マニラからシンガポールへ一泊旅行。<br />数年間住んでいたシンガポールは思い出がたくさん詰まった特別な国。<br />高層ビルがさらに増えた新しい街並みに驚き、路地裏の変わらぬ風景にホッとし、懐かしいローカルフードの味を堪能した24時間でした。

シンガポール食べて歩いて一泊旅

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2023/02/19 - 2023/02/20

1689位(同エリア14848件中)

エリア

シンガポール(シンガポール)

旅行の満足度: 4.5

シンガポールの中でもタンジョンパガーはお気に入りの地区です。
高層ビルのオフィス街ですがチャイナタウンと有名ホーカーが徒歩圏内、伝統的なプラナカン様式の街並みと中国語が飛び交うローカルな雰囲気が味わえます。便利なショッピングセンターもあり、隠れ家的なレストランも多数。

ということで今回の宿は「Oasia Hotel Down Town」。赤い鉄骨を緑のツタが覆いつくす奇抜な外観のホテルです。
フロントは12階。エレベーターを降りるとそこはまるで空中庭園。自然光が差し込む吹き抜けの造りになっていました。
残念ながらアーリーチェックインは出来ず、荷物を預けて散策開始です。
カトン地区のプラナカンハウスはとても有名ですが、このあたりの街並みも負けず劣らず素敵。
各々の家の装飾に個性が感じられます。
振り返ると宿泊ホテルがそびえ立っています。この目立つ外観のおかげでいつでも迷わずにホテルに戻ることができ、とても便利でした。
白い家が並ぶ中この家だけ独特の配色で目立っています。
マックスウェルフードセンターを目指して進みます。
この淡いパステルの色彩が乙女心をくすぐるんですよね（笑）
遠くにそびえたつ屋上がつながった高層建築は「The Pinnacle@Duxton」というシンガポールの公共団地（HDB）。
屋上に展望台があり、オーチャードからマリーナまでシンガポールの街並みが一望できるようになっています。
マックスウェルフードセンターに到着。日曜の昼どきで混雑しています。大好きなホッケンミーのお店を発見。
行列の一番後ろに並んでいたところ、突然背後で怒る声が、、、。振り返ると食材を抱えたおじさんが私をにらみつけています。どうやら私が邪魔で通れなかったみたい。
怒られた恥ずかしさと申し訳なさで心臓がバクバクです。
厨房では店主とお母さんが注文、会計、調理をきびきびこなしています。

私の前に並んでいた日本人夫婦がお箸を２膳下さいと店主に伝えました。でも店主は怒った口調で一膳しか渡せないと言っている様子。
日本人男性は英語が通じなかったのかと思ったらしく、もう一度ゆっくり伝えます。私もドキドキしつつ様子を見ていると、少し間を置き不機嫌な顔ながらも渡してくれました。

ホーカーに慣れていない観光客が多いからでしょうか。昔よりもちょっと殺伐とした雰囲気になっていて、ちょっとショックでした。
シンガポールはマニラよりも蒸し暑く、少し歩くと汗が止まりません。
ホーカーの向かいの佛牙寺龍華院へ。ここは仏陀の歯が祀られておりシンガポールでも有名なパワースポットとのことで、多くの観光客が訪れていました。
14時になったのでホテルへ戻ります。クラブルームを予約していたので、21階でのチェックインに案内されました。フロント前にはこじんまりした優雅なラウンジがありました。
フロントの後ろには気持ちよさそうなプールが。高層階ならではの景色も楽しめます。
部屋は木目調のナチュラルな雰囲気、ほのかに良い香りがします。
バスタブの向こうのガラス戸を開けるとベッドから丸見え。
窓からの景色があまりに素敵で大興奮！海の見える風景はやはりいいですね。
ラウンジで休憩。プールサイドに隣接しているため外席でくつろいでいるラウンジ客も多く見かけました。
コーヒーと焼き菓子を頂きました。ホテルを覆いつくすグリーン越しの高層階の風景もなかなかのものです。
ラウンジでくつろいだ後、街を散策してみました。
韓国料理店が密集していて、多くの韓国人観光客を見かけました。日本の居酒屋や日本料理店も人気のようです。
ドン・キホーテも数年前にできたとのこと。
シンガポールでは日本食や日本文化がかなり浸透していることがわかります。

