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在宅ワークが続く2022年3月末、仕事を終えて一杯やりながらメールを見てい<br />るとVan Morrisonのライブの案内が目に止まった。8/19、ベルファスト。The<br />Bandの4% Pantmimeで聴かせたその雄々しい声に男惚れして以来敬愛するミュー<br />ジシャンだが、大層な偏屈者らしく、日本でのライブのオファーにも「そんな<br />遠いところ行けるか」と断わったと聞く。出身のベルファストのライブ等<br />なかなか取れないと言うが、酔った勢いでボタンを押していくうちに予約でき<br />てしまった。<br /><br />ところがいつものクレジットカードで決済しようとするも、失敗する。海外で<br />のネット取引が怪しいと見做されたらしい。なんとかAMEXのカードで決済する<br />も、「やってもうた…」と酔いが覚めた。このコロナ禍で行った事もない北ア<br />イルランドに行けるのか。<br /><br />問題は往復の旅費だ。ざっと調べても20-40万円はするらしい。HISの見積やネッ<br />トの業者を比較し、エアトリで25万円のカタール航空便を予約した。人生で最<br />も高い買い物だ。予約の前にコロナ禍による入国制限にも対応した旅行保険に<br />入っておいた。<br /><br />第七波がピークを迎える中、幸いにもイギリス側の入国制限は撤廃され、自分<br />自身も体調万全で遂に旅行当日となった。旅の様子は写真で見て頂くとして、<br />今後の参考になりそうな事をまとめておく。<br /><br />・気候・天候<br /><br />肌寒いです。半袖シャツは全く使わず。毎日昼前に雨が降っては午後には上がる<br />という天気で、快晴となったのは一日くらい。街中にはダウンを着ている人も<br />いました。雨具は必携ですが、傘よりはフードをよく見かけました。<br /><br />更に寒いのが飛行機内で、換気の為か強烈な風が常時吹いており、個別調整も<br />できませんでした。毛布では足らず、もう一枚羽織る物が要りました。<br /><br />・人柄<br /><br />尋ねられば親切に答えるし、街中で気軽に初対面の人同士で話しているのもよ<br />く見かけました。ただ外国人だからと話しかけられる事はまずありません。私<br />は住宅街や下町を歩くのが大好きなのですが、ジロジロ見られるような、気ま<br />ずい思いは全くしませんでした。<br /><br />犬連れの方が多い。バスや食堂にも連れて入る。日本と違うのが犬種の豊富さ。<br />小型犬から大型犬まで多様です。公園ではリードをするよう警告がありますが、<br />守っていない方もいます。<br /><br />喫煙率は非常に高いです。特に市中心部では路上の灰皿に多くの人が集まり、<br />かなり煙い。多くは男性ですが、女性も平気で外で吸っていました。ポイ捨て<br />も多い。マスクはコロナ対策よりこちらで役に立ちました。<br /><br />・充電・通信事情<br /><br />バスや鉄道、空港に無料のUSB充電設備があります。但し一部の古いバスには<br />無い。店はサブウェイのようなファーストフード店にはあるようですが、パブ<br />では見かけませんでした。<br /><br />イギリス用の電源変換プラグを持っておらず、かなり苦労しました。成田空港<br />で買えると思ったら今は17時で閉店。ヒースロー空港で探すも無い。近くのスー<br />パーにあるという話もネットで見ましたが、ありませんでした。いずれもある<br />のはイギリス型からの変換プラグばかりで、現地人が海外で使う為ですね。空<br />港等で壁のコンセントを勝手に使っているのを多く見ましたが、それが出来な<br />かったので不便でした。日本で用意しておく事をお勧めします。<br /><br />通信はスマホがeSIM対応だったのでUbigiを利用。導入も簡単で、全く不自由<br />なく利用できました。<br /><br />・決済<br /><br />クレジットカードのタッチレス(contactless)決済が主流でした。雑貨屋の数<br />十セントの支払から対応しています。タッチレスは無いと言うとカードを自分<br />で差してPINを入力するよう言われます。ただ郊外バスや一部観光地でカード<br />は使えなかったので、VISAのATMでキャッシングしました。