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キプロス観光、特にトロードス地方の教会群に行く場合はレンタカーが便利です。<br />けれども外国での運転ということで行く前には多少の不安もあり「キプロス レンタカー」などのキーワードでいろいろ検索したりしました。今回の私の体験談が今後同様の計画を立てていらっしゃる方に少しでもお役に立てばと思い旅行記を書こうと思い立った次第です。<br />まずキプロスの交通ルールですが独立前は英国統治だったためでしょう、日本と同じ左側通行です。私が予約したのはトヨタヤリスまたは同等クラスだったのですが、実際行ってみるとEuropcarからはルノーのピカソというワンランク上のSUVをあてがわれました。初めて運転するフランス車で「いらんことしてくれたな・・。」というのが正直な感想でしたが、右ハンドル仕様になっていましたしウインカーやシフトレバーの位置が違ったものの少しすると慣れました。ラルナカ空港のレンタカーカウンターは分かりやすい場所にあり代表的なレンタカー会社は一通り並んでいます。手続きも慣れていて簡単でしたが、各社とも一人で対応していそうだったのでたまたまお客さんが重なると待たされるかもしれません。僕は荷物が機内持ち込みのみで受け取りがなかったため一番手で行けましたが、手続きが終わった時には後ろに3組ほど待ってました。これはもはや運なわけですが、もし複数での旅行なら誰かが先に出て手続きしておくといいかと思います。<br />到着フロアで手続きした後、空港の駐車場で受け取りをします。空港から各地へ向かう高速道路に直結しているのはとても便利ですね。キプロスの交差点では信号ではなくロータリーになっていることも多いですが、そんなに出入りしにくいところはありませんでした。舗装状況も良く概して走りやすい道です。ただ現地の方、スピードはかなり出します。高速道路なんて90km/hで走ってても自分が一番遅いぐらい。主要な道路は片側二車線ありますので左車線を走っていればどんどん勝手に追い抜いていきますし、一車線の道路でも比較的車幅が広く、見通しがよい直線部分で追い抜きをかけられたとしてもそこまで怖い感じではなかったです。スピード以外の面での運転マナーはそれほど悪い印象はありませんが、クラクションは日本よりもずっと使われますしそれはレンタカー相手でも遠慮ありません。<br />道路の名前はアルファベットの頭文字と数字の組み合わせで示され頭文字Aは制限速度100km/hの高速道路(無料です)、Bが最高で80km/hの主要道路、日本の国道ぐらいの感じです。なぜかCやDはみかけず、Eはまあ普通に対面通行できるレベル、Fだとすれ違うのにギリギリか無理かもってレベルになります。市街地や村の中の細かい道にはアルファベットや数字はなく単なる○&#10005;通りみたいな感じ。都市では一方通行になっているところも多く、路駐も多くて通りにくいことも多々あります。事前にグーグルマップの通常モードと航空写真モードでしっかりチェックするなどして自分の通るべき道を見定めて学習・記憶しておくべきかと思います。<br />レンタカーのナビ(GPS)は一日あたり1500円程度のオプションでしたのでそれならスマホの海外ローミングの方がまだ安いですよね。私はケチってグーグルマップのオフラインマップ機能をナビ使いする方式にしましたが、これはオススメできません。ちゃんと事前に国内で試してみていけると思ったのですが、現地で使ってみると特に高速走行時にしばしば現在地を見失ってしまうのです。自分は走っているのに現在地マークだけは動かないまま・・。これでは自分がどこにいるのか全く分からずかなり焦ります。私は空港の売店で現地SIMを2ユーロで買ってあり、これに最低限(50MB?)のデータ通信料も付帯してますので、本当に困った時にはマップ上に現在地を表示させるぐらいの保険としては機能したでしょうが。メジャーな観光地は標識がしっかり出ていることも多かったですが、自分の行きたい全ての場所でそうとは限りません。やはり予習は念入りにですね。<br />駐車場で困ることはありませんでした。観光地などにはたいてい無料の駐車場がありますし、町や村にも公共の無料駐車場がありました。市街地でもみなが路駐しているような道では同じように停めて問題ありませんでした。ニコシアの旧市街のような路駐が憚られるところには有料駐車場が5時間3ユーロとかでありました。<br />総じて言えば日本で普段車に乗っている方ならさほど問題ないのでは思いましたので、レンタカーでの旅行は良い選択肢だというのが自分の感想です。ただわずかに例外もありましたので、それはトロードス編で述べたいと思います。 あと最後に落とし穴が。私の借りた車、ディーゼルだったんですがヨーロッパでは日本と逆でディーゼルの方がずっと高いんです。レギュラーがリットル当たり1.48ユーロのところディーゼルは1.88ユーロといった具合。燃料メーターでは1/3しか消費していないのに50ユーロ払っても満タンにならなかったぐらいです。

キプロスでレンタカー旅行~総論編

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2022/11/02 - 2022/11/06

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ぼすみんさん

キプロス観光、特にトロードス地方の教会群に行く場合はレンタカーが便利です。
けれども外国での運転ということで行く前には多少の不安もあり「キプロス レンタカー」などのキーワードでいろいろ検索したりしました。今回の私の体験談が今後同様の計画を立てていらっしゃる方に少しでもお役に立てばと思い旅行記を書こうと思い立った次第です。
まずキプロスの交通ルールですが独立前は英国統治だったためでしょう、日本と同じ左側通行です。私が予約したのはトヨタヤリスまたは同等クラスだったのですが、実際行ってみるとEuropcarからはルノーのピカソというワンランク上のSUVをあてがわれました。初めて運転するフランス車で「いらんことしてくれたな・・。」というのが正直な感想でしたが、右ハンドル仕様になっていましたしウインカーやシフトレバーの位置が違ったものの少しすると慣れました。ラルナカ空港のレンタカーカウンターは分かりやすい場所にあり代表的なレンタカー会社は一通り並んでいます。手続きも慣れていて簡単でしたが、各社とも一人で対応していそうだったのでたまたまお客さんが重なると待たされるかもしれません。僕は荷物が機内持ち込みのみで受け取りがなかったため一番手で行けましたが、手続きが終わった時には後ろに3組ほど待ってました。これはもはや運なわけですが、もし複数での旅行なら誰かが先に出て手続きしておくといいかと思います。
到着フロアで手続きした後、空港の駐車場で受け取りをします。空港から各地へ向かう高速道路に直結しているのはとても便利ですね。キプロスの交差点では信号ではなくロータリーになっていることも多いですが、そんなに出入りしにくいところはありませんでした。舗装状況も良く概して走りやすい道です。ただ現地の方、スピードはかなり出します。高速道路なんて90km/hで走ってても自分が一番遅いぐらい。主要な道路は片側二車線ありますので左車線を走っていればどんどん勝手に追い抜いていきますし、一車線の道路でも比較的車幅が広く、見通しがよい直線部分で追い抜きをかけられたとしてもそこまで怖い感じではなかったです。スピード以外の面での運転マナーはそれほど悪い印象はありませんが、クラクションは日本よりもずっと使われますしそれはレンタカー相手でも遠慮ありません。
道路の名前はアルファベットの頭文字と数字の組み合わせで示され頭文字Aは制限速度100km/hの高速道路(無料です)、Bが最高で80km/hの主要道路、日本の国道ぐらいの感じです。なぜかCやDはみかけず、Eはまあ普通に対面通行できるレベル、Fだとすれ違うのにギリギリか無理かもってレベルになります。市街地や村の中の細かい道にはアルファベットや数字はなく単なる○✕通りみたいな感じ。都市では一方通行になっているところも多く、路駐も多くて通りにくいことも多々あります。事前にグーグルマップの通常モードと航空写真モードでしっかりチェックするなどして自分の通るべき道を見定めて学習・記憶しておくべきかと思います。
レンタカーのナビ(GPS)は一日あたり1500円程度のオプションでしたのでそれならスマホの海外ローミングの方がまだ安いですよね。私はケチってグーグルマップのオフラインマップ機能をナビ使いする方式にしましたが、これはオススメできません。ちゃんと事前に国内で試してみていけると思ったのですが、現地で使ってみると特に高速走行時にしばしば現在地を見失ってしまうのです。自分は走っているのに現在地マークだけは動かないまま・・。これでは自分がどこにいるのか全く分からずかなり焦ります。私は空港の売店で現地SIMを2ユーロで買ってあり、これに最低限(50MB?)のデータ通信料も付帯してますので、本当に困った時にはマップ上に現在地を表示させるぐらいの保険としては機能したでしょうが。メジャーな観光地は標識がしっかり出ていることも多かったですが、自分の行きたい全ての場所でそうとは限りません。やはり予習は念入りにですね。
駐車場で困ることはありませんでした。観光地などにはたいてい無料の駐車場がありますし、町や村にも公共の無料駐車場がありました。市街地でもみなが路駐しているような道では同じように停めて問題ありませんでした。ニコシアの旧市街のような路駐が憚られるところには有料駐車場が5時間3ユーロとかでありました。
総じて言えば日本で普段車に乗っている方ならさほど問題ないのでは思いましたので、レンタカーでの旅行は良い選択肢だというのが自分の感想です。ただわずかに例外もありましたので、それはトロードス編で述べたいと思います。 あと最後に落とし穴が。私の借りた車、ディーゼルだったんですがヨーロッパでは日本と逆でディーゼルの方がずっと高いんです。レギュラーがリットル当たり1.48ユーロのところディーゼルは1.88ユーロといった具合。燃料メーターでは1/3しか消費していないのに50ユーロ払っても満タンにならなかったぐらいです。

旅行の満足度
4.0
観光
4.5
ホテル
4.0
グルメ
4.0
ショッピング
3.0
交通
3.0
一人あたり費用
20万円 - 25万円
交通手段
レンタカー
旅行の手配内容
個別手配

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この旅行記へのコメント (2)

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  • ももであさん 2022/11/13 15:34:32
    車旅
    フランスを走った時がピカソくんでした。
    荷物も充分に積めしっかり走ってくれた記憶です。
    自由な旅に車は欠かせませんね♪

    ぼすみんさん からの返信 2022/11/14 22:02:36
    Re: 車旅
    最初は「1人なんだし狭い道も通るんだからヤリスで十分なのにいらんことしてくれるなあ・・。」と思いましたが、意外なほどすぐに慣れ快適に運転できるいい車でした。
    ただ燃料費が日本の倍以上したのは心底おったまげましたが。ディーゼル=環境悪って構図なんですかねえ?ヨーロッパでは。

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