせますね。

大倉山公園梅林

梅林の中央付近の出店では、甘酒やラーメンが売られていました。

大倉山公園梅林　枝垂れ梅

池の近くに咲く紅白の枝垂れ梅が人気です。

大倉山公園梅林　枝垂れ梅

紅枝垂れ梅は通路のすぐ横に植わっているので、なかなか人影が途切れません。

大倉山公園梅林　枝垂れ梅

大倉山公園梅林　紅枝垂れ梅

ちょっと人影が途切れた瞬間に。

大倉山公園梅林　枝垂れ梅

少し離れた場所から紅白の枝垂れ梅を一緒に。

大倉山公園梅林　古今集

池の横から登坂を上ります。

大倉山公園梅林　唐梅

大倉山公園梅林　唐梅

大倉山公園梅林

梅林の周りにある民家は、まるで自宅の梅林のように楽しめますね。
（人が多くて嫌な方もいるかも知れませんが）

大倉山公園梅林　野梅

梅林と民家が隣接しています。

大倉山公園梅林　蓬莱

この梅は遅咲き種でしょうか？
やっと一、二輪咲き始めていました。

大倉山公園梅林　玉垣

こちらは満開、花がびっしり。

大倉山公園梅林　豊後

この種も、遅咲きですね。

大倉山公園梅林　鹿児島紅

大倉山公園梅林　長寿

この梅の木も年季が感じられましたが、名前の通りお元気でした。

大倉山公園梅林　内裏

大倉山公園梅林　八重旭

名前のとおり八重咲きでボリューム感があります。
（この辺りが、梅林の案内図の左上となります。）

大倉山公園梅林　三吉野

あまり見かけない品種でしょうか。

大倉山公園梅林　古今集

背景のピンクは紅千鳥

大倉山公園梅林　古今集

大倉山公園梅林　玉牡丹

大倉山公園梅林　見驚

大倉山公園梅林

紅白の枝垂れ梅を見下ろす高台の道から。
斜面に残る大木の切り株は、松でしょうか桜でしょうか？

大倉山公園梅林

スタート地点近くまで戻ってきました。

大倉山公園梅林　茶青花

この辺りには、緑色の咢の種類が並んでいて、花はよく似ています。

大倉山公園梅林　月影

大倉山公園梅林　緑咢梅

大倉山公園梅林　15:45頃

お天気にも恵まれ、1時間半ほど梅を楽しませてもらいました。

大倉山公園 公園・植物園

記念館坂から見た東急東横線大倉山駅

帰り道は大倉山駅まで下り坂です。

（おしまい）

大倉山駅 駅