<br /><br />・食事<br /><br />伝統的なアイルランド料理を中心に頂きましたが、いずれも控え目な味つけで<br />口に合いました。問題は分量が読めない事で、アルスター・フライやシーフー<br />ド・チャウダーは意外と少ないと思ったら、アイリッシュ・シチューやステーク・<br />アンド・ギネスは翌日まで腹が減らない。折角パブに来たのにビール一杯で終<br />わりました… ビールはギネスの他、聞いた事のないアイルランドのブランドが<br />豊富に楽しめました。腹一杯でアイリッシュ・ウィスキーまで辿り着けなかった<br />のが残念。<br /><br />ヨーロッパ旅行の経験者からよく聞いていたように野菜不足になります。ドー<br />ハ空港で朝食にシーザーサラダを頼んだらチキンカツが全面に乗っており、絶<br />望しました。<br /><br />・政治<br /><br />ベルファストの人々は気さくで親切だし、治安も良かったが、街中にはユニオ<br />ニスト(主にプロテスタント)とナショナリスト(主にカトリック)それぞれが過<br />去の悲劇を伝える施設・壁画が点在しています。ユニオニストは英国旗を掲げ、<br />第一次大戦期に北アイルランド志願兵がイギリス軍第36師団として活躍した史<br />実を称えていました。ナショナリストは独立運動で捕えられ、自らを犯罪者で<br />はなく戦争捕虜として扱うよう獄中ハンストを決行して死んでいった人々を弔っ<br />ていました。ユニオニストはIRA諸派によるテロルの犠牲を非難し、ナショナ<br />リストは政権による多くの弾圧が未解決だと訴えを続けています。<br /><br />1998年のベルファスト合意でIRAは武装解除、南北アイルランドの統一路線は<br />放棄されたものの、双方の衝突が収まったわけではありません。10年前にはベ<br />ルファスト市庁舎の英国旗の掲揚を巡って衝突がありました。<br /><br />https://www.afpbb.com/articles/-/2917769<br /><br />門外漢が知ったかぶりをするよりも、ネットで得た参考資料を紹介しましょう。<br /><br />※ 「西ベルファストの平行線:確執の都市風景」 GILL ThomasParamor<br />http://www.meijigakuin.ac.jp/~gill/pdf/belfast.pdf<br /><br />カトリック集住地域とプロテスタント集住地域を隔てるピースラインの背景は<br />元より、対立の歴史的背景について詳しい。<br /><br />※ 「北アイルランドで殺害された10人 『全員無実』と判断下る 50年後に<br />やっと」小林恭子<br />https://news.yahoo.co.jp/byline/kobayashiginko/20210512-00237528<br /><br />ナショナリスト側の主張の理解に。<br /><br />※ EXTRAMURAL ACTIVITY<br />https://extramuralactivity.com<br /><br />ベルファストの壁画を丁寧に紹介しています。<br /><br />・Van Morrison<br /><br />ベルファストを歩いていてVan Morrisonが聞こえてくる事は殆どありませんで<br />した。あまり若い人は聴かないのかと思ったものの、当日のライブの後はあち<br />こちで2-30代の人々が&#39;Gloria~&#39;とアンコール曲を合唱。市内観光としてはVan<br />Morrison TrailやOh Yeah Music Centreの展示の他、ガイドツアーもあるよう<br />です。Van Morrison Trailのガイドブックはネットにもありますが、ビジター<br />センターで配布している印刷版には地図が付いています。<br /><br />宿は氏のゆかりの地が近いという理由で選びました。果たして宿のご主人は<br />大ファンで、’Astral Weeks&#39;こそ氏の最高傑作と幾度も主張していました。<br /><br />8/19当日のセットリストが以下にありました。<br /><br />JamBaseGo See Live Music<br />https://www.jambase.com/show/van-morrison-custom-house-square-20220819<br /><br />では拙いですが、旅行記をどうぞ!

