2009/04/30 - 2009/05/06
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最近パソコンの調子が悪い。
そろそろ買い替えの時期だと思うが、3月までは持たせたいので、文書や写真の整理をしていたら、下書き中の旅行記がかなりあった。
その中でも、書きたくても私には書けないのが『ニュルブルクリンク』だった。
夫に頼むと快く引き受けてくれた。
これは、すべて夫の旅行記です。【2023年2月】
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2004年、仕事でパリ、バルセロナを訪れて以来、かれこれ25回位はヨーロッパを旅している。
これは2009年、2度目か3度目のオランダ、アムステルダム、スキポール空港を起点とした旅の記録だ。
【2009年】
4/30 成田ーオランダ・スキポール空港
5/1 キューケンホフ
5/2 オランダ
5/3 フランス サクレクール寺院・オルセー美術館
5/4 フランス
5/5 ドイツ ニュルブルクリンク・ケルン
5/6 オランダー成田空港 JL412
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
スキポール空港は、ヨーロッパ各国にネットワークを持つハブ空港なので、最も利用した空港だ。
-
今では迷うことなく移動できるが、初めの頃はその大きさと、施設のカラフルさ、合理的な造りに感心したり、驚いたりしたものだ。
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現地に着いて移動は殆どレンタカーなので、何処へ行ったら良いのか、迷いながらカウンターに行ったものだ。
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その年は空港ではなく、アムステルダム市内のユーロレンタカーを予約したので、トラムで行った記憶がある。
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店舗に着いて受付を済ますと、2台のうち好きな方を選んで良いとのこと。
一台はボルボC30.もう一台はなんだったか覚えてない。
より速そうなボルボC30を選んで、いざ出発。 -
アルクマール
アルクマールは、アムステルダムから車で1時間位の位置にあり、比較的新しい街のようだ。 -
ホテルは運河沿いにある、木造のホテルにした。
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丁度蚤の市が開催されていて、現地の暮らしぶりを垣間見る事ができた。
カフェでは随分遠くから1人で来ているという婦人と、拙い英語で会話したのが印象深い。 -
キューケンホフ
広大な土地にチューリップが咲き乱れる、オランダの有名な公園。 -
ところが我々が訪れた時は、チューリップの時期が終わりに近く、期待していたほどではなかった。
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公園周辺の畑には、切り取られたチューリップが山積みされていた。
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後年、1人旅で再訪した時はチューリップが満開で、それは見事であった。
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パリ
妻がパリ好きで、何回か行った。
その時は郊外のホテル、holiday inに泊まり、中心地には地下鉄で行くことにした。 -
その地下鉄で出会ったのが、バッハを弾くバイオリニストのストリートミュージシャン。
映画『無伴奏』で同じような場面があったのを思い出し、へ~実際にいるんだ、と少し感激。 -
通勤時間でもあり、立ち止まる人は皆無。
我々はその人の演奏が良かったのもあり、立ち止まりひとしきり聴いた。 -
CDも販売していたので、記念に買った。
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するとその女性バイオリニストは我々が熱心に聴いて、CDを購入したことに感激したのか、涙を流しながら演奏していた。
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あの人は今どうしているのかな・・・
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ニュルブルクリンク
借りたこのボルボC30は、一見速そうに見えたのだが、全くの期待はずれ。 -
と言うのも、この旅で最も楽しみにしていたのは、世界中の自動車メーカーがテストコースとして利用している、ドイツのニュルブルクリンク、一周約20キロをレンタカーで走行することだった。
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当時は一周25ユーロくらいで、レンタカーで気軽に走行できた。
現在は、サーキット近くの専用のレンタカーを借りなくてはならなくなり、値段も随分と高くなっているようなので、事前にリサーチして利用するのが良い。 -
ニュルブルクリンクは、殆どがブラインドコーナーで、アップダウンも多く、なるほど車のテストにはもってこいのサーキットだ。
肝心のボルボC30は、トルクも馬力もなく、ガックリ。 -
直線でフルスロットル、0~100を8秒位はかかったと思う。
ポルシェとかBMWとかフェラーリが、ガンガン飛ばして行く。
自分は邪魔にならないように、コースの脇を走るだけ。
それでも、このコースをフルスロットルで走れただけで充分満足したものだ。 -
ケルン
当時はカーナビは日本では普及しつつあったけれども、ヨーロッパでは殆ど普及していなかった。
アウトバーンを走行していて、ケルンは何処なのか、地図を見てもケルンが見当たらない。
仕方ないのでパーキングエリアで、現地の人とおぼしきおばさんに、地図を指差し、ケルンはここで良いのかと尋ねると、そこだけれど発音が違う!
コールンだと言う。
コールン、コールン、ひとしきり発音のレッスンをしてもらい、ケルン、もといコールンに向かった。 -
やっとのことコールンに着いて、大聖堂を目指すが、ここでも道に迷い、道端に車を停めて地図と睨めっこ。
丁度そこに、おじいさんが居たので大聖堂は何処ですか?と尋ねるも、英語が全く通じなく、やっとのことで大聖堂に行きたいのだと通じたようだ。
そのおじいさんは、ドイツ語でまくし立てるが、こっちとらドイツ語はちんぷんかんぷん。 -
親切なおじいちゃんで、「待ってろ!」と言っていたと思うのだが、家に戻って、古いボロボロの地図を持ってきて、「これを持って行け!」と地図をくれた。
その甲斐があって、何とか大聖堂に辿り着けた。
ケルン大聖堂は威厳があり、荘厳な教会であった。 -
でも一番記憶に残っているのは、広場のレストランで食事をしていた時、隣にいた、3歳位の子連れの夫婦の母親の様子だ。
食事中、なんとネズミが向かいの席からスッと通りすぎたのだ。 -
その母親は叫んで、「今の見た?!あり得ない、こんな店、もう嫌だ、?ネズミよ!」と言ったかどうかは定かでないが、その後食事には手を付けず、気が触れる位の様子で、店員に文句を言い店を出て行った。
-
まぁ確かにネズミは誰もが気持ち良いものではないけど、それほど大袈裟にするのもね~。
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デルフト
フェルメールは世界的に人気の画家だが、生涯一度もデルフトを離れたことはなかったそうだ。
そんなデルフトってどんな街なんだろうと興味があった。 -
この頃はホテルの予約サイトは、ようやく普及してきた時期で、我々は何処へ行くにも予約しないで、目的地に着いてからホテルを決めていた。
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オランダの街は何処も運河があり、街の中心に広場があり、カフェやレストランがある。
ヨーロッパの街は概ねそんな造り。 -
なるほど、デルフトはこじんまりしているが、歴史ある心地よい街であった。
街中を色々とリサーチして決めたホテルは、一泊朝食付き、2人で100ユーロくらいの、フェルメールをモチーフにしたホテル。 -
豪華ではないが、フェルメールの複製画がたくさん飾ってあって、趣のあるホテルであった。
3日間位滞在したい街であったが、我々にはそんな日程の余裕はない。 -
妻がデルフトで最も気に入ったのは、移動販売のバスで買った、沖縄のサーターアンダギーを大きくしたようなパンであったと思う。
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現在はネットやカーナビも普及して、世界中何処へ行くのも便利になった。
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物事には必ず良い面と悪い面があり、利便性はそれによって失う事もある。
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車もマニュアルからオートマになる事で、より簡単になり、カーナビさえあれば何処へでもいける。
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運転好きな自分としては、自動運転なんてとんでもない。
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利便性と引き換えに人間の持つ能力、記憶力は、確実に失われてゆく。
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ネットも無く、地図を頼りに旅をしていた当時が懐かしい。
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特に旅は、困難があればある程、記憶に残る。
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しかし時は流れるので、懐かしがっていてもしょうがない。
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どんな時代になろうとも、楽しく、刺激的に旅をして行きたい。
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