2023/01/09 - 2023/01/11
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funasanさん
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ゲストハウス滞在2日目に宮古島一周ドライブをしました。まずは絶景の「東平安名崎(ひがしへんなざき)」を観光し、その後、「インギャーマリンガーデン」「うえのドイツ文化村」「来間大橋(くりまおおはし)」「渡口の浜(とぐちのはま)」「通り池」「17END(ワンセブンエンド)」とドライブしました。幸いお天気に恵まれ、宮古ブルーの世界をたっぷり堪能できました。
写真:来間大橋(くりまおおはし)
◎ゲストハウス「Re-Spect:リスペクト」
https://www.guesthouse-re-spect.com/
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目覚めの朝(5:00)、薄い掛布団の中で手足を伸ばして深呼吸します。部屋の中は寒くありません。エアコンなしでも室内は22℃ありました。何と心地よい気温なのでしょうか…。寒い冬だけでもここで長期滞在したくなります。
写真:宮古島ゲストハウス「Re-Spect:リスペクト」 -
まずはダイニングルーム(写真)に行って水を飲みながら軽いストレッチ体操です。その後、ドリップコーヒー(注)を淹れ、パソコンを開いて朝の知的活動の開始です。自宅と全く同じことができます。
注:無料のドリップコーヒーあり、濃くてうまい -
朝6時30分頃から妻がダイニングルーム(写真)に来て一緒に朝食の準備です。スーパーで買ってきた食材を盛り付けるだけ。千切りキャベツ、ハム、チーズ、わかめ、ゆで卵、ジュース、最後にこんがり焼いたトーストとコーヒー、これで十分です。
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この日は天気に恵まれたので宮古島の海岸を一周して宮古ブルーの世界を見て回りました。まずは「東平安名崎(ひがしへんなざき)」(写真)です。北に東シナ海、南に太平洋を望む景勝地で、サンゴ礁に彩られた海のグラデーションが素晴らしいです。
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海水は驚くほど透明でここでシュノーケルすれば最高でしょう。宮古島でゲストハウスを開業するには様々な苦労があります。オーナーは企業在職中にMBAを取って独立・起業への準備を着々と進めました。
写真:東平安名崎(ひがしへんなざき)東シナ海側 -
彼にゲストハウスを宮古島に決めた理由を聞くと…
・気候、自然、文化、食事の観点から圧倒的な差別化が可能
・アジアからのインバウンド客を取り込める
・将来性(LCC専用の下地島空港、クルーズ船バース着工等)
写真:東平安名崎(ひがしへんなざき)は散歩コースがあり、岬の反対側(太平洋側)は怖いくらいの断崖絶壁でした。 -
彼によると、沖縄本島・石垣島のゲストハウスは、一泊1000円といった価格競争に陥っており、新規参入は困難。宮古島にはゲストハウスが100軒くらいあるが、外国人対応の施設は皆無、自分は英語対応OKで積極的に外国人を受け入れる。これらを考えて彼は宮古島に和風をイメージした「上質なゲストハウス造り」を目指したそうです。
写真は東平安名崎(ひがしへんなざき)の移動売店で、ここで「マンゴージュース」を飲みました。とっても甘くておいしかったです。 -
お昼近くになったので、東平安名崎を一望できる大展望レストラン「オーシャンズビスタ」に行きました。このレストランは「オーシャンズリゾート宮古島」の施設内にあり、宿泊者から、ゴルフ利用者、一般客までリーズナブルなお値段で利用できます。
https://www.oceans-miyakojima.com/restaurant -
