秋の西表ダイビング

2022/10/20 - 2022/10/24

会社の特別休日に有休を連ねて、西表へ4回目のダイビング。過去に潜ったのは、GW、6月、お盆で、秋の海は初めて。何が見れるだろうと期待に胸を膨らませて、出発。

エリア 西表島(沖縄)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 ANAグループ

快晴の中、出発。
羽田も石垣も空港がかなり混んでいた。

悪天候で予約していた上原港行きが欠航のため、大原港行きに乗船。
西表行きのフェリーは安栄観光と八重山観光の２つの会社の路線があるのだけれど、料金は同じ、どっちを選ぶべきか、ネットで検索しても口コミにも優劣がなさそう。というわけで、なんとなく安栄観光にしたのだが、港で見たフェリーはどうみても八重山観光の方がよさそうだった。なぜ、口コミに違いが出ないのか不思議。

フェリーはガラガラで大原港まで快適な船の旅。
欠航して大原港行きへ振り替えた場合、通常は、専用バスで大原から上原まで送ってくれる。しかし私が乗った石垣13時発のフェリーは専用バスではなく路線バス利用となっていた。路線バスだから、座席は少ないし、時間はかかるし、運転手は愛想が悪いしで、いささか不快。次からは、欠航時は時間を調整してでも、専用バス連結のフェリーにしよう。
上原のバス停から宿のパイン館までは徒歩5分程度。しかしながら快晴の中、ちょっとした坂道を器材一式のスーツケースを転がしながらの移動は、結構、大変だった。

パイン館は木曜日は夕食の提供がない。そのため、宿で一息ついてから、スーパーへ買い出しに歩いて行こうと思ったら、宿のお子さんの保育園の送迎に同乗させてもらえた。ラッキー。

買い出しから帰ったら、明日から利用するダイビングサービスから電話。書類を届けるために今から宿に来るそう。ついでに、夕日の名所のウナリザキ公園まで送ってもらう。
雲があって、海に沈む夕日は見れなかったけれど、大海原がひろがる風景は見応えあり。

旅行2日目。
宿の朝食。まぁ普通かなぁ。

ダイビング初日。今日はなんとゲストが私1人。
船長とガイドの2人に私1人の3名で船に乗る。なんだが、居心地悪い。マンツーは嫌い。
1本目 4番ポール。
なんということはないポイント。スカシテンジクダイのアップ。

大きいアカククリ。

全く逃げないニチリンダテハゼ。
ズームしなくても、これくらい近づける。

2本目 T’Sエリア。
西表ならではのマンジュウイシモチ。群れで見たいといったけど、難しいと言われた。珊瑚の中に5,6匹くらいはいるのだけど、バラバラに泳いでいるので、群れでの撮影は困難。かなり粘ったけど、無理だった。

ヒバシヨウジ。5㎝ほど。尾びれがかわいい。初めて見たかも。

今日は3本目を潜るかは、2本目exit後に決めると言っていたんだけど、寒くないし、3本潜りたいと言ったら、船長がなんとなくイヤそうな顔をする。そりゃ、1人の客の相手はしんどいでしょうよ。潜るポイントがないみたいなことを言うから、もう1度、同じポイントで、オイランハゼ探しをすることにした。

3本目もT’Sエリア。
クロユリハゼ幼魚。成魚は良く見るけど、幼魚は初めてかな。スケルトンの姿は成魚より優雅。

お目当てのオイランハゼ。けど、見たいのは求愛行動しているところなんだよな。あとで、オーナーに訴えたら、6月に開催するマングローブダイビングに来いとのこと。来年、行こうかな。

オトメハゼ。蛍光水色がすごくきれいだったので、バシバシ写真を撮ったが、あとで聞くと、全く珍しくないらしい。そうなの？

そこらじゅうにいるギンガハゼ。黄色のもたくさんいたが、すぐ引っ込むので撮影はできず。

本日のダイビングはこれにて終了。他にも珍しい小物がたくさんいて、楽しかったのだが、若者ガイドは見つけるだけで、何かは教えてくれない。聞いても、分からないと答える・・プロじゃないんかい。

