Kakurinbo in Minobu

2022/07/16 - 2022/07/17

１泊で東京から近いところで、山梨辺りで、のんびり出来て、古民家がいいなぁ、温泉があって！…で検索して辿り着いたのが、「宿坊　覚林坊」
身延山ってどこ？の私が、家族と初めての宿坊体験でした。

エリア 身延(山梨)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車

1年半ぶりに娘が帰ってきたので、どこかお泊まりでも。
動物性のものを全く取らなくなった娘との宿泊先で辿り着いたのは、
そう宿坊！精進料理！
お昼は、覚林坊さんが経営しているカフェへ。

農カフェ ZENCHO グルメ・レストラン

ほうとうのパスタだったかな？
テラスで頂きました。
素敵なカフェです。

カフェを横から見たところ。
なぜこちら側に来たかというと、
カフェのお隣に、素敵な古民家のお宿が。
中を見学させて戴けることになりました！

迎賓館「えびす屋」
こちらも覚林坊さんが経営されています。
覚林坊の明るくて素敵な女将さんが案内して下さいました！

“時の当主「望月 善長（もちづき ぜんちょう）」。
その名を代々襲名した歴代当主が、
守り続けてきた邸宅「蝦子（えびす）屋」。
数々の来賓をもてなし続けたこの館も、時代の流れとともに、
ただ静かに、空き家としての時間を重ねておりました。
しかし改修工事を終えた、2020年。
令和の時代にまたふたたび、「迎賓館えびす屋」として
客人をお迎えできることになりました。”　そうです。
文：えびす屋ＨＰより

昭和初期の洋間が本当に素敵。

一棟貸しのお宿だそうです。
６人で泊まれば、一人２～３万位かな。
１泊じゃもったいない。。
この突き当たりにテラスがあり、下に沢がのぞめます！

朽ちかけた古民家だったそうで、
行政が全て壊して、跡地を老人ホームにする計画だったのを
覚林坊さんが買い上げて
せっかくの文化財級の古民家、蘇らせて身延の迎賓館を宿として復活させようと思ったそうです。
女将さんの語り口が本当に魅力的。

歴史的古民家の雰囲気はそのままに
見事にリノベーションされて素晴らしい雰囲気。

この欄間の逸話が面白い。
蔵元だった望月家、欄間を掘っていた有名な彫師を
毎晩酒で接待していたところ、
彫り師が酒の飲み過ぎで急逝し、向かって左の欄間は未完成のまま残されたそう。

キッチンもついています。

いくつお部屋があったかしら！？

外国の方が来たら、一緒にお泊まりに来たいかも！

たまたま女将さんもいらして、見学させて戴けてラッキーでした！

お風呂は、温泉が出るそうです！

身延町は、かつてあった温泉施設が閉鎖されているので…
私たちは、下部温泉まで戻り、下部温泉ホテルで温泉に入りました。
車ですぐです。

さて、私たちが今夜お泊まりするのは宿坊の方です。
（このお写真は、覚林坊のＨＰからお借りしました！）
身延山久遠寺の塔頭寺院、行学院覚林房の宿坊。
550年の歴史がある寺院だそうです！

宿坊 行学院 覚林坊 宿・ホテル

和室エグゼクティブルーム　ガーデンビューという名のお部屋。
コロナ禍でなければ、外国の方が沢山訪れるそうなので、
そのネーミングかな？
美しい日本庭園がのぞめます。
かつては来賓用のお部屋だったそうで、
今回、ちょいといいお部屋にしてみました♪

それでも昔ながらの作りですから、
廊下とふすまで仕切られているだけです。
一応鍵はかけられます。
トイレもお風呂も共用。でも、
この、お寺さんに泊まっている感じが懐かしくて
何とも癒やされます。

日本庭園

身延山全域map
手書きタッチで可愛いです。

久遠寺三門

身延山久遠寺 寺・神社・教会

反対側から。

奥に見えるのは、菩提梯　という階段。
この、三門から本堂へと続く287段の石段を登り切れば涅槃に達するという意味があるそう。

三門の間から、菩提梯。
白装束の教団関係の参拝の方が沢山いらっしゃいました。

覚林坊にもどり、夕食をいただきましょうー！

まずは、地ビールならぬ、
“寺ビール”！
グラスが富士山の形！泡が雪のように！(^^)
このビールにスモモを入れたスモモビールも最高でした。

お寺の宿坊で地ビール！
そういえば、ヨーロッパの修道院もビール造っていましたね！

こちらのお写真もＨＰから借用いたしました。

とにかく美味しかったです！
お土産に購入しました！
なのに写真も撮らずに飲んじゃいましたー！

お夕食の精進料理をいただきます。
完全なるビーガンの娘には、
お出汁も鰹節から昆布になど変えて下さるご配慮でした。
ありがとうございました。

トマト鍋
湯葉なども大変美味しかったです(^^)

道明寺
器も素敵です。

体にすっと入っていくような
優しいお味で大変癒やされました。

豆乳アイス

夜はもの凄い雨で怖いくらいでしたが…、
翌朝は、青空が広がりました。

来てみて初めて知った身延の魅力。
東京から電車でも、
甲府でローカルな身延線に乗り換えて来られそうです。
宿坊宿泊目的も良いかも！

朝食です！
朝から寺ビール飲んでる人達もいました(^▽^)

久遠寺
宿の廊下には、美しいアンティークの打ち掛けが沢山展示されていて、
無料で簡単に着付けをしてもらえました♪

昨日、三門から上を見上げた菩提梯！
上から見ると更に迫力！
登って来れば良かったなぁ。

広々とした境内、
風が気持ちよく吹き上げてきます。

人も今日は少なくて、
のんびりとおみくじひいたり、
久遠寺の中を見学したり。

境内を歩いていると、
そばにいた女性が空を指して
「ほらほら、彩雲が見えますよ！」と。
見上げたところ、綺麗に雲の縁が虹色に光っていました！

実は、その直前のおみくじで
凶をひいてびっくりしていたので！
帳消しになったかなぁ、と喜ぶ。

内容は、そんなに悪くなかったので、
健康には気をつけていこう！と思ったのでした。
（ポジティブ(^^)）

気温も上がってきましたが、
東京の暑さとは全然違う。
山の夏の暑さ。

地下の宝物館を見学し、
日蓮聖人を少し学ぶ。
筆ペンの写経もしてみました(^^)

身延山は、沢山の塔頭寺院などがあり、
特に日蓮聖人の御廟所、御草庵跡、は
かなりのスピリチュアルスポットとして人気があるそうです。

ロープウェイがあり、奥の院まで行ってみました。

預けたわんこのお迎え時間があって笑
早くに帰りましたが、
東京近郊の一泊旅行としては、なかなかの良きところでした。
山梨と言えば、桃！を箱買いして帰りました！(^^)