ランチメニューは沢山あり私は「ステーキ重」(写真:1800円)を食べました。肉がちょっと硬かったですが、値段と場所を考えれば妥当でしょう。他の客はほとんどがゴルファーでした。
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ランチの後は、ドライブ続行です。宮古島の南の海岸線に沿って走っていくと絶景の宮古ブルーの連続です。インギャーマリンガーデン(写真)に着きました。岬に囲まれたインギャーマリンガーデンは波穏やかでシュノーケル天国のような場所です。
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再び彼の話にもどります。ゲストハウス用の大型中古住宅購入は2018年1月でした。この時期、宮古島の不動産はミニバブルの状況だったようです。2015年の伊良部大橋開通に伴うホテル建築の急増、同時期の複数の公共工事、さらには島外からの大工職人向け寮としてのアパート建設の急増、等々です。
写真:インギャーマリンガーデン -
参考までに、今年の6月「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」(写真)が開業します。最上階にエグゼクティブラウンジもできるそうで、ヒルトンダイヤモンド会員の私は宮古島に行く強烈な動機になります。
https://kansai-sanpo.com/hilton-miyakojima2023/
注:写真は上記のリンク先からコピー -
彼は中古住宅の売り物件がなかなか見つからず苦労したそうです。やっと購入した物件は1993年新築の鉄筋コンクリート2階建ての大型住宅でした。
写真:真冬の1月でもインギャーマリンガーデンではシュノーケルをやっていました。 -
世界のゲストハウスを泊り歩いた経験により彼はワンランク上の上質のゲストハウス造りを目指しました。当然ながらリノベーションその他の諸費用がかさみます。
写真:インギャーマリンガーデンの展望台から西側を見ると素晴らしい海岸線とビーチが見えます。シラギビーチです。ここにシラギベイカントリークラブや高級ホテルが多数あります。 -
彼はMBAの学位があり入念な事業計画を金融機関に提示して多額の融資を受けました。これに自己資金を加えてゲストハウス開業に突き進みました。
写真:シラギビーチを越えると突然「うえのドイツ文化村」が出てきます。
https://www.hakuaiueno.com/index.html -
うえのドイツ文化村は1873年(明治6年)7月ドイツの商船「R.J.ロベルトソン号」がこの村の沖合で座礁し、村人が総力で助けた実話からはじまりました。博愛記念館(写真)は、ドイツの古城「マルクスブルグ城」をドイツの古城保存協会から許可をもらい見取り図をもとに原寸大で再現されたものです。
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うえのドイツ文化村の園内にはハイビスカス(写真)が咲き、太陽の下で歩いていると暑いくらいです。まるで初夏の陽気です。寒い名古屋が信じられません。
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ドライブも終盤になってきました。宮古本島と来間島を結ぶ来間大橋(くりまおおはし)(写真)を渡ります。車で走っていても絶景が楽しめますが、やはりカメラに収めるには秘密の展望台に行く必要があります。本日のベストショットです。
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来間大橋のふもとに昔からの名門ホテル「宮古島東急リゾート」(写真)があります。ここのカフェで休憩しました。いつもならコーヒーを注文するところですが、ここはもう初夏です。冷たいトロピカルジュースを飲みました。Very Good!
