運によって決められた釧路の旅…からのリベンジ旅^^;①（網走編）

2022/07/31 - 2022/08/01

この旅は、2022年3月に釧路に行ったときに、使わなければいけないはずだったPeachの旅くじのポイントを使い忘れ、そのポイントを使うために行ってきました。ホント、どうしようもない理由です…

詳しくはこちらを↓
https://4travel.jp/travelogue/11745623

旅くじのポイントは釧路にしか使うことができないので、もう一度釧路に行かなければなりません。でも、もう一度往復釧路にしてしまうと、車が運転できない者にとって、これは完全に前回の釧路の旅と同じになってしまうため、より違う旅にするべく、羽田ー女満別(網走）、釧路ー成田で航空券を取ることにしました。節約するために、羽田ー女満別間は、マイルで航空券と引き換え、釧路ー成田間を旅くじのポイントを使って、支出した金額は￥2,710。

実は、この旅、シンガポールから帰国して3日後の出発。

そうです。もし、シンガポールで陽性になって帰ってこれなくなったら、この旅は完全に流れていました…。でも、もちろんそれは覚悟の上。流れてしまっても、支出した金額はそれだけですから、痛くはありません。

本当に、帰ってこれてよかったです。今、帰国難民増えていますからね…。

そんなわけで、女満別、網走から始まり、釧網本線で、摩周、釧路と下る旅をしてきたのですが、とにかく寒かった！！

地獄です。

地獄以外の何物でもありません。

私がいかに寒がりかは、先述した旅行記に書いてある通りですが、

地獄。とにかく地獄。

摩周での最高気温は13度。網走でも17,18度でした。（暦的には真夏なはず…）釧路で少し上がって20度くらいはあったと思いますが、Tシャツにウィンドブレーカーを羽織っただけの私は震える毎日でした。（気温は予報とかなりかけ離れていた！）
本気で帰る日を早めようと、peachのサイトにいって航空券を変更しようとしました。お金が余分にかなりかかるため諦めましたが。

正直、寒さに苦しめられ、あまりの公共交通手段の無さにも苦しめられ、でも、人との出会いもあり、結果的にはとても思い出深い旅になりました。

それでは、網走編をご覧ください。

エリア 網走(北海道)

私が乗る国内線は、なんでいつも遅れるの！！（怒）
もう、これで連続何回目だ…（数えたら連続4回目…だけど1回挟んでその前も遅れていたんだな…もう6回目と言っちゃえ！）
これは、神様が、もう国内旅行はやめて、海外旅行しなさい、と言っているのかな…
と、都合よく解釈してみる(笑)　←都合よすぎだよ…

結局50分の遅延ですよ。（もうほぼ1時間だよ！）

AIR DOとの共同運航便なので、ドリンクのカップはシロクマさん。かわいい。

お部屋にチェックイン。泊まったのは、網走駅前の「東横イン」です。ここで2泊します。
ベッド脇に小さいテーブルが付いているのはポイント高い（左下の写真）
荷物置くスペースもあって、機能性を考えた部屋の作りで思ったよりよかったです。

航空機５０分の遅延＋女満別空港から網走駅前までのバスの移動で、なんだかんだ２０時半をまわり、夕食はコンビニで済ませ、就寝です…

1階の共有ラウンジは完全に一人ずつのテーブルに分けられていて、ここで朝食を食べることもできるのですが、混みあうため、朝食は各自部屋へ持っていき食べるスタイル。

翌朝。

部屋でゆったりと食べる朝食もいいですね。

本日は、観光施設巡りバスに乗って、博物館網走監獄→オホーツク流氷館→はな・てんと、とめぐる予定です。

まず、やってきたのは博物館網走監獄です。

明治時代初め、ロシアの南下政策という脅威から、北海道は大至急、人や物を運ぶための道路を作らなければなりませんでした。そのために、全国から囚人たちがこの不毛の地へと集められたのです。他の街と網走をつないで延びる道路や鉄道の線路も、空港も、みんな最初に作ったのは網走の囚人達だったとのことです。悪いことをしたかもしれませんが、囚人たちにも敬意の念を抱かないとだめですね…。
当時、村の人口631人に対して、囚人が倍の1200人、看守が173人。これにはもちろん敗訴運動もあったそうです。そりゃそうだよね…。

