2022/10/15 - 2022/10/15
12位(同エリア39件中)
さっくんさん
カメラは人の目とは同じでは無いので、人の見た通り写せません。特に逆光や明暗の激しい被写体ではその弱さが顕著に出ます。旅では全ての被写体を順光で捉えるなんて事は不可能ですから、悔しい想いをした事数あると思います。でも、この頃は写真編集ソフトも性能が向上し、無料で気軽に補正が出来る様になりました。昔ながらのカメラマンさんの中には、こうした編集を嫌う人もいるかもしれませんが、私的には厚化粧にならなければOKだと思っています。少なくとも、残念に思っていたものが!に変わるなら積極的に使っていくべきじゃないかと思っています。
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皆様は逆光で折角の一枚が残念な事になった経験はありませんか?旅では全ての被写体を順光を受けて撮影出来る訳にはいきません。またカメラは人の目と比べ圧倒的に性能が悪く、特に明暗の差に弱いからその様な構図では暗い部分は真っ黒けなんて事になってしまいます。
しかし、今日では画像修正ソフトの能力が飛躍的に向上し、無料のアプリでも簡単操作で写真を活性化する事が出来ます。ではこの業界のトップでもあるAdobeのPhotoshopの無料アプリ、Photoshop express を使って写真を復活しましょう!(他のアプリでも大体同じ要領だと思います。) -
これはかなり昔の写真、マチュピチュのマチュピチュ山に登った写真。残念ながら逆光で顔を隠す必要も無い程黒潰れしています。先ずアプリを開いて青い二重横線(画面下青印)をタップしましょう。
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此処からはV.S.O.P(ベリー・スペシャル・ワン・パターン)です。先ずハイライトの項目を思い切り左にスワイプしましょう。余り未だ効果は出ません。気にしないでくださいませ。
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次にハイライトの対になる項目、シャドウを思いっきり右にスワイプしましょう。ね、顔がハッキリしてきたと思います。
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次にホワイトを右にスワイプ。
憎たらしい顔が露に…ひっぱたきたくなりますね(笑) -
最後にブラックを左に適度スワイプして整えます。簡単でしょ?これで俗に言うHDR機能をかけた効果が出ます。って言うかカメラマンさん、ワイナピチュ山が欠けちゃってるじゃないですか!画像がハッキリした事で、余計な事も解っちゃいました(汗)
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此方はアルジェのジャマ・エル・シャザール。ガイドさんに連れてきて貰ったのですが、生憎のド逆光。仮に個人で旅していたにせよ、バカでかい、モスクなので光線の良い場所を探して移動したら、とんでも無い距離になります。ツアーとかで身動き出来ない状態の逆光の時も画像編集ソフトがあれば安心です。
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コツは白く飛ばさない様に写真を撮る事。迷ったら暗く写してください。
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後は先程のV.S.O.P
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ホワイトは強めに。
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ブラックは様子を見つつ調整しましょう。
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自然な彩度は上げ過ぎない事。不自然な鮮やかさになってしまいます。
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ビフォー・アフターです。
空の色味を変えずにモスクを明るく出来ました。 -
この商店街、建物の谷間で何が何だか解らないです。
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此方もV.S.O.Pで対処しましょう。
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効果覿面です。
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ちょっとやり過ぎな程商店街の様子が伺える様になりました。
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此方がビフォー・アフターです。
お気づきかも知れませんが、これまでずっと黒潰れした画像を修正してきました。残念ながら画像編集ソフトは逆に白飛びした画像は苦手で治す事はほぼ不可能です。
だから、時に逆光で写真を写さなければならない時。カメラマンは背景に露出を合わせ、被写体を黒く潰す。or被写体に露出を合わせ、背景を白く飛ばす。
の二択を迫られます。今までなら被写体こそ優先なので泣く泣く背景を白く飛ばすのが主流だったかもしれませんが、画像編集ソフトとを活用する前提で敢えて被写体を黒く潰す撮影方法が正解かもしれません。
黒潰れ→大きく回復可能
白飛び→ほぼ不可能 -
私の大好きなイスラームの街は強い日射しを避ける為、通路は狭く作られます。よって日陰です。通りの先のミナレットを背景に路地の絵になる風景ですが、前述の通り路地は日陰なので暗くなってしまいます。路地に明るさを合わせれば、折角のミナレットは白飛びしてしまいます。
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こんな時もV.S.O.Pです。
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ハイライト左にシャドウは右
ホワイト右で
ブラックでお手入れ
それで満足出来なければ、自然な彩度を右にスワイプする事で鮮やかさが加わりますが、やり過ぎるとインスタグラムで良く見かけるやり過ぎた出来栄えになるので注意です。 -
重要な事は背景のミナレットと空を白飛びさせない事。白く飛ばしたら編集ソフトとでも回復は難しいです。背景に合わせれば、当然路地は暗く写りますが、ご覧の通り見事復活出来るのです。
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ビフォー・アフターです。
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画像編集ソフトのこの特性を知って、画像編集ソフトを利用する前提でわざと黒く潰して撮影した写真があります。ムザブの谷2で表紙にした一枚です。夕陽はド逆光を写す行為ですから、当然被写体のムザブの谷は影法師になってしまいます。これが影絵的な効果を出す場合もありますが、今回はそれでは意味不明なものとなってしまいます。人の目では夕陽に照らされ暮れゆくムザブの谷も、オレンジ色に輝く空も見えているのに…。
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其処でPhotoshop express の登場です。逆光が強いので、沈みかけた時がチャンスです。逆光が強すぎるので、上記のV.S.O.Pだけでは対処出来ませんが、ほぼ似た手順で何とか自分の見た光景を再現出来ました。
是非画像編集ソフトを使って、お手持ちの残念だった一枚をお気に入りに変えてくださいね!
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