https://www.tokyuhotels.co.jp/miyakojima-h/index.html -
宮古島東急リゾートの前のビーチが「全日本トライアスロン宮古島大会」のスタート地点です。与那覇前浜で3Km泳ぎ、自転車に乗って宮古島一周123kmをサイクリングし、最後に宮古市街周辺を30kmランニングしてフィニッシュです。
今年の開催日:2023年4月16日(日) 07:00~18:30 合計11時間30分
写真:大会要項よりコピー -
宮古島の周囲の海は綺麗で海岸道路は高低差がなくサイクリングに適しています。しかも車が驚くほど少ないのでトライアスロンに最適の環境です。
ドライブの最後は伊良部島(写真)です。ここに「下地島空港」(写真左下)ができました。
写真:宮古島観光案内パンフレットより -
長い長い伊良部大橋を渡って渡口の浜(とぐちのはま)に向かいます。感じのいいカフェ「ブルータートル」(写真)がありました。この前からビーチに降りていきます。
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すると、宮古島随一の綺麗さを誇る「渡口の浜(とぐちのはま)」(写真)に出ます。砂粒は細かくて真っ白です。
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渡口の浜からさらに北に進むと「通り池」(写真)があります。池の底が海とつながっていて、絶好のダイビングスポットです。
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通り池の周囲に木製の遊歩道(写真)があり青い空の下、気分良く散歩できます。
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そして、ドライブ最後の地が「17END(ワンセブンエンド)」(写真)です。「下地島空港」の北側先端に広がる、日本では考えられないくらいの 広くて美しいビーチです。
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ここで、オーナーの話にもどります。実は工事の途中、彼に悪夢が襲ってきました。リフォーム業者がリノベーション費用や備品代を持ち逃げしてしまったのです。業者は詐欺の常習犯でした。宮古島の不動産ミニバブルを詐欺のチャンスとして彼を狙ったのでしょう。
写真:宮古島ゲストハウス「Re-Spect:リスペクト」 -
自己破産か?全部自分でリノベーションするか?彼は人生の選択に迫られました。しかし、若き起業家にとって自己破産はあり得ません。前に進むしかないのです。
写真:ダイニングルーム -
しかし、彼には大工仕事の経験はありません。自分でセルフリノベーションするには大工仕事を実地で学ぶしかありません。そこで彼は4か月間、フルタイムで大工見習として働きました。
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その後、詐欺の犯人は逮捕され、彼は返金を求めて裁判を起こしました。訴訟費用がない彼は弁護士に依頼せず裁判所の職員に書面の書き方などを教えてもらったそうです。そして1人で法廷へ出向き裁判に勝ちました。訴訟で勝ってもお金はもどりませんでした。
写真:電子レンジ -
金融機関には元本の返済は猶予してもらい毎月の 金利返済のみに軽減してもらったそうです。彼は1日でも早いオープンを目指し、毎日施工を行いました。そのため彼は無収入でした。
写真:鍋・フライパン類 -
では、日々の生活費は?実は彼の奥様が宮古島でフルタイムの仕事につき、2人の生活を支えたのです。子供はいません。彼は奥様の扶養家族になりゲストハウス開業にまい進しました。そして遂に昨年3月オープンにこぎつけたのです。奥様の理解とサポートがなければ彼の夢は実現していません。美しい夫婦愛です。拍手!ブラボー!
写真:オーナーと私の妻
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この旅行記へのコメント (4)
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- 愛知のさすらい人さん 2023/03/05 10:53:22
- 旅行記拝読しました
- このゲストハウスRe-Spectは、昨年11月に2泊しました。外観は地味ですが、中へ入ると洗練されたお洒落な空間に驚きました。オーナーが、一人旅の私のために近隣の方との飲み会をセットしてくださり、ローカルな話題で大いに盛り上がりました。ここを私のセカンドハウスにしたくなりました。
海外へ行かなくても、亜熱帯気候の宮古島では異国気分が満喫できます。
近いうちに再度訪れる予定です。
- funasanさん からの返信 2023/03/05 17:20:18
- Re: 旅行記拝読しました
- 愛知のさすらい人さん、素晴らしいコメントありがとうございました。
こういうコメントこそオーナーの願うことだと思います。
Re-Spectはオープンして間がなく知名度がありません。もっと色々設備投資して部屋の内装その他の完成度を高めたいとオーナーは語っていましたが、資金的に余裕がありません。皆様に泊まって頂ければもっとよいゲストハウスに育っていくと思います。
愛知のさすらい人さんの友人・知人に紹介して頂くのが一番有難いです。
よろしくお願いします。
- 愛知のさすらい人さん からの返信 2023/03/09 08:09:42
- Re: 旅行記拝読しました
- 貴兄にならって、私も旅行記を公開することにしました。
来週宮古島へと旅立ちます。天候に恵まれいい写真が撮影できたら旅行記に加えます。
- funasanさん からの返信 2023/03/11 22:18:14
- Re: 旅行記拝読しました
- 是非、旅行記を公開して下さい。
ご自分の旅の記録と同時に他の人への紹介にもなります。
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