来なけりゃこっちから行くぞ!Van Morrison!

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2022/08/16 - 2022/08/25

13位(同エリア108件中)

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usatosiさん

在宅ワークが続く2022年3月末、仕事を終えて一杯やりながらメールを見てい
るとVan Morrisonのライブの案内が目に止まった。8/19、ベルファスト。The
Bandの4% Pantmimeで聴かせたその雄々しい声に男惚れして以来敬愛するミュー
ジシャンだが、大層な偏屈者らしく、日本でのライブのオファーにも「そんな
遠いところ行けるか」と断わったと聞く。出身のベルファストのライブ等
なかなか取れないと言うが、酔った勢いでボタンを押していくうちに予約でき
てしまった。

ところがいつものクレジットカードで決済しようとするも、失敗する。海外で
のネット取引が怪しいと見做されたらしい。なんとかAMEXのカードで決済する
も、「やってもうた…」と酔いが覚めた。このコロナ禍で行った事もない北ア
イルランドに行けるのか。

問題は往復の旅費だ。ざっと調べても20-40万円はするらしい。HISの見積やネッ
トの業者を比較し、エアトリで25万円のカタール航空便を予約した。人生で最
も高い買い物だ。予約の前にコロナ禍による入国制限にも対応した旅行保険に
入っておいた。

第七波がピークを迎える中、幸いにもイギリス側の入国制限は撤廃され、自分
自身も体調万全で遂に旅行当日となった。旅の様子は写真で見て頂くとして、
今後の参考になりそうな事をまとめておく。

・気候・天候

肌寒いです。半袖シャツは全く使わず。毎日昼前に雨が降っては午後には上がる
という天気で、快晴となったのは一日くらい。街中にはダウンを着ている人も
いました。雨具は必携ですが、傘よりはフードをよく見かけました。

更に寒いのが飛行機内で、換気の為か強烈な風が常時吹いており、個別調整も
できませんでした。毛布では足らず、もう一枚羽織る物が要りました。

・人柄

尋ねられば親切に答えるし、街中で気軽に初対面の人同士で話しているのもよ
く見かけました。ただ外国人だからと話しかけられる事はまずありません。私
は住宅街や下町を歩くのが大好きなのですが、ジロジロ見られるような、気ま
ずい思いは全くしませんでした。

犬連れの方が多い。バスや食堂にも連れて入る。日本と違うのが犬種の豊富さ。
小型犬から大型犬まで多様です。公園ではリードをするよう警告がありますが、
守っていない方もいます。

喫煙率は非常に高いです。特に市中心部では路上の灰皿に多くの人が集まり、
かなり煙い。多くは男性ですが、女性も平気で外で吸っていました。ポイ捨て
も多い。マスクはコロナ対策よりこちらで役に立ちました。

・充電・通信事情

バスや鉄道、空港に無料のUSB充電設備があります。但し一部の古いバスには
無い。店はサブウェイのようなファーストフード店にはあるようですが、パブ
では見かけませんでした。

イギリス用の電源変換プラグを持っておらず、かなり苦労しました。成田空港
で買えると思ったら今は17時で閉店。ヒースロー空港で探すも無い。近くのスー
パーにあるという話もネットで見ましたが、ありませんでした。いずれもある
のはイギリス型からの変換プラグばかりで、現地人が海外で使う為ですね。空
港等で壁のコンセントを勝手に使っているのを多く見ましたが、それが出来な
かったので不便でした。日本で用意しておく事をお勧めします。

