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名古屋市西区押切町「白山神社」<br />旧美濃路沿いに鎮座する神社で周囲の通りには嘗ての街道の趣を漂わせている。<br /><br />美濃路<br />「美濃路は、江戸時代に東海道と中山道を結ぶ脇街道として発達。<br /> その経路は宮の宿で東海道から別れ、名古屋、清州、稲葉、萩原、起の各宿場を経て美濃国の墨俣、大垣を経由し垂井宿で中山道と合流した。<br />その距離57?と云われ、五街道と共に道中奉行管轄の主要街道、大名行列、朝鮮通信使、琉球王使などの他多くの庶民も往来し街道は賑わった。<br /><br />白山神社は「尾張名所図会」にも記され、「社内に榎木一株あり、是即ち白山の神木なれば、榎権現の称ここに起る」と記録が残る。<br /> 神社西側の笈瀬川には権現橋という石橋があった。<br />現在は川も橋もないが、嘗ての橋の欄干は今も白山神社の垣根の一部に使われている。<br /><br />祭神は菊理姫命、天照皇大神、豊受大神。<br /> 戦国時代、桶狭間の戦いを前にした信長が戦勝祈願に訪れたとも云われる歴史のある神社だ。<br />美濃路沿いに鎮座する白山神社、社殿に長い歴史を偲ばせる趣はないかもしれないが、信長も訪れたとされ、お菓子や薬の祖神を祀り、個性的な面構えの狛犬にも出会う事が出来る。<br />

美濃路沿いに鎮座する信長と所縁のある「白山神社」

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2022/06/03 - 2022/06/03

4415位(同エリア5920件中)

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azusa55さん

名古屋市西区押切町「白山神社」
旧美濃路沿いに鎮座する神社で周囲の通りには嘗ての街道の趣を漂わせている。

美濃路
「美濃路は、江戸時代に東海道と中山道を結ぶ脇街道として発達。
 その経路は宮の宿で東海道から別れ、名古屋、清州、稲葉、萩原、起の各宿場を経て美濃国の墨俣、大垣を経由し垂井宿で中山道と合流した。
その距離57?と云われ、五街道と共に道中奉行管轄の主要街道、大名行列、朝鮮通信使、琉球王使などの他多くの庶民も往来し街道は賑わった。

白山神社は「尾張名所図会」にも記され、「社内に榎木一株あり、是即ち白山の神木なれば、榎権現の称ここに起る」と記録が残る。
 神社西側の笈瀬川には権現橋という石橋があった。
現在は川も橋もないが、嘗ての橋の欄干は今も白山神社の垣根の一部に使われている。

祭神は菊理姫命、天照皇大神、豊受大神。
 戦国時代、桶狭間の戦いを前にした信長が戦勝祈願に訪れたとも云われる歴史のある神社だ。
美濃路沿いに鎮座する白山神社、社殿に長い歴史を偲ばせる趣はないかもしれないが、信長も訪れたとされ、お菓子や薬の祖神を祀り、個性的な面構えの狛犬にも出会う事が出来る。

旅行の満足度
2.0
観光
2.0
交通
3.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車 徒歩
  • 名古屋市西区押切町「白山神社」<br />旧美濃路沿いに鎮座する神社で周囲の通りには嘗ての街道の趣を漂わせている。<br />白山神社社頭。<br /> 訪れたのは6月3日、境内の杜に植えられた桜の樹も青々と茂り、境内は緑に覆われていた。<br />社頭に一際大きな「白山神社」の社標が目に付く、街道沿いは橋の欄干をイメージさせる玉垣が社地を囲んでいる。<br /> 右手の案内板は美濃路を語るもの。

    名古屋市西区押切町「白山神社」
    旧美濃路沿いに鎮座する神社で周囲の通りには嘗ての街道の趣を漂わせている。
    白山神社社頭。
     訪れたのは6月3日、境内の杜に植えられた桜の樹も青々と茂り、境内は緑に覆われていた。
    社頭に一際大きな「白山神社」の社標が目に付く、街道沿いは橋の欄干をイメージさせる玉垣が社地を囲んでいる。
     右手の案内板は美濃路を語るもの。

  • 境内から玉垣の眺め。<br /> 注連縄の巻かれた榎と境内社、奥に手水舎、境内社。

    境内から玉垣の眺め。
     注連縄の巻かれた榎と境内社、奥に手水舎、境内社。

  • 社頭左に「名古屋十名所」の社標。<br /> なんでも、1924年(大正13)に新愛知新聞社が、名所として選出した10名所の一つにここ白山神社が数えられているという。<br />因みに10名所は名古屋城、熱田神宮、笠寺観音、圓頓寺、久屋金刀比羅、山田元大将之社、天理教々務支庁、闇ノ森八幡社、櫻田勝景とここ榎白山神社。 <br /><br />社地を取り囲む玉垣には権現橋と刻まれている。

    社頭左に「名古屋十名所」の社標。
     なんでも、1924年(大正13)に新愛知新聞社が、名所として選出した10名所の一つにここ白山神社が数えられているという。
    因みに10名所は名古屋城、熱田神宮、笠寺観音、圓頓寺、久屋金刀比羅、山田元大将之社、天理教々務支庁、闇ノ森八幡社、櫻田勝景とここ榎白山神社。 