本日の夕食。美味しいですけど、西表でとんかつはなぁ・・

翌朝。
朝食前にウナリザキ公園まで散歩。海からの朝日という訳にはいかないけど、朝焼けの荘厳な感じは味わえた。

朝食。インパクトはないが、美味しい。

ダイビング2日目。本日のゲストは5名。私は20代くらいの男性と2人チーム。ガイドは昨日の若者ガイド。
1本目 ミダラ浜。
ウミウシカクレエビ・・と思われる。

モンハナシャコ。

exit後、別チームが、見たマクロについて話している内容に耳がダンボになる。私、それらほとんど、見てないですけど！小物はやはりガイドが重要。

2本目 崎山　沖ノ根。
ドリフトということで、チームが変わり、私は3人のおじさん、おばさんグループに加わり、4人で潜る。
そこそこ流れていてドリフト自体は楽しかったけど、見た大物はホワイトチップにマグロ1匹くらい。

3本目 崎山　メインブランチ。
これも、ドリフト。でも、あんまり流れてなく、魚影も薄い。

本日のダイビング終了。なんか、消化不良・・・

夕食前に、もう一つの夕日の名所、トゥドゥマリ浜へ散歩。
トゥドゥマリとは沖縄の言葉で「留まる」という意味で、神様が留まる場所と言われているらしい。地元の人が結婚式をしていた。ロマンチックだけど、風が強くて大変そう。

今日の夕食。太刀魚のフライが美味だった。

朝ごはんはいつも通りの美味しさ。

ダイビング最終日。本日のゲストは、昨日の3人に、7人のショップツアーと1人の女性が加わって、ボートは混雑。でも、チーム分けはショップツアーが1チームなので、私は、1人女性と2名で潜る。またもや、若者ガイド・・・。
1本目 桃原。
かなり近寄れたノコギリダイ群れ。

かなり、大きな群れだった。

2本目 モンステラ。すり鉢みたいな地形が面白いポイント。
ハナビラクマノミたくさん。

セジロクマノミ。

3本目 ハナゴイの根。
マルスズメダイの幼魚。蛍光色の尾びれが長くてすごく優雅。見たの初めてかな。

ポイント名どおり、ハナゴイが大量に群れている。お花畑のよう。

目が可愛いミヤケテグリ幼魚。ミヤケテグリの幼魚ってもっと白っぽいのかと思っていたが・・

帰路の途中で船浮港に寄る。道路がつながってなく、船でしか行くことができない集落らしい。小学校もあるそうで、学校の先生である宿の若奥さんは、ここの赴任用に船の操縦免許をとったとか。

最後の夕食。毎日、親戚の家に遊びに行ったような美味しい食事だった。

最終日。今日は朝食をキャンセルし、日の出とともに出発、宇多良炭鉱跡までウォーキング。炭鉱跡までは徒歩1時間程度、浦内川の船着き場の奥にある。

雰囲気満載の遊歩道を炭鉱跡めざして歩く。

途中で立入禁止のテープが・・・
数週間前の台風で道が陥没したらしい。かなり期待していたので残念無念。

気を取り直し、浦内川沿いの展望台で朝食。

展望台からはマングローブの林が一望できる。炭鉱跡には行けなかったけど、この風景を見るためにウォーキングしたと思えばいいか・・

帰途につく。道沿いにたくさんの花が咲いている。

こういう、面白い看板があり

ヤギさんがつながれていたりとか、田舎道のウォーキングはそこそこ楽しい。

寄り道して、西表焼のお店に寄る。お洒落な器がたくさんあったが、欲しかった中皿が5000円くらいで予算オーバー、見るだけにする。

星砂の浜にも寄ってみた。曇天で風が強かったので、南国の海～って感じではなかった。
宿に帰着時刻、10時30分。6時過ぎから歩き始めたので4時間強、よく歩いたもんだ。

今日も上原便は欠航。宿の奥さんに上原港まで送ってもらって、そこからフェリーの専用バスで大原港まで行く。専用バスは快適。

安栄観光のフェリーは30分くらい出発が遅れるとのことで、八重山観光のフェリーが時間どおり出発するのを横目に、港でひたすら待つ。飛行機の時間に間に合うかとちょっと焦ったが、結局は飛行機も遅れての出発だったので、問題はなかった。

今回のお土産2点。今朝のウォーキング中に無人販売で買った青パパイヤ250円と、宿でもらったサーターアンダギー。青パパイヤは炒めて食べたら、しゃきしゃきで美味しかった。

以上、秋の西表ダイビング終了。天候のせいもあるだろうけど、今回のダイビングは地味で今一歩だったかな。華やかなポイントはやはり夏なんだろうな。