左手のチケット売り場でチケットを買って入場。

この正門を通り抜けて、向こう側の建物、庁舎を見学。

私が反射して映り込んじゃっていますが…ｗｗｗ
「旧網走刑務所職員官舎」へ。

そこで働く職員家族の生活ぶりが再現されています。

炊事場

次は「休泊所」

これが解体されて移動するんだな～想像できない！

リアルに内部を再現

次は「二見ケ岡刑務支所」
この場所には農場が作られ、作物の管理から収穫まで収容者が行ったそうです。

刑務所の内部

食堂

めちゃくちゃリアルに再現されている

作業中
本当にタイムスリップしたかのような錯覚に陥る。

風呂場

食事当番

雑居房

中は7～8人くらい収容できるんじゃないかと思う広さ

こちらはもうちょっと狭い部屋で3人ぐらい収容できる広さ。

廊下の両脇にいろいろな舎房が並んでいる。

トイレ
これはどうやって用を足すのかな…？

いかにもコンロが置けそうな台所みたいなのも…。ここは何の部屋だったかしら…。明らかに収容者がいる舎房には置けないね。

手洗い場が別にある。

次は「舎房及び中央見張り所」

外観
ここは5棟の舎房が放射線状に伸びています。

これが中央見張り所で、ここから5棟全体が見渡せるようになっています。
その景観がけっこう圧巻でした。

では、動画をご覧ください。↓
https://youtube.com/shorts/0ZXWzizJ_EM

第一舎房から第五舎房まであり、それぞれが独居房だったり雑居房だったりと収容人数によって舎房が分かれています

舎房の所々に再現人形も。

本当にリアルに作られている。

雑居房の部屋の一部。

仕切られているところはトイレ

当時に思いをはせてみる…

それぞれの舎房の入り口は狭い

独房をのぞいてみた。

この方は規則でも破ったのでしょうね。懲罰執行中です。

お布団が敷かれている

刑務所はもちろん入ったことがないので、どんなところが知るのにこの博物館は貴重です。

ここが伝説の脱獄囚、白鳥由栄がいた舎房なのでしょう。彼に関する説明書きがありました。

そしてこちらが脱獄中の白鳥由栄？

ちなみに、白鳥由栄は、人生4度の脱獄を成功させた人。この網走刑務所は3度目の脱獄で、その手法は、味噌汁を鉄格子に垂らし、塩分で錆びさせるというもの。一度入ったら二度と出られないと言われる網走監獄を、初めて脱獄に成功した人。

先ほどの中央見張り所を後にし、向かったのは「浴場」
ここも再現がリアル。

煉瓦造り独居房
次の独立型独居房と同じで、懲罰房とも呼ばれ、外から光が入らないように作られ、獄内規則を犯した受刑者が7昼夜重湯のみが与えられていたそうです。

独立型独居房

いや～、ここに入れられるのきついですね…。

これも同じく独立型独居房

教誨堂（きょうかいどう）
囚人に対して精神的、倫理的、宗教的な強化指導が行われた場所。僧侶や牧師さんが受刑者に人の道を説き、更生へと導くように尽くしたそうです。

内部です

昔使われていた正門。これは木塀で、木塀では脱獄が容易なのと外部からの侵入を防ぐことが難しいので、煉瓦正門へと変化したそうです。

花も植えられており、きれいに整備されています

この食堂で、網走刑務所の受刑者が現在食べている「監獄食」が食べられます。
米7割、麦3割のご飯とみそ汁、焼き魚、副菜のセット定食です。
私はここで昼食を取ることも考えましたが、結局、次に行く「オホーツク流氷館」で流氷カレーを食べることにしました。しかし、この選択が大きな間違いでした…（泣）

12:46のバスに乗り、向かったのは「オホーツク流氷館」です。
ここに3時間滞在する人がいるでしょうか。

私です。

バスは少し遅れたので、ここへ着いたのは13時少し前。次のバスは16：01。お昼を食べようと思っていたから、この3時間はまだ耐えられるものかと思っていたのですが、なんと、レストランが休業…！！これで、今日の私の昼食はなくなりました…。お腹すかせるしかありません…。先ほどの網走監獄で食べてくればよかった、と非常に後悔しました。しかも、「オホーツク流氷館」はそこまで見どころは多くないため、多く時間を見積もっても、1時間あれば十分なのです。

ソファベンチに腰掛け、スマホで時間を潰しました…（涙）

あー、もうつらい…。時間が無駄。車があれば…。早く時間よ経ってくれ…
そんなこと考えていました。

寒いし、空はどんより。気分は下がる一方。

お腹を空かせているので、流氷ソフトクリームを食べました。青い粒粒は塩。塩キャラメル味に仕上がっていて、とても美味しかったです。しかし、これで空腹が満たされるわけはなく…。

上の展望台へ上ってみました。

霧…

霧…

もう何も見えんよ。
とにかく寒くて、この景色でどんどん気分は下がる一方…。

もう少し空腹を満たしたいと思って、売店で買い込んだお菓子類。

みじめすぎる…

旅行って楽しいもんじゃないの？

地下の展示室へ

クリオネちゃんて、間近で見るとかわいいね。

かわいい。
ちょっと、心が癒されました。

流氷体感テラスへ。
ここは－15度の室内で濡れたタオルをぐるんぐるんと勢いよくまわすと、たちまち凍ってしまうという体験ができます。

（寒いのにどうしてもっと寒いところに入らなければならないんだよっ！）

と、内心思いながら、スタッフのお姉さんにタオルを渡されてしぶしぶ入りました。

だったら入るなよっ、と言われそうですが、入らなくてもやることはないのです。だったら入るわっ！

確かにタオルは凍った…。

キツネさんかしら…？

寒いので退散します…。

拷問の3時間に耐え、バスに乗ってやってきたのは、はな・てんと。
見ごろは８月上旬から９月上旬だとのことで、まさに今！
花がきれいに咲いていました。
これで少しテンションも上がってきたのでよかったです。

それでは同じような写真が続きますが、花々をご覧ください。

①

②

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⑨

⑩

では、展望台から見渡した景色もご覧ください。
https://youtu.be/e0ruHICnryY

ホテルへ戻ってきて、コンビニ飯を買いに行くところです。駅前といえども、飲食店は、すき家とハンバーグレストランしかなく、夕飯は、本日もコンビニ飯です…。

網走川です。

橋にはこうしてきれいな花の鉢植えが並べられていました。

地元のおじさんなのか、鉢植えをきれいに並べていたり、水をやったりしていました。こういう人たちのおかげで、街がきれいに保たれているんですよね。ありがとうございます。

（この先に、本当にコンビニがあるの？！）
そんなことを考えながら昨日は歩きました。昨日は真っ暗で、街灯少ないから、少々歩くの怖かったです。東京なら絶対この先コンビニない…(笑)

２泊した東横インでした。

明日は摩周へ行ってきます！