通信はスマホがeSIM対応だったのでUbigiを利用。導入も簡単で、全く不自由
なく利用できました。

・決済

クレジットカードのタッチレス(contactless)決済が主流でした。雑貨屋の数
十セントの支払から対応しています。タッチレスは無いと言うとカードを自分
で差してPINを入力するよう言われます。ただ郊外バスや一部観光地でカード
は使えなかったので、VISAのATMでキャッシングしました。

・食事

伝統的なアイルランド料理を中心に頂きましたが、いずれも控え目な味つけで
口に合いました。問題は分量が読めない事で、アルスター・フライやシーフー
ド・チャウダーは意外と少ないと思ったら、アイリッシュ・シチューやステーク・
アンド・ギネスは翌日まで腹が減らない。折角パブに来たのにビール一杯で終
わりました… ビールはギネスの他、聞いた事のないアイルランドのブランドが
豊富に楽しめました。腹一杯でアイリッシュ・ウィスキーまで辿り着けなかった
のが残念。

ヨーロッパ旅行の経験者からよく聞いていたように野菜不足になります。ドー
ハ空港で朝食にシーザーサラダを頼んだらチキンカツが全面に乗っており、絶
望しました。

・政治

ベルファストの人々は気さくで親切だし、治安も良かったが、街中にはユニオ
ニスト(主にプロテスタント)とナショナリスト(主にカトリック)それぞれが過
去の悲劇を伝える施設・壁画が点在しています。ユニオニストは英国旗を掲げ、
第一次大戦期に北アイルランド志願兵がイギリス軍第36師団として活躍した史
実を称えていました。ナショナリストは独立運動で捕えられ、自らを犯罪者で
はなく戦争捕虜として扱うよう獄中ハンストを決行して死んでいった人々を弔っ
ていました。ユニオニストはIRA諸派によるテロルの犠牲を非難し、ナショナ
リストは政権による多くの弾圧が未解決だと訴えを続けています。

1998年のベルファスト合意でIRAは武装解除、南北アイルランドの統一路線は
放棄されたものの、双方の衝突が収まったわけではありません。10年前にはベ
ルファスト市庁舎の英国旗の掲揚を巡って衝突がありました。

https://www.afpbb.com/articles/-/2917769

門外漢が知ったかぶりをするよりも、ネットで得た参考資料を紹介しましょう。

※ 「西ベルファストの平行線:確執の都市風景」 GILL ThomasParamor
http://www.meijigakuin.ac.jp/~gill/pdf/belfast.pdf

カトリック集住地域とプロテスタント集住地域を隔てるピースラインの背景は
元より、対立の歴史的背景について詳しい。

※ 「北アイルランドで殺害された10人 『全員無実』と判断下る 50年後に
やっと」小林恭子
https://news.yahoo.co.jp/byline/kobayashiginko/20210512-00237528

ナショナリスト側の主張の理解に。

※ EXTRAMURAL ACTIVITY
https://extramuralactivity.com

ベルファストの壁画を丁寧に紹介しています。

・Van Morrison

ベルファストを歩いていてVan Morrisonが聞こえてくる事は殆どありませんで
した。あまり若い人は聴かないのかと思ったものの、当日のライブの後はあち
こちで2-30代の人々が'Gloria~'とアンコール曲を合唱。市内観光としてはVan
Morrison TrailやOh Yeah Music Centreの展示の他、ガイドツアーもあるよう
です。Van Morrison Trailのガイドブックはネットにもありますが、ビジター
センターで配布している印刷版には地図が付いています。

宿は氏のゆかりの地が近いという理由で選びました。果たして宿のご主人は
大ファンで、’Astral Weeks'こそ氏の最高傑作と幾度も主張していました。

8/19当日のセットリストが以下にありました。

JamBaseGo See Live Music
https://www.jambase.com/show/van-morrison-custom-house-square-20220819

では拙いですが、旅行記をどうぞ!

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
4.0
グルメ
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
航空会社
ブリティッシュエアウェイズ カタール航空
旅行の手配内容
個別手配
利用旅行会社
エアトリ
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