ここはJR東日本グループが手掛けるカフェのようです。
シンガポール人だけではなく、シンガポールに住む日本人のお子さんも大喜びしそうなお店ですね。
ホテルから10分ほど歩き、「シアンホッケン寺院（天福宮）」へ。福建省出身の華人によって建てられたシンガポール最古の中国寺院。船乗りを守る天后が祀られています。
荘厳できらびやかな装飾。内部は撮影禁止でした。
線香が大量におかれてあったものの参拝の仕方が分からず、「家族４人だからお線香は４本でいいかな」と夫と話していると
「one person 15]と隣にいたお姉さんが親切に教えてくれました。
15本も？と戸惑いつつも従いました。
後で15本の意味を調べましたがわかりませんでした。
寺院の裏は小さな公園になっていました。
よく手入れがされていて、ゴミ一つありません。
都会のオアシスですね。
散策の後はグーグルマップで検索して口コミ評価が高かったマッサージ店へ。
タンジョンパガープラザ２階の「Blind Massage Services」。

カーテンなどの仕切りはなく開放的な造りになっています。飛び込みで予約しましたが、とても感じの良い対応でした。

店内ほぼ満席。それもそのはずここのマッサージ、めちゃくちゃ上手でした！
ちょっと痛い、でも絶妙な強さで凝っているところをじっくり的確にもみほぐしてくれます。
値段も良心的ですっかり気に入り、翌日も足つぼマッサージに行ってしまいました。
ホテルに帰り、ハッピーアワーの言葉につられてラウンジへ。
夕飯はアマラホテルの中華料理「シルクロード」へ。
麻婆豆腐が有名な人気店でしたが、久々に訪れると広い店内はがらんとしていて、入口付近に一組の客がいるのみ。
そのすぐ隣の席に案内されたので、もう少し離れた窓側の席をリクエストすると「あそこは４人席だから駄目だ」とバッサリ。
麻婆豆腐は変わらぬおいしさ。ガツンとした本場の痺れる辛さに汗がじわじわ出てきます。
一つ食べてしまいましたが小籠包。スープは少なめでしたが肉がぎっしり詰まっていておいしかったです。
20時からのショーを見にマーライオンパークにやってきました。
タクシーのドライバー曰く観光客はまだまだ少ないとのことでしたが、ここにはたくさんの観光客の姿がありました。
マーライオンのすぐ横の階段に座り、マーライオンから吐き出される容赦ない水しぶきに耐えつつ開始を待ちます。
最初にシンガポールに来た時、あのホテルはまだ建築途中でした。
まさか屋上がつながるとは！
タンジョンパガー駅近くのショッピングモールで台湾かき氷のお店を発見。
どんぶりサイズだったので二人でシェアしました。
翌朝はバスを乗り継ぎ、以前住んでいた懐かしいウェストコースト地区へ。
ウェスト地区は日本人学校があることから多くの日本人家族が住んでいます。
ここのホーカーもよく行きました。
空港へ向かう前にタンジョンパガーのホーカーで大急ぎで昼食を。
夫はスープの海老麺を注文。
私はドライの海老麺を。この海老出汁が濃厚なスープがたまりません。
チェックイン後、まだカヤトーストを食べていなかったことに気が付きましたが、空港内で発見！ここのカヤトーストがカリカリで一番好き。
今回の航空チケットはコロナでキャンセルとなったスクートのバウチャーを使いました。
フライトがキャンセルになった時は心底がっかりしましたが、こうやってシンガポールに来ることができた幸せをしみじみ感じた旅でした。