2022/07/11 - 2022/07/12
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East of Edenさん
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エクスアンプロヴァンスの夏の音楽祭にオペラIdomeneoを見に行きました。この音楽祭たしかコロナでずっとお休みだったはずです。開催できてよかったです。
久々のエクスアンプロヴァンス。とっても懐かしかったです。
オペラIdeomeneoは舞台監督と衣装が日本人でした。びっくりのステージでした。
翌日サン・ソーベール大聖堂であったおばちゃんと美術談義。まだ続いています。
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モナコからマルセイユまで、ほんと、長かったです。
列車の中で大きな音で音楽聞いたり、たばこ吸う人もいるんです。
マナーが悪いです。 -
マルセイユでエクスアンプロヴァンス行きに乗り換えます。
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新しい車両で、涼しいです。
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さっきのってきた列車の機関車です。
面白い顔をしています。 -
エクスアンプロヴァンス駅に着きました。列車できたのは初めてだと思います。
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噴水が懐かしいです。
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夕飯は近くのスーパーで、偽チキン唐揚げとチーズです。果物もたくさん食べました。
この山羊のチーズは本当においしいです。 -
Idomeneoは21時30分から
Idomeneoはモーツァルトの作品です。歌詞はイタリア語です。 -
最前列の結構真ん中に近い席でした。
字幕が真上なので、首が痛くなります。 -
このステージは音響はいまいちなのですが、5メートルから15メートルくらいの至近距離ですと、あまり影響はありません。
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オペラ上演中は写真はとれませんが、後ろの人達はクレテの兵士を演じていましたが、この衣装、日本軍の軍服ですね。愛国・武運長久と書いてありました。釈放したトロイの捕虜はアメリカの軍服を着ていました。舞台監督さんも衣装さんも、まさか日本人が最前列で見ているとは思わなかったでしょうね。
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Idomeneoはとても面白いストーリーです。
何が面白いって、クレテの奴隷となったトロイの王女とクレテの王子が禁断の恋に落ちて、ここまではよくあるんですが、困難を乗り越えて、神の命でめでたく結婚、うん、ここまでもありそうなんですが。
実は、Ideomeneoの本当の主役は、トロイの王女とクレテの王子でもなく、クレテの王Idomeneoでもなく、クレテの王子に恋をして、かなわなかった、Elettraなんだと思います。嫉妬、悔しさ、無念、神への憤り、私どうなるのよ?何?みたいな。これを表現するのは難しいです。Elettra役のソプラノの人、素晴らしかったです。よく表現できていました。この一枚上の写真の女性です。
トロイの王女を除いて、全員着物です。Idomeneoは天照大神のような服装で日本刀を持っていました。司祭は水戸黄門みたいな服装、王子は弁慶の服装ですね。Elettraは十二単のような服装です。 -
この真ん中の小柄な人が日本人の舞台監督です。
舞台は、ちょっと源平の合戦のような感じで、また障子紙に映る影で表現しています。障子紙の反射もよかったです。とてもきれいでした。
でも、私には、違和感がありました。衣装や舞台があまりにも日本的で、ギリシャ神話の話には入っていきにくいのです。
でも、フランス人には大うけでした。なぜだろう?Le MondeもFrance TVもとてもいい評論をしていました。なぜだろう? -
翌朝のジョギングです。
朝7時ですが、すでに人が沢山でています。 -
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ずいぶん前に来ました。
このとぼけた感じがいいですね。 -
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ミラボー通りからカルディナル通りを走ります。
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4匹のイルカの噴水です。
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とてもかわいいです。
こんな噴水が欲しいです。 -
そして大きな噴水の前を通り、
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Place d' Albertasです。
中世世界にいるような感じがします。 -
こんな噴水もいくつもあります。
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サン・ソーベール大聖堂のそばのアパートにもどります。
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中は朝食のあとです。
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中はとてもきれいです。
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ステンドグラスもとてもきれいです。
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これはギリシャ神殿の跡です。キリスト教会の前はギリシャ神殿だったのです。
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この絵は素晴らしかったです。
Suisson Ardentという15世紀の画家の作品です。
この時代の絵としては、色彩、構図、ずば抜けていると思います。
やっぱりじっくり見ているおばちゃんに話しかけられました。
おばちゃんは人類学者で、ルーブルの大学では美術を学んだそうです。おばちゃんの今の研究は、日本美術の中の「無」、そして、西洋美術の比較。西洋美術には「無」が無く、画家がこれです、と主張してくる、日本美術には「無」があり、見る者が想像するこたができるということです。龍安寺の方丈庭園みたいな感じだということです。
そうなんですかね?西洋美術でも、現代美術、キュービズム、印象派、いやそれよりもずっと前のルネッサンス時代の宗教画では、聖書の話を教えるのではなく、聖書を題材としているだけで、自由な表現、そして、見る者に自由な想像をさせる要素がある、と思っています。それが「無」かと言われれば、「無」ではないとは思いますが。自分があのおばちゃんの言っていることを十分理解していないせいなんでしょうかね。
この後ローマで見た、ラファエルの作品とか、自由奔放で、想像力を掻き立てると思うんですが。
「無」ってなんなんですかね。
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