    社地を取り囲む玉垣には権現橋と刻まれている。

  •  嘗て児玉の町あたりから笈瀬川が流れ、白山神社の脇を流れていたと云う、そこに架けられていたのがこの権現橋。<br />川は都市化に伴い埋め立てられ既に姿はありませんが、過去を伝える意味もあり玉垣として再利用したものでしょう。

     嘗て児玉の町あたりから笈瀬川が流れ、白山神社の脇を流れていたと云う、そこに架けられていたのがこの権現橋。
    川は都市化に伴い埋め立てられ既に姿はありませんが、過去を伝える意味もあり玉垣として再利用したものでしょう。

  • 美濃路<br />「美濃路は、江戸時代に東海道と中山道を結ぶ脇街道として発達。<br /> その経路は宮の宿で東海道から別れ、名古屋、清州、稲葉、萩原、起の各宿場を経て美濃国の墨俣、大垣を経由し垂井宿で中山道と合流した。<br />その距離57?と云われ、五街道と共に道中奉行管轄の主要街道、大名行列、朝鮮通信使、琉球王使などの他多くの庶民も往来し街道は賑わった。<br /><br />立て場・白山神社界隈<br /> 白山神社の前は立て場と云って、人夫が杖を立てて休息する所から来ており、宿と宿の中間にあり旅人のための茶店等が作られた。

    美濃路
    「美濃路は、江戸時代に東海道と中山道を結ぶ脇街道として発達。
     その経路は宮の宿で東海道から別れ、名古屋、清州、稲葉、萩原、起の各宿場を経て美濃国の墨俣、大垣を経由し垂井宿で中山道と合流した。
    その距離57?と云われ、五街道と共に道中奉行管轄の主要街道、大名行列、朝鮮通信使、琉球王使などの他多くの庶民も往来し街道は賑わった。

    立て場・白山神社界隈
     白山神社の前は立て場と云って、人夫が杖を立てて休息する所から来ており、宿と宿の中間にあり旅人のための茶店等が作られた。

  • 白山神社は「尾張名所図会」にも記され、「社内に榎木一株あり、是即ち白山の神木なれば、榎権現の称ここに起る」と記録が残る。<br /> 神社西側の笈瀬川には権現橋という石橋があった。<br />現在は川も橋もないが、嘗ての橋の欄干は白山神社の垣根の一部に使われている」<br /><br /> 記録には俗に抜の権現と称され、文禄年中の建立。<br />別当は榎本山福満寺と称し紀伊国高野山金剛三昧院の末寺で鰐口には正長2年(1429)と記されているとあった。<br /> 挿絵には当時の美濃街道沿いに玉垣が築かれ、右側には東向きに鳥居も描かれているが、名の由来となった肝心の榎木は朽ちた株として描かれている。

    白山神社は「尾張名所図会」にも記され、「社内に榎木一株あり、是即ち白山の神木なれば、榎権現の称ここに起る」と記録が残る。
     神社西側の笈瀬川には権現橋という石橋があった。
    現在は川も橋もないが、嘗ての橋の欄干は白山神社の垣根の一部に使われている」

     記録には俗に抜の権現と称され、文禄年中の建立。
    別当は榎本山福満寺と称し紀伊国高野山金剛三昧院の末寺で鰐口には正長2年(1429)と記されているとあった。
     挿絵には当時の美濃街道沿いに玉垣が築かれ、右側には東向きに鳥居も描かれているが、名の由来となった肝心の榎木は朽ちた株として描かれている。

  • 常夜灯。<br /> 1856年(安政3)寄進のもの。

    常夜灯。
     1856年(安政3)寄進のもの。

  • 末社 田道間守社。<br /> 祭神 菓祖 / 田道間守、薬祖 / 大己貴命<br />例祭 / 四月一七日

    末社 田道間守社。
     祭神 菓祖 / 田道間守、薬祖 / 大己貴命
    例祭 / 四月一七日

  • お菓子と薬の神様を祀る社は、外削ぎ千木に三本の鰹木が施されている。<br /> 詳細は分からないが挿絵には描かれていない。

    お菓子と薬の神様を祀る社は、外削ぎ千木に三本の鰹木が施されている。
     詳細は分からないが挿絵には描かれていない。

  • 枝葉が茂る榎木と由来。<br /> 略記に榎木について伝承が記されているが、この樹は村人が雉を埋め、そこから芽吹いたのがこの榎木だという。<br />ただ、挿絵で朽木として描かれているので現在の榎木が何代目なのか、樹齢などは語られていない。

    枝葉が茂る榎木と由来。
     略記に榎木について伝承が記されているが、この樹は村人が雉を埋め、そこから芽吹いたのがこの榎木だという。
    ただ、挿絵で朽木として描かれているので現在の榎木が何代目なのか、樹齢などは語られていない。

