晩秋から初冬へ、九品仏浄真寺はまだ秋色 ・・・

2022/12/14 - 2022/12/14

昨年はいろいろあって何処にも紅葉を見に行けなかった・・・
今年こそはと思っていたのに・・・
体調ととのわず、ようやく今回が今年２度目の、しかも家から車で15分ほどの近場のカメラ散歩となりました。

エリア 自由が丘(東京)

午後3時ころ浄真寺の駐車場に車をいれると、夕日に照らされたモミジが、まるでライトアップされたかのように輝いていました。

今年の紅葉は例年よりも少し早いと聞いていたし・・・

一昨年ここを訪れた時よりも４日遅かったので、ダメモトで出かけてきたのですが、嬉しい誤算で・・・

九品仏浄真寺は師走の秋色で輝いていました。

ふと、いつころから紅葉を綺麗だと感じ寺るようになったのか考えてみる・・・

20代の頃は身近な生活圏の中で紅葉にふれることは少なかったし・・・

ふれることがあったとしても心で感じることはなかったように思う。

それが明らかに変わったのは、30代半ばにアメリカ（ニュージャージー州）に駐在した時だったと思う。

マンハッタンからハドソン川をはさんだニュージャージー州の小さな町の木々に覆われた森の様な住宅街の中に家があったし・・・

会社は家から西に車で30分ほど離れた小さな町のゴルフ場の隣にあったし・・・

いわば緑や紅葉の中に生活圏がありました。

秋にドライブに出かければ、何処に行っても山々は紅葉に輝いていて、
日本で感じた事の無かった紅葉の美しさを心で感じたものでした。

以来、日本に帰ってから遠出して山の紅葉を見に行ったり、近場の街の紅葉にふれるにつれ、日本の紅葉の美しさを心で感じるようになりました。

40代前半に２度目のアメリカ駐在（１回目と同じニュージャージー）の時にこんなこともありました。

通勤時には毎日同じ道を通っているので、木々の変化がわかるのですが・・・

ある秋の日、毎日見ているある特定の1本の木が、「ねえ、ねえ、見て、見て、私きれいでしょ！」って語りかけてきたんです！
ホントにそう聞こえたんです。

秋になると木々が一斉に赤や黄色のドレスを着て、その美しさを競っているんです。

それ日から、毎朝その木のわきを通る時に「今日も綺麗だよ！　ホントに綺麗だよ」ってこちらから語り掛けていましたし、ほんとに綺麗だと思っていました。

この時期、常緑樹はいつも舞台の袖でジッと静かにしていましたが・・・

やがて色づいた葉が1枚、また１枚いと散り始めると・・・

舞台の袖にいた常緑樹が少しづつ舞台の中央にでてきて、「あらあら皆どうしたの？ドレスを脱いだりして寒くないの？　私たちの緑のドレスは少し地味だけど綺麗だし丈夫なのよ！」って言ってるんです。

こうして木々たちは攻守所を変えながら相互に補完しあって自然美を保っているです。

新緑や紅葉の美しさや綺麗さを感じるきっかけとなったのはアメリカ駐在時代にあったことは間違いなかったと思いますが・・・

もう一つのきっかけは、デジタルカメラの普及にあったように思います。

私がコンパクトデジタルカメラを初めて買ったのが2002年、一眼レフのデジタルカメラを買ったのが2006年。
それまでは写真と言えば、旅行に行っても何をしても主題は人物で記念写真的なものだったのですが・・・

デジタルカメラを買ってからは、風景写真やが中心になり、花にも興味を覚えるようになりました。

初頭から初夏にかけて咲く花々のバトンタッチや・・・

新緑の春から紅葉の秋にかけての木々の変化など・・・

冬は冬景色に、夏は海や山の風景など、
カメラ片手に四季を追いかける楽しみを感じるようになりました。

もっとも、年齢をかさねるにつれて寒い冬、暑い夏は四季を追いかける機会がめっきり少なくなってしまいました。

九品仏浄真寺の紅葉とは直接関係のないことばかり書いてしまって・・・
何やってんでしょうね・・・

でも、
諦めかけていた今年の紅葉、
ダメもとで出かけて来てホントに良かったです。
綺麗でした！

今日は本堂に入らず、日が陰り始めた午後4時過ぎまでの１時間ほどのカメラ散歩でした。

おわり

この旅行記へのコメント （2）

• momotaさん 2022/12/17 01:14:49

  まだまだ見ごろ

  Oakatさん、こんばんは♪
  
  九品仏、まだ充分綺麗な紅葉が残ってましたね。
  早めに行っても大銀杏が美しいしこの位の晩秋感ある感じもいいですね。
  こんなに近場の穴場、京都行ってきましたって言っても絶対バレないわ。
  山門入ったところの工事が終わってから参道も広々として紅葉のトンネルが
  すごくいいですよね。今年も美しい紅葉だったことをこちらで観る事が出来て
  嬉しいです。
  
  アメリカの紅葉は日本とはまた違う感じなんでしょうね。
  イメージてきにはポプラとかメープルとか大きな木々の黄葉かな～と想像します。
  そういえばカナダのメープル街道もまだ行けてないなぁ。
  確かに紅葉に魅力を感じるようになったのってだいぶ大人になってからだな。
  カメラに興味を持ち始めたのは大きいですね。
  
  

  Oakatさん からの返信 2022/12/17 10:24:21

  RE: まだまだ見ごろ

  momotaさん、こんにちは！
  
  全国的に今年の紅葉は平年より少し早めだってニュースで言ってたので、11月末にいちど様子を見に行ったんですよ。そしたら２本ある大きなイチョウのうちの１本だけが見頃過ぎで、もう１本のイチョウも、モミジもみんな緑みどりしていて全く紅葉っけなしでした。
  一昨年は12/10に見に行って一番いいタイミングだったので、今年もきっとその頃が見頃なんだなと思っていたのですが、ついつい出かけるタイミングを失っていました。そんな時ににmomotaさんから九品仏はまだ見頃かもって聞いて、出かけてみたらなんと見頃十分（ピークから２〜３日過ぎた感じ）で、師走に入った九品仏浄真寺の境内は秋色いっぱいに彩られていました。TKSです。
  部分的に切り取ればホントに京都に負けじ劣らずの紅葉でした。
  
  紅葉が綺麗だと感じたのはアメリカ駐在時代だったというのは間違いないし、実際綺麗だったのですが、今では日本の紅葉の方がもっと繊細だし、色彩豊かだし、綺麗だと感じています。要は、駐在時代頃にはじめて紅葉や新緑や花々の美しさやそれらの移ろいなどに対する感受性がやっと芽生え始めたということだったんだと思います。
  
  話が変わりますが、いまマイカレンダーを作ってみようと思って写真を整理しはじめています。これ迄撮った写真の中からひと月あたり3枚限定そろえれば36枚のマイカレンダーが、各月5枚でそろえれば60枚のマイカレンダーが出来るのですが、はたしてどうなりますか。いい写真が揃うといいのですが・・・
  
  ではまた