20230115_10駅スタンプラリーTTA(徒歩タイムアタック)

2023/01/15 - 2023/01/15

メモ
あらすじ
某駅の改札で待ち合わせをしてるとき、ふと視界に行列が目に入った。行列の人はどうやらスタンプを押しているようだった。行動を観察していると、大体の人は
改札に切符を通す
↓
出てきた切符(ということは都区内パスか休日お出かけパスだろう)を回収
↓
他のものには目もくれずスタンプ台の行列に加わる
↓
順番が来たらスタンプ帳を広げて、バンバンとスタンプをインクにつける
↓
スタンプをシートに押す(他に持参したメモ帳に押している人もいた)
↓
手早くシートを畳み、また足早に改札に入る
という最早修行のような行動であった。帰宅後に調べるとJR東の期間限定スタンプラリーであり、10駅達成後NewDaysの対象店舗で500円以上の買い物をすると記念品が貰える。
　そこで、山手線内の10駅であれば徒歩で回れることから、年始の運動不足の解消のために歩いて10駅を回ってみることにした。登山と違い都心部のこと、身体に突然不調が生じたり、飽きたりしても近くのバス停や駅からエスケープすれば良い、何なら流しているタクシーも簡単に拾える。気楽気楽。・・・と思っていたが、恵比寿通過後から降り出した雨で濡れて不快感があったこと、巨大駅の複数ある入り口のどこにスタンプがあるかが分からず大幅に時間ロスで疲れてしまったことで、ややキツい旅行、もとい移動となった。

当日の所要時間を列車風に表すとこんな感じになる。
9001H ホリデー快速徒歩スタンプラリー号 秋葉原行き 速度種別は通電A3(大風呂敷)
新宿1527→原宿1616→渋谷1633→恵比寿1705→田町1812→新橋1850→有楽町1910→東京1932→御茶ノ水2010→秋葉原2025

(画像)左は記念品の時刻表風ノート、右は私物のJR編集時刻表1988年3月号
1988年3月には青函トンネルと瀬戸大橋開通で日本列島が線路でつながり、日本が大いに沸いた瞬間を象徴する出来事の一つだった。1991年にバブルが崩壊、その後日本経済は打って変わって停滞することになる。
時間が遅かったと事もあると思うが、スタンプを押している人はファミリー層よりも1人で廻っている中高年層の人が多かった。私はその時代に生まれているわけではないが、コロナ禍で失いかけていた非日常感を取り戻す姿を見た気がした。

エリア 新宿(東京)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

（写真１）新宿からスタート
出発は新宿から。買い物で新宿まで出たので、スタートはここから。ずいぶんと外国人が増えてきた。
空はどんよりと曇っている。傘は持っているが、雨が降ると面倒だなと思いながらスタート。みどりの窓口の大蛇の列を見ながらスタンプを押印。これから外国人が更に増えそうだが、MV（指定席券売機）と激混みの窓口で対応できるのだろうか。
（写真１）は西口の京王百貨店・小田急百貨店を写す。この辺りも再開発が始まり、10年後には様変わりしていそう

京王百貨店 (新宿店) 百貨店・デパート

（写真１）小田急の踏切を渡る
西口から出たので、せっかくなので小田急の踏切を通ることにする。
特急、快速急行、各停がひっきりなしに行きかい、5分ほど待たされた。

（写真3）代々木駅前の山手貨物線の踏切。高架は中央急行（中央快速）線
ようやく踏切が空いたので前進再開する。代々木駅は目と鼻の先なので、難なく到着！代々木駅前は何とも形容しがたい。雑居ビルとアヤシイ人が多く、通行人もどこか暗い、うだつの上がらない地味な場所。代ゼミの消滅（？）後にも鉄緑会で高校生が頑張っているのが代々木のエネルギーか。
　この代々木には懐かしのスタンプラリーはないのでスルーして、原宿へ歩みを進める。明治通りに出るために左折すると、ここには山手貨物線の踏切が残っている。埼京線の通過を待って踏切を渡った。

（写真４）副都心線北参道駅付近
赤い旗の揺れる某政党本部を見ながら明治通りを歩く。ほどなくして歩行者も車も少なくなった。以前我孫子→綾瀬を歩いたときは、北松戸付近の国道６号の様子が明治通りのようだと感じたが、明治通りを通ると両側の建物の高さも綺麗さもこちらが上手だった（これは当たり前）。この辺り、原宿、渋谷、新宿、表参道、（六本木は少しきついか）が徒歩圏内であるので、隠れたおススメスポットだと思う。マイナーなので住みたい街ランキングには永久に入らないだろうでしょうが。
　少し明治通りを歩いた後、原宿の人込みを嫌って明治通りから一本線路寄りに入った道を歩くことにした。こちらの通りは外国人の方が多めで、大手不動産会社が管理する高級マンションが目に付く。右手には今後使うことはほぼなさそうな財務省管理の原宿駅宮廷ホーム。交差点で都道と合流すると人込みに紛れることになる。そう、ここは原宿。人の多さに圧倒される。皆様どこから来たのでしょうか。どうぞご安全に。

北参道駅 駅

（写真５）竹下通りを撮る人を撮る
実は原宿駅が新駅舎になってから原宿に来るのは初めてであった。新駅舎はガラス張りに先代駅舎を意識した落ち着いた色合いで、設計したJR子会社の力の入れ具合がある程度伝わる。しかし、どこかにありそうな没個性な郊外のニュータウンの駅にも見え、個性的な建物が立ち並ぶ原宿駅周辺では霞んでしまう。瀟洒な大正生まれの先代駅舎とは大違いだ。というわけでここでは竹下通りの写真を掲載することにする。
　大混雑の駅に入り、私も列に並びスタンプを押す。スタンプを押した同業者が改札に翻す一方で、私は渋谷へ足を向ける。駅から直接明治神宮に出られるようになったのは改善点だ。
　井の頭通りを越す歩道橋は、普段は閑散としているのだが、何やらライブがあるようで激しく混んでいた。目の前には工事酣（たけなわ）の高層ビル群。桜が丘付近の大開発でここ５、６年で渋谷も大きく変わってきましたね。

（写真６）敢えて"らしくない"渋谷を切り取ってみる
原宿からは線路脇の道をトコトコ歩く。道幅に反して歩行速度が遅い人の数が多すぎてなかなか快走もとい快歩とは行かない。でもそれが渋谷なのだ。明らかに道に迷い気味の人がいても暖かい目で見守ってあげましょう。
　電力館やカラオケのシダックスなど、今は無き建物の思い出を反芻しつつ渋谷着。うーん。なんだか没個性な街になりかかっているような、
この後は恵比寿→田町→新橋→有楽町→東京→秋葉原でゴールしました。
疲れが見えてきて半ば茫然自失状態になっていたので一旦ここで筆を置きます。