  • 手水舎、手水鉢。<br /> 流れる水と緑の苔にシダ、緑豊かな白山を連想させる。

    手水舎、手水鉢。
     流れる水と緑の苔にシダ、緑豊かな白山を連想させる。

  • 手水舎、手水鉢。<br /> 流れる水と緑の苔にシダ、緑豊かな白山を連想させる。

    手水舎、手水鉢。
     流れる水と緑の苔にシダ、緑豊かな白山を連想させる。

  • 手水舎左に小さながたいの狛犬が守護する境内社。 

    手水舎左に小さながたいの狛犬が守護する境内社。 

  • 年代不明の愛嬌ある顔つき。

    年代不明の愛嬌ある顔つき。

  • 左から天神社、金刀比羅社、戸隠社の三社が祀られている。

    左から天神社、金刀比羅社、戸隠社の三社が祀られている。

  • 白山神社の石の明神鳥居、参道の随分先に立っており、社頭からの鳥居は樹々の葉に隠れてしまう。<br /> 帰り際にもう一度正面から撮るつもりでいたが、忘れていた。

    白山神社の石の明神鳥居、参道の随分先に立っており、社頭からの鳥居は樹々の葉に隠れてしまう。
     帰り際にもう一度正面から撮るつもりでいたが、忘れていた。

  • 鳥居前の狛犬。

    鳥居前の狛犬。

  • 鳥居から拝殿に続く参道。<br /> この辺りにも狛犬が隠れている。

    鳥居から拝殿に続く参道。
     この辺りにも狛犬が隠れている。

  • 鳥居前に比べると少し怖げな狛犬だ。

    鳥居前に比べると少し怖げな狛犬だ。

  • 右手に赤毛の神馬、拝殿前にも狛犬の姿がある。

    右手に赤毛の神馬、拝殿前にも狛犬の姿がある。

  • 境内には紫陽花が多く植えられ、丁度見頃に近づいていた。

    境内には紫陽花が多く植えられ、丁度見頃に近づいていた。

  • 拝殿、本殿はコンクリート造り。<br /> 黒ずみの残る狛犬にコンクリートの社殿、空襲で焼けているようだ。

    拝殿、本殿はコンクリート造り。
     黒ずみの残る狛犬にコンクリートの社殿、空襲で焼けているようだ。

  • 上<br />拝殿前の狛犬、個性派が揃っている。<br />下<br />拝殿から本殿方向の眺め、鰐口は見当たらず。<br />  ??。<br />祭神は菊理姫命、天照皇大神、豊受大神。<br /> 戦国時代、桶狭間の戦いを前にした信長が戦勝祈願に訪れたとも云われる歴史のある神社だ。


    拝殿前の狛犬、個性派が揃っている。

    拝殿から本殿方向の眺め、鰐口は見当たらず。
     ??。
    祭神は菊理姫命、天照皇大神、豊受大神。
     戦国時代、桶狭間の戦いを前にした信長が戦勝祈願に訪れたとも云われる歴史のある神社だ。

  • 神馬の後方に置かれた手水鉢、そこには1739年(元文4)と刻まれていた。

    神馬の後方に置かれた手水鉢、そこには1739年(元文4)と刻まれていた。

  • 本殿右側に鎮座する少将稲荷社。<br /> 創建等の詳細は不明。

    本殿右側に鎮座する少将稲荷社。
     創建等の詳細は不明。

  • 上<br />拝殿、幣殿の眺め。<br /> 少将稲荷社の東は脇参道がある、挿絵にあった鳥居はにこに立っていたのかナ。<br />下<br />少将稲荷社から見る本殿。<br /><br />美濃路沿いに鎮座する白山神社、社殿に長い歴史を偲ばせる趣はないかもしれないが、信長も訪れたとされ、お菓子や薬の祖神を祀り、個性的な面構えの狛犬にも出会う事が出来る。<br /><br />榎白山神社<br />創建 / 1429年(正長2)<br />祭神 / 菊理姫命、天照皇大神、豊受大神、少将稲荷社<br />境内社 / 田道間守社、天神社、金刀比羅社、戸隠社、<br />所在地 / 名古屋市西区押切町2-5-2<br />児玉白山社から徒歩ルート / ?南に徒歩10分程?<br />公共交通機関アクセス / 地下鉄鶴舞線「浅間町」駅降車?徒歩約15分


    拝殿、幣殿の眺め。
     少将稲荷社の東は脇参道がある、挿絵にあった鳥居はにこに立っていたのかナ。

    少将稲荷社から見る本殿。

    美濃路沿いに鎮座する白山神社、社殿に長い歴史を偲ばせる趣はないかもしれないが、信長も訪れたとされ、お菓子や薬の祖神を祀り、個性的な面構えの狛犬にも出会う事が出来る。

    榎白山神社
    創建 / 1429年(正長2)
    祭神 / 菊理姫命、天照皇大神、豊受大神、少将稲荷社
    境内社 / 田道間守社、天神社、金刀比羅社、戸隠社、
    所在地 / 名古屋市西区押切町2-5-2
    児玉白山社から徒歩ルート / ?南に徒歩10分程?
    公共交通機関アクセス / 地下鉄鶴舞線「浅間町」駅降車?